警告灯のビックリマークで慌てないために!マークの意味と対処法紹介

警告灯のビックリマークで慌てないために!マークの意味と対処法紹介

運転中に意味のわからないビックリマークが点灯して、驚いた経験をされた方は少なくないでしょう。
警告灯の意味と点灯する原因を知っておけば、いざというときも落ち着いて対処できます。
!マークの意味と対処法をご紹介します。

メーターパネルのマークの意味がわからないものがある?

自動車の「メーターパネル」は、いわば車の状態を知らせてくれる情報の宝庫です。
多くの方がよく目にするのが「シートベルトマーク」ではないでしょうか。
「給油マーク」や「半ドア警告灯」なども、一目で直感的にわかりやすいイラストで表示されます。

これらのマークは「国際規格(ISO)」に則っているため世界共通です。
他社の国産車や輸入車でも同じマークなので、乗り換えた際も戸惑うことはまずありません。
しかし中にはよくわからないマークや、何を意味しているのかわからないものもあるでしょう。

メーカーや車種によっては警告灯の表示とともに、その名称や状況を文字で知らせてくれるものもあります。
とはいえ運転中に細かい文字を読み取るのは難しいため、マークを見てすぐに判断できたほうが安心です。
これを機にしっかりと覚えておきましょう。

色で瞬時に判断!信号と同じ3色の警告灯の意味とは

表示されるマークの中には「!(ビックリマーク)」が付いているものもあれば、付いていないものもあります。
これらのマークは、一般に「警告灯」や「表示灯」と呼ばれるものです。

車のキーを回した際に一瞬全部のマークが点灯してすぐに消えますが、これは異常ではありません。
全部のマークが点灯することによってランプ切れなどがなく、異常や危険を感知したときに正常に起動することが確認できるわけです。

これらの警告灯や表示灯のマークには、信号機と同じ「赤」「黄」「緑」の3色が使われています。
例外的に「水温警告灯」の冷却水が低すぎるときは青で点灯しますが、「暖機運転(だんきうんてん)」で水温が上がれば消灯します。

3色が表す意味はほぼ信号機と同様で、「赤は危険」「黄は注意」「緑は安全」と覚えておくとよいでしょう。
ただし赤が危険を表しているからといって、所構わず急ブレーキで停車してはいけません。
赤の警告灯は緊急性が高いですが、急停車のほうがよほど危険を伴います。

ビックリマークの警告灯の意味と対処法

ビックリマークが使われているのは警告灯です。
ビックリマークが点灯すると、とくに慌ててしまう方は多いのではないでしょうか。
マークの表す意味がわからず、不安で運転中にパニックになるのが一番怖いです。

警告灯のビックリマークが点灯してもいきなり危険が迫るわけではありませんので、まずは落ち着いて対応することが肝心です。
ここではビックリマークが表示される警告灯について、意味と対処法をご紹介します。

ブレーキ警告灯(赤)

丸カッコで囲まれた丸があり、中心のビックリマークが赤く表示されているのが「ブレーキ警告灯」です。
キーを回して電源をONにしたり、エンジンをかけたりした際にほかの警告灯と同時に点灯。
数秒後にほかの警告灯が消えても点灯し続けている場合、サイドブレーキ(パーキングブレーキ)がかかった状態を示します。

車を運転したいならサイドブレーキを解除すればブレーキ警告灯は消えます。
ただし、サイドブレーキを解除してもブレーキ警告灯が消灯せず点灯を続けている場合は、ブレーキに異常があることを示しています。

走行中に点灯した場合は、ブレーキ液が減っていることが考えられます。
ブレーキ警告灯と似た形で丸の中にABSがある「ABS警告灯」の2つが同時に点灯した際は、ブレーキシステムに異常が発生しているためブレーキペダルの効きが重くなります。

ブレーキペダルはしっかりと踏み込むように気をつけてください。
パーキングブレーキの故障の場合は、赤く点滅を続けます。

いずれにしても点灯が消えない場合は早急な点検が必要です。
ブレーキに関する異常は重大な事故につながる恐れがあるため、ただちに安全な場所に移動して修理業者に連絡すると覚えておきましょう。

ブレーキシステム警告灯(黄)

上のブレーキ警告灯と同じ形で黄色く表示されているのが「ブレーキシステム警告灯」です。
ブレーキシステムになんらかの異常があることを示しています。

たとえば、ハイブリッドカー特有の回生協調ブレーキなどがうまく機能していない状態です。
こちらは黄色で点灯するためあまり危機感を持たれないかもしれませんが、ブレーキ関連のトラブルは悠長に構えず速やかに点検することが大切。

ブレーキの効きが悪くなっていることが考えられるため、いつもと同じようにブレーキペダルを踏んでも停止するまでの距離が長くなります。
早めのブレーキを心がけしっかりと踏み込みましょう。

とくにブレーキ警告灯(赤)とブレーキシステム警告灯(黄)が2つとも点灯した際は、すぐに安全な場所に車を停めて修理業者に連絡してください。

スマートキーシステム警告灯(黄)

黄色の横向きの鍵の上にWi-Fiマークのような3本の曲線があり、鍵の上にビックリマークがあるのが「スマートキーシステム警告灯」。

スマートキーは手がふさがっているときに便利ですが、なんらかの異常を検知して使えなくなった場合にスマートキーシステム警告灯が点灯します。
そのような場合はスマートキーではなく内臓のキーを使い、早めに点検を受けましょう。

