ドライブレコーダーの電源が入らない!映像が映らない原因と解決法

ドライブレコーダーの電源が入らない!映像が映らない原因と解決法

「ドライブレコーダーをチェックしたけれど何も映っていない」「ドライブレコーダーの電源が入らない」そんな経験はありませんか?
そこで今回の記事では、トラブルの原因と解決策をお伝えします。

ドライブレコーダーが映らない原因とは

ドライブレコーダーが正常に映らないときは「電源が入らない」または「電源が入ったとしても正常に画面が映らない」という状態になります。

その原因は、大きく分けて3つ考えられます。
1つ目は「本体が電源とうまく接続されていない」、2つ目は「SDカードの不具合」、そして最後に「予備充電がない場合」です。

この3つの原因に対する解決法を以下で紹介します。
ご自身で試してみても改善しない場合は販売店舗やメーカーでの修理、または買い替えが必要となるでしょう。

ドライブレコーダーが映らないときの解決法

もし走行中にドライブレコーダーが正常に作動していないことに気づいたら、車を安全な場所に停車してから電源を入れ直してみましょう。
それでも画面が映らないなど不具合が続くようなら以下の点を確認してください。

解決法1:シガーソケットのヒューズ切れ

最初に、電源が本体にきちんと供給されているか調べてみます。
「シガーソケット」で電源ケーブルをつなげている場合、プラグ部分にヒューズ管があるのでその部分が切れていないか確認してください。
ヒューズが切れていた場合は、ヒューズを交換するだけで問題が解決するはずです。

解決法2:シガーソケットの電圧違い

シガーソケットを利用している場合に確認したいのが「ドライブレコーダー」と「シガーソケット」の電圧です。
対応する電圧が一致しているかを調べてください。
対応電圧が異なっているのに変圧がおこなわれていないなら、本体に電源が供給されません。

変圧されない場合は、変圧機能のあるアダプターを使わない限り電源が入りません。
また、ドライブレコーダーの故障の原因になります。
ドライブレコーダーの説明書を確認し、車との電圧の違いを調べて適切なアダプターで接続し直すようにしてください。

解決法3:SDカードの繰り返し録画設定を確認

録画したデータを記録するSDカードでは、通常古いファイルに上書きされる「繰り返し録画」が行われています。
しかしこの設定がOFFになっていた場合、データの容量がいっぱいになると録画が停止され何も映らなくなってしまうのです。

もし過去のデータが必要ないのなら「繰り返し録画」の設定をONにして、データの上書き機能が起動するようにしておきましょう。
そうすれば容量がすべて埋まっても自動で録画を続けていきます。

解決法4:SDカードの蓄積データをゼロにする

繰り返し録画しない場合はデータをパソコンへ移すか、消去することでSDカードの容量に空きができます。
容量に余裕があれば再び録画を開始するので、事前にSDカードの容量から計算して何時間録画できるか調べておきましょう。

そして毎日の走行時間を計り、何日後にデータのバックアップ作業が必要になるかあらかじめチェックするのも大切です。
必要なデータを別の場所に移すことで後日再確認できるようになるため、この作業を忘れないようにしましょう。

解決法5:SDカードのフォーマット化

英語のフォーマット(format)とは、日本語で「初期化する」という意味で使われます。
SDカード以外にもUSBやHDDを使用する際に必要になる作業です。

独立行政法人国民生活センターが18歳以上の男女2,000名を対象に実施したアンケート調査によると「約60%の人がSDカードのフォーマットや交換の必要性を認識していなかった」という結果が出ています。

出典:ドライブレコーダーの映像を定期的に確認しましょう

フォーマットは、不必要なデータが蓄積されることによって起こる「画面が映らない」「電源が入らない」といった不具合を防ぐ効果が期待できるので、定期的におこなってください。

フォーマットをまったくせずに長い間放置すると、SDカードの劣化が通常よりも早く進んでしまうので注意しましょう。
とくに「繰り返し録画」を設定しているとデータの断片化が起こり、録画に問題が生じることがあります。
とはいえこの断片化は一時的な不具合で、たいていの場合フォーマットを実行することで解決できます。

ドライブレコーダーにフォーマットの機能があるのなら、ドライブレコーダー単体でのフォーマットが可能です。
もしこの機能がない場合は、パソコンにSDカードを繋いでフォーマットします。
詳しくはマニュアルで確認してください。
購入時から一度もSDカードのフォーマットをしたことがないのであれば、この項目から始めてみてください。

解決法6:仕様に合っているSDカードか確認

ドライブレコーダーは、製品ごとにどの規格のSDカードが使用できるか仕様が決められています。
相性の悪いSDカードを利用すると録画ができません。
たとえば古いドライブレコーダーの場合、大容量のSDカードに対応していないといったケースが考えられます。

