どこが安い?自動車の車検の費用相場まとめ

移動手段として最もポピュラーな「自動車」。多くの方が20歳を機に免許を取得して、運転を覚えます。自分の車を持つようになるのは社会に出た後であることが多いですが、それは購入費に加えて維持費がかかるからです。駐車場代・保険・ガソリンと挙げればキリがりません。数年に一度必ず受けなければならない“車検”も、車を所有する上で考えなくてはならない維持費の一種です。一度の車検にかかる費用はどれくらいなのでしょうか。ここでは、自動車の車検費用に関して詳しく見ていきたいと思います。


Car Being Checked at an Auto Emission Inspection Station in Norwood, Ohio…08/1975 / The U.S. National Archives

車検とは?

“車検”という言葉は、車に乗る上でよく聞く言葉ですが、実際にどのような制度なのかを理解している方は少なくありません。まずは、“車検”がどのような制度なのかについて確認しておきましょう。

自動車検査登録制度の略称

車検は“自動車検査登録制度”という検査の総称を指します。ミニカーや小型の特殊車両を除き、排気量が250cc以上の自動車全てに適応される制度で、国が定める“基準”に適合しているかどうかを検査する目的で行われています。

車検にも種類がある

ひとくくりに語られることの多い“車検”ですが、実は4つの種類に分類されています。時期によって受ける車検が異なっていることを理解しておいてください。以下では、新規検査・予備検査・構造等変更検査・継続検査という4種類の車検について、1つずつ特徴を確認していきましょう。

新規検査

自動車検査証をもらうために必要なのが、“新規検査”です。基本的に検査と登録は同日中に行なうもので、自動車検査証がなければ(登録していなければ)その車は公道を走ることができません。新車で一定の条件が満たされているものであれば、新規検査を受けなくてもいい場合がありますが、基本的には“受けなければならないもの”と認識しておくと良いかもしれませんね。

予備検査

新規検査は、検査と登録を同日中に行う前提のものですが“予備検査”は検査のみを行い“登録は後日”という形になります。予備検査に通過すれば、その日から3ヶ月以内に書類だけ申請することで新規車両登録を行うことができるです。一般の方はあまり利用しない制度かもしれませんが、業者等が登録の手間を省くためによく予備検査を先に行ってしまうそうです。

構造等変更検査

自動車のカスタマイズなどにより、大きさや定員数など変更があった際に受けなくてはならない検査のことを“構造等変更検査”と言います。カスタマイズを行なう際も、国が定める基準の範囲内でなければ検査が通りませんので注意してください。

継続検査

多くの方が“車検”と呼んでいるのが、この“継続検査”のことです。現在使用している車両の有効期限を継続延長させるための検査で、使用中に発生した不具合や経年劣化などが基準に満たない場合は修理・メンテナンスを行わなければ検査に通りません。普段使用している分には問題ないものの、厳密な審査を受けると意外にも車両のあらゆる部分に異常が見つかるものです。車検に通すため、あらゆる部分を修理するくらいなら廃車にしたほうが安いという場合もあるそうですよ。

車検にかかる費用は?

以下では、“継続検査”の費用に関して見ていきたいと思います。車検には一定の費用が発生しますが、決して安いものではありません。「お金がなくて車検を受けられない」という方もいるでしょう。車検を受けなかった車に関しては、公道を走ることができませんので自宅の駐車場に停車しておくしかありません。駐車場を借りている方であれば、走れなくてもその期間の駐車場代金はそのまま支払わなくてはなりませんよね。また、お金がたまった時に“車検を受けよう”と思っても、期間切れなので車検を受けに行くことすらできません。レッカー車などを頼んで、車検場まで持っていくのにも更にお金がかかるでしょう。

こういった無駄な費用をかけないためにも、車検にかかる費用や“安く受けるための方法”を理解しておき事前に資金をためておくべきでしょう。

車種によって車検費用が異なる

車検にかかる費用は、ご自分の車種によっても異なってきます。自動車の総重量が基準となり“重くなるほど費用が高くなる”のが一般的なようです。車種は「軽自動車・小型乗用車・中型乗用車・大型乗用車」に分類されるのが一般的です。

車検の有効期限は車種によって異なる

また、車検の有効期限に関しても車種によって違いが生じてきます。一般的な車両は、初回の新規検査から3年後に継続検査が必要となりその後更新は2年に1度となります。特殊車両に関しては、1年に1度車検を受けなくてはいけない物もあります。(貨物自動車やバス・タクシーなど)

車検にかかる費用の内訳

車検にかかる費用の内訳としては以下のようなものが挙げられます。

◯点検整備料金
◯検査料
◯代行手数料
◯印紙代
◯自賠責保険料金
◯自動車重量税

このうち、自賠責保険料金・印紙代・自動車重量税に関しては法律で定められたものなので、どこであっても金額は変わらないでしょう。それ以外の料金に関しては、車検を依頼する場所によって大きく差が出てきますので安く済ませたい方は見極めが必要となるのです。

一般的な法定費用

以下では、自賠責保険料や印紙代など節約することができない一般的な固定費を紹介します。

自賠責保険料金:26370円〜27840円
自動車重量税:6600円〜41000円
印紙代金:1100円〜1800円

車検料金に加えて、以上の費用がかかることはあらかじめおさえておきましょう。

ディーラーに依頼した場合

車検依頼先として、まず候補に挙がるのが自分の車を取り扱っているディーラーでしょう。購入時からお世話になっているディーラーの方がいる場合、気心が知れているというのもありその方に頼むのが一番楽であることに間違いはありません。筆者も車検の際は、購入時のディーラーに依頼しました。

安心感があるが値段は割高になる傾向が

ディーラーに依頼するメリットは“しっかりと検査・メンテナンスをしてくれる”という点です。顧客の車両に対して、1つ1つの項目まで細かく見てくれますので車検後も故障等の心配なく安心して車に乗ることができるでしょう。ただし、費用は割高になる傾向にあります。法定で定められている諸料金を抜いて(自賠責保険料金・印紙代・自動車重量税)100000円程度かかることもあります。

知り合い、顔見知りなら値引き交渉も可

もしも知人のディーラーに車検を依頼するなら“知り合い価格”ということも考えられます。料金に関しては、ディーラー側の裁量による部分が大きいので気心がしれた中ならば費用に関しても相談してみると良いでしょう。

初心者の方などはおすすめ

車の状態を自分で把握できないような初心者の方や、普段忙しくて車検を全て任せてしまいたいといった方であればディーラーに任せることをオススメします。基本的には全てを代行してくれますので、“お金を払って時間と安全を買う”という認識であれば決して高すぎる取り引きではありません。

車検チェーン店

車検を専門で行っている店舗もあります。フランチャイズ展開しているところもあるので、ネットで検索すればお近くの店舗が見つかるでしょう。

割安な料金設定とキャンペーンの存在

車検店の特徴は、何と言っても“安い”という部分でしょう。やはり、車検をメインの稼ぎにしているということもあり顧客獲得のために比較的安い料金を設定しています。それに加えて「タイヤ交換無料」「オイル交換無料」などの、各種キャンペーンを実施しているところも少なくありません。30000円程度で引き受けてくれるところもあるので、安い場所を探してみると良いかもしれませんね。

店舗によって金額が大きく異る!見積もりを取って比較しよう

安いと言っても、その料金はピンきり。実際に見積もりを出してもらうまで料金はわかりません。公にしている料金は安いものの、各種オプションを付けなければならないなど、条件を設定している店もあります。なるべく安く済ませたいという方は、数社に見積もりを出してもらって比較した上で最終的な依頼をするべきでしょう。

その他車検代行を受け付けてくれる可能性がある場所

一般的には上記2つの選択肢から選ぶのが一般的ですが、他にも車検の代行を受け付けている場所がありますので紹介していきます。

車用品取扱店舗

車用品を取り扱っている店舗には、車検を受け付けている店舗もあります。全国的に有名な「イエローハット」なども、この分類に入るでしょう。メリットとしては、全国各地にあり依頼しやすいという点、パーツが豊富なので車検に通るための安いパーツを“予算以内で”付けてくれる、値段が安いという点が挙げられます。整備の知識などはディーラーに敵わないかもしれませんが、安く手軽に車検をしたいのであればいい選択肢と言えるでしょう。「イエローハット」はホームページ上で、軽自動車の最安車検料金を41070円としていました。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでも、車検を受け付けているところがあります。場所にもよりますが、費用も50000円程度と比較的手頃で気軽に依頼することができるでしょう。ただし、整備に関する資格を持っている人間がいるガソリンスタンドは限られているので場所は注意深く選ぶ必要がありそうです。

自分でも車検を依頼できる

実は、各種施設に依頼しなくても自分で車検に通すことも可能なのです。自分で国の基準に適する整備・点検を行い、車検場に持っていけば費用は実費だけですので一番安く済むでしょう。ただし、それなりの知識がないといけません。車検場に持っていって“再検査”となれば逆に費用がかさみますので、一定の“技術者”の方意外にはあまりオススメできません。

まとめ

車検には、それなりの費用がかかってきます。自賠責保険料金・印紙代・自動車重量税だけでも40000円近くの費用がかかり、それに整備費をプラスすれば100000円は確実に超えてくるでしょう。なるべく安く済ませたいという方は、車検店や自動車用品店などで見積もりを比較してみてください。

ただ、2年に一回の点検は自分の安全を守るためにも重要です。この先長く自動車に乗る上で、隅々まで点検してほしいというのであればディーラーなど技術力・知識力の高い方に依頼したほうが良いかもしれませんね。

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