
「ドアノブが開かない」このようなトラブルは唐突に起こります。急なトラブルで焦っている人もいるのではないでしょうか。
今回は、ドアノブが開かない場合に考えられる原因を紹介します。緊急時の対処方法やドアノブを自分で交換する方法などもまとめたので、参考にしてください。
この記事で分かること
INDEX
ドアノブが開かない原因は?
ドアノブが開かない場合、7つの原因が考えられます。
- ラッチが故障している
- レバーが故障している
- ネジが劣化・緩んでいる
- ドアノブが経年劣化している
- 建て付けが歪んでいる
- ドアノブの部品がさびている
- 鍵が故障している
ここでは、各原因の詳細を説明します。
ラッチが故障している
ドアノブは、ハンドルとノブのみで構成されているわけではありません。目に見えない部品もありますよ。
代表的な部品は、ドアを固定する“ラッチ”です。ドアノブが開かない場合、このラッチが壊れているのかもしれません。
内部部品であるラッチの故障を、外から確認するのは不可能です。そのため、ラッチの不具合が疑われる場合は、一度鍵を分解する必要があります。
レバーが故障している
中には、レバータイプのドアノブを導入している人もいるでしょう。レバータイプの場合、ハンドルを下げてドアを開けます。
このとき、必要以上に強い力が加わると、レバーが外れる場合があります。力のかかり具合によっては一回で破損するので、注意してください。
レバーが破損すると、ドアノブと内部部品が連動しなくなります。その結果、レバーを下げてもドアが開かなくなるのです。
ネジが劣化・緩んでいる
ドアノブが開かない場合、ドアノブ本体や内部部品の故障が疑われがちです。しかし、ネジが劣化・緩んでいるだけの可能性も考えられます。
ネジがドアノブや部品をしっかり固定できていなければ、隙間が生まれうまく連動しなくなるからです。
そのため、外側にネジがある場合は、緩んでいないか一度確認してみましょう。
ドアノブが経年劣化している
ドアノブは一生もののアイテムではありません。製品や使い方などにもよるものの、一般的にドアノブの耐久年数は10〜15年と言われています。
当然、長く使い続ければドアノブは経年劣化によって摩耗していきます。摩耗すれば、耐久性が落ち、破損しやすくなるでしょう。
そのため、ドアノブを設置して10〜15年経っている人は、経年劣化による故障を疑ってみてください。
建て付けが歪んでいる
ドアの建て付けとドアノブは非常に密接な関係にあります。
ドアノブは正常でも建て付けに異常があると、ドアが引っかかり開かなくなってしまうのです。
ドアの建て付けが歪む原因は、主に2つ考えられます。
- ドアとドア枠を固定する部品(蝶番)が破損している
- ドアのネジが緩んでいる
- 地盤沈下や地震などで家自体が歪んだ
とくに多い原因は“地震”です。直近、大きめの地震があった場合は、建て付けの歪みを疑いましょう。
ドアノブの部品がさびている
湿気が多い環境だと、ドアノブの部品がさびつきます。さびつくとスムーズに動かなくなり、不具合が増えます。そのまま使い続ければ、故障するでしょう。
湿気が多い環境ですごしている、または定期的にさび取りをしていない場合はこの原因を疑いましょう。
鍵が故障している
ドアノブが開かないよくある原因として挙げられるのは、鍵自体の故障です。
「鍵が鍵穴に刺さらなくなった」「ドアノブの鍵が開かない」などの症状が現れた場合は、鍵の故障を疑いましょう。
閉じ込められた!緊急時の対処法は?
レバーを下げてもドアノブが開かない場合、 “ラッチ”を操作して対処しましょう。ラッチはレバーを使わなくても手動で引っ込められます。
必要な道具は、以下2つです。両方用意する必要はなく、どちらか片方があれば問題ありません。
- 固いカード類(ポイントカードやキャッシュカードなど)
- 針金
やり方は以下の通りです。
- ドアの隙間にカードや針金を差し込む
- ラッチの斜めになっている部分を押す(ラッチを引っ込められる)
- ラッチを引っ込めた状態でドアを動かす
- ドアが開いたら成功
ドアノブを自分で交換する方法は?