電動パワーステアリング警告灯(黄)

ハンドルの形の右横にビックリマークがあるのが「電動パワーステアリング警告灯」です。
別名「EPS警告灯」とも呼ばれていて、パワーステアリングに異常があった場合に点灯します。

ハンドルは動かせるため運転自体はできますが、パワーステアリングが効かないためハンドル操作は重くなります。
なるべく早めに点検を受けましょう。

マスター警告灯(赤・黄)

赤い三角マークの中にビックリマークがあるのが「マスター警告灯」。
ディスプレイに警告メッセージとともに赤や黄で表示されるもので「マスターウォーニングランプ」とも呼ばれます。

点灯や点滅、あるいはブザーなどとともに通知されます。
運転中に表示された場合は慌てず安全な場所へ車を移動させてから、メッセージ内容と対処法を確認しましょう。

KEY警告灯(赤・緑)

横向きの赤い鍵の中央にビックリマークがあるのが「KEY警告灯」。
キーの電池残量がないことを点滅して知らせてくれます。

市販の電池を購入して交換することもできますが、キーを傷つけないよう慎重に作業する必要が。
不注意によるキーの破損は保証外となるため有償修理になってしまいます。
修理業者で電池を交換してもらったほうが無難でしょう。

LEDヘッドランプ警告灯(黄)

黄色い豆電球のような形で、周囲に放射状の線があることでランプを表しています。
この豆電球の丸にビックリマークがあるのが「LEDヘッドランプ警告灯」。
システムに異常が見られた際に点滅します。

LEDヘッドランプ警告灯が一旦は消えても、突然ハイビームに切り替わるなどの異常が見られるケースも。
電気系統のトラブルの可能性もあるため、一度でも警告灯が点灯したかおかしな動作をしたことがあるなら速やかに点検を受けてください。

タイヤ空気圧警告灯(黄)

一見わかりづらいですが、黄色いタイヤの断面中央にビックリマークがあるのが「空気圧警告灯」です。
マークの下部に凹凸の溝をつけてタイヤの溝を表しています。

空気圧の適していないタイヤは運転の操作性や燃費、乗り心地に影響。
そのためタイヤの空気圧が低下すると、タイヤ空気圧警報システムにより警告灯の点灯や点滅で知らせてくれます。

タイヤのパンクでは警告灯の点灯とともに警報が鳴ります。
冷静に安全な場所に停車してタイヤを確認しましょう。

タイヤ交換に自信がない場合は、速やかに「ロードサービス」や修理業者に連絡をしてください。
タイヤの空気圧の低下だけならガソリンスタンドでも調整してもらえます。

ハイブリッドシステム警告灯(赤)

車を模した赤い輪郭の中央にビックリマークがあるのが「ハイブリッドシステム警告灯」です。
ビックリマークが大きく表示されるため、初見では驚かれる方も多いでしょう。

この警告灯はハイブリッド車特有のもので、ハイブリッドシステムの異常を知らせるために表示されます。
モーターや高電圧システムなどのトラブルの可能性があります。
速やかに修理工場などで点検を受けてください。

エマージェンシーブレーキ警告灯(黄)

2台の車が接近した様子を表したものです。
黄色く車の輪郭が縁取られ、車と車の間に星の形かビックリマークがあるのが「エマージェンシーブレーキ警告灯」。

障害物を避けるためのエマージェンシーブレーキに異常が起きた際に、警告灯が点灯します。
センサーが汚れている場合は、適切にエマージェンシーブレーキシステムが働きません。

また、周辺の電波が影響して正常な作動を阻害していることもあります。
「VDC(横滑り防止機能)」をOFFにしたか、一時的に作動できないときにも点灯する場合があります。
いつまでも消えずに点灯しているようなら早めに点検を受けましょう。

警告灯を甘く見てはいけない!速やかに修理業者に点検を依頼しよう

運転中に車の異常を知らせる警告灯が点灯すると、ベテランドライバーでもドキッとするでしょう。
不慣れな方ならなおさら、警告灯を気にして怖い思いをしながら運転するのは避けるべきです。

車のトラブルを放置していると最悪の場合、自分だけではなく他者を巻き込んでしまうことも十分に考えられます。
できれば普段から付き合いのあるディーラーや販売店、行きつけの整備工場などで点検修理ができればよいのですが緊急時には難しいことも。

最寄りの修理工場などに持ち込むなりして、早急に対処することをおすすめします。
重大なトラブルでなければ短時間で直ることもあります。
修理後は気持ちに余裕を持って安全運転ができるでしょう。

まとめ

ビックリマークの警告灯が点灯したら、とにかく「落ち着いて安全な場所に車を停車させる」ということを覚えておきましょう。
警告灯を無視したまま高速道路などを走行するのは避けるべきです。

警告灯の意味がわからなくても安全な場所に車を停車させられれば、危険な目に遭うこともありません。
車のトラブルは、一歩間違うと自分だけでなく家族や他人をも危険に巻き込んでしまいます。

運転に慣れてくると気も緩みがちで、自動車教習所でさんざん指導された運行前点検なども怠ってしまうことがあるかもしれません。
運転前や運転中は慌てずに、警告灯の表示を見逃さないよう落ち着いて運転したいものです。

また警告灯や表示灯などに頼るだけでなく、運転中に少しでも異変を感じたときはその原因を探って不安を解消しておくことが大切です。
ささいなことでも、修理業者や整備工場などで点検してもらえば安心できるでしょう。

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