近くのホームセンターで合鍵作成できる？値段・作成時間や注意点も紹介

「子どもが中学生になったから合鍵を渡したい」「仕事が終わる時間がバラバラだから恋人に合鍵を渡したい」など、合鍵が必要な場面はたくさんあります。

そこで、「近くのホームセンターで合鍵は作成してもらえるのだろうか」という疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。

今回は、ホームセンターで作成できる合鍵の種類と断られる鍵の種類を説明しますね。

近くのホームセンターで合鍵作成はできる？

合鍵作成は身近なホームセンターでも可能です。 しかし、合鍵作成には対応していないホームセンターもありますよ。必ず作ってもらえるわけではないので注意しましょう。

合鍵作成に対応しているホームセンターと、作成は誰が担当しているのか紹介します。

合鍵作成ができるホームセンター一覧

まずは、合鍵作成に対応しているホームセンターを紹介します。合鍵はコーナンやカインズホームなど、幅広いホームセンターで対応してくれます。

ホームセンターでは、サービスカウンターやテナント窓口で合鍵作成の注文を受け付けています。

また、「ドン・キホーテ」や「東急ハンズ」といったお店でも合鍵を作ってもらえる場合がありますよ。気になる人は、周辺にあるお店の公式サイトをチェックしてください。

ホームセンターで合鍵作成するのは誰か

ホームセンターで合鍵作成する人は、ホームセンターの店員と鍵専門業者の2パターンがあります。

ホームセンターの店員は、レジ打ちなど他の業務と同じように業務配置として合鍵作成を担当しています。

自転車の鍵など、複製が容易なものは合鍵作成に特別な技術を要しません。ホームセンターの店員が合鍵作成する店舗は、単純な構造の鍵のみ受け付けている場合がほとんどです。