仕様が異なるSDカードを使っていた場合は買い替えることで問題が解決します。
購入時に必ずどのSDカードが使用できるのかを確認しましょう。

解決法7:充電式バッテリーの場合は充電をチェック

充電式の内蔵バッテリータイプのドライブレコーダーを使用しているなら、充電が切れている可能性があります。
充電がなくなると動作が不安定になり録画できなくなることがあるので、バッテリー残量は日ごろから確認しましょう。
バッテリーが空の状態が続くと劣化が進み故障の原因となります。

解決法8:リセットボタンを押す

解決法7までやってみてそれでも解決しない場合は、リセットボタンを探してください。
大抵の場合ドライブレコーダーにリセット用の小さな穴が空いています。
これをピンセットなどで押すことでリセットが実行されます。

強制的にシステムが再起動するので、もう一度動作確認をしてください。

自己解決が難しければ販売店に修理へ

以上の方法を用いて自分で試してみて、それでも直らなければ購入店舗やメーカーへ問い合わせてみましょう。
保証期間内であれば無料で修理してもらえるかもしれません。
修理費用が高ければ買い替えるのも選択肢の一つです。

ドライブレコーダーのトラブルを避け長く使うために

ドライブレコーダーは2万円以上する機種が多く、頻繁に買い替えるのは避けたいものです。
「画面が映らない」「電源が入らない」といったトラブルを避け、できるだけ長く使うために必要な項目をまとめました。

夏の車内温度に注意

まずは「車内温度」です。
ドライブレコーダーの動作温度範囲は、-10度~60度が一般的です。
その温度幅を超えると「内部バッテリーの膨張」「液漏れ」「液晶パネルの表示」に不具合が起こる可能性が高くなります。

とくに夏場に直射日光が当たる場所で、長時間に渡り車を放置する際は注意が必要です。
真夏はダッシュボード周辺が80度に達することもあり、異常をきたす恐れが高まります。

そのため夏の日差しが強い日は、ドライブレコーダーを外して車内放置せず屋内の涼しい場所へ持っていくことをおすすめします。
外すのが難しい場合はサンシェードなどを使って直接日が当たるのを防いで、温度上昇を抑えてください。

長時間続く車内高温状態はすべての電子機器にとって適切ではありません。
本体だけでなくSDカードも壊れる可能性があります。

ドライブレコーダーの寿命をチェック

購入時にドライブレコーダーの寿命が何年もつか確認しておくのがおすすめです。
メーカー保証は大体1~3年なので、寿命もそれくらいと考えてよいでしょう。

しかし、毎日の通勤や仕事などで頻繁に使用する場合はその分寿命が短くなります。
購入日をデジタルカレンダーに記載し、使用開始日の1年後にリマインドされるようにしておくなどして購入日を忘れないようにするとよいでしょう。

SDカードの寿命をチェック

本体だけでなくSDカードにも寿命があります。
一般的には1~2年程度と覚えておくとよいでしょう。
回数にして数千から数万回ほど書き換えが可能です。

高画質の映像が録画できるタイプのドライブレコーダーは、データのサイズが大きくなるので大容量のSDカードを選ぶのが無難。
SDカードは消耗品だと認識し、定期的に新しく買い替える必要があります。

こまめに録画状況をチェック

ドライブレコーダーを設置したら、きちんと録画されているかを定期的に確認するようにしましょう。
いざというときに映っていなかったという失敗は避けたいものです。

普段から映像を確認することで今使っているドライブレコーダーのスペックを把握できます。
解像度や撮影画角の広さをチェックし、詳細に道路状況が映っているか確認しましょう。

比較的新しい機種ではスマートフォンやタブレットにインターネットで接続して、簡単に録画データを確認できるものもあります。
ドライブレコーダーからSDカードを取り出さずに、ご自宅や出先でも録画されたデータを閲覧できます。
定期的にチェックして表示トラブルがあれば、早めに解決するようにしてください。

まとめ

今回の記事では「ドライブレコーダーが映らない」「電源が入らない」原因と解決法を説明しました。
まずはドライブレコーダーの電源を入れ直しましょう。
改善しない場合は「電源との接続や電圧」「SDカードのメモリや仕様の確認」さらには「本体の充電状態」をチェックしてみてください。

最終的にリセットを試しても状況が変わらないのであれば、購入店舗やメーカーへ問い合わせてみましょう。

また、普段からドライブレコーダーが正常に動作しているか確認するようにしてください。
とくに実家に帰省するお盆や年末年始、ドライブ旅行の際は長時間運転する機会が増えるので確認が必要です。

出かける前にはドライブレコーダーとSDカードの状態を調べ、安全なドライブを心がけましょう。

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