ベランダ屋根を後付けするときの費用相場やポイントを詳しく解説!

ベランダ屋根を後付けするときの費用相場やポイントを詳しく解説!

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

今回は「ベランダに屋根が欲しい」とお悩みの方のために「ベランダ屋根の後付け」にかかる費用相場を解説します。
またリフォーム時の注意点や業者選びのポイントについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ベランダ屋根の種類は3つ

ベランダに後付けできる屋根には3つの種類があります。
それぞれデザインや機能性に違いがあるため、自宅のベランダに合ったタイプの屋根を選ぶことが重要です。
まずはベランダ屋根の種類と、それぞれの特徴について簡単に紹介します。

アール型

「アール型」の屋根とは、屋根の先がアルファベットの「R」のように丸くカーブを描いているものを指します。
屋根の先が丸くなっているので雨風や紫外線を避けるのに適しています。
また降雪時に雪が下に落ちやすく屋根に積もりにくいのも特徴。

フラット型

「フラット型」の屋根とは、その名の通り屋根の形が平らなものを指します。
アール型の屋根に比べ雨風や紫外線を避ける能力は劣りますが、その分開放的でスタイリッシュな印象。
アール型の屋根よりやや価格が低いので、費用を抑えたい方におすすめです。

ルーフ型

上記のアール型とフラット型の屋根はどちらも柱を立てて屋根を支える構造。
それとは違い外壁に直接屋根を取り付けるタイプのものを「ルーフ型」と呼びます。
ルーフ型の屋根は柱がないため、圧迫感がなくベランダを広く使える点が特徴。

ちなみにルーフ型の屋根は、アール型とフラット型のどちらでも取り付け可能です。

ベランダとバルコニーの違い

ベランダとバルコニーはしばしば混同されがちですがその定義は明確に違います。
どちらも2階以上にある外に張り出た空間を指しますが、定義上では屋根があるものを「ベランダ」。
一方で屋根がないものを「バルコニー」と呼び、それぞれ区別されています。

屋根を取り付けるメリット

ベランダに屋根を取り付けるとさまざまなメリットが期待できます。
ここでは、ベランダに屋根を取り付ける主なメリットについて解説します。

雨避けになる

「ベランダに洗濯物を干していたら急に雨が降ってきた」ということはよくある話でしょう。
洗濯物を急いで取り込んだとしても屋根がなければすぐに濡れてしまいます。
一方で、屋根さえあれば急な雨でも洗濯物が濡れることなく焦らず取り込めます。

サンルームのように完全な個室ではないので横殴りの激しい雨などは避けられませんが、多少の雨ならしのげます。
また、ベランダに置いている植木鉢やサンダルなどが濡れるのも防いでくれるででしょう。

プライバシー保護

ベランダ屋根には外から中を見えにくくする効果があります。
ベランダにちょっと出て作業したいとき、部屋着のままだったり化粧をしていなかったりすることもあるでしょう。
そういうときにベランダ屋根があれば、外からの視線を遮ってくれるのでおすすめです。

また屋根の柱にオプションでフェンスやパネルを取り付けることで、外から完全にベランダを見えないようにすることも可能。
フェンスやパネルがあると上述の雨避けの効果がさらにアップするため一石二鳥です。

日差し避け

ベランダでの作業中に日焼けしたり夏に窓際が暑くなったりしたときも、ベランダ屋根は効果を発揮します。
屋根を設置することで直射日光が当たらなくなるため、日焼けや窓際の気温上昇を防ぎます。
また、紫外線透過率0%の素材を選べば、紫外線による肌へのダメージを軽減。

さらに、熱線遮断効果のある「ポリカーボネート」と呼ばれる素材でできた屋根を取り付けることで、冷房負担率が30%以上低くなるといわれています。
屋根を取り付けると、部屋の中が暗くなることを懸念される方もいるかもしれませんが、透過性のあるものを選べば問題ありません。

ベランダの劣化を防ぐ

ベランダは、常に直射日光や雨風に晒されているため、外壁の劣化やエクステリアの腐食が起こりやすい場所です。
ベランダ屋根を設置すると外壁やエクステリア、ベランダの床などを雨や日差しから守れるのでおすすめです。

屋根の取り付けに加え、定期的なメンテナンスも施せば、ベランダをより長持ちさせることも。
ただしベランダのメンテナンスを自分で行うのは困難なので、基本的にはプロの修理業者に依頼したほうが無難でしょう。

屋根を取り付けるデメリット

さまざまなメリットがあるベランダ屋根の取り付けですが、いくつかデメリットがある点にも注意しておかなければなりません。
メリットとデメリットをきちんと把握したうえで、本当に屋根が必要かどうか検討することが大切です。

雨音がする

ベランダ屋根を設置すると、雨天時に雨粒が屋根に当たってうるさく感じることがあります。
とくに寝室に近いベランダに屋根を取り付ける場合、雨音が気になって寝付けなくなることもあるので要注意です。

