
自宅にあると便利なシャッター。長い間使っているとシャッターの鍵も劣化してきます。しかし、シャッターの鍵を自分で交換できるのか、費用はどれくらいなのか気になっている方も多いでしょう。
そこで今回は、シャッターの鍵を交換する方法や費用を説明します。ぜひ参考にしてください。
シャッターの鍵を交換しないといけないタイミングは?
シャッターが壊れていなくても、鍵の修理や交換が必要な場合もあります。異常が見られなくても不具合が進んでいる可能性があるので、早期発見・早期対処で対応しましょう。
では、どのような場合に鍵の交換を検討しなければいけないのでしょうか。検討すべき4つのタイミングを紹介します。
鍵が壊れた場合
シャッターの鍵が壊れる原因は、鍵穴部分にゴミやホコリなどの異物が詰まることです。多くのシャッターは屋外に設置されています。
そのため、雨や風などで運ばれた異物が鍵穴に侵入しやすいのです。近くにトラックが行き交う倉庫があったり畑があったりすると、寿命は短くなるでしょう。
異物が詰まっているだけなら修理で済みますが、壊れているのであれば交換するしかありません。盗難の被害に遭うのを防ぐためにも、早急に鍵の交換を行ってください。
鍵が老朽化した場合
鍵が劣化すると、鍵穴が錆びたり内鍵がズレたりします。問題なく使えていても、いずれ壊れる可能性が高いです。
老朽化している鍵は防犯性も低下しています。最新の機器を使えば、比較的簡単にピッキングされてしまうので注意しましょう。
倉庫に大切なものを収納しているのであれば、なるべく早く鍵を交換してください。また、鍵の寿命は10~15年です。
これ以上長い期間に渡って使い続けている人も、鍵の交換を検討しましょう。
鍵の防犯性が低い・ピッキング対策をしたい場合
一般的なシャッターに使われている鍵は、ディスクシリンダーやピンシリンダーなどです。これらの鍵は安価で使いやすいといった特徴があります。
しかし、最低限の防犯性しかありません。耐ピッキング性能も低いので、簡単に開けられてしまいます。鍵の防犯性が気になる人は、壊れていなくても鍵を交換した方がいいでしょう。
ちなみに、ピッキングしやすい鍵については、下記の記事でも紹介しています。あわせて確認しておきましょう。
鍵を紛失した場合
鍵を無くしたとしても、スペアキーがあればシャッターを開けられます。
「それで問題ない」と考えている人もいるでしょうが、紛失した鍵を拾われてシャッターの鍵を開けられるリスクがあります。複製されて悪用されるケースも考えられるでしょう。
空き巣などのリスクも上がるため、紛失した鍵を放置しておくメリットはありません。
紛失したら、一日でも早く鍵を交換してください。
シャッターの鍵交換にかかる費用相場
シャッターの鍵交換にかかる費用は、自分でDIYする場合と業者に依頼する場合によっても異なります。
鍵交換の方法別に、おおまかな費用相場をまとめました。
料費用の相場 | |
---|---|
自分で交換 | 3,000~6,000円 |
シャッターメーカーに依頼 | 要見積り |
鍵業者に依頼 | 1万5,000円~ |
自分で鍵交換を行う場合の費用相場と特徴
費用相場
- 安い鍵を使う場合:約3,000円
- 高性能な鍵を使う場合:約6,000円
自分で鍵交換する場合の費用相場は、3,000~6,000円です。基本的に鍵の部品代しかかかりません。
安価な鍵であれば3,000円台から購入できますが、ピッキングしづらく防犯性の高いディンプルキーは6,000円程度かかります。
鍵の他にも工具がいりますが、ドライバーとビス、ガムテープがあれば十分ですので家にあるものを使えばよいでしょう。
シャッターの鍵は、通販やホームセンターで購入できます。鍵の種類は「シャッターに使えるおすすめの鍵」の項目も参考にしてください。
DIYが得意な方や、できるだけ安く鍵交換したいなら、自分で鍵交換に挑戦してみてもよいでしょう。
〇いつでも好きなタイミングで交換できる
×失敗すると余計な費用がかかる場合がある
×防犯面で心配な場合がある
シャッターメーカーの鍵交換費用相場と特徴
費用相場
- 三和シャッターに依頼した場合の鍵交換費用:要見積り
- 文化シャッターに依頼した場合の鍵交換費用:要見積り
三和シャッターや文化シャッターなどのメーカーに鍵交換を依頼した場合の費用相場は、一般的に20,000~50,000円程度です。この価格には、作業料・出張料・部品代が含まれますが、シャッターの種類や鍵の仕様によって大きく変動します。
特に、特殊な防犯機能を持つ鍵や電動シャッターの鍵交換の場合は、50,000円を超えることもあります。
メーカーに依頼する最大のメリットは、純正部品を使用した高い品質の交換作業を受けられる点です。また、鍵交換だけでなく、シャッター自体の不具合やメンテナンスについても同時に相談が可能ですよ。
一方で、交換費用は最も高くなり、依頼から実際に交換を行うまでに2週間~1ヵ月ほどの日数がかかる場合があります。緊急性が高い場合は、利用しにくい点がデメリットです。
〇不具合やメンテナンスの相談も可能
×費用が最もかかる
×交換までに日数がかかる
鍵業者の鍵交換費用相場と特徴
費用相場
- 鍵業者に依頼した場合の鍵交換費用:約15,000円
業者に依頼する場合の費用相場は、15,000円程度です。業者によっても異なりますが、費用の内訳は主に作業料・出張料・部品代となります。
鍵業者に依頼するメリットは、柔軟な対応と迅速な作業です。特に、鍵の紛失や破損など緊急の状況でも24時間対応してくれる業者が多く、素早く問題を解決できます。
また、シャッター本体に不具合がない場合は、メーカーよりも安価で作業を依頼できることが多いのも利点です。
ただし、業者によって技術や費用にばらつきがあるため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。口コミや評判を確認した上で、適切な業者に依頼することをおすすめします。
業者に依頼するときは、電話や現地調査で正確な見積りを出してもらいましょう。見積りに納得してから依頼することで、思ったより高額になってしまったという事態を防げます。
カギ110番は見積り以外の追加料金は一切かからず、施工前ならキャンセル料もかからないおすすめの業者です。本記事でも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
〇メーカーに比べ費用が安い
〇高い品質の交換作業を行ってくれる
×業者を選ぶ手間がかかる
×悪質な業者もなかには存在する
シャッターの鍵交換なら【カギ110番】への依頼がオススメ

出典:カギ110番
高い利用シェア率の実績を誇る鍵業者カギ110番。累計問い合わせ件数は500万件以上、1日の相談件数は約450件以上の実績もあります。
さまざまな人の鍵トラブルを解決してきた業者なので、シャッターの鍵交換もふたつ返事で対応してくれるでしょう。
全国に274社の加盟店があるのもカギ110番の魅力です。日本全国最短5分で現場まで駆けつけてくれますよ。
カギ110番の2つのおすすめポイント
全国24時間対応
カギ110番は加盟店が全国にあるので、地方部でもすぐに駆けつけてくれますよ。また全店舗が24時間対応なので、深夜や早朝に鍵をなくしてしまった時も安心ですよ。
さまざまな鍵に対応可能
カギ110番では、ディンプルキーなどの複雑な鍵でも簡単に作成、交換してくれますよ。ホームセンターや他の鍵業者でも扱っていない鍵でも問題ありません。
鍵の作成や交換に困ったら迷わず連絡しましょう。
料金一例
カギ110番のメニューには、シャッターの鍵交換料金が記載されていません。しかし、ドアノブやロッカーの鍵交換は8,800円~対応してくれます。
そのため、シャッターの鍵交換も8,800円~対応してくれるでしょう。具体的な料金を知りたい人は、見積もりを出してもらってください。
料金は、出張費+作業費+部材費のコミコミ価格です。見積り無料なので、まずは気軽に相談してみましょう。
サービスの流れ
カギ110番の口コミ・評判
カギ110番の口コミ・評判は以下の通りです。
- 作業時間は短いし、とても親切なスタッフでしたから、お願いして本当に良かったです。
- 電話の時点で概算の見積もりを教えて頂けるので、安心して依頼することができました。
- 夜中でしたが30分ほどで来ていただき、作業の方法や料金の説明など丁寧に教えてもらいましたので安心してまかせられました。
出典:みん評
カギ110番の口コミ・評判についても紹介している記事もあります。ぜひ参考にしてください。
シャッターの鍵交換を自分でDIYする方法
利用者の知識や経験によっては、シャッターの鍵を自分で交換できます。自分で交換すれば、工具代と部品代しかかかりません。そのため、鍵屋に依頼するよりもシャッターの鍵交換費は安く済みます。
自分のペースでゆっくり作業できるのも、メリットと言えるでしょう。
ただし手間がかかること、失敗すると防犯性がかなり低くなることに注意してください。
自分で鍵交換するならば、必要なものや交換の流れを把握しなければいけません。大きな失敗を防ぎたい人は、リスクも把握しておきましょう。
まずはシャッターの仕組みを理解する
シャッターの鍵の仕組みはシンプルですが、よくわからないという方も多いでしょう。内側からみると視覚的に分かりやすいですよ。
シャッターの鍵を施錠すると、錠前についているアームが伸びてラッチが引っ掛かります。解錠時にはアームが縮んでラッチ受けからラッチが離れる仕組みです。
不適切な施錠や解錠を繰り返すと、ラッチの噛み合わせが悪くなったり、アームが傷付いたりするので注意しましょう。
シャッターの鍵交換に必要なもの
シャッターの鍵を交換するために必要なものは、以下の通りです。
- 新しいシャッターの鍵
- プラスドライバー
- 精密ドライバー
- 養生テープ
必要な道具は、すべてホームセンターやネットショップなどで手に入ります。作業を早く終わらせたい人は電動ドライバーを用意するとなおよいでしょう。
自分でシャッターの鍵を交換する流れ
ここでは文化シャッター「ハイロック外錠ディンプル」の交換手順を紹介します。
- 鍵本体とサイドバーの固定部分に精密ドライバーを差し込み、かしめを外す
- 鍵本体が固定されているビスをプラスドライバーで外す
- 表側のシリンダーカバーを養生テープで固定する
- 新しい鍵本体をプラスドライバーで固定する
- サイドバーを新しい鍵本体に差し込み、精密ドライバーでかしめる
- サムターンを回しスムーズに施錠・開錠ができるか確認する
- 表側のシリンダーに鍵をさし、スムーズに施錠・開錠ができるか確認する
シャッターの鍵交換のやり方は、製品によって異なる場合があります。取扱説明書がある場合は、そちらの手順を優先してください。
シャッターに使えるおすすめの鍵
シャッターの鍵交換におすすめの鍵は3種類あります。
種類によって価格や防犯性能の高さなどが異なるため、用途や目的にあったものを選びましょう。
ディスクシリンダー:費用が安い

ディスクシリンダーとは、1970年代に多く製造されたシャッター鍵です。広く普及しているので、最も馴染み深い鍵と言えるでしょう。
鍵の形状がギザギザしていること、安価で大量生産できることが特徴です。
しかし作りが非常にシンプルなので、ピッキングの被害に遭いやすいといったデメリットがあります。
ピンシリンダー:ピッキング耐性あり

ピンシリンダーとは、シャッターや住宅など、幅広い場所で使われている鍵です。シリンダーの内部に複数のピンが内蔵されており、そのピンと鍵の溝が合うと施錠・開錠できます。
少し複雑な構造で作られているので、耐ピッキング性能は高いとされています。しかし、鍵穴破壊のような衝撃には弱いので注意しましょう。
ディンプルシリンダー:最も防犯性能が高い

ディンプルシリンダーとは、鍵本体の表面に複数のくぼみがある鍵です。施錠・解錠の仕組みはピンシリンダーと同じですが、ディンプルキーの方がピンの数は多い傾向にあります。
ピンの方向も複雑ですので、3つの鍵の中では最も防犯性能が高いです。
しかし、作りが複雑なため合鍵作成が難しいといったデメリットがあります。
また、ディンプルキーの合鍵作成には対応していない業者もいるので注意しましょう。
シャッターの鍵はホームセンターでも購入可能
シャッター錠はホームセンターでも購入可能です。サイズや選び方がわからないようなら、店員に聞いてみるといいでしょう。
ホームセンター以外にもインターネット等でも購入できますが、自分で選ぶのに自信がない方はホームセンターがおすすめです。
シャッターの鍵を交換する際の注意点
シャッターの鍵を交換する場合、注意しなければいいけないことが2点あります。
早く交換したいという思いが先行しすぎると、思わぬトラブルが起こる可能性がありますよ。まずは落ち着いて注意点を把握しましょう。
安すぎる鍵は選ばない
シャッターの鍵を交換するにあたって、可能ならば安く抑えたいですよね。しかし、値段の安さだけで鍵を選ぶと後悔する可能性があります。
値段が安い鍵は普及率も高いです、そのため、ピッキングや空き巣の被害に遭う可能性がかなり高くなります。
基本的に安さと防犯性の低さは比例することを覚えておきましょう。
シャッターに合った鍵を選ぶ
シャッターの鍵には、扉と一体型になっているものがあります。このタイプの鍵を交換する場合は、シャッターごと交換しなければいけません。
そのため、まずは一体型のシャッターか、古いシャッターかを確認してください。
古いタイプだと、部品の製造が終了していたり製造メーカーがなくなっていたりする場合があります。その場合、既存の鍵と寸法や構造が適合しません。
どれを選べばいいのか分からない場合は、店舗のスタッフ、または鍵業者に相談しましょう。また、鍵を購入する際は寸法にも気をつけてください。
ビスピッチや本体の寸法などをしっかり測り、同じサイズのものを購入しましょう。鍵の購入場所は、ホームセンター・ネットショップ・鍵専門店などがおすすめです。
防火用シャッターは専用の鍵を購入する
防火用シャッターには、火災が発生した際にホースを入れるための穴が開いています。放水した際の水圧で鍵が開錠する仕組みです。
一般的なシャッターと少し仕組みが異なるので、防火用シャッターは専用の鍵を購入する必要がありますよ。
自分で鍵交換する時はリスクも考える
自分で鍵交換をすると、コストを大幅に抑えられますがリスクもあります。そもそも必ず成功する保証はありません。
交換に失敗してしまうだけでなく、シャッターを破損させてしまう可能性もあります。シャッターの修理費用も含めると交換費用より高くなってしまうでしょう。
また交換にかかる時間もどれぐらいになるかわかりません。このようなリスクをあらかじめ確認した上で、自分で交換するようにしましょう。
防火用シャッターや電動シャッターは自分で交換できない場合がある
防火用シャッターや電動シャッターなど、自分で鍵交換できない可能性があるため、覚えておきましょう。
防火用シャッターとは火災発生時に閉じるシャッターです。消化用ホースを入れる穴があり、そこから解錠ができます。普通のシャッターとは構造が大きく異なるため、自力では交換できないことが多いです。
また電動シャッターの場合も、そもそもシャッターに鍵がついておらず操作盤を交換する必要があります。これらのシャッターの場合は、メーカーや専門の業者を手配しましょう。
三和シャッター 問い合わせページ>>
文化シャッター 問い合わせページ>>
シャッターの鍵のメンテナンス方法
シャッターの鍵のメンテナンスには、以下3つの方法が有効です。
- 掃除機を使って鍵穴に詰まっているゴミやホコリを吸い取る
- ブラシを使ってキーについた汚れや異物を除去する
- 定期的に潤滑剤を注入する
定期的にメンテナンスをすれば、シャッターの鍵の寿命は延びます。節約にも繋がるので、頻度を決めてメンテナンスしましょう。
シャッターの鍵交換まとめ
- 鍵が壊れたり老朽化したりしたら鍵交換する
- 交換方法は「自分で交換」か「業者に依頼する」
- DIYする場合は3,000~6,000円、業者に依頼する場合は1万5,000円~が料金の相場
シャッターの鍵は、設置場所や構造上、雨風にさらされやすい環境にあります。少しでも異変を感じたら交換を検討した方がいいでしょう。
シャッターの鍵交換の方法は、「自分で交換」または「業者に依頼する」の2通りです。 自分で交換すれば作業費を節約できますが、取りつけ失敗やけがなど、さまざまなリスクが伴います。
安心・安全・確実性を重視したい人は、鍵業者に依頼した方がいいでしょう。おすすめの鍵交換業者は、「カギ110番」です。