【保存版】サーブ自動車の修理費用相場・メーカー保証情報

【保存版】サーブ自動車の修理費用相場・メーカー保証情報

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サーブ自動車は、スウェーデンのサーブ・オートモービル社が販売する自動車です。

サーブ・オートモービル社は2000年よりゼネラル・モーターズの完全子会社となっていましたが、2009年に経営悪化のために会社更生手続きを行っており、2011年12月19日に破産しています。

その後、2012年6月13日にナショナル・エレクトリック・ビーグル・スウェーデン社によってサーブ・オートモービル社が買収されていますが、2014年6月に破産法の適応を申請しています。

現在、ナショナル・エレクトリック・ビーグル・スウェーデン社により、再度サーブ自動車の再生産体制が構築されていますが、ある事情から「サーブ」という名称やロゴを使用することができない状況にあるようです。

そういった複雑化したサーブ自動車は修理体制も複雑化しておりますので、今回はサーブ自動車の修理体制についてご説明致します。

1.サーブ自動車のパーツの供給について

サーブ自動車を取り扱っていたサーブ・オートモービル社は2011年12月に破産しており、新たな自動車の製造は行っていませんが、サーブ自動車のパーツを製造していたオリオ社(旧サーブ・オートモービル・パーツ社)は別会社として設立されており、オリオ社(旧サーブ・オートモービル・パーツ社)は破産を行っていません。

そのため、現在においてもサーブ自動車のパーツはオリオ社(旧サーブ・オートモービル・パーツ社)により供給が行われています。

しかし、現在日本においてオリオ社(旧サーブ・オートモービル・パーツ社)より純正パーツを正規で輸入できるのはピーシーアイ株式会社のみとなっており、このピーシーアイ株式会社が、これまでの正規代理店と同様の立ち位置で修理を担う状況にあります。

2.サーブ自動車のメーカー保証

サーブ自動車のメーカー保証については、すでにサーブ・オートモービルの破産から一定期間経過していることから、現時点においてはメーカー保証を受けることができる対象の自動車はありません。

なお、ナショナル・エレクトリック・ビーグル・スウェーデン社がサーブ・オートモービルを買収し、サーブ自動車の再生産を行う体制を作っていますが、サーブ・オートモービルとの交渉の結果、サーブの名称やロゴを使用することはできないという状況になっています。

そのため、今後発売される予定のサーブ自動車の後継機については「NEVS」の商標で生産販売される予定となっており、サーブ自動車としては終止符が打たれることとなるようです。

3.サーブ自動車の修理

このように、すでにサーブ・オートモービル社が破産してしまっている以上、自動車を製造・販売しているメーカーとして責任をもった修理体制というものはありません。

パーツの調達費用は高額

サーブ・オートモービル社の破産以降にサーブ自動車の修理を担っているのはピーシーアイ株式会社ですが、この会社はフォード等の日本から撤退した外車の修理も担っていますので、サーブ自動車専門のスタッフというわけではありません。

しかし、現時点においてはサーブ自動車の新品の純正パーツはピーシーアイ株式会社でしか輸入することができませんので、サーブ自動車をしっかりと修理するという場合においては、ピーシーアイ株式会社を選択するしかありません。

しかしながら、ピーシーアイ株式会社では新品の純正パーツを正規ルートで輸入して修理を実施しますので、修理費用、特にパーツの調達費用は比較的高額になってしまいます。

参考:自動車パーツ持ち込み取り付けの費用・流れ・注意点まとめ

一般の修理工場に依頼する

そのため、パーツの品質は多少劣るものの、一般の修理工場で修理を依頼するという選択肢もあります。

一般の修理工場で修理を行う場合、修理に使用するパーツは形式が合うのであれば汎用パーツを使用することもできますので、パーツの調達費用が比較的安く抑えることができます。

また、在庫の保有状況にもよりますが、中古の純正パーツの使用も可能ですので、この場合でもパーツの費用は新品の純正パーツを使用するよりは安く抑えることができます。

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汎用、中古品のパーツを使用する際の注意点

しかし、汎用パーツ、中古の純正パーツであっても、サーブ自動車専用に作られた新品の純正パーツに比べると、その耐用年数に不安が残ります。

純正パーツであれば5年間故障しないという部品であっても、すでに2年程度使用している中古のパーツであれば3年しか持たないということになりますので、修理の頻度が増える可能性も考えられます。

そのため、アタリハズレなく、しっかりとした修理を受けるのであれば新品の純正パーツを使用することができるピーシーアイ株式会社に修理を依頼すべきですし、パーツによってアタリハズレはありますが、その分コストを抑えたい場合は一般の修理工場を活用するという使い分けが重要となるでしょう。

4.サーブ自動車の後継機種について

サーブ自動車は、残念ながらサーブ・オートモービル社の破産により現在使用されているサーブ自動車を最後に姿を消してしまうこととなります。

しかし、サーブ自動車の技術はナショナル・エレクトリック・ビーグル・スウェーデン社がしっかりと受け継いでおり、サーブ9-3モデルをベースとした電気自動車の開発を行っています。

ナショナル・エレクトリック・ビーグル・スウェーデン社とサーブAB社(航空機・軍需品メーカー)との交渉が決裂したことによって、今後販売する自動車に「サーブ」という名称やロゴを使用することはできませんが、サーブ自動車の技術はしっかりと継承されていますので、今後「NEVS」という商標で販売される自動車は、実質的にサーブの後継機種であるといえます。

5,サーブ自動車の中古車について

サーブ・オートモービル社の破産を受けて、サーブ自動車の中古車価格は非常に下がっている状況にあります。

これは日本に限らず、アメリカ等の諸外国においても同様の価格となっています。そのため、サーブ自動車は非常に買い求めし易い外車として注目を浴びていますが、中古車を購入する際には修理体制をしっかりと確認しておかなければなりません。

純正パーツが入手できるのはピーシーアイ株式会社のみ

すでにご説明したとおり、サーブ自動車の新品純正パーツは、ピーシーアイ株式会社でしか入手することができません。

万が一の故障時に、純正パーツを使用しての修理を希望する場合には、ピーシーアイ株式会社の修理工場が近くになければ対応してもらえません。そのため、ピーシーアイ株式会社の修理工場の所在地をしっかりと確認して置かなければなりません。

信頼できる修理工場が不可欠

また、すでに破産してから6年以上が経過していますので、中古車の中でも比較的損傷の激しいものが増えてくる状況にあります。

それらの修理をすべて純正パーツで行ったとすると非常に高額なメンテナンス費用が発生しますので、少しでも安く抑えるためには、故障した部分、もしくは予防的に交換する部分に応じて、純正パーツ、汎用パーツのどちらを使用するか、取捨選択が要求されます。

そのため、汎用パーツや中古の純正パーツをしっかりと確保している信頼できる修理工場も併せて探しておく必要があります。それら修理工場が見つからない場合は、サーブ自動車の中古車を購入するのは控えたほうが良いかもしれません。

サーブ自動車のメンテナンスや修理の依頼先を探す

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