
合鍵を作るにはベースとなる純正キーが必要です。純正の鍵がない時に、合鍵から合鍵を作れるのか気になる方もいるのではないでしょうか。
結論から述べると、合鍵からも合鍵を作成できます。しかし、作成可能な鍵の種類が限られており、安全面でリスクがあることに注意が必要です。
この記事ではそういった疑問に答えながら、合鍵作成をする際の注意点や、費用の相場などについて紹介しますよ。
この記事で分かること
合鍵作成で相談するなら…

合鍵を作りたいのなら、お客様満足度98%のカギ110番がオススメ!ディンプルキーといった難易度の高い鍵の合鍵作成も可能!
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INDEX
【結論】合鍵から合鍵は作れる
結論としては、合鍵から合鍵を作成することは可能です。しかし、鍵にもいくつかの種類があり、すべての種類で合鍵を作れるわけではありません。
特に、複製禁止の刻印があるものや高度なセキュリティを持つ鍵では、合鍵作成が難しくなる場合があります。
ここでは、どのような鍵が簡単に合鍵を作れるのか、そして難しい鍵についても詳しく見ていきましょう。
簡単に合鍵作成できる鍵の種類
比較的簡単に合鍵作成ができる鍵の種類としては、下記のものが挙げられます。
- ピンシリンダー錠
- ディスクシリンダー錠
- ロータリーディスクシリンダー錠
- 車やバイクのメカニカルキー
- 自転車・ロッカー・スーツケースの鍵
基本的に、いわゆるギザギザの山がついているような鍵は簡単に複製できます。これらの鍵の作成は費用も安く、10分以内で作成できる場合が多いです。
気軽に作れるので、迷っていた方はすぐに作ってみてもよいでしょう。しかし、その反面これらの鍵の防犯性はそこまで高くありません。
最近は住宅や乗り物でも、防犯性の高い新しいタイプの鍵が普及しています。もし余裕があるなら鍵交換を考えてみるのもおすすめですよ。
合鍵作成が難しい鍵の種類
一方で、複製に専門的な技術や道具が必要で、鍵屋やメーカーに依頼しないと複製できないタイプの鍵もあります。あらかじめ確認しておきましょう。
- ディンプルキー
- カードキー
- 一部のメーカーのウェーブキー
- スマートキー
- イモビライザーキー
特に注意が必要なのは、ディンプルキーの合鍵です。ディンプルキーとは鍵のギザギザがない代わりに、いくつかのくぼみが刻まれている鍵のことです。

一見普通の鍵とそこまで違いはないように見えますが、防犯性能が高く、容易に複製できません。ホームセンターなどでは、作成できないので注意しましょう。
また、最近だと車やバイクの鍵には「イモビライザー機能」という防犯装置が標準的に備わっています。これらの鍵も、カギ110番のような専門の業者か、メーカーに依頼しないと作れないので注意しましょう。
合鍵から合鍵をつくれる場所
合鍵作成は、メーカーやディーラー、ホームセンター、鍵業者など、様々な場所で対応しています。
しかし、作成場所ごとに対応できる鍵の種類や費用相場は異なります。それぞれの場所での特徴や費用、メリット・デメリットを知って、最適な選択肢をみつけましょう。
作成場所 | 費用相場 | 所要時間 | 対応可能な鍵の種類 | 精度 |
---|---|---|---|---|
メーカー ディーラー |
5,000円~35,000円 | 数日~数週間 | 〇 | 〇 |
ホームセンター | 500~5,000円 | 即日 10~30分 |
× | △ |
鍵業者 | 3,000円~20,000円 | 即日 10分~2時間 |
〇 | 〇 |
合鍵作成にかかる費用と時間について解説している記事もありますので、こちらも参考にしてください。
メーカー・ディーラー
厳密には合鍵作成と異なりますが、確実に鍵を作成できるのはメーカーやディーラーへ依頼することです。
メーカーやディーラーに依頼した場合、新規に鍵を発注する形になります。そのため、鍵作成するにあたって元鍵が必要ありません。
複製の難しい鍵や特殊なセキュリティシステムを使用している場合でも、メーカーはその鍵の元データを持っているため、高精度に対応できるでしょう。
また、純正キーを入手できるので、耐久性やセキュリティ面を重視したい方にもおすすめです。
メーカー・ディーラーの費用相場
メーカーやディーラーでの合鍵作成費用は、一般的に高めです。鍵の種類や複雑さにもよりますが、5,000円~35,000円程度が相場です。
車やバイクに多い電子キーや、特殊なセキュリティキーの場合は、費用が高額になりやすいことに注意しましょう。
メーカー・ディーラーのメリット・デメリット
