車の中に鍵マークが点滅!この警光灯の正体は?

車の中に鍵マークが点滅!この警光灯の正体は?

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車のメーターにはさまざまなマークが付いており条件を満たすことにより点灯します。
そんなマークの1つに、車の中に南京錠がついているようなものがあります。
このマークは一体何なのでしょうか?

車の中に鍵マークが点滅!エンジンを切っているのになぜ?

車のメーター部分には「表示灯」「警告灯」が点滅するマークがついています。
いくつもあるマークの内、鍵に関するものは2つです。

1つは「車の中に鍵(南京錠)がついているマーク」。
そしてもう1つは「鍵単体が表示されているマーク」です。

とくに車の中に鍵がついているマークは、点滅している場面を目にすることも多いと思われます。
エンジンを切っている状態でも点滅するので、何か車にトラブルがあるのではと不安に思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、理由さえ知っていれば不安になる必要はありません。
実はこの車の中に鍵がついているようなマークの点滅は、防犯機能が正常に機能していることを示しているのです。

カギ110番

車の中に鍵マークの正体は「イモビライザー」

この項目では、車の中に鍵マークの詳細について解説していきます。

イモビライザーとは?

車の中に鍵マークの点滅は、イモビライザーが作動していることを示しています。
イモビライザーとは、車に搭載されている盗難防止システムのことです。

車上荒らしや車の盗難といった犯罪被害から車を守るためには、車の防犯機能の充実が必要不可欠です。
この機能がついている車の「ドアを無理やりこじ開けようとする」「フロントガラスを割る」などの大きな衝撃が加えられると警告音が大音量で流れます。

また、この防犯システムはID照合によりキーを識別しています。
たとえ合鍵を作ってもID登録をしていなければ、車を開けることはできません。
これらの機能により車上荒らしや車の盗難から大切な車を守ることができます。

車の中に鍵マークはエンジンを切っている状態でも表示されます。
そのため、犯人にイモビライザー搭載車であることをアピールすることで、盗難に対する予防効果が期待できるのです。

このように車の中に鍵マークは、本機能が正常に機能していることを示しています。
エンジンをつけていない状態でこのマークが点滅していたとしても、車の故障を疑う必要はありません。

ただし、市場で販売されているすべての車についているわけではありません。
とくに古い車種の場合は、この機能がついていない車が多いです。

本機能がついていない車の場合、通常のキーだけではなく市販の防犯グッズを活用するなどして自分で盗難対策を心がけるとよいでしょう。
車の用品店や通信販売から役立つものを探してみてはいかがでしょうか。
また、車の購入後に本機能を後付けすることも可能です。
現状の防犯機能や市販の防犯グッズだけでは不安があるという人は、専門の業者に相談してみましょう。

「イモビライザーステッカー」でさらなる防犯も可能

イモビライザーがついている車はエンジンを切っていてもマークが点滅し、その表示だけでも防犯効果があります。
ただしこのマークは車のメーター部分についていますので決して目立つわけではありません。

そのため窃盗犯を車に寄せ付けないためにも、もっとわかりやすくアピールできるのがこのステッカーです。

このグッズはその名前の通り車にイモビライザーがついていることを示すステッカーです。
ウインドウなどに貼ることでよりわかりやすくアピールできます。
車用品店やインターネットから購入が可能です。

またこの機能がついていない車でも、このステッカーを貼ることで盗難リスクの軽減が期待できるでしょう。
ステッカーは数百円程度で購入できますので、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

イモビライザー対応のスマートキーを紛失してしまった場合の対処法

イモビライザー搭載車は、たとえ合鍵を作られたとしてもIDが合わなければドアを開けることができません。
セキュリティ性が高く、今後はこのような車が主流になると予想されます。

しかしそのセキュリティ性の高さゆえに、持ち主がキーを紛失してしまったときにも簡単に開錠することはできません。
無理にこじ開けようとすると当然警告音がなってしまいます。

もしキーを紛失してしまいスペアキーもない場合は、ディーラーやキーの閉じ込めにも対応している業者に連絡をします。
また、屋外で紛失した場合には交番に届けることも忘れないようにしましょう。

キーの盗難が疑われる場合は、それまでのIDの登録を消去し新たに登録することで紛失したキーの使用を防げます。
ただし、ID登録変更だけではメカニカルキーの使用までは防げません。
不安な方はキーを取り換えることも検討してください。