ホームセンター内にテナントがあるなど、合鍵作成を専門で請け負う窓口があれば鍵専門業者が担当します。

鍵専門業者は合鍵作成の専門知識を持ち、経験も豊富なので幅広い種類の合鍵を作成できます。高精度な合鍵作成が期待できるでしょう。

ホームセンターの店舗によって、担当者が異なります。合鍵作成の担当者を知りたいときは、直接店舗へ問い合わせてみてください。

ホームセンターの合鍵作成にかかる値段＆時間

ここでは、ホームセンターに合鍵作成を依頼する際の費用相場や時間について紹介します。依頼する際の参考にしてくださいね。

合鍵作成にかかる値段や作成時間については、こちらの記事でも紹介しています。併せてご覧ください。

ホームセンターでの合鍵作成にかかる値段

ホームセンターでの合鍵作成にかかる料金相場を、以下にまとめました。

鍵の種類	合鍵作成費用
ディスクシリンダー錠	300～800円
ロータリーディスク シリンダー錠	300～800円
ピンタンブラー錠	1,000円前後

基本1,000円前後、高くても2,000円程度で対応してもらえるでしょう。自転車の合鍵やバイクの合鍵は、500円で作成してもらえるケースもありますよ。

おおまかな費用相場を紹介しましたが、ホームセンターごとに詳細な金額は異なります。

カインズホームや島忠、ビバホームなど、店内併設のテナント鍵業者が合鍵作成するホームセンターでは、テナント出店している業者によって料金やサービスが決まります。

具体的な金額を事前に知りたいときは、依頼先ホームセンターの店舗に問い合わせましょう。

ホームセンターでの合鍵作成にかかる時間

ホームセンターで対応できる鍵は、どれも構造がシンプルです。そのため、大体5～10分程度で合鍵を作成してくれるでしょう。

混みあっていて順番待ちの場合でも、当日には合鍵を受け取れる場合がほとんどです。急ぎのときは依頼時に所要時間の目安を確認しておきましょう。

ホームセンターで合鍵作成する方法

ホームセンターで合鍵作成するときは、事前に必要なものを準備していから来店するとスムーズです。

ここでは、ホームセンターの合鍵作成に必要なものと、依頼する手順について具体的に紹介します。

合鍵作成から受け取りまでの流れも解説しますので、依頼前に把握しておきましょう。

ホームセンターで合鍵作成するときに必要なもの

合鍵の作成を依頼する場合、3つ準備するべきものがあります。素早く作成してほしい人は、事前にそろえておくとスムーズですよ。

純正の鍵

合鍵を作成する場合、純正の鍵を用意しましょう。複製には、純正の鍵に刻印されているメーカーの名前やキーナンバーが必要だからです。

合鍵（複製キー）から合鍵すると精度が落ちるため、店舗によっては受け付けてくれません。可能な場合でも、精度の低下により不具合の起こる可能性が高くなってしまいます。

また、純正の鍵でも摩耗や劣化が激しいと合鍵作成できない場合があります。状態が不安なときは、一度ホームセンターへ来店し確認してもらいましょう。

身分証明書

セキュリティの観点から合鍵を作成する場合は、身分証明書の提示を求められます。免許証や住民票など、公的な身分証を用意しましょう。

セキュリティカードや鍵登録システム証明書

物件に入居したとき、鍵とともに資料や証明書などを渡された人もいるでしょう。渡された人は、それらも持参してください。

鍵の種類によっては、セキュリティカードや鍵登録システム証明書の提示が求められます。

ホームセンターで合鍵作成する手順

ホームセンターで合鍵作成するときのおおまかな流れは以下のとおりです。

合鍵作成にかかる時間は5～10分程度ですが、混雑状況によっては待ち時間が生じます。

ホームセンター内で待っていても良いですし、一旦帰宅しても構いません。待ち時間の有効的な過ごし方は、こちらの項目をご覧ください。

ホームセンターで合鍵作成できる鍵の種類

以下3つの鍵であれば、基本的にホームセンターでも合鍵の作成を受けつけてくれます。

これら3種類の共通点は、どれも構造が単純で、防犯性能が高くありません。

次の段落からどのような鍵なのか、特徴とともに紹介します。

ディスクシリンダー錠

ディスクシリンダー錠とは、マンションや戸建て住宅など、さまざまな物件で使われている鍵です。ディスクシリンダー錠は、両端がギザギザで鍵穴は縦に開いています。

デメリットは、防犯性が低いことです。とくにピッキングの被害に遭いやすいので注意しましょう。

ロータリーディスクシリンダー錠

ロータリーディスクシリンダー錠とは、ディスクシリンダー錠を進化させて防犯性を高めた鍵のことです。

ディスクシリンダー錠と形は似ていますが、ロータリーディスクシリンダー錠は鍵穴が横になっています。

ロータリーディスクシリンダー錠は、ロッキングバーがシリンダーの回転を制御する仕組みで作られています。

解錠の条件は、タンブラーとロッキングバーの位置がそろうこと。非常に複雑な構造で作られているので、ピッキングで解錠されるリスクは低いでしょう。

しかし、複雑であるため、少しでも誤差が生まれると鍵が開かない可能性があります。心配であれば、ホームセンターではなく鍵専門店に依頼してください。

ピンタンブラー錠

ピンタンブラー錠とは、住宅のみならず、オフィスのデスクやロッカーの鍵などにも導入されている鍵です。片面がギザギザしているのが特徴。

鍵穴の内部には、内筒と外筒にピンが配置されています。ピンとピンがそろえば開錠できる仕組みです。そのため、防犯性の高い鍵はピンの数が多い傾向にありますよ。

ホームセンターで作れない合鍵の種類

ホームセンターは、合鍵作成の専門店ではありません。鍵の種類によっては、対応を断られてしまいます。

以下の鍵は、ホームセンターで合鍵作成できないことがあります。

これらの鍵は構造が複雑で、合鍵作成に特殊な設備が必要です。

ホームセンターに合鍵作成を断られた場合の対処法もあわせて紹介しますので、参考にしてください。

登録制シリンダーキー

登録制シリンダーキーとは、メーカーが鍵番号を管理しているタイプの鍵です。シリンダーの持ち主以外は合鍵を作れないと決められています。

登録制シリンダーの合鍵を作りたい場合は、本人がメーカーに依頼するしかありません。専用の注文用紙に必要事項を記入し、メーカーの専用窓口から申し込みをしましょう。

イモビライザーキー

イモビライザーキーとは、鍵のIDと車体のIDが一致するとエンジンが始動するタイプの鍵です。車の合鍵(スペアキー)にも利用されています。

設定されているIDは暗号化されているため、IDを一致させるのはどんな手を使っても困難。イモビライザーキーの合鍵を作るためには、専門の機器を使う必要があるのです。非常に防犯性が高い反面、複製も難しくなります。

