
バッテリーは消耗品ですから、さまざまな理由で劣化してきます。
そこで今回は、Surfaceのバッテリーを交換する方法をまとめました。
バッテリーを自力で交換する方法や、メーカーやパソコン修理業者に依頼した際の費用も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最短即日で完了!

「Surfaceのバッテリー交換をすぐに依頼したい!」という方は、47都道府県&24時間対応のPCホスピタルに一度相談しましょう。
日本全国どこでも最短即日対応が可能。データを保護した質の高い修理をしてくれますよ。
INDEX
Surfaceのバッテリーを交換する方法
Surfaceのバッテリーを交換する方法は、3つあります。
依頼先ごとに強みが異なるため、自分にあった方法を選びましょう。ここでは、それぞれの特徴を紹介します。
下記の記事では、Surface修理を依頼できる場所や料金についてまとめています。併せてご覧ください。
メーカーに依頼する
メーカーに依頼するメリットデメリットは、以下の通りです。
〇純正のバッテリーと交換してもらえる
×保証期間外だと最も費用が高い
×バッテリー交換に日数がかかる
×データの保証はできない
メーカーにバッテリー交換を依頼する最大のメリットは、保証期間内だと無料で交換してもらえることです。
Surfaceには、無償保証が標準搭載されています。バッテリー交換も保証の対象です。
初期不良や通常利用で故障した場合、購入日から1年以内であれば無料でSurfaceを修理してくれます。
また、純正バッテリーが使われるのも、メーカーに修理を依頼するメリットです。
民間の修理業者に依頼した場合は、代替バッテリーが使われます。純正バッテリーでなくとも問題はありませんが、故障のリスクはゼロではありません。
そのため、安心感を得たい方はメーカーに修理を依頼しましょう。メーカーへの修理は、Microsoftの公式サイトにあるチャット・電話から依頼できます。
Microsoftだけでなく、ヤマダ電機やヨドバシカメラでも正規で依頼できる場合があります。
お住まいの地域の家電量販店で、Surfaceのバッテリーを交換できるか確認してみてください。
ビックカメラでもSurfaceの正規修理依頼が可能

ビックカメラグループは「Microsoft Surface 認定サービスプロバイダー」の認定を受けており、他店購入品の修理・サポートも受け付けています。
店舗への持込だけでなく、自宅まで修理品を引取に来てくれる引取修理も可能ですよ。
修理受付をしている対象店舗は公開されているので、詳しくは公式サイトを確認してください。
「Microsoft Complete」加入で更に手厚く保証
「Microsoft Complete」に加入した方は、さらに保証の範囲が広がります。

出典:Microsoft
保証内容は以下の通りです。
- 保証期間が1年から最長4年に延長
- 落下・水漏れなどの偶発的損害も対応
- 電話・オンライン・カスタマーサポートデスクによる2年間の技術サポートつき
出典:Microsoft
標準保守と「Microsoft Complete」の比較
標準保証とMicrosoft Completeの適用される条件についてもまとめました。加入時の参考にしてくださいね。
保証の名前 | 費用 | 保証が適用される条件 |
---|---|---|
標準保証 (無償保証) |
無償 |
|
Microsoft Complete (有償保証) |
11,880~78,980円 |
|
出典:Microsoft
パソコン修理業者に依頼する
Microsoftが販売しているSurfaceのバッテリー交換は、パソコン修理業者でも対応できます。
パソコン修理業者に依頼するメリットデメリットは、以下の通りです。
〇最短即日で対応してくれる
〇データを保護しながら交換してくれる
〇店頭・出張・宅配に対応できる業者も
×業者を探す手間がかかる
×スタッフにより技術力に差がある
パソコン修理業者に依頼する最大のメリットは、料金が安いことです。多くの場合、メーカーの公式な修理料金よりも安く修理できます。
また、作業が早いのもパソコン修理業者の強みです。 メーカーに依頼すると1週間近くかかる場合がありますが、「PCホスピタル」のように、最短即日で対応してくれる修理店もありますよ。
ただし、メーカー以外の修理サービスを受けると、Microsoftが提供している保証・修理サービスが受けられなくなる可能性があります。保証期間内の方は注意しましょう。
自力でバッテリー交換する
メーカーや業者のサービスを利用するのではなく、自力でパソコンのバッテリーを交換するのもひとつの手です。
自力でバッテリーを交換するメリットデメリットは、以下の通りです。
〇いつでもバッテリー交換ができる
〇業者に依頼する手間が省ける
