鍵の紛失にも保険が適用されるのはご存知でしょうか?鍵の交換費用は安くないので、保険で賄えればありがたいですね。
今回は、鍵を紛失した際に、どのような保険が使えるかを詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
この記事で分かること
INDEX
鍵を紛失しても補償される!火災保険とはどんな保険?
鍵を紛失した時に適用できる保険のひとつに、火災保険があります。では、火災保険はどのような保険なのでしょうか。
火災保険とはその名の通り、火災が発生した時の補償がメインです。しかし、実はそれ以外にも落雷や洪水、空き巣などさまざまなものが対象要件になっています。
これは火災保険の補償対象が家財と建物だからです。鍵も家財に該当するため、火災保険の対象になります。
自宅の鍵だけでなく、ホテルの鍵を紛失した場合も対象になることがあるなど、範囲も非常に広いです。そのため、さまざまな保険会社が火災保険を準備しています。
火災保険を販売している主な保険会社は下記の通りです。
- 東京海上日動
→トータルアシスト 住まいの保険 - 三井住友海上
→GK 住まいの保険 - 損保ジャパン
→THE すまいの保険 - あいおいニッセイ同和損保
→タフ 住まいの保険
鍵紛失・交換時に使える火災保険
火災保険の要件範囲だった場合、どのような補償が受けられるのでしょうか?
実際に含まれる補償の例は、下記のようなものがあります。
- 紛失時の30分以内の無料解錠(延長料は自己負担)
- 紛失時に年に1回までの無料解錠
- 鍵破損時の鍵交換
- ドア破損時によるドア及び鍵の交換
こういったサービスが受けられるのは非常に便利です。しかし、全ての火災保険に上記補償が含まれているわけではありません。
補償内容や要件は保険会社やプランによって異なります。いざという時に困らないためにも、自分のケースが当てはまるのか事前に確認しておいてください。
また、空き巣に入られただけでは、鍵が補償対象にならないことも覚えておきましょう。盗難時に窓や鍵、ドア等に破損があった場合のみ対象になるので注意が必要です。
鍵紛失時に確認すべきポイント3つ
鍵紛失をした際には、下記の3点を事前に確認してから保険会社へ連絡しましょう。
- 鍵トラブルが補償のプランに入っているか
- 補償にドアの無料解錠や鍵交換サービスがついているか
- 対応時間が限定されていないか
せっかく補償範囲内でも、対応時間外で依頼できないというケースはよくあります。深夜や早朝でも依頼できるかなどもあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
【重要】補償対象となるケース・ならないケース
ここでは、補償対象となるケースとならないケースについて、具体的な例を紹介します。ぜひ参考にしてください。
補償対象となるケース | ・留守中に鍵を壊されて空き巣に入られた |
---|---|
補償対象とならないケース | ・鍵の閉め忘れなど、自己に過失がある ・鍵は壊されていないが、留守中に空き巣に入られた ・保険会社が指定した業者以外で作業してもらった |
鍵に関連する補償は、「鍵が壊されていること」などの条件が付きます。ただ空き巣に入られただけでは対象にならなないので覚えておきましょう。
また、保険会社の補償サービスは、「保険会社が委託している業者への依頼」を条件に挙げていることがほとんどです。
自分で選んだ業者に鍵開け作業をしてもらった場合だと、補償対象外になる可能性が高いので注意しましょう。
鍵紛失時に確認すべき保険の注意点4つ
ここでは、鍵紛失時に確認しなくてはならない注意点を4つご紹介します。
全ての火災保険が対応しているわけではない
すべての場合において火災保険が適用されるわけではありません。保険会社やプラン内容によって補償の条件が異なる点も念頭に置く必要があります。
保険証券などを確認し、鍵紛失の際の条件を事前に調べておきましょう。わからないことがあれば、保険会社に連絡してください。補償内容を教えてもらえますよ。
対象外の作業は有料になる
火災保険は鍵開けのみの対応で、部品費用や鍵交換費用は自己負担になることがほとんどです。鍵の錠前は5,000円~、鍵交換費用は10,000円~が相場となります。
鍵交換をする場合は15,000円以上の費用を想定しておきましょう。
ちなみに鍵交換費用は、鍵の防犯性能に左右されます。電子錠のような鍵は、作業費がさらに高くなるので注意が必要です。
詳細な鍵交換の費用相場は、下記の記事で解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
時間制限に注意
保険によっては「30分以内の鍵開け作業費が無料」などのように、時間制限が設けられている場合があります。制限時間を超えた際の費用は自己負担です。
特に以下のパターンは、30分を超える可能性があるので注意しましょう。
- ディンプルキーなど防犯性能の高い鍵を使用している
- 鍵開け箇所が2ヶ所以上ある
サービス利用前に保険会社に連絡を入れる
無料の鍵開けサービスは多くの場合、保険会社が委託している業者が派遣されます。
自分で選んだ業者で作業を完了させてしまうと、作業費を請求することはできない可能性があるので注意しましょう。