メーカーやディーラーのメリットは、正確で信頼性の高い合鍵を入手できる点です。純正部品を使用するため、長期的な使用にも安心感があります。
また、新しく鍵を発注するため、どのような鍵でも作成できます。一部の鍵は、メーカーやディーラーでないと作成できません。
一方で、費用が高いことや、合鍵作成に時間がかかるといったデメリットがあります。特に特殊な鍵の場合、注文から完成まで数日から数週間かかることもあります。
〇ほぼすべての鍵に対応可能
×費用が高額
×納期に時間がかかる
ホームセンター
ホームセンターでも合鍵作成が可能で、手軽に依頼できる点が魅力です。多くの店舗では即日対応できて、価格も比較的安価です。
ただし、ホームセンターでは簡単な構造の合鍵作成しかできません。古いタイプの鍵や標準的な住宅用の鍵であればすぐに作成できますが、最新のセキュリティ機能を持つ鍵については、対応していない場合が多いです。
また、すべてのホームセンターで合鍵作成できるわけではなく、一部店舗に限られることにも注意しましょう。
ホームセンターの費用相場
ホームセンターでの合鍵作成の費用は、一般的に500円~5,000円程度と非常に手頃です。
標準的な住宅用の鍵であれば、この範囲で即日作成が可能です。混雑していなければ、10分~30分程度で受け取れます。
ホームセンターのメリット・デメリット
ホームセンターの最大のメリットは、手軽に合鍵作成できることです。ほとんどの店舗で即日対応が可能であり、費用も安価です。
全国どこにでも店舗があるため、買い物のついでなどに立ち寄りやすく、気軽に依頼できるのも魅力のひとつです。
しかし、ホームセンターは合鍵作成の専門業者ではないため、精度や耐久性が低い場合があります。
また、電子キーやディンプルキーなど、セキュリティが強化された鍵については、多くの店舗で対応できません。
〇費用が安い
×対応可能な鍵の種類が少ない
×合鍵の精度が低い
ホームセンターでの合鍵作成のついては、以下の記事もあわせてお読みください。
鍵業者
鍵業者は、鍵を専門に取り扱う業者で、精度の高い合鍵作成に期待できます。幅広い種類の鍵に対応しているため、特殊な鍵や高いセキュリティ機能を持つ鍵の合鍵作成にも適しています。
また、緊急対応を行っている業者も多く、必要な場合は出張してその場で合鍵を作成することも可能です。夜間や早朝にも対応してくれるので、急ぎであれば鍵業者へ依頼してみましょう。
鍵業者の費用相場
鍵業者での合鍵作成の費用は、鍵の種類やサービス内容によって異なりますが、3,000円~20,000円程度が相場です。
費用相場に開きがあるのは、鍵業者の営業形態の違いによります。実店舗を持つ店舗型の鍵業者では、鍵の持ち込みが必要ですが安い費用で合鍵作成できます。
一方で、出張型鍵業者は作業料金のほかに出張料などの費用が発生するため、高額になりがちで10,000円以上の費用がかかることも珍しくありません。
特殊な鍵や緊急対応の場合、さらに料金が発生することもありますが、対応力の高さと精度を考えればコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。
鍵業者のメリット・デメリット
鍵業者のメリットは、対応力の高さです。特に、緊急時に即時対応できる点は、大きな強みと言えます。業者によっては鍵穴から複製してくれるため、鍵自体がなくても合鍵作成できます。
鍵を専門としているため、豊富な知識と技術力を持ち、精度の高い合鍵作成にも期待できます。
一方で、他の業者に比べて費用相場が高いことはデメリットといえるでしょう。特に、緊急対応の場合は出張料などが発生するため割高になります。
非常に便利な出張サービスですが、利用するときは事前に見積りをとり、費用感を確認しておくことが重要です。
〇鍵穴からの合鍵作成もできる
×費用が高額
×出張料などが発生する
どこに依頼するか迷ったら鍵業者がおすすめ
鍵の作成依頼をどうすべきか迷っている方には鍵業者への依頼がおすすめです。鍵業者なら素早く正確にあらゆる鍵を作成してくれますよ。
特に合鍵から合鍵を作る場合は、純正の鍵から作るよりも正確さが重視されます。合鍵よりも大きい誤差の鍵が出来上がってしまった場合、開けられなくなる可能性もあるでしょう。
鍵業者はホームセンターよりも正確に鍵を作ってくれるので、特別なこだわりがなければ鍵業者に依頼するのをおすすめします。
鍵業者の選び方を紹介している記事もありますので、ぜひチェックしてみてください。
合鍵から合鍵を作るならカギ110番

出典:カギ110番
合鍵からの合鍵作成や元鍵なしでの鍵作成なら、カギ110番がおすすめです!
