ドアが閉まらない!ドアノブ/ラッチがゆるい・引っかかる!原因や対処法・応急処置を解説

ドアが閉まらない!ドアノブ/ラッチがゆるい・引っかかる!原因や対処法・応急処置を解説

「最近ドアの動きが悪い」「ドアノブが閉まらない」といった経験がある人もいるのではないでしょうか?こういった時、自分でできる対処法があるのか気になりますよね。

そこで今回は、ドアノブが閉まらないトラブルに関する情報を詳しく紹介しますよ。ぜひ参考にしてくださいね。

ドアノブが閉まらない8つの原因と自分で対処する方法

ドアノブが閉まらない場合、原因はいくつか考えられます。それぞれ解決策が異なるので、どれに当てはまるか確認しておきましょう。

原因1:蝶番のネジが緩んでいる

最も可能性が高いのは、蝶番(ちょうつがい)のネジが緩んでいることです。蝶番はドアの開け閉めの軸となる役目で、ネジが緩むとドアの角度がズレてしまいます

扉(蝶番)のずれ確認

ドアを確認し、扉が枠や床にあたっていないかチェックしてみましょう。枠に当たったり、床をこすっていれば、蝶番のネジが緩んでいます。

この状態でドアを使用し続けると、建具が傷んでしまいます。なるべく早く直しましょう。

ドアノブの緩みも同様です。詳しくは下記の記事を確認してみてください。

解決策

蝶番のネジを締め直します。扉上下についている蝶番には、固定ねじ・左右調整ねじ・前後調整ねじ・上下調整ねじが取り付けてあり、簡単に扉の調整ができるようになっています。

蝶番を覗き込むと、各名称やネジを回す向きが記載されているので、プラスドライバーを使用し調整してみましょう。

出典:YKK AP

原因2:ラッチの滑りが悪くなっている

ラッチ

ラッチとはドアノブに合わせて動く出っ張りのようなものです。ドアが閉まっている時には、かんぬきのような役割をしています。

ラッチに汚れが溜まっていたり、滑りが悪くなっていたりすると、ラッチがドア枠に当たってしまうことがあります

ラッチが原因で閉まらない場合は、ドアではなくラッチ周りを調べましょう。

解決策

ラッチの周りを綺麗に清掃しましょう。汚れが取れるだけで動きがよくなるでしょう。

また、清掃後に潤滑剤を使うことでさらに効果が期待できます。ただし、潤滑油のようなものはゴミがたまる原因になるので避け、シリコンスプレーのようなタイプを使いましょう。

潤滑剤がない場合は、鉛筆の黒鉛を使う方法もありますよ。

柔らかめの鉛筆(B以上)の芯をラッチの周りにこすり付け、何度か開閉を繰り返すだけです。鉛筆の黒鉛には潤滑作用があるため、ラッチの滑りが回復します。

原因3:ドア枠が歪んでいる

理由はさまざまですが、ドア枠が歪むとドアが閉まりにくくなってしまいます。

通常ドア枠はドアの動きを邪魔しないように作られていますが、少しでも枠がずれたり歪んでしまうと動線を邪魔してしまうのです

ドア枠は上下と蝶番の逆側の3方向にあります。これらのドア枠に歪みがないか、傷がないかなどを調べてみるといいでしょう。

解決策

ドア枠が歪む原因はさまざまです。たまたま、枠が外れてしまっていたり、取り付けが甘かったりした場合は、自分で金槌などを使用して直せるかもしれません。

しかし、建物そのものの歪みや地震などの災害による場合もあります。そういった時は工務店やリフォーム会社に依頼をするしかないでしょう。

原因4:ドア自体が歪んでいる

ドア自体に歪みがあった場合も、ドア枠にぶつかり閉まらなくなってしまいます。また一見ドアの大きさに歪みが出てなくても、厚さが変わってしまっていることもあります。

ドアの歪みはドア枠だけでなく、ラッチに影響するかもしれません。注意深く確認しましょう

解決策

ドアの歪みの原因もさまざまです。単純に物理的に強い衝撃を受けた可能性もありますし、負荷のかかる開け方を日常からしていたのかもしれません。

いずれにせよドアそのものに歪みが出てしまった場合、素人が直すのは難しいです。建具屋やリフォーム会社に依頼をするといいでしょう。

原因5:ドアクローザーの不具合

ドアクローザー

出典:リョービ株式会社

ドアクローザーとは、ドアの上部に設置されている開閉スピードを調整する器具です。すべてのドアについているわけではありませんが、玄関などの比較的重いドアについていることが多いです。

