ドアノブの中で鍵が折れた!初心者でもわかる取り出し方と対処法を徹底解説!

ドアノブの中で鍵が折れた!初心者でもわかる取り出し方と対処法を徹底解説!

ドアノブに鍵を差し込んだら折れてしまったという経験はないでしょうか?鍵が折れると焦ってしまいますよね。

しかし、適切に対処すれば最小限の被害で済みますよ。ぜひ参考にしてくださいね。

ドアノブの中で鍵が折れた!考えられる原因5つ

鍵が折れる原因はいくつか考えられます。今後のためにもどれに当てはまるか確認しておきましょう。

鍵が金属疲労を起こしている

鍵にも寿命があり、おおよそ10~15年程度と言われています。

その期間より前でも、毎日使用していると細かな傷などが増えて、金属疲労を起こしやすくなりますよ。

通常使用の範囲内でも、長年使用していれば折れることがあると考えておきましょう。特に鍵業者などで合鍵として作った鍵は、素材が真鍮なので折れやすいです。

折れやすい鍵を使用している

そもそも折れやすい鍵を使用している可能性もあります。今はもう廃盤になっていますが、MIWAのURシリンダーの1種は構造上鍵が折れやすく、頻繫に鍵折れ事例が報告されていました。

こういった特定のシリンダーを使用していないか確認しましょう。

シリンダーが経年劣化している

シリンダーは長年使用していると、経年劣化を起こします。シリンダーの寿命は10~15年程度です。

鍵が差し込みにくくなってきたらシリンダーが劣化している合図なので、鍵折れが起こる前に交換しましょう

シリンダー内に異物や汚れがある

シリンダー内に汚れや異物が存在する状態で鍵を回すと、鍵の形とシリンダーの型にズレが発生します。

そのまま強引に鍵を回すと、鍵が折れてしまうかもしれません。定期的に鍵やシリンダーを掃除する癖をつけておくといいでしょう。

シリンダー内の潤滑が悪くなっている

シリンダー内の滑りが悪くなっていると、鍵の先端が奥まで到達しにくいです。その状態で鍵を回すと、折れてしまうかもしれません。

滑りが悪くなってきたと感じたら、鍵穴専用の潤滑剤を使用しましょう

カギ110番

ドアノブの中で鍵が折れた場合のNG行動4つ

鍵が折れてしまった時に焦って行動すると、事態を悪化させかねません。あらかじめやってはいけないことを確認しておきましょう。

針金などで折れた鍵を取り出す

指などで簡単に引き抜ける場合は問題ありませんが、引き抜けない鍵を針金などで掻き出すのはやめましょう。鍵を無理やり搔き出そうとすると、シリンダーの内部が傷つきます

鍵の交換だけで済むはずが、シリンダーも交換する必要も出てきてしまうかもしれません。無理やり引き抜くのはやめましょう。

折れた鍵をくっつけて使う

折れた鍵を取り出せたからといって、アロンアルフアなどの接着剤で修復して使うのはやめましょう。一度でも折れてしまった鍵は強度が格段に落ちています。

一見問題ないように見えても、鍵を回すには不安定です。いつ折れてしまうか分からないので、新たな鍵を発行しましょう

接着剤などを使用して鍵を取りだす

アロンαなどの接着剤やグルーガンといったくっつくものを使用して、折れた鍵を取り出すのもやめましょう。うまくいく可能性はありますが、接着剤がシリンダー内に付着する可能性が高いです。

接着剤が内部につくと、鍵を差し込めなくなってしまいます。シリンダーを交換するしか方法がなくなってしまうので、この方法は避けましょう。

鍵穴専用以外の潤滑剤を使用する

鍵穴に使えない潤滑剤を使用するのは絶対にやめましょう。一時的に滑りが良くなる可能性はありますが、その後ゴミや埃などがつきやすくなります。

時間が経つとそれらが固まって鍵を差し込めなくなるので、シリンダーを交換するしかありません。潤滑剤を使用する際は、必ず鍵穴専用のものにしましょう

ドアノブの中で鍵が折れた場合に自分でできる対処2つ

鍵が折れてしまった場合でも、いくつか自分で対処できる方法もありますよ。

基本的には鍵を取り出せるか否かが焦点となるので、2パターンに分けて紹介します。

1.ドアノブの中で折れた鍵を取り出す

折れた鍵を取り出せるなら、シリンダーを交換する必要はないかもしれません。折れた鍵の取り出し方はいくつかあります。ぜひ参考にしてくださいね。

鍵穴から飛び出てる部分をピンセット等でつまむ

鍵穴から折れた鍵の一部が飛び出ている場合は、その部分をピンセットやペンチでつまみましょう。

どちらかと言えばペンチのほうがしっかりつまみやすいので、どちらもある場合はペンチがおすすめです。

取り出す際は、シリンダー内部を傷つけないように丁寧につまみましょう。ピンセットを使う場合は、ピンセットの先端がシリンダー内部に入らないように注意してください。

鍵穴専用の潤滑剤を使用する

上記の方法と併用することも可能です。折れた鍵が引き抜けそうにない時は、潤滑剤を使用しましょう。

鍵穴専用の潤滑剤は速乾性があり、ごみや埃などの異物の付着を防いだ上で動きを潤滑にします。ホームセンターやインターネット等で購入できますよ。

2.折れた鍵が入ったままドアノブを分解

折れた鍵が入ったままでも、ドアが開いている状態ならそのまま分解ができます。分解してしまえば、折れた鍵を確実に取り出せるので問題ありません。

ただし、ドアが閉まっていた場合は使えませんので注意してください。

手順1:道具を用意する

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • 針金や精密ドライバーなどの細いもの

必要なものは上記3つです。電動ドライバーがあると、作業がより素早く行えるでしょう。

針金や精密ドライバーは、詰まった鍵を裏から押し出す時に使用します。鍵穴より細くてそれなりに固いものならなんでも代用できるので、精密ドライバー等が必須な訳ではありません。

手順2:フロントプレートを取り外す

まずはフロントプレート(鍵の側面にある金属板)を取り外します。プラスドライバーを使用してネジを緩めれば、簡単に外れるでしょう。

手順3:シリンダー止めピンを取り外す

次にフロントプレートの下部にある、シリンダーを止めている上下のピンをマイナスドライバーで押し上げて外します。このピンを外すとシリンダーが固定されなくなるので、落とさないように注意しましょう。

手順4:シリンダーから鍵が刺さっている部分を取り出す

シリンダーを取り外したら、折れた鍵が刺さっているシリンダーの鍵穴部分を取り出します。その際にカバーや座金が取り付けてある場合は、プラスドライバーでネジをゆるめて分解しましょう。

手順5:刺さっている鍵を押し出す

針金や精密ドライバーを使って、シリンダー本体に刺さった鍵を裏側から押し出しましょう。このとき、針金などがシリンダー内部に当たって傷つけないように充分注意してください。

手順6:逆の手順でシリンダーを元に戻す

鍵を取り出すことができたら、今までと逆の手順でシリンダーをもとに戻しましょう。予備のスペアキーがある場合は、シリンダーに問題がないか動作確認をするといいでしょう。

自分で対処できるかどうかの判断基準

基本的には折れた鍵が鍵穴から飛び出ているかどうかです。折れた鍵が中に入り込んでいるようなら、素人では対処できません。

闇雲に掻き出そうとしても内部を傷つけるだけなので、やめましょう。一応ドアが開いていればシリンダーを分解することができます。

自分でできないと思ったらすぐに鍵業者へ相談しよう

少しでも自信がないと感じたら、迷わず業者に依頼しましょう。自分で対処を行う場合は、成功する保証はどこにもありません。

それどころかシリンダーやドアを傷つけて、状況を悪化させる可能性もあります。特に賃貸物件などでは、ドアも鍵も所有権は管理会社にあります。

余計なリスクをかけずに、業者に依頼した方がいいでしょう。カギ110番などの鍵業者は24時間営業していますよ。

ドアノブの中で鍵が折れてしまったら24時間対応可能の【カギ110番】に依頼しよう

出典:カギ110番

カギ110番とは、累計問い合わせ件数500万件以上の実績を誇る鍵の専門業者です。

折れた鍵の修理はもちろん、シリンダー交換などにも対応しています。

全国に店舗展開しており、最短5分で駆け付けてくれるのでスピーディに問題解決してくれますよ。

カギ110番の3つのおすすめポイント

カギ110番の主なポイントを3つ紹介します。

全国24時間対応

カギ110番は全国に加盟店があるので、地方部でも心配ありません。また全加盟店が24時間対応なので、深夜や早朝などのトラブルにも対応してくれますよ。

さまざまな種類のドアノブ・鍵に対応

カギ110番なら、他社では対応できない種類の鍵でも交換可能ですよ。ディンプルキーなどの複雑な鍵にも対応しているので安心ですよ。

鍵穴からの鍵作成が可能

折れた鍵しか手持ちがなくて、スペアキーがないという時にも安心です。カギ110番なら鍵穴からの鍵作成に対応しています

サービスの流れ

  1. まずはフリーダイヤルWEBで相談
  2. 最短5分で到着
  3. 作業時間最短5分

\24時間365日対応可能/
Web
まずは相談
電話
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カギ110番の口コミ・評判についても紹介している記事もあります。ぜひ参考にしてください。

鍵業者に依頼する場合に知っておきたい2つのこと

ここでは鍵業者に依頼する前に知っておきたいことを2つ紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

賃貸物件に住んでいる場合は大家さん・管理会社に連絡すべき

賃貸物件では、ドアも鍵も所有権は管理会社にあります。どんなに正当な理由があっても、勝手に鍵業者を呼ぶと後々トラブルになるかもしれません。

最悪の場合、損害賠償請求をされます。余計なトラブルを招かないためにも、必ず事前に許可を取っておきましょう

鍵業者に依頼した場合にかかる費用相場は10,000円〜

鍵業者に依頼した場合の費用は下記の通りです。

種類鍵交換費用時間
ピンシリンダー
ディスクシリンダー
10,000〜20,000円5〜30分
ディンプルキー
15,000〜30,000円15〜30分
引き戸錠15,000〜20,000円5〜15分

基本的に防犯性の鍵ほど作りが複雑なので、交換費用も時間もかかります。防犯性と費用の高さは比例することを覚えておきましょう。

ドアノブだけの交換を依頼した場合の費用はこれよりさらに安くなります。しかし、鍵折れの作業になるとシリンダーの交換をする可能性が高いため、鍵交換と考えておいたほうがいいでしょう。

まとめ

ドアノブの鍵折れにはいくつか対処法があります。しかし、基本的に自分で対処できるのは、鍵穴から折れた鍵が飛び出ている場合のみです。

それ以外では状況を悪化させる危険性もあるので、業者に依頼をするほうがおすすめです。無理をしすぎないようにしましょう。

鍵業者の中には24時間営業の店舗もあります。緊急時に頼れる鍵業者を見つけておくと安心ですよ。

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