イモビライザーキーやディンプルキーなど、他の業者が対応できないような鍵でも対応可能!
また、日本全国に加盟店があるので、エリア内のスタッフが深夜・早朝でも最速5分で駆け付けてくれますよ。
カギ110番の3つのオススメポイント
カギ110番の主なおすすめポイントを3つ紹介します。
さまざまな鍵に対応
イモビライザーキーやディンプルキーなど、ホームセンターや他業者では対応できないような鍵にも対応。素早く確実に作ってくれますよ。
全国24時間対応
カギ110番は全国に加盟店があるので、地方部でも心配ありません。また全加盟店は24時間対応なので、深夜や早朝でも対応してくれますよ。
鍵穴からの作成も可能
純正キーも合鍵もすべて紛失してしまったという方も安心です。カギ110番では鍵穴からの鍵作成にも対応していますよ。
料金一例
- 鍵穴からの鍵作成 11,000円~
- 車の鍵作成 15,400円~
- バイクの鍵作成 13,200円~
- 金庫の鍵作成 11,000円~
料金は、出張費+作業費+部材費のコミコミ価格なので安心ですよ!
合鍵作成サービスの流れ
カギ110番の口コミ・評判
カギ110番の口コミ・評判は以下の通りです。
- 作業時間は短いし、とても親切なスタッフでしたから、お願いして本当に良かったです。
- 電話の時点で概算の見積もりを教えて頂けるので、安心して依頼することができました。
- 夜中でしたが30分ほどで来ていただき、作業の方法や料金の説明など丁寧に教えてもらいましたので安心してまかせられました。
出典:みん評
依頼前に口コミを確認したいという方は、カギ110番の口コミもチェックしてみてくださいね。
合鍵から合鍵を作るときの注意点
合鍵をもとにした合鍵作成は可能ですが、精度やセキュリティ性の面でいくつかの注意点があります。
ここでは、合鍵から合鍵を作るときに気をつけたいポイントを5つ紹介します。依頼する前は、これらのポイントをチェックしておきましょう。
合鍵の精度が低く開かない可能性がある
合鍵から合鍵を作成すると、精度が低くなることがあります。合鍵から複製した鍵は、微妙なズレが生じやすく精度の高さには期待できません。
精度の低い合鍵を使用すると、ドアが開かない、鍵がかかりにくいなどトラブルの原因となります。鍵は非常に精密な構造をしているため、わずかな誤差でも不具合が生じます。
精度の低い鍵を使い続けるとシリンダー自体を傷めてしまう原因になるので、注意しましょう。
合鍵から作った合鍵で開けられないときの対処法については、以下の記事もご覧ください。
安全性が低くセキュリティ上リスクが高い
合鍵の使用は、セキュリティリスクが高まることに注意しましょう。
合鍵からさらに合鍵を作ると、鍵の精度が低下する可能性があります。精度の低い鍵を使っているとシリンダーが劣化し、ピッキングが容易になるなどのリスクが増加します。
セキュリティを重視するなら、最新の防犯設備の導入も検討しましょう。
合鍵を作りすぎない
合鍵はあれば便利ですが、多ければ多いほどいいというわけではありません。たくさんあっても管理が大変なため、紛失や盗難のリスクが上がります。
純正キーとの混同も起きやすくなり、管理の手間が増えます。合鍵は必要最低限の数だけ作り、純正キーは大切に保管するようにしましょう。
ブランクキーの持ち込みはできない
鍵屋は合鍵を作る際に、ブランクキーというまだ削られていない鍵を使用します。このブランクキーはインターネット等で個人でも買えますが、自分で選んだブランクキーを持ち込むのはやめましょう。
鍵屋は自社の工具で削りやすいブランクキーを用意しています。別のブランクキーを持ち込まれても、加工ミスが起きてしまったり、工具を傷つけてしまったりするかもしれないので、断られることが多いです。
ブランクキーの用意は鍵屋に任せましょう。
合鍵を作るには身分証明書が必要
鍵は防犯に直結するものです。そのため、鍵開けや合鍵作成の際に行われる本人確認は厳重で、身分証明書を求められます。合鍵を作る際の純正キーと一緒に忘れないように持ちましょう。
また、鍵の中には登録性のシリンダーも存在します。登録制シリンダーの場合は、メーカーでの複製しかできません。必ず登録をしている本人がメーカーに依頼するようにしましょう。
合鍵から合鍵を作れなかったときの対処法