どうしても雨音が気になる場合は、枕の位置をベランダから遠ざけるか、寝室を移したり屋根の取り付け自体を考え直すなどの必要があります。

日当たりが悪くなる

先述の日差し避けの効果ですが、裏を返せば日当たりが悪くなるということでもあります。
日差しの少ないところに透過性の低い屋根を取り付けることで、日差しを過度に遮ったり室温の低下により暖房代が上がったりする可能性もあります。

リフォーム費用の相場

ベランダ屋根を後付けする場合、屋根の本体価格に加えて取り付け作業費がかかります。
取り付け作業費の相場は3万~5万円程度、屋根本体の価格相場は7万~10万円程度。
つまり、リフォームにかかる費用の相場は大体10万~15万円かかります。

ただし性能のよい屋根は30万~80万円程度し、さらに素材にこだわると100万円以上かかる場合も。
このようにベランダ屋根の取り付けにかかる費用の相場は幅広く、選ぶ屋根の素材や性能によって大きな差が生じます。
正確な費用相場を知りたい方は、リフォーム業者に見積もりを依頼しましょう。

修理にかかる費用相場

ベランダ屋根の修理にかかる費用相場は、修理の内容によって異なります。
屋根の張り替えはパネル1枚あたり1.5万~2.5万円程度、パネル全体の交換は8万~20万円程度です(屋根の撤去、処分費含む)。

また支柱そのものから屋根を取り替える場合は、30万~50万円程度と高額な費用が。
修理する箇所が増えるごとに費用は上がり、新しく取り付ける屋根の本体価格が高ければ修理費用もさらに上がります。

修理の際は火災保険を確認する

暴風・地震・豪雨など自然災害の影響によってベランダの修理が必要となった場合「火災保険」が適用される可能性があります。
火災保険が適用されれば、修理費用の一部または全額が返ってくるため、自己負担額が下がります。

これらの理由により修理する場合は、修理を依頼する前にご自分の加入している火災保険のプランを一度確認してみてください。

ベランダ屋根を後付けするときの注意点

ベランダ屋根を後付けする際、いくつか注意すべきポイントがあります。
ポイントを押さえて失敗しないリフォームを目指しましょう。

部屋の向き

屋根を取り付けたいベランダが北または北西方向の場合は注意が必要です。
北向きの部屋はもともと日が当たりにくいため、屋根を付けることでさらに室内が暗くなる可能性も。
また日差しを遮ることで室温が下がり、冬場の暖房代が無駄にかかってしまう点にも要注意です。

年間を通して日が当たりにくいので洗濯物を干す場所としても適さず、洗濯物を雨から守る目的で屋根を取り付ける意味もありません。

屋根のサイズ

屋根を取り付けるには、屋根の軒先を物干し竿から30~50cm離す必要があります。
そのため屋根のサイズとベランダの間口などを事前にしっかり確認しておきましょう。
不安な方は、リフォーム業者に相談することがおすすめです。

屋根の角度

角度が急な屋根の場合は風の影響を受けやすくなります。
風の強い地域に暮らしている方は、屋根の角度が緩やかなものを選ぶとよいでしょう。

ただし角度が緩やかな屋根は逆に、雪やゴミなどが上に溜まりやすいというデメリットを持ちます。
住んでいる地域や環境に合わせた屋根を選ぶことが重要です。

屋根の強度

2階以上の建物に屋根を取り付ける場合は、ビル風に耐えられる強度の屋根を選びましょう。
また海岸沿いも強い風に晒される可能性が高いので、屋根の耐久性を確認してください。
豪雪地帯などでは屋根に雪が積もり倒壊する恐れもあるため、強度の確認は必須です。

強度に不安がある方は、ベランダ屋根を取り付ける際、耐風圧や耐積雪などのオプションを付けるのもおすすめです。

リフォーム業者選びのポイント

リフォーム業者を選ぶ際に最も重要なことは、複数の業者に見積もり依頼を出すことです。
同じ施工内容でも業者ごとに商品を取り寄せるルートが異なるため、単純にこの点だけみても費用に差が出ます。

さらに取り付け作業費や出張費も業者によって異なるので、1社だけを見てリフォームを決めないようにしてください。
また「見積もり内容に不明な点はないか」「メールの返信は早いか」なども、良心的な業者とそうでない業者を見分けるポイントです。

不明な点についてはとことん質問し面倒臭そうにするようなことがあれば、その業者はおすすめできません。
気になる業者を見つけたら口コミなどを検索してみるのもよいでしょう。
最近ではインターネットで一括見積もりを依頼できるサイトもあるので、ぜひ利用してみてください。

まとめ

今回はベランダ屋根の後付けにかかる費用相場やリフォームする際の注意点、業者選びのポイントなどについて解説しました。

屋根を取り付けると洗濯物が濡れずに済むだけでなく、冷房負担率の減少やベランダの劣化を遅らせたりとさまざまなメリットが期待できます。

一方で、ベランダの向きや環境によっては屋根が必要ないケースもあります。
ベランダ屋根を後付けするときは、お住まいの住戸の環境をよく考慮したうえでリフォームをぜひを検討しましょう。

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