×パソコンが故障するリスクがある
×保証が効かなくなる
自力で交換する最大のメリットは、最も安価にバッテリーを交換できることです。メーカーや業者に交換を依頼すると、パーツ代と作業料の合計が請求されます。
一方、自力で交換すればパーツ代しかかかりません。通販サイトを使えばバッテリーや工具なども安くそろえられますよ。
ただし、技術力がないとかえってパソコンを故障させることになるため、注意が必要です。
自力で交換した際にパソコンを故障させた場合、Microsoftの保証は使えません。パソコン修理業者に相談しても断られる場合があります。
「故障させると保証なし」「修理ができなくなる」というリスクがある点は、理解しておきましょう。
ノートパソコンのバッテリー交換方法についても紹介しているので、参考にしてくださいね。
Surfaceのバッテリー交換にかかる料金と期間
Surfaceのバッテリー交換にかかる費用相場を知らないと、不当な高額請求をされても気づけない場合があります。
そこでここでは、Surfaceのバッテリー交換をする場合にかかる費用相場と期間の目安を解説します。
【公式・正規店】Surfaceバッテリー交換費用
メーカーや正規店でバッテリー交換を依頼した場合の料金は以下の通りです。
製品名 | 料金 |
---|---|
Surface Laptop Studio 2 | 63,107円 |
Surface Laptop Go 3 | 46,497円 |
Surface Laptop Go 2 | 54,802円 |
Surface Duo 2 | 111,100円 |
Surface Book 3 | 132,693円~ |
Surface Go 2~4 | 54,802~68,090円 |
Surface Laptop 3~7 | 54,802~88,022円 |
Surface Pro 7~11 | 56,463~66,429円 |
出典:Microsoft
Microsoftでは最も安いモデルで46,497円、高いモデルでは132,693円~バッテリー交換ができます。
【パソコン修理業者】Surfaceバッテリー交換費用
パソコン修理業者に依頼する場合の費用相場は、3~5万円程度です。
業者によって多少違いはあるものの、正規店の公式サポートと比べると、およそ半額程度でバッテリー交換できます。
非正規の修理になるため、修理後にMicrosoftや正規店での修理ができない可能性があるものの、コスパの良さは圧倒的です。
Microsoftの保証に加入していない・保証対象外の方は、パソコン修理業者でのバッテリー交換がおすすめです。
Surfaceバッテリー交換にかかる期間
Microsoft社にバッテリー交換を依頼した場合、在庫や出荷の遅延がなければ、発送から3~12営業日ほどでSurfaceが手元に戻ってきます。
エージェントがサポートするSurface Studioであれば、さらに早く返送される場合もあるようです。
一方でパソコン修理業者に依頼した場合、最短即日で対応してくれますよ。
Surfaceのバッテリー寿命はどれくらい?
Surfaceのバッテリー寿命は、使用環境や充電回数によって変わります。一般的には2~3年程度で性能が低下し、使用時間が短くなることが多いです。
ここでは、バッテリー寿命の目安と長持ちさせるためのポイントを紹介します。
バッテリーの寿命は充電サイクルで決まる
Surfaceに搭載されているリチウムイオンバッテリーは、充電サイクル(満充電と放電の回数) によって劣化します。
通常、500~1000回程度の充電サイクルで最大容量が約80%まで低下するといわれています。
バッテリーの劣化サインとは?
バッテリーが劣化すると、フル充電しても使用時間が短くなる、突然電源が落ちる、充電速度が遅くなるなどの症状が現れます。
これらの症状が頻繁に起こる場合は、バッテリー交換を検討するタイミングかもしれません。
Surfaceのバッテリー交換は「パソコン修理業者」への依頼がおすすめ
Surfaceのバッテリー交換は、専門的な知識と適切な工具が必要な作業です。自分で交換を試みると、デバイスを傷つけたり故障を引き起こすリスクがあります。
そのため、信頼できるパソコン修理業者に依頼することをおすすめします。修理業者は豊富な経験と専門技術を持ち、迅速かつ確実にバッテリーを交換してくれます。
また、メーカーや家電量販店に比べて費用が抑えられる場合が多く、修理完了までの期間も短いのが大きなメリットです。特に、大切なデータを保持したまま修理を進めたい方や、早急な対応が必要な方にとって、修理業者への依頼は最適な選択です。
安心して任せられるプロに依頼することで、Surfaceのパフォーマンスを維持し、快適な使用環境を取り戻すことができます。
Surfaceのバッテリー交換は業界最大手のプロに相談!