鍵単体のマークは電池切れ

ここからは「鍵単体のマーク」について解説していきましょう。

新しい電池に交換しよう

紹介したようにメーターにおいて鍵に関するマークは2つです。
その内の1つはイモビライザーですが、鍵単体のマークについても紹介します。

この鍵単体のマークが点滅しているときは、スマートキーの電池が切れそうになっているときです。
電池が切れてしまうと通常の方法では車のドアを開けることができなくなってしまいます。

最近キーの反応が悪くなったという人は、鍵単体のマークが点滅していないかどうか確認してみてください。
点滅をしていた場合は電池を交換することで反応が改善する可能性が高いです。

使用頻度などにもよりますが、スマートキーの電池の寿命は大体1年から2年だといわれています。
車を購入してからそれくらいの期間が経っている人は、いつ電池が切れても不思議ではありません。
車検や定期点検の際に電池の交換を行えば、電池切れに悩むこともなくなるでしょう。

とはいえ上記はあくまでも目安であり、電化製品の近くにキーを置いていると電池の消耗が激しくなることがあります。
その場合は数ヶ月で電池が切れてしまうということも考えられます。
スムーズに電池の入れ替えが行えるように、事前に交換用の電池を用意しておくのも1つの方法です。
スマートキーの電池は、各メーカーの販売店やインターネットからも購入できます。

外出先でスマートキーの電池が切れてしまった場合の対処法

外出先で電池が切れてしまい、すぐに代わりの電池を用意できないという状況に陥ってしまった場合。
「メカニカルキー」を使うことで、車のドアを解錠できるので安心してください。
このメカニカルキーは、スマートキーに内蔵されているもので取り出して使うことができます。

メカニカルキーの使い方は車種によっても異なりますので一概には説明できません。
たとえば「プリウス」の場合は、キーについている「解除」ボタンを押しましょう。

このボタンを押すことで内蔵されているメカニカルキーを取り出すことができます。
このキーは通常のキーと同じように鍵穴に差し込んでドアを開けることが可能です。

またエンジンも同様にメカニカルキーで作動させることができます。
このように電池が切れてしまっても、対処法を知っていれば落ち着いて行動できるでしょう。

車の説明書をよく読もう

車の購入時についてくる説明書をあまり読んでいない方もいるのではないでしょうか。
説明書にはその車についている機能のすべてが記述されています。

「表示灯」「警光灯」においても例外ではありません。
イモビライザーがついているかどうか、またその他の表示灯と警光灯についての説明も必ず記載されているはずです。

表示灯と警光灯は車種によってマークや点滅条件が異なることもありますので、自分の車のことをよく理解するためにも必ず目を通しておきましょう。

中古やオークションで購入した場合は説明書がない場合もあります。
その場合は車種や型番でインターネットから検索をしてみましょう。
メーカーの公式サイトでは、電子版の説明書を公開している場合があります。
もしインターネットで見つからなかったときは、直接メーカーやディーラーに問い合わせてみるのも一つの方法です。
メーカーによっては説明書を公式サイトで公開している場合があります。

トラブルが起きた場合は修理業者に依頼しよう

イモビライザーがついている車であるのにもかかわらず車の中に鍵マークが点滅していない場合。
イモビライザーやメーターの表示灯と警光灯の機能に不具合が発生していることを疑いましょう。

イモビライザーが正常に動作していなければ、車上荒らしや車の盗難に遭うリスクを高めてしまいます。
イモビライザーが機能していなくても運転に直接の支障はありませんが、できるだけ早めにディーラーや修理業者に見てもらいましょう。

メーターの表示灯と警光灯自体が正常に動作していない可能性も考えられます。
表示灯と警光灯にはさまざまなトラブルをドライバーに早期に知らせる役割があり、これらが機能していなければ最悪の場合は重大な事故を誘引することにもなりかねません。
このような状態での運転は決して行わないようにしましょう。

盗難リスクと事故リスクのどちらも抑えるためにも、これらの機能に不具合が発生した場合は一刻も早い修理が必要です。
インターネットからであれば簡単に近くの修理業者を調べることが可能です。

まとめ

車の中に鍵が入っているようなマークの正体はイモビライザーです。
車にトラブルが起こっているわけではありませんので、このマークが点灯していても不安になる必要はありません。
むしろ正常に防犯機能が動作している証明です。

また鍵単体マークが点滅している場合は、スマートキーの電池切れが疑われます。
イモビライザーの警光灯がつかない場合は、車に故障が発生している可能性が。

新しい電池を事前に用意しておくことでスムーズに交換できます。
そして何よりも、イモビライザーやメーターの点滅に異常があった場合は修理をすることが大切です。

※特記以外すべて税込み価格です。

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