車内クリーニングをプロに頼む方法は?料金やメリットを解説

車内クリーニングをプロに頼む方法は?料金やメリットを解説

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「車の中にイヤな臭いが染み付いている」「シートに付いた汚れが取れない」など、車内のトラブルには様々なものがあります。
車の外は簡単に洗えますが、中のシートや部品は洗うわけにもいきません。
では、車内のクリーニングはどうすれば良いのでしょうか。

今回は、車内クリーニングの方法について解説します。
プロに依頼する場合の料金や自己処理のポイントなどもご紹介するので、車内の臭いや汚れに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

車のクリーニングはどこで頼めるの?

車内を掃除する女性

車内のクリーニングを依頼できる場所は、大きく分けて次の4つがあります。

ディーラー

1つ目は、車を購入したディーラーです。
ほとんどのディーラーでは、アフターサービスとして車内クリーニングを実施しています。

ディーラーの整備工場では高度な掃除機を使っており、車内の臭いやホコリなどをしっかりと取ってくれます。
また、カビやダニも取り除いてくれ、特殊な薬剤を使った消臭・抗菌コートなどもあります。

ディーラーで行う車内クリーニングは、各店舗やエリアごとに料金が異なる可能性があります。
同じ内容のメニューでもディーラーによって料金が異なる場合もあるため、詳しくは店舗に問い合わせてみましょう。

カー用品店

2つ目は、カー用品店です。
大手のカー用品店では車内クリーニングを実施しており、シート単体や車内全体を丸ごときれいにできるメニューなどがあります。
メニューによっては車を数日預かっての作業となるため、作業時間についてはあらかじめ確認を取りましょう。

このほか20~30分程度で終わる消臭・除菌メニューなどもあり、定期的に利用すれば車内をクリーンに保つことができます。
メニューや料金は店舗によって異なる場合があるため、詳しくは店舗に問い合わせてみましょう。

ガソリンスタンド

3つ目はガソリンスタンドです。
すべてのガソリンスタンドではありませんが、大手であれば車内クリーニングを実施している場合もあります。
お近くのガソリンスタンドが車内クリーニングに対応しているかどうか、事前に確認しておきましょう。

ガソリンスタンドでは、強力な掃除機やスチームクリーナーを使ったクリーニングとなります。
”丸ごと洗浄”とまではいきませんが、軽い臭いや汚れであれば除去できるでしょう。
仕事帰りなどでも寄りやすいため、気軽にクリーニングをしたい人におすすめです。

車内クリーニングの専門業者

4つ目は車内クリーニングの専門業者です。
専門店のため信頼性が高く、メニューも豊富に用意されています。

簡易な清掃や車内の丸洗いはもちろんのこと、エアコンやチャイルドシートの洗浄、防汚・消臭コートの塗布、中には内装のリペア(シートのコゲ穴の補修など)まで行っている業者もあります。
メニューや料金は業者によって千差万別ですが、評判の高い業者であれば非常にコストパフォーマンスの高いサービスを受けられるでしょう。
丸洗いコースなどで車を預ける際は代車を用意してくれる場合が多く、毎日車を使う人も安心して依頼できます。

車のクリーニング料金について

お金と電卓

では、車内のクリーニングにはどのくらいのお金がかかるのでしょうか。
店舗や車の大きさ、車種によって変わるため一概には言えませんが、大体の相場を見てみましょう。

車内全体をクリーニングする場合の料金

車内全体のクリーニングにかかる料金の目安は次の通りです。
なお、メニューの名称は店舗によって異なります。

クイックコース

クイックコースは汚れが少ない人向けの簡単なコースです。
およその料金は2,000~6,000円ほどです。

スタンダードコース

スタンダードコースは、気になる臭いや汚れをしっかり落としてくれる本格的なコースです。
およその料金は10,000円~15,000円ほどです。

プレミアムコース

プレミアムコースは、天井から床まで車内を丸ごと洗浄する最上級のコースです。
およその料金は25,000~50,000円ほどです。/p>

部分的にクリーニングする場合の料金

部分的なクリーニングや、臭い・汚れの原因別のクリーニングにかかる料金の目安は次の通りです。

  • 車内除菌・消臭:3,000円~
  • シートクリーニング:1席3,000円~
  • タバコの臭い・ヤニの除去:15,000円~
  • おうと・排せつ物などの清掃・消臭:15,000円~
  • ペットの毛や臭いの除去:15,000円~

車内クリーニングの種類とその方法について

清掃用具

車の中の臭いや汚れの原因には様々なものがあります。
ここではよくある原因とそれぞれのクリーニング方法について解説します。

タバコ臭のクリーニング

しつこい「タバコ臭」を何とかしたい、と思っている人は多いでしょう。
特に小さな子どもを乗せる場合や車を売却する前は、車内に染み付いたタバコの臭いをしっかり取っておきたいものです。

しかし、消臭スプレーをまいたり芳香剤を置いたりしても、なかなか消えないのがタバコの臭いです。
完全に消すためにはシート・壁・天井の清掃に始まり、エアコンフィルターの交換までしなければなりません。

タバコの臭いを徹底的に除去したい場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
臭いの程度によって料金は上下しますが、プロに任せれば不快なタバコ臭もしっかり消してくれるでしょう。

排せつ物のクリーニング

小さな子どもやペットなどを乗せていると、車内で「おもらし」されることがあります。
尿や大便の臭いは非常に強く、放置すると雑菌が繁殖する可能性もあります。
排せつ物の処理はできるだけはやく済ませなければなりません。

自分でクリーニングするのであれば、シートに直接噴射するスプレータイプの「シートクリーナー」などを使って掃除しましょう。
シートクリーナーは、カー用品店やホームセンターなどで購入できます。
フロアマットが汚れてしまった場合は取り外して丸洗いし、さらに天日干しをすると臭いが消えやすくなります。

しかし、一般的なファブリックシートなどは臭い・汚れが染み込みやすく、個人では処理しきれないケースも多々あります。
自分の力でどうにもならないときは、専門業者に対処してもらいましょう。

おうと物のクリーニング

車内で吐いてしまった場合、その臭いや汚れはなかなか取れません。
乗り物酔いしやすい人や、飲み会帰りの家族・友人を乗せたときに起こりやすいトラブルです。
汚れや臭いの除去はもちろんですが、ノロウィルスなどの感染症を予防するという観点でも、おうと物はすみやかに、確実にクリーニングする必要があるでしょう。

自分でクリーニングするのであれば、次のような手順で処理します。
(本革シートの場合は専門業者に依頼するのが無難です)

  1. ティッシュやぞうきん、新聞紙などを使い、汚れの中の固形物を取り除きます。
  2. 次に、ウェットティッシュなどで液状のものを軽くふき取ります。
  3. 汚れた部分にアルコールスプレーを吹きかけて消毒します。
  4. さらに、「次亜塩素酸水」を吹き付けると、ノロウィルスなどの強力な対策になります。(ドラッグストアなどで購入可能です)
  5. 重曹100グラム程度を40℃くらいのお湯2リットルに溶かした液を作り、タオルを入れ軽くしぼって汚れた部分を十分に掃除します。

その後水分をふきとってしっかり乾かしましょう。
この手順ですぐに処理すれば、臭いや汚れはある程度までなくなります。
しかし排せつ物と同様、シートの奥まで入った臭いや汚れはなかなか取れません。
確実に除去したいのであれば、やはり専門業者に依頼しましょう。

ペットの毛・臭いのクリーニング

ペットの毛・臭いに関する悩みも少なくありません。
自分のペットであれば気にならないかもしれませんが、同乗者が不快に思う場合もあります。
何より動物の毛はアレルギーの原因物質にもなり得るため、除去するに越したことはないでしょう。

自分で対処する場合、基本的には掃除や消臭を徹底するしかありません。
掃除機がけやコロコロクリーナー、ペット用の消臭スプレーなどを活用して、車内に残った毛や臭いをなくしましょう。

しかし、ペットの毛はシートの溝やエアコンの内部にまで入り込みます。
こうした見えない場所の汚れを個人で処理するのは難しいため、徹底的に除去したい場合は専門業者に依頼しましょう。

カビのクリーニング

車の中のカビは非常にやっかいです。
シートやカーペット、さらに目に見えない所にまでカビが侵食し、知らず知らずのうちに健康を害することもあります。

車内にカビが発生した場合はシートやカーペットを丸ごと洗浄する必要が出てくるため、個人ではとても対処しきれません。
カビの原因も取り除かなければならないため、専門業者に依頼するのがベストです。

車内クリーニングを業者に頼むメリット

ナイスと書かれた紙

専門業者に車内クリーニングを依頼するメリットは、車内を徹底的にクリーニングしてくれるという点です。
プロの技術をもってすれば、タバコの臭いやヤニ、シートや手の届かない場所に残った頑固な汚れ、気になるカビやダニなど、あらゆる悩みが一気に解消するでしょう。

取れないとあきらめていた臭いや汚れが取れる可能性も高く、以前のような快適でクリーンな環境が戻ってきます。
お近くに業者の店舗がない場合は、出張クリーニングを実施している業者を探すと良いでしょう。

業者に頼むかどうかはどう判断するか

考える女性

専門業者に車内クリーニングを依頼すべきか迷っている人も多いでしょう。
次の3点の条件に当てはまれば、専門業者に依頼することをおすすめします。

車内を徹底的にクリーニングしたい場合

車内を徹底的にクリーニングしたい場合は専門業者に依頼しましょう。
窓ガラスのくもりや車内のホコリなど、ちょっとした汚れであれば自己処理で十分かもしれません。
しかし車内をすみずみまでクリーニングするとなると、シートや部品を取り外しての作業が必要となります。

これをもし個人でやろうとした場合、車内を傷つけたり、車内設備を故障させたりといったトラブルにつながりかねません。
大切な車を守るためにも、高度なクリーニングは専門業者に頼んだ方が安心です。

費用に関しては以下をご覧ください。

参考:自動車の内装、シート張替え、補修費用の相場

【保存版】自動車内装カスタマイズの費用相場

臭いの原因がわからない場合

自分でいろいろ考えてみても臭いの原因がわからない場合も、専門業者に依頼するのが良いでしょう。
原因を1つ1つ確かめながら車内のすみずみまで見てもらえるので、解決する可能性が高くなります。

車を売却する場合

中古者として車を売る前も、専門業者にクリーニングを頼んだ方が良い場合があります。
一般に中古車の買取価格は、内装・外装ともに状態が良いほど高くなります。
車内に悪臭や汚れが残っていない車はプラス査定となるため、クリーニングできれいになっていれば買取価格が大幅にアップするかもしれません。

ただし本格的なクリーニングには数万円の費用がかかるため、自分の車の価値を考えた上でクリーニングの要否を判断しましょう。
比較的新しい車などは市場価値が高いため、クリーニングしても採算が取れる可能性は高くなります。

まとめ

清掃中の車内

今回は車内クリーニングをしてくれる場所や料金、また自分できれいにする方法についてもご紹介しました。
ちょっとした臭いや汚れであれば自己処理も可能ですが、ひどいものになると個人ではどうにもなりません。
車内を丸洗いして徹底的にきれいにしたいという人は、車内クリーニングの専門業者に依頼しましょう。

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