
一軒家・戸建ては、賃貸のマンションなどと比べ交換できる鍵の種類が多いです。
安く済ませたいのであれば10,000~20,000円程で交換できますが、防犯性の高い鍵に交換したいのであれば高額になります。
今回は、一軒家・戸建てで鍵交換する場合の費用や交換すべきタイミングを紹介します。
この記事で分かること
INDEX
一軒家・戸建ての鍵交換にかかる費用
鍵交換にかかる費用は、業者の料金体系によっても異なります。内訳としては、「出張料+部品+工賃」が多いです。
中でも部品や工賃に関しては、どの鍵を選ぶかで変わります。一般的には、ピンシリンダーやディスクリシンダーは安く、ディンプルキーや電子錠は高い傾向にありますよ。
鍵の種類ごとにかかる費用や、交換にかかる時間について紹介していきます。
種類 | 鍵交換費用 (部品+工賃) | 時間 |
---|---|---|
ピンシリンダー ディスクシリンダー | 10,000〜20,000円 | 5〜30分 |
ディンプルキー | 15,000〜30,000円 | 15〜30分 |
引き戸錠 | 15,000〜20,000円 | 5〜15分 |
電子錠 | 30,000〜100,000円 | 30分〜2時間 |
ピンシリンダー・ディスクシリンダー

ピンシリンダー・ディスクシリンダーとは、鍵の片面、または両方がギザギザしている鍵のことです。その見た目から、“刻みキー”とも呼ばれています。
ピンシリンダー・ディスクシリンダーは、鍵の種類が豊富です。そのため、鍵交換にかかる費用は10,000〜20,000円と少し幅があります。
鍵の内部構造がシンプルなものであれば、大体5〜30分で交換できるでしょう。
ピンシリンダー・ディスクシリンダーを選ぶメリットは、鍵の交換費用を安く抑えられることです。しかし、セキュリティ面に不安があります。
特にピッキングに弱いので、セキュリティを高めたい場合は他の防犯対策も行いましょう。
ディンプルキー

ディンプルキーとは、鍵の差し込み口に複数の丸いくぼみがある鍵です。ピンシリンダー・ディスクシリンダーよりも耐ピッキング性能が高く、シリンダータイプのカギとしては最も防犯性能が高いです。
オートロック並に重視する人が多く、現在はディンプルキーの使用をアピールポイントにしている賃貸物件もあります。
ディンプルキーの鍵交換費用は、大体15,000〜30,000円です。プロに交換を依頼すれば、15〜30分で作業が終了しますよ。
ちなみに合鍵を作成する際も、ディスクシリンダーよりかなり高い費用がかかりますので注意しましょう。
ディンプルキーの合鍵作成・交換費用やメリット・デメリットについて解説している記事もあるので、参考にしてください。
引き戸錠

引き戸錠とは、レールや溝をスライドさせて開け閉めする戸の先に錠前をつけるタイプの鍵です。名前が似ている引き違い戸錠とは、引き戸の中心に錠前を設置するタイプの鍵です。
引き戸錠と引き違い戸錠では、取りつけられる部品が異なります。
必ず自分の戸のタイプを確認し、間違わないように部品を購入しましょう。引き戸錠の交換費用は、大体15,000〜20,000円です。
複雑な構造をしている鍵ではないので、大体5〜15分で交換できるでしょう。
電子錠
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一般的にドアは、金属製の鍵を使って開けます。しかし、電子キーでは、金属製の鍵を使いません。カードや暗証番号などを使って鍵を開けます。
それらの総称を電子錠と言います。現在であれば、カードキーや暗証番号錠、指紋認証錠などが有名ですね。電子錠のメリットは、非常にセキュリティ性能が高いことです。
ピッキングで侵入されるリスクをゼロにできます。しかし、大がかりな工事が必要です。そのため、物理的な鍵を使うタイプよりも交換費用は高くなる傾向があります。
種類にもよるものの、大体30,000〜100,000円かかるでしょう。とくにシリンダー錠から電子錠へ交換する場合は高くなりやすいので注意してください。
鍵交換ではなく、鍵の新規取りつけとして扱われるからです。鍵交換時間の目安は、30分〜2時間です。
こちらの記事では、鍵交換にかかる費用についてより詳しく紹介しています。参考にしてくださいね。
一軒家の鍵交換は鍵業者への依頼がおすすめ
一軒家の玄関鍵交換を検討する際は、鍵業者に依頼するのがおすすめです。鍵業者は多様な鍵の特徴や防犯性能に精通しており、住宅に最適な鍵を提案してくれます。また、特殊な形状の鍵や電子錠への交換にも対応しているため、ニーズに応じた柔軟な対応が可能です。
自分で交換作業を行う場合、鍵の取り付けに失敗してしまうリスクがあります。ドア枠に正しく設置できなければ、鍵の動作が不安定になるだけでなく、防犯性が低下する恐れもあります。
一方、鍵業者であれば、専門知識と経験を活かし、安全かつ確実に鍵を取り付けてもらえる点が安心です。
一軒家の玄関鍵交換は、コストはかかりますが、確実性と安全性の面で大きなメリットがあります。防犯性能を向上させるためにも、信頼できる鍵業者への依頼を検討しましょう。
一軒家の鍵交換で頼れるオススメ修理店2選
賃貸マンションなどよりも交換できる鍵の種類が豊富なため、交換業者の技術力が問われます。
ここでは、一軒家の鍵交換にオススメの業者を紹介します。
いくつかある業者の中から自分に合った業者を選びたい方は、玄関の鍵交換でオススメの業者を一括比較している記事を参考にしてくださいね。
鍵猿