業者や鍵の状態によっては、合鍵から合鍵を作れない場合があります。
合鍵をもとに複製できなかった場合は、以下の方法で鍵作成できないか試してみましょう。
鍵番号からマスターキーを作る
合鍵が作れない場合、鍵番号からマスターキーを作るという方法があります。
鍵番号とは、鍵を個別に識別するために割り振られている番号です。この番号を利用することで、元の鍵を正確に再現できます。
主にディンプルキーやイモビライザーキーなど、セキュリティ性能の高い鍵には鍵番号が付与されていることが多く、元鍵がなくても鍵の発注が可能です。
鍵番号は、鍵自体に刻印されている場合や、説明書や契約書などの書類に記載されていることが多いため、日頃から確認して控えておくと良いでしょう。
鍵穴から合鍵を作る
もし合鍵がない場合でも、鍵穴から鍵を作成できる場合があります。これは、特殊なツールを使って鍵穴の形状を読み取り、それに基づいて新しい鍵を作成する技術です。
特に、元の鍵や合鍵が失われた場合や、鍵番号が分からない場合は、鍵穴から合鍵作成しましょう。費用はかかりますが、元の鍵と同じように使える鍵を作成することが可能です。
ただし、鍵穴からの合鍵作成は専門的な知識や道具が必要となるため、一部の鍵業者しか対応できません。依頼するときに対応可能か問い合わせておきましょう。
鍵交換する
合鍵がどうしても作れない場合や、セキュリティ上の不安がある場合は、鍵交換を検討しましょう。
古い鍵や、セキュリティ性能が低下した鍵を使っている場合は、合鍵作成するよりも鍵自体を交換したほうが防犯上安全です。
防犯性能が高いディンプルキーや電子錠に交換することで、セキュリティ性と利便性の向上が期待できます。
合鍵作成できない場合は、鍵交換を視野にいれて迅速に対応しましょう。
以下の記事では、鍵交換にかかる費用を解説しています。本記事と合わせてお読みください。
合鍵から合鍵をつくるときのよくある質問
ここでは、合鍵から合鍵をつくるときによくある質問と、その回答をまとめました。
合鍵とスペアキーの違いは?
合鍵とスペアキーは同じ意味で使われることが多いですが、厳密には異なります。
合鍵は、既存の鍵から新たに複製された鍵を指します。スペアキーは、あらかじめ作られた予備の鍵のことです。
合鍵は後から作成されるため、元の鍵と微細な違いが生じる可能性がありますが、スペアキーは同じ精度で作られた鍵が複数存在する状態です。
合鍵は元の鍵と形状が変わっていることがありますが、スペアキーは同一で差異がありません。そのため、スペアキーからの合鍵作成は問題なく行えます。
合鍵とスペアキーの見分け方は?

合鍵とスペアキーは、外観や刻印されている文字列で見分けましょう。
スペアキーは元鍵の予備として作成されているため、「MIWA」「GOAL」などのメーカー名と10桁前後の鍵番号が刻印されています。
一方で、合鍵にはブランクキーの製造会社名と、1文字のアルファベットと3桁の数字を組み合わせた鍵番号が刻印されています。
また、合鍵のほうが摩耗しやすく、元の鍵と誤差が生じやすいなどの特徴もみられます。
合鍵を作るのにどれくらい時間がかかる?
合鍵の作成にかかる時間は、作成場所や鍵の種類によって異なります。
シンプルなシリンダーキーの場合、ホームセンターや鍵業者であれば10分~30分程度で作成できます。
ディンプルキーやイモビライザーキーなど、複雑なセキュリティキーの場合、専門的な作業が必要で時間が長くなることがあります。
新規発注や取り寄せが必要なケースでは、数日~数週間かかる場合もあることに注意しましょう。
合鍵から合鍵は作れる?まとめ
この記事では、合鍵からの合鍵作成についての情報をまとめました。結論として、合鍵からの合鍵作成は可能です。
しかし鍵の種類や依頼先にもよるので、自分の鍵が当てはまるのかしっかりと確認しておきましょう。
特に防犯性の高い鍵ほど複製が困難で、合鍵からの合鍵作成も難しくなることは覚えておくといいですよ。
もし合鍵作成できなかった場合は、鍵穴からの複製や鍵自体の交換が必要になります。最新の鍵へ交換するとセキュリティ性の向上も見込めるため、合鍵作成できなかった場合は鍵交換も検討してみてください。
以下の記事では、おすすめの鍵交換業者を紹介しています。本記事と合わせてお読みください。