道具や知識があれば、自分でドアノブを交換できます。ドアノブの交換費用を安く抑えたい人は、チャレンジしてみてください。
それでは、やり方や交換前の注意点などを説明します。
ドアノブ交換に必要な道具
ドアノブの交換に必要な道具は以下の通りです。
- 新しいドアノブ
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
道具は、ホームセンターやインターネットショップなどで購入できます。
ドアノブ交換する前の注意点
ドアノブを交換する際、サイズ間違いには注意しましょう。事前に取り付け方を把握しておくことも大切です。
各注意点の詳細を説明しますね。
交換する前にサイズを測る
ドアノブを交換する場合は、以下4つのサイズを測りましょう。
- 「ドアの厚さ」
ドアの厚さをミリ単位で測る - 「フロントの寸法」
縦と横の長さを測る - 「ビスピッチの長さ」
上にあるビスの中心から下にあるビスの中心までの長さを測る - 「バックセットの長さ」
ドアの端からハンドルの中心(鍵穴の中心でも可)までの長さを測る
サイズを間違えると交換できません。防犯の観点から返品もできませんよ。そのため、しっかりサイズを測ってから部品を買いに行きましょう。
作業前に取りつけ方を把握する
鍵は非常に繊細なアイテムです。少しのミスで大きな不具合を生む可能性があります。そのため、作業前に一通り取りつけ方を把握しておきましょう。
全体の流れを把握してから作業に取り掛かれば、失敗する確率を下げられます。
自分でドアノブ交換する手順
サイズを測り、道具をそろえたら実際に交換していきましょう。やり方を説明しますが、説明書がある場合は必ずそちらのやり方に従ってください。
1.室内側にあるレバーのネジを外す
まずは、室内側のレバーの根本にあるネジを見つけましょう。そのネジをプラスドライバーで緩め、外してください。
ネジはまた使います。紛失しないように保管しておいてくださいね。
2.レバー下の台座カバーを取り外す
レバーの下には“台座カバー”があります。これも取り外しましょう。取り外し方はネジの有無で変わります。
- ネジがある場合
プラスドライバーでネジを緩めてから取り外す - ネジがない場合
マイナスドライバーを台座の根本にある穴に差し込み、押し上げる
3.カバー下の台座も取り外す
レバーの下のみならず、台座はカバーの下にもあります。これもネジを緩めてから取り外してください。
4.室外側にあるレバーのネジを外す
次は、室外側の作業をします。まず、室外側レバーの根本にあるネジをプラスドライバーで緩めて外しましょう。
5.レバー下とカバー下の台座を取り外す
レバー下とカバー下に台座があるので、これらも取り外します。ネジがある場合とネジがない場合の取り外し方は、手順2のやり方と同じです。
6.ラッチケースを抜き取る
フロントプレートにはネジがあります。ネジを緩めて、ドアの板の中に入っている部品(ラッチケース)を抜き取りましょう。このとき、フロントプレートごと抜き取って構いません。
7.交換用の部品を取りつける
手順1〜6と逆の手順で新しい部品を取りつけましょう。ネジが緩んでいるとドアが正常に開閉しません。
そのため、仮止めした部分を忘れずに最後はしっかり締めて固定しましょう。
8.動作確認を行う
最後にドアの動作確認を行なってください。問題なければ、交換作業成功です。
ドアノブが開かないなら鍵業者もおすすめ

出典:カギ110番
これまで“自分で対処する方法”を紹介しました。しかし、自分で対処できる自信がないと考えている人もいるでしょう。
そのような人は、プロの鍵業者に助けを求めるのもひとつの手です。おすすめの鍵業者は、東証上場企業が運営している安心・安全のカギ110番です。
鍵開けはもちろん、鍵の修理や交換作業にも対応しています。そのため、カギ110番に依頼すれば“ドアが開かない”、“ドアノブを交換したい”などの悩みがすぐ解決しますよ。
ドアノブ交換費用
カギ110番は、ドアノブの鍵交換を8,800円から対応してくれます。鍵開けや鍵の修理なども8,800円から対応してくれますよ。
料金には出張費や部材費などがすべて含まれています。非常に分かりやすい料金メニューなので、安心できますね。
ドアノブ交換の流れ
- まずはフリーダイヤルで相談
- 最短5分で到着
- 作業時間最短5分
建て付けの歪みを直す方法
建て付けが歪んでいる場合は、 “蝶番のネジ”を調整してみましょう。調整のやり方は以下の通りです。
- プラスドライバーで蝶番の固定ネジを緩める(外さないように注意)
- 調整したい方向の調整ネジをドライバーで緩める
- ドアの板を動かし、位置を調整する
- ネジを締め直し、歪みの確認をする
- 問題なければ調整成功
上記の方法でも直らない場合は、建物自体が歪んでいる可能性があります。建物の歪みを個人で直すのは不可能です。
リフォーム業者に相談して直してもらいましょう。
ドアノブが開かない原因・対処法まとめ
- 原因はラッチ・レバーの故障やネジの劣化・緩み、ドアノブの経年劣化など
- 建て付けの歪みや部品のさびつき、鍵自体の故障なども考えられる
- 緊急時はラッチを操作して脱出する方法が効果的
- ドアノブを自分で交換する場合はサイズや取り付け方に注意
- 不安な人は確実にドアノブを交換してくれる鍵業者に依頼しよう
今回は、ドアノブが開かない原因と対処法について説明しました。ドアノブが開かない原因は、ラッチやレバーの故障、ネジの劣化・緩みなどが考えられます。
ドアノブの経年劣化、建て付けの歪みなども原因のひとつでしょう。要因が複雑に絡み合って故障するため、素人目では分からない場合もあります。
その場合は、鍵のトラブルを解決してくれる鍵業者に一度見てもらいましょう。プロなので的確に問題を見つけ、直してくれますよ。
おすすめの鍵業者は、東証上場企業が運営している“カギ110番”です。