出典:鍵猿
鍵猿は、創業16年&年間依頼実績10万件以上と、経験と実績の豊富な業者です。
有名企業や官公庁との取引実績もあり、技術力は折り紙つきです。万が一作業後にトラブルが合っても、1年間のダブル保証(工事&商品)がついているので安心ですよ。
見積り・出張費・キャンセル料が無料なので、まずは気軽に相談してみましょう。
鍵交換の費用
鍵猿の鍵交換費用は以下の通り。
内容 | 費用 |
---|---|
自宅の鍵交換 | 11,000円〜+部品代 |
ドアノブの交換 | 11,000円〜+部品代 |
サイト上には1,000円OFFの割引についての記載もあるため、電話で相談する前に確認しておきましょう。
鍵交換の流れ
鍵猿の口コミ・評判
鍵猿の口コミ・評判は以下の通りです。
- 玄関鍵が壊れてしまって交換して貰いました。2つあったので急ぎではなかったのですが、3時間後に来てくれ2つとも交換で10分くらいで終わりました。近くのホームセンターより安く助かりました。
- 自宅の鍵を紛失してしまい、開けてもらいました。当日中に急いで来てくれて、その後心配だったので鍵の交換もしていただきました。防犯知識も教えてくださり、とても親切な業者さんでまた機会があればお世話になりたいと思いました。
- スタッフさんの対応はとても親切丁寧で、作業はスピーディーでとても信頼できる業者さんだと思います。
出典:みん評
鍵猿の評判・口コミについてまとめている記事もあるので、併せてご覧ください。
カギ110番