ドアクローザーは油圧式で、不具合が起きることもあります。調整が効いていないと開閉スピードが極端に遅くなり、ドアが閉められないように感じることもあるでしょう

開閉スピードに違和感がないか、ドアクローザーが油漏れをしていないかを確認しましょう。

解決策

ドアクローザーの不具合によって対処法を変えましょう。単純にスピードが遅すぎる場合や早すぎる場合は、調整弁を回すことで開閉スピードを変えられます。

違和感がないスピードになるように調整しましょう。それでも治らない場合や油漏れをしている時は、ドアクローザーを交換します。

自分で買って交換をするか、建具屋などに依頼をするといいでしょう。

原因6:沓摺(くつずり)が膨張している

沓摺(くつずり)とは、ドア枠の下の部分の少し盛り上がっている部分のことです。長い間ドアを使用していると、経年劣化や湿度によって膨張してしまうことがあります。

当然、膨張してしまうとドアをしっかりと閉め切ることができません。特に木造住宅の洗面所などでは注意しましょう

解決策

一度膨張してしまった沓摺を元に戻すのは、素人には難しいです。沓摺そのものをはがせば一時的にドアを閉められるようになるかもしれません。

しかし、また別の問題が発生するのでやめたほうが無難です。リフォーム会社や工務店に依頼しましょう。

原因7:ストライクのずれ

ストライクとはドアが閉まっている時に、ラッチやデッドボルトが収納されている空間です。ストライクがずれてしまうと、ラッチ等がひっかかり扉を閉められません。

ラッチがうまく機能しない時は、ストライクがずれていないかも確認しましょう

解決策

ストライクは自力で調整できるタイプとできないタイプがあります。調整可能なタイプは、ストライクについているネジを回すことで調整できます。

調整機能がついていない場合は、ずれたストライクを取り外したうえで正しい位置に付け直す必要があります。自力では難しいので、業者に依頼したほうがいいでしょう。

原因8:経年劣化でドアノブが壊れている

ドアやドアノブの寿命は10~15年程度です。長い間使用していると、経年劣化でさまざまな不具合がでるかもしれません。

通常使用していれば、いきなり壊れてしまうことは考えにくいです。

しかし、ドアノブの戻りが弱かったり、動きが鈍くなってきたりした場合は、だんだんと壊れかけているので経年劣化を疑いましょう。

解決策

ドアノブが故障している場合の解決策は、交換するしかありません。ドアノブ交換は自分で行うか、業者依頼するかの2択です。

業者依頼する場合は、鍵業者や建具屋に依頼しましょう。

ドアノブが壊れた時の対処法は、下記の記事でも紹介しています。

カギ110番

ドアノブを自分で修理する際の注意点

ドアノブを自分で修理する際にはいくつかの注意点があります。確認しておきましょう。

力ずくで直そうとしない

ドア枠やラッチがひっかかる時などに、力ずくで押し込むのは絶対にやめましょう。一時的に閉まるかもしれませんが、症状が悪化する可能性もあります

ドアは通常使用の範囲でも劣化していくものです。少しでも長く使い続けるためにも、日頃から静かに閉めるように意識しましょう。

潤滑油は使用しない

ドアやドアノブに使用する潤滑剤は、パウダーなどのスプレータイプを選びましょう。潤滑油のようなオイルタイプは、一時的に滑りが良くなりますが、ゴミが溜まる原因にもなります。

迷った場合は鍵穴用などの潤滑剤を使用すれば、問題ないです。

賃貸物件で交換する場合は、管理会社の許可を取る

賃貸物件でドアノブの交換をする時は、必ず管理会社に許可を取ってからにしましょう。賃貸物件では、ドアノブやドアも所有権は管理会社にあります。

借用者が勝手に交換してしまうと、賠償請求をされることもあります。正当な理由でも、必ず管理会社に相談してからにしましょう。

また自分で交換せずに業者依頼する場合も同様です。

原因に早めに対処する

ドアが閉まらない原因はさまざまですが、修理をする時には根本的な解決を目指しましょう。一時的に凌いでいても、いずれまた壊れてしまいます。

最悪の場合、閉じ込められてしまうこともあるので、なるべく早く原因に対処しましょう。

自分で修理するのが不安なら業者依頼がおすすめ

自分でドアノブを修理するのは不安という方も多いでしょう。こういった修理・交換作業は、基本的には業者依頼がおすすめですよ。

ここでは、その理由や業者依頼について解説するのでぜひ参考にしてくださいね。

業者依頼って高いの?費用相場は8,000円〜

ドアノブの交換・修理費用相場を下記の表にまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。

場所交換費用修理費用
玄関・勝手口20,000円~12,000円~
リビング・トイレ10,000円~8,000円~
風呂場・浴室10,000円~8,000円~

こちらの表はあくまでドアノブの修理費用です。閉まらない原因がドアやドア枠だった場合は、工務店やリフォーム業者への依頼となり高額になることが予想されます。

ドアノブの修理費用は、防犯性の高さに比例すると覚えておきましょう。ドアノブが鍵付きなどの場合は、より高くなります。

ドアノブの修理・交換費用をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もチェックしてください。

業者依頼のデメリット

業者依頼の唯一のデメリットは費用が高いことです。自分でドアノブ交換する場合は、ドライバーと部品代だけで済みます。

業者依頼をした場合は、部品代に加えて作業費や出張費等がかかります。自分で行わない作業を依頼をする以上、多めに費用がかかってしまうのは仕方ないことです。

依頼をすることによって得るメリットと比較した上で判断しましょう。

業者依頼のメリット

業者依頼のメリット
  • 確実に交換できる
  • 素早く作業が終了する
  • 業者によっては保証がつく
  • 相談ができる

業者依頼のメリットはいくつかありますが、最大のメリットは確実に交換できることです。

業者は交換作業や修理作業のプロなので、失敗するリスクは限りなく低いでしょう。また仮に失敗した場合でも、料金を取られる心配はありませんよ。

自分で交換する場合は、怪我や破損も含めてさまざまなリスクが伴います。最悪の場合、時間をかけたのにドアを傷つけただけで終わってしまったということもあるