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iPhoneを使っていると、アプリを終了させる時やスクリーンショットを撮る時など、ホームボタンを押す回数は意外と多いものです。
使用期間が長くなると、その分ホームボタンは少しずつ反応が悪くなります。
レスポンスが鈍くなっていても、強く押せば反応するのでそのままにしているユーザーも多いかもしれません。
この記事では、iPhoneのホームボタンの反応が悪くなった時の対処方法や、故障の原因についてご説明します。
依頼できる修理業者や目安の費用についても紹介するので、ホームボタンの不具合に困っている人はぜひ参考にしてみましょう。
INDEX
iPhoneのホームボタンの反応が悪くなった時の対応
ホームボタンのレスポンスが遅い時や、うまく反応しない時にはいくつか確認すべきことがあります。
ホームボタンがうまく作動しなくても、故障ではなくすぐに直るケースもあるからです。
まず以下の点をチェックして、本当に故障しているのかどうかを見極めましょう。
iPhoneの電源が入っていることをチェックする
そもそもiPhoneの主電源が入っていないと、当然のことながらボタンを押しても何も反応しません。
電源が入れるには、本体側面にある電源ボタンを長押ししてみましょう。
Appleのロゴが表示され、空っぽの充電マークが表示される場合は、充電切れで電源がオフになっていただけのケースです。
本体を充電して電源を入れると、ホームボタンはきちんと作動するはずです。
濡れた手で操作しない
iPhone 7以降の機種は、物理的にボタンを押し込むのではなく、タッチセンサーが手の静電気を感知する静電容量式センサーの仕様になっています。
この仕様の弱点は、手が濡れているとうまく反応しないことです。
Touch IDも水が苦手であるため、手が濡れているためにiPhoneの指紋認証が無効になるケースもあります。
Touch IDは皮脂にも弱いので、ホームボタンを押す時は乾いた清潔な手で操作しましょう。
本体をケースから外してみる
静電容量式センサーの別の弱点は、スマホカバーやスマホケースなどで覆われていると反応しにくいことです。
スマホケースやスマホカバーは大切なiPhoneを保護するためのものですが、それが原因で操作に支障が出ては困ります。
保護フィルムがホームボタンを覆っているために、レスポンスに影響を与えていることもあります。
そのような時は、いったんケースやカバー、フィルムなどを外して操作してみましょう。
それで改善されれば、ケースやカバーが原因だったということですので、別のものに変えた方がよいでしょう。
iPhoneを再起動させる
キャッシュ(スマホ内のデータ)がたまっていたり、アプリに不具合が起きたりするなどの理由で、iPhoneの動作が鈍くなっていることも考えられます。
そこで試しに、一度iPhoneを再起動させてみましょう。
再起動の方法は機種により若干異なりますが、ここでは参考としてiPhone 8の操作方法をご紹介します。
まず、側面にある音量を上げるボタンを押し、すぐに離します。
次に、音量を下げるボタンを押し、同じようにすぐに離します。
最後に、電源ボタンを長押ししましょう。
この後、待っていると自動的に再起動し、画面にAppleマークが表示されます。
起動したら少し待ってからホームボタンを押して、反応を確かめましょう。
アイコンを画面に表示させて一時的に使えるようにする
ホームボタンが故障していても、すぐに修理に出せない場合もあるかもしれません。
そんな時は、「Assistive Touch(アシスティブ タッチ)」機能を使って乗り切ることができます。
Assistive Touch(アシスティブ タッチ)とは、ディスプレイ上に仮想のホームボタンを表示させるもので、使い方は物理的なホームボタンと同じです。
この機能をオンにするには、まず[設定]から[一般][アクセシビリティ]と進みます。
次に、画面の下の方にある[Assistive Touch]を選んで、設定をオンに変更すれば完了です。
画面上に丸いボタンを確認できれば、正しく設定できています。
この丸いボタンをタップすると、ショートカットメニューが表示されます。
ホームボタン故障の原因を知ろう
ホームボタンが故障する原因を知っていれば、予防することもできます。
不具合が出る理由はさまざまですが、主に以下のようなものがあります。
パーツの劣化
性能がよいiPhoneも、長く使っていれば部品の劣化は避けられません。
使用頻度が高いホームボタンは、特に劣化しやすい部分です。
iPhoneのホームボタンの内側には金属パーツが採用されていて、この金属の劣化が原因で故障を招くこともあります。
部品の劣化は徐々に進むため、最初のうちはボタンが反応する時もあれば、反応しない時もあるでしょう。
この段階では、故障かどうかを判断するのは難しいものです。
しかし、劣化が進んで操作が全くできなくなってしまった場合は、部品を交換すれば直ります。
本体を購入してからある程度の期間が経っていれば、ボタンが反応しにくくなってきた時に交換すると、全く動かなくなってしまう事態を避けられるでしょう。
ケーブルの断線
iPhoneを落としてしまった時などの衝撃により、ホームボタンの中のケーブルが断線してしまうことがあります。
不具合を自分で解消しようとして分解した際に、ケーブルを誤って切ってしまうケースもあります。
ケーブルが断線してしまった時は、ケーブルをつなぎ直すよりも交換するのが一般的です。
本体の分解や精密な作業が必要になるため、自分でやらずに専門業者に依頼しましょう。