出典:カギ110番
カギ110番とは、「シェアリングテクノロジー株式会社」という東証上場企業が運営しているサービスです。
利用シェア率が高く、顧客満足度・到着スピード・価格満足度でも高評価を獲得しています。
安心感と豊富な実績を兼ね備えているサービスなので、頼れる業者を探している人にぴったりですよ。鍵の在庫は10万個以上あります。
ディンプルキーやディスクキーなど、どんな鍵でも交換できるので、まずは相談してみてください。
鍵交換の費用
カギ110番の鍵交換費用は以下の通りです。
内容 | 費用 |
---|---|
自宅の鍵交換 | 12,100円〜 |
ドアノブの鍵交換 | 8,800円〜 |
鍵の交換費用には、部材費が含まれています。
鍵交換の流れ
カギ110番の口コミ・評判
カギ110番の口コミ・評判は以下の通りです。
- 作業時間は短いし、とても親切なスタッフでしたから、お願いして本当に良かったです。
- 電話の時点で概算の見積もりを教えて頂けるので、安心して依頼することができました。
- 夜中でしたが30分ほどで来ていただき、作業の方法や料金の説明など丁寧に教えてもらいましたので安心してまかせられました。
出典:みん評
こちらの記事では、カギ110番の口コミ・評判についてまとめているので参考にしてくださいね。
一軒家の鍵交換をすべきタイミング
鍵を紛失したり鍵が壊れたりしたら、交換を検討しましょう。セキュリティを強化したいときも検討のタイミングです。
ここでは、各タイミングの詳細を説明します。
鍵を紛失したとき
合鍵があるからと、鍵交換をせずにいるのは非常に危険です。いつでも知らない人が入ってきてもおかしくない状況だからです。
落としたのではなく悪意のある人に盗まれた可能性もありますので、鍵をなくしてしまったことに気づいたらなるべく早めに鍵交換をしましょう。
鍵が壊れたとき
鍵は永久に使える物ではありません。大体10年~15年が寿命です。
シリンダーも鍵も摩擦によって少しずつかけてしまいます。少しでも開けづらいと感じるようになってきたら、交換を検討しましょう。
セキュリティを強化したいとき
昨今、犯罪に関するさまざまなニュースが報道されています。恨み関係なく、一般人が知らない人に狙われるケースも珍しくありません。
特に一軒家・戸建ては、マンションに比べ空き巣などの被害が多いです。令和2年の発生件数は以下の通り。
発生場所 | 発生件数 |
---|---|
一戸建て住宅 | 667件 |
中高層住宅 | 322件 |
一軒家・戸建ての玄関については、念入りに対策しておくのがオススメです。
出典:警視庁
一軒家の鍵交換を自分でする方法
鍵交換にかかる費用を少し節約したいと考えている人もいるでしょう。そのような人は、自分で鍵交換するのをオススメします。
部品代しかかからないので、数千円で済む場合もありますよ。ここでは、一軒家の鍵を自分で交換する方法を紹介します。
鍵交換に必要な道具
一軒家の鍵交換をする場合は、以下の道具をそろえましょう。
- プラスドライバーとマイナスドライバー
- 新しいシリンダー
- プライヤー(インテグラル錠に交換する場合のみ必要)
交換する鍵の種類によっては、別途道具が必要な場合があります。必ず鍵の取扱説明書も確認しましょう。
自分で鍵交換する方法
一軒家の鍵交換は5ステップでできます。正しい手順で交換しないと、防犯性が下がる可能性があるので注意してください。
それでは、鍵交換のやり方を紹介します。
- ドアを開ける
- フロントプレートを外す
- ピンとシリンダーを外す
- 新しいシリンダーをはめる
- 動作確認を行う
手順1:ドアを開ける
まずは、玄関のドアを開けましょう。作業が終わるまで、ドアは開けたままにしてください。
手順2:フロントプレートを外す
ドアの側面には、金属板があります。これをフロントプレートと言います。
プラスドライバーを使ってフロントプレートを外しましょう。
手順3:ピンとシリンダーを外す
フロントプレートを外すとシリンダーが見えます。マイナスドライバーを使ってシリンダーを固定しているピンを抜き取りましょう。
落下防止のために、必ずシリンダーを手で押さえながらピンを抜いてください。ピンが取れたら、シリンダーも外しましょう。
手順4:新しいシリンダーをはめる
シリンダーを外した場所に、新しいシリンダーをはめます。
手順3で抜いたピンを使って、新しいシリンダーを固定しましょう。固定できたら、フロントプレートを元に戻してください。
手順5:動作確認を行う
最後にドアを開けたままカンヌキの動作確認をしてください。問題なければ、交換成功です。
一軒家の鍵交換を自分でする注意点
ドアの鍵を開けたり閉めたりできるのは、シリンダーと錠前のストッパーが連動しているからです。そのため、シリンダーと錠前選びは慎重に行わなければいけません。
購入するものを間違えると、ドアの開閉ができなくなります。最悪の場合、閉め出されてしまう可能性もありますよ。
また、防犯の観点から一度購入したシリンダーは返品・交換ができません。
一軒家の鍵交換をする前に確認すべきこと
一軒家の鍵交換をする前に、確認したいことは2つあります。なぜ確認すべきなのかについても説明しますね。
賃貸の場合は勝手に交換してはいけない
賃貸物件の鍵は、大家さんや管理会社の所有物です。勝手に賃貸の鍵交換をすると契約違反とみなされ、違約金を請求される場合があるので注意してください。
退去時に鍵交換費用の負担を求められたり強制退去処分を下されたりする場合もあります。鍵交換をしたい場合は、必ず作業前に大家さん・管理会社の許可を得ましょう。
賃貸の鍵交換すべきタイミングや確認すべきことについては、こちらの記事でもまとめていますよ。
上下2か所に鍵がある場合
ドアに鍵を2つ設置している人もいるでしょう。状況によっては両方の鍵交換が必要です。
この場合、鍵の交換費用が通常よりも高くなる可能性があるので、注意してください。料金の詳細を知りたい人は、一度業者に見積りを依頼しましょう。
一軒家の鍵交換費用まとめ
- ピンシリンダー・ディスクシリンダーの交換費用は10,000〜20,000円
- ディンプルキーの交換費用は15,000〜30,000円
- 引き戸錠の交換費用は15,000〜20,000円
- 電子錠の交換費用は30,000〜100,000円
今回は、一軒家の鍵交換費用について説明しました。
とにかく安く済ませたい人はピンシリンダー・ディスクシリンダーを選びましょう。10,000〜20,000円で交換できますよ。
しかし、防犯性に不安があるのがデメリットです。セキュリティ強化も兼ねているのであれば、ディンプルキーや電子錠などがオススメです。
15,000〜100,000円と少し値段は張りますが、家の安心はしっかり確保できます。鍵のセキュリティは、正しく取りつけて初めて発揮されます。
そのため、失敗したくない人は鍵業者に交換を依頼しましょう。業者は、安心感と豊富な実績があるカギ110番がオススメですよ。