最短5分で鍵開けしてくれるおすすめ鍵業者
出典:カギ110番
保険が適用できなかった場合は、鍵業者に頼りましょう。
カギ110番なら最短5分で鍵開けが可能です。ディンプルキーのような複雑な鍵でも素早く確実に開けてくれるので、安心して依頼ができますよ。
カギ110番の3つのオススメポイント
カギ110番の主なポイントを3つ紹介します。
日本全国対応
カギ110番は全国各地に多数の加盟店があるので、日本中どこでも対応可能です。都心部から離れた地方にお住まいの方でも気軽に依頼できます。
24時間、年中無休で対応
カギ110番は全国どの店舗でも24時間、年中無休で対応しています。保険会社の対応時間外の深夜や早朝でも、すぐにかけつけてくれますよ。
プロのスタッフによる素早い対応
カギ110番では技術力の高い鍵開けのプロが多数在籍しています。他社では断られることもある複雑な構造の鍵でも、素早く確実にあけてくれますよ。
料金一例
下記は玄関のカギに関する費用例です。
玄関のトラブル | 金額(税込) |
---|---|
鍵作成 | 11,000円~ |
鍵開け | 8,800円~ |
鍵修理 | 8,800円~ |
鍵取付 | 9,400円~ |
鍵交換 | 12,100円~ |
上記は、出張費+作業費+部材費すべて込みの価格なので、「見積りと請求価格が違う」ということもなく安心です。
鍵開けサービスの流れ
鍵紛失時に保険を適用する手順
まずはサービス利用前に保険会社に連絡をする必要があります。
下記にフローをまとめたのでぜひ参考にしてくださいね。
- 契約している保険会社に連絡
- 状況説明、契約内容の確認
- 指定の鍵業者がくるまで待機
- 作業終了後、保険会社に連絡
鍵を紛失していると、焦ってフロー通りの行動ができないかもしれません。あらかじめ保険会社の電話番号をメモし、すぐに電話できるようにしておくのがおすすめです。
鍵紛失時に利用できる火災保険以外の補償
実は火災保険以外にも、鍵紛失時に使える保険があります。火災保険が適用できなくても、別に加入している保険で補償されることもあるので、ぜひ確認してみてくださいね。
車の鍵を紛失したら「車両保険」
盗難被害などで車の鍵を紛失した場合は、車両保険で補償してもらえます。車の鍵交換費用は車種等にもよりますが、30,000円以上かかることもあるので、ぜひ活用しましょう。
ただし車両保険の対象になるのは盗難や交通事故のような不可抗力の原因のみです。自己責任で無くして場合は対象にならないので注意しましょう。
車の鍵を紛失した時の対処法や費用は、下記の記事に詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてください。
賃貸マンションの鍵紛失は「借家人賠償責任保険」
賃貸物件の場合、借り主には原状回復義務があります。鍵の紛失や部屋の破損などのトラブルが起きた際は、費用を自分で負担しなくてはなりません。
このようなときに役立つのが借家人賠償責任保険です。借家人賠償責任保険は、貸主に対して損害賠償責任を負った際にその費用を補償できます。
賃貸契約時に火災保険とセットで加入することが多いでしょう。
賃貸の鍵の紛失だけでなく火災や水漏れなどにも対応しているので、加入しておくのがおすすめです。
賃貸の鍵を紛失した時の対処法は、下記の記事で紹介しています。併せてチェックしておきましょう。
会社の鍵を紛失したら「個人賠償責任保険」
個人賠償責任保険とは、個人が日常生活で誤って他人に危害を加え、法律上の損害賠償責任を負った場合の損害を補償する保険です。過失による怪我や物品の破損などが対象になります。
会社の鍵を紛失した場合も、個人賠償責任保険が適用できます。個人賠償責任保険は特約で傷害保険や車両保険に付帯させることが多いですが、個別で入ることもできるのでぜひ活用しましょう。
鍵を紛失したときの保険についてよくある質問
ここでは鍵を紛失した時の保険について、よくある質問に回答します。
鍵を紛失したときに適用できる保険は?
鍵を紛失したときに適用できるのは、火災保険です。
それ以外にも、車のカギの紛失では車両保険、賃貸物件なら借家人賠償責任保険、会社のカギの紛失なら個人賠償責任保険が適用できる可能性があります。
ぜひ一度、保険会社に問い合わせてみてください。
保険が適用されないケースはある?
火災保険の場合、空き巣に入られても鍵が壊されていないと適用されないことがあります。鍵の閉め忘れなど自己過失が原因でも同様です。
また、保険会社を通さずに自分で選んだ鍵業者に作業依頼してしまうと、保険が適用できない可能性があります。
トラブルが起きた際は、必ず保険会社に事前連絡をしましょう。
鍵を紛失した時に活用できる保険・補償まとめ
今回の記事では鍵の紛失に使える保険、主に火災保険について解説しました。
鍵の紛失は「火災保険」「車両保険」「借家人賠償責任保険」「個人賠償責任保険」が適用できる場合があります。
ただし、保険の適用範囲は限定的なため、すべてが補償されるわけではないので注意しましょう。
事前に自分の保険がどういった状況で使えて、どこまで補償されるのか保険会社に確認しておくと安心です。保険が適用できない場合は、カギ110番のような、信頼できる鍵業者を探しましょう。