「Surfaceのバッテリーを自力で交換するのは不安」「正規店よりも安くバッテリー交換を依頼したい」という方は、「PCホスピタル」に依頼を行いましょう。
PCホスピタルとは、デジタル機器の有料訪問サポート利用率No.1の業界最大手のパソコン修理業者です。
年中無休&全国対応しており、最短即日のパソコントラブル対応が可能!データもしっかりと保護してくれます。
また、訪問対応の時間が取れない方には宅配修理も行っており、主要店舗では持ち込み修理も可能です。
しかも、トラブル診断後の見積りで提示した料金以外の費用を請求がないので、安心して依頼ができますよ。
PCホスピタルにパソコントラブルの解決を依頼した場合の料金例は、以下の通りです。
PCホスピタルの料金例
- 分解、部品の交換・取り外し:6,600円
※部品代は別途見積、マザーボード・液晶パネル・インバーターは別料金 - パソコン内部クリーニング:5,500円
- システムのクリーンアップ:6,600円
修理依頼の流れ
利用者の口コミ
PCホスピタルの口コミを3つ紹介します。
- その日のうちに復旧してもらえたので満足です。マイナス面もはっきり伝えてもらえたので逆に信頼できると思いました。
- ネット異常のほかにもいくつか問題点が発見されたのですが、すべて親切丁寧に解決くださいました。作業自体も迷いなく迅速で、また作業員の方の気さくな人柄もあってとても安心してお願いできました。
- 修理完了までの時間も早く、連絡もきっちりしていました。何より息子が安全に使えるよう配慮してくれている感じに好感がもてました。
出典:みん評
PCホスピタルの口コミ・評判や料金体系について解説している記事もあるので、参考にしてくださいね。
ほかの業者も検討してみたい方は、おすすめのパソコン修理業者をまとめた記事もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
【PR】郵送修理でSurfaceのバッテリー交換をするなら

Surface修理の「machino omise」は、東京に修理拠点があり、来店修理と全国からの郵送修理に対応しています。
Androidスマホ修理の他、Surface修理だけでも年間500件以上の修理実績があり、データもそのままなので、安心して修理を任せられます。
また、修理パーツも自社調達のため、高品質なものを使用されているそうです。
事前予約制ですが、来店でのバッテリー交換であれば、当日2時間程度でのお渡しなので、仕事でパソコンを手放せない方にもピッタリです。
バッテリーを長持ちさせるためのコツ
バッテリー寿命を延ばすには、以下のポイントが重要です。ここでは、Surfaceのバッテリー寿命を延ばすポイントを3つ紹介します。
極端な高温での使用・充電は避ける
バッテリーは高温環境に弱く、極端な暑さの中で使用や充電を続けると劣化が早まります。特に直射日光が当たる場所や高温になる車内での使用は避けましょう。
また、充電中も発熱しやすいため、通気性の良い場所で行うことが理想です。バッテリーの適正温度を保つことで、寿命を延ばし、性能を維持することができます。
AC電源に長時間接続したままにしない
バッテリーを100%の状態で長時間維持すると、蓄電能力が低下し、寿命が短くなります。特にノートパソコンを長時間AC電源につないだまま使用するのは避けましょう。
適度に放電し、充電と使用をバランスよく繰り返すことで、バッテリーの健康を保ち、長く使い続けることができます。
週に数回はバッテリー残量を50%未満まで減らす
定期的にバッテリーを50%未満まで放電することで、最適なパフォーマンスを維持できます。バッテリーは充電し続けるだけでなく、適度に使用し放電することが重要です。
特に、普段AC電源につなぎっぱなしで使う場合は、意識的にバッテリーを使用することで、長期間にわたって劣化を防ぎ、安定した電力供給を維持できます。
出典:Microsoft
Surfaceのバッテリーを自力で交換する方法
自力でバッテリーを交換したいという場合は、以下の道具を用意してください。
- ピック
- クラフトナイフ