熱によるダメージ
精密機器であるスマートフォンは熱に弱く、50℃ほどの熱でもダメージを受けてしまいます。
特に、iPhone 7以降の機種はホームボタンのすぐ裏に制御用の基盤があるため、ホームボタンに影響が出やすくなっています。
炎天下の車の中や、温度も湿度も高いバスルームなどにはiPhoneを置かないようにしましょう。
その他の原因
このほか、ボタンのすき間にホコリやごみなどが入り込み、動きが鈍くなるケースもあります。
ストレージの空き容量が少なくなっていて、OSに負担がかかっていることもあります。
ボタンのすき間に異物が入っている場合は、掃除して取り除くだけで簡単に直ります。
空き容量が少なく情報処理に時間がかかっている場合は、容量の大きい動画や写真を削除し、使っていないアプリをアンインストールしましょう。
注意したいのは、動画や写真をただごみ箱に移動させるだけでは不十分な点です。
ごみ箱を空にして完全に削除すると、空き容量を増やせます。
動画や写真を残しておきたい場合は、パソコンにデータを保存するか、iCloudなどのクラウドストレージサービスを利用しましょう。
AppleかiPhone修理専門店に修理を依頼
本体の再起動などを試してみても直らない場合は、専門店への修理の依頼が必要です。
修理先は、主にAppleやiPhone修理専門店です。
では、それぞれの方法について、修理を依頼する方法や目安の費用を見てみましょう。
Appleに修理を依頼する方法と費用
Appleに頼む場合は、Appleサポートに問い合わせましょう。
問い合わせ方法は電話、チャット、メールなどが複数あり、利用しやすいものを選べます。
修理先は、Apple StoreまたはApple正規サービスプロバイダです。
Apple正規サービスプロバイダもApple のトレーニングを受けた技術者が対応してくれるので、Appleで修理してもらうのと信頼性や品質は変わりません。
Apple公式ウェブサイトから、持ち込み修理を依頼する際の店舗検索や予約ができます。
近くに修理サービス拠点がない場合は、Appleリペアセンターへの郵送修理を利用できます。
修理代は、本体を購入してからの日数や、Appleの保証サービス「AppleCare+」の加入有無によって変わります。
「AppleCare+」に加入している場合は、購入してから2年間が保証期間となり、自然故障であれば修理費用はかかりません。
「AppleCare+」に加入していなくても、購入してから1年間は無料で対応してもらえます。
保証期間を過ぎている場合や、過失や事故による損傷の場合は自費修理となり、修理費用の目安は2万円前後です。
iPhone修理専門店に依頼する方法と費用
保証の対象外である場合は、iPhone修理専門店の利用も検討してみましょう。
街のiPhone修理専門店なら料金はAppleよりも安く、5,000~8,000円ほどで直してもらえます。
すでに長く使っている機種なら、iPhone修理専門店で安く修理してもらうとよいでしょう。
修理業者を探したい時は、全国の修理店をエリアごとに検索できる比較サイト「最安修理ドットコム」が便利です。
地域や機種、修理項目などを指定して検索すると、条件に合った修理店が一覧で表示されます。
修理費用が安い順に並べ替えることもでき、リーズナブルに修理してくれるお店がどこかがすぐに分かります。
利用者の口コミ評価や修理後の保証期間も掲載されているので、安心して利用できるでしょう。
6ヶ月の保証期間で安心「アイサポ」
出典:アイサポ
全国300店舗を展開するiPhone修理のプロフェッショナル「アイサポ」。
最短30分で修理してくれるだけでなく、データも保護してくれる技術を持っています。修理満足度も5年連続で3冠を受賞するほど。
修理費用も部品単位で修理してくれるので、メーカーと比較すると最大70%OFFの値段で修理してくれますよ。万が一対応後に不具合が出ても、メーカー保証の2倍もの保証期間があるので安心ですね。
電話だけでなくWEB予約でも予約可能なので、都合のよいタイミング・場所で修理を依頼できるのも強みです。
こちらの記事では、アイサポの口コミ・評判についてまとめています。併せてご覧ください。
修理のプロが最短30分で対応してくれる「iCracked」
出典:iCracked
iCrackedは、総務省にも登録されているシリコンバレー創業のiPhone修理業者です。
厳しいトレーニングと認定試験に合格した修理スタッフ「iTech(アイテック)」が常駐しており、対面で修理してくれます。初めて依頼をする方でも安心ですね。
高品質なパーツを使用し、データを保護した上で最短30分で修理してくれます。修理後も3ヵ月の保証期間があるなど、アフターサポートが充実しているのもポイントです。
店頭・郵送修理に対応しており、電話かWEBで事前予約できます。営業時間や定休日は店舗によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
まとめ
iPhoneのホームボタンが使えなくなっても、Assistive Touch機能をオンにすれば仮のホームボタンを作れるのでとても便利です。
とはいえ、ホームボタンでの操作に慣れていると、画面上のボタンは使いづらいと感じることがあるかもしれません。
保証期間内ならAppleでは無料で対応してもらえるので、早めに修理を依頼しましょう。
保証対象外でも、iPhone修理専門店ならそれほど修理費用はかかりません。
「最安修理ドットコム」を利用して業者を探し、快適にiPhoneを使えるようにしましょう。