イモビライザーキーの合鍵を作りたい場合は、専門の機器を所有している業者、またはメーカーに相談しましょう。

ディンプルキー

ディンプルキーとは、防犯性が非常に高い鍵のことです。表面に円形のくぼみがあり、鍵穴内部の内筒と外筒にピンが配置されているのが特徴。

ピンシリンダーはピンが1列しかないのに対し、ディンプルキーは3～5列あります。

構造がかなり複雑なので、ピッキングにはとても強いです。しかしそれだけ複雑なので、ディンプルキーの合鍵作成も非常に困難。

専門的な知識・技術が必要なので、ホームセンターでは断られることが多いかもしれません。また仮に作ることが可能でも、受け取りまでに2週間程度かかることもありますよ。

ディンプルキーの合鍵作成をしたい場合は、メーカーか鍵専門店に依頼するようにしましょう。

ホームセンターで合鍵作成するメリット

ホームセンターで合鍵作成を依頼するメリットは、以下の通りです。

これらのメリットを踏まえると、「簡単な構造の鍵を複製してほしい」「近場でサクッと作ってほしい」と考えている人に、ホームセンターはおすすめです。

ホームセンターは生活圏内にある場合が多いため、合鍵作成を依頼しやすいです。ついでに買い物もできるため、待ち時間も苦になりにくいですよ。

近くのホームセンターで気軽に作成できる

ホームセンターは全国的に展開しているため、アクセスが良く気軽に合鍵作成できます。

ホームセンターの店舗数は2021年から3年連続で増加傾向にあり、2023年2月には全国5,700店舗を突破しました（出典：日本ソフト販売株式会社）。

「近所に鍵屋はなくてもホームセンターならある」という方も珍しくありません。身近な存在なので、来店しやすく依頼へのハードルが低い点もメリットです。

自宅や職場の近所であれば、万が一合鍵に不具合があっても不便なく再来店できます。

待ち時間を有効的に使える

ホームセンターの中にはたくさんのショップが併設されているため、合鍵作成中の待ち時間も有効的に使えます。

合鍵作成だけを目的とせず、買い物や他サービスの利用で来店した際に依頼しても良いでしょう。忙しくて時間がない方でも、無駄なく合鍵を依頼できます。

ホームセンターの中には、大きなショッピングモールやペット関連、リフォームなど、さまざまなサービスを提供している場所もあります。

効率的に時間の無駄なく合鍵作成できる点も、ホームセンターのメリットのひとつです。

値段が安く即日受け取れる

ホームセンターでは、他の業者や鍵屋に比べて安い値段で合鍵作成できます。鍵の種類にもよりますが、300円～1,000円程度で合鍵をつくれます。

合鍵作成できる場所ごとに、費用相場を比較しました。

	費用相場
ホームセンター	300円～1,000円
ネット販売店	1,000円～5,000円
店舗型鍵業者	1,000円～5,000円
出張型鍵業者	10,000円程度

ネット販売店では送料、出張型鍵業者では出張料など、別途費用が発生することもあります。しかし、ホームセンターならこういった出費はありません。

ただし、ホームセンターでは合鍵作成に対応した種類が限られている場合あります。鍵の種類によっては費用が高額になることに注意しましょう。

ホームセンターで合鍵作成するデメリット

ホームセンターで合鍵作成すると、以下のようなデメリットや注意点もあります。

ホームセンターの主なデメリットは、合鍵作成できる種類が限られること、技術力にばらつきがあることです。

精度の高さを重視する場合は、ホームセンター以外での合鍵作成を検討してみてください。

ホームセンターごとにサービスや技術が異なる

どのホームセンターを利用するかによって、合鍵作成のサービス内容や技術力が異なることに注意しましょう。

ホームセンターの合鍵サービスには、ホームセンター自体が事業として行っているもの、テナントの鍵業者が請け負っているものの2種類あります。

テナントの鍵業者で合鍵作成する場合、同じホームセンターでもサービス内容は同一と限りません。また、ホームセンターの規模や設備によっても細かな部分が異なります。

依頼先のホームセンターについて詳しく知りたいときは、店舗まで問い合わせてみましょう。

ディンプルキーなど複雑な合鍵を作れない

ホームセンターの多くは、簡単な合鍵作成のみ対応しています。ディプルキーなど構造が複雑な合鍵は作成できません。

ディプルキーやイモビライザーキーといった複雑な鍵は、合鍵作成に専門的な設備や知識が必要です。鍵専門業者ではないホームセンターにこれらの設備があることは稀で、合鍵作成を断られてしまいます。

受付はできても、取り寄せ対応となり納期が数週間かかる場合があります。ホームセンターで合鍵作成できなかった場合は、専門業者への依頼を検討してください。

鍵業者に比べると合鍵の精度が低い

ホームセンターでは、鍵専門業者のように高精度な合鍵を作れない場合があります。

ホームセンターは鍵を専門に取り扱っているわけではありません。専門業者ほどの設備や技術力をもっていない店舗もあります。

精度の低い合鍵は、回らない・噛み合わないなどの不具合や、シリンダーを痛める原因になります。長く使える合鍵がほしい、精度の高さを重視する方は、ホームセンター以外で合鍵作成しましょう。

ホームセンター以外に合鍵作成ができる場所

ホームセンター以外でも、合鍵を作ってもらえます。

例えば、インターネット販売店や鍵専門店などです。精度の高い合鍵を作りたいと考えている人は、どちらかに依頼した方がいいでしょう。

それぞれの詳細を特徴とともに紹介します。

インターネット販売店

オンライン化の普及により、最近はインターネットからも合鍵の作成を依頼できます。鍵の表・裏の写真とキーナンバーを伝えれば、合鍵を作ってくれますよ。

インターネット販売店を利用するメリットは以下の通り。

一方で、以下のようなデメリットがあります。

「料金よりも合鍵作成の手軽さを重視したい」と考えている人に、インターネット販売店はおすすめです。

合鍵作成できるおすすめサイトを知りたい方は、以下の記事もあわせてお読みください。

鍵専門店

鍵専門店とは、鍵に関するさまざまなサポートをしてくれる専門業者のことです。合鍵の作成はもちろん、鍵交換や修理なども行っています。

店舗によっては、店頭対応のみならず、出張サービスやオンラインサービスなども提供していますよ。「店舗まで足を運ぶのが面倒」「近くに専門業者がいない」という人はそれらを活用しましょう。

その他にも、以下のようなメリットがあります。

一方で以下のようなデメリットがあります。

「なるべく安く・最短で合鍵を作ってもらいたい」「プロに作ってもらいたい」と考えている人に、鍵専門店はおすすめ。カギ110番のように、最短5分で駆けつけてくれる専門店もいますよ。

今いる場所や自宅の近くで合鍵作成をしたい場合の選択肢については、こちらの記事でまとめています。すぐに対応してほしい方は併せて参考にしてくださいね。

すぐに合鍵が必要なら鍵業者がおすすめ

ここでは、合鍵作成でおすすめの鍵業者を2社紹介します。

「すぐに依頼したい」「信頼できる業者から選びたい」という人は、ぜひ参考にしてくださいね。

業者名	おすすめポイント	最短到着時間	対応エリア	受付時間	事前見積り
カギ110番	見積り・出張料・材料費込み お客様満足度98%以上	即時OK 最短5分	全国	24時間 （365日）	詳細へ
鍵猿	創業16年の地域密着業者 1年間の保証あり	即時OK 最短15分	全国	8時～23時 （365日）	詳細へ

より多くの鍵業者から比較したいときは、鍵業者の選び方について解説した記事が参考になります。本記事と合わせてお読みください。

1.カギ110番

出典：カギ110番

「スピーディーかつ精度の高い鍵を作ってほしい」という方は、カギ110番に一度相談してみましょう。

カギ110番は、鍵の在庫を10万個以上保有する鍵業者。在庫が豊富にあるので、依頼者の要望に応じた合鍵作成が可能です。

ホームセンターでは対応できない、ディスクキーやディンプルキーなども対応してくれますよ。ディスクキーにも対応しているので安心してください。

お客様満足度98％、高いご利用シェア率の実績があるのも安心できる点です。長年の経験や技術を活かし、質の高い合鍵を作成してくれますよ。

料金一例

カギ110番の料金目安は以下の通りです。

カギ110番は出張費＋作業費＋部材費のコミコミ価格です。見積り確定後は料金が変わらないため、不当な高額請求もなく、安心して依頼ができますよ。

カギ110番の口コミ・評判についても紹介している記事もあります。ぜひ参考にしてください。

2.鍵猿

出典：鍵猿

鍵猿は、創業16年＆年間依頼実績10万件以上の信頼できる業者です。全国的に対応しており、依頼すれば最短15分で駆けつけてくれますよ。

国との取引を許可された数少ない鍵業者でもあります。マーケティングリサーチで3冠の実績を誇る業者なので、初めて合鍵作成を依頼する方でも安心して依頼ができますよ。

日本全国広範囲で対応してくれるため、近所にホームセンターがなくても問題ありません。出張、見積り、キャンセル料が無料なので気軽に依頼できますよ。

料金一例

鍵猿の料金目安は以下の通りです。

電話にて「クーポン利用」と伝えれば、1,000円OFFが適応できます。ぜひ一度相談してみてください。

鍵猿の口コミや評判を紹介している記事もあります。併せてご覧ください。

まとめ

今回は、ホームセンターで合鍵は作れるのかについて紹介しました。

結論としては、ホームセンターでも合鍵は作れます。ディスクシリンダー錠やピンタンブラー錠など、構造がシンプルな鍵であれば10分程度で作ってもらえるでしょう。

料金も1,000円前後と非常に安いです。しかし、ディンプルキーのような複雑な鍵の合鍵作成には多くのケースで対応できません。

複雑な鍵の複製を依頼したい場合は、鍵専門店に依頼しましょう。最短当日で、精度の高い合鍵を作ってもらえますよ。

ホームセンターで合鍵作成できる鍵を使っていて、防犯性能が気になったときは、玄関の鍵交換も検討してみてください鍵交換のおすすめ業者を紹介している記事が参考になります。