- トルクスドライバー(T4)
- ヘラ
- 粘着剥がし
道具を準備したら、以下の手順でバッテリーを交換します。
- ヒートガンで、本体上部のカメラ部分や画面ガラスの粘着を弱める
- クラフトナイフで、画面とフレームの間に隙間を作る
- 隙間にピックを挿し込み、画面とフレームの隙間を広げる(ピックを入れる深さは5mm程度)
- ピックを入れたままヒートガンで画面を温め、粘着を切る
- 以上の作業を画面一周繰り返す
- 慎重に画面を持ち上げる
- ヘラを使って画面パーツのコネクタを剥がす
- コネクタがあらわになったら、コネクタを持ち上げる
- コネクタを外す
- バッテリー上部のネジとバッテリー上のヒートパイプのネジを外す
- 基盤を浮かせて隙間にピックをはさむ
- 粘着剥がしとヘラを使ってバッテリーを取り外す
- バッテリーを交換し、逆の手順で本体を組み上げる
Surfaceのバッテリーを自力で交換するのは、かなりの技術力が必要です。
Surfaceの画面ガラスはかなり薄く割れやすいうえに、粘着が強力なのでなかなか外せません。
取り返しがつかないことになる場合も多いため、できればPCホスピタルのようなパソコン修理業者に依頼しましょう。
バッテリー交換前に確認しておくべきこと
バッテリー交換をする前には、以下の2点を確認しましょう。
Surfaceのバッテリー寿命を確認する
まだ使用できるバッテリーを無理に交換する必要はありません。まずは「本当にバッテリーの交換が必要なのか」を確認しましょう。
バッテリーの寿命は、以下の方法で確認できます。
- 画面左下タスクバー内の検索ボックスで「コマンドプロンプト」と入力する
- コマンドプロンプトを長押しして、[管理者として実行]を選択し、[はい]をクリック
- コマンドプロンプトで、「powercfg /batteryreport」と入力し、Enterキーを押す
- 「バッテリ寿命レポートが保存されました。」とメッセージが出たら「C:Users~battery-report.html」の部分をコピーする
- Webブラウザを起動し、アドレスバーに先ほどコピーしたファイルパスを貼り付けしEnterキーを押す
- battery report(バッテリーレポート)が表示される

「DESIGN CAPACITY」が出荷時のパソコンのバッテリー容量で、「FULL CHARGE CAPACITY」が現在のバッテリー容量になります。
「CYCLE COUNT」はこれまでに行われた充電回数です。バッテリーの性能や使い方などにもよるものの、リチウムイオンバッテリーの寿命は満充電500回程度となっています。
記載されている充電回数が500回付近であれば、交換を検討しましょう。
データのバックアップを取る
Microsoftにバッテリーの交換を依頼すると、端末ごと交換することになります。そのため、Surface内のアプリやファイルがすべて消去されるので注意が必要です。
消去されたデータは修復できないので、修理を依頼する前にバックアップを取っておきましょう。
バックアップは、USBメモリやネットワークドライブなどの外部ディスクを使えば取れます。
バックアップの取り方は以下の通りです。
- 「スタートメニュー」→「設定」の順でクリック
- 「更新とセキュリティ」→「バックアップ」の順でクリック
- 「ドライブの追加」でバックアップを取る外部ディスクを選択
- バックアップを開始
以下の記事では、パソコン修理前のバックアップについて詳しくまとめています。参考にしてください。
Surfaceのバッテリー交換まとめ
今回は、Surfaceのバッテリーを交換する方法を説明しました。
Surfaceのバッテリーを交換したい場合、主に3つの方法が挙げられます。
上記の中でおすすめなのは、メーカーに依頼する方法とパソコン修理業者に依頼する方法です。
自力で交換すれば安く済みますが、故障リスクがあります。バッテリー交換に失敗すると、数万円~数十万円出してSurfaceを買わなければいけません。
保証対象内であればメーカーに、保証対象外であればパソコン修理業者に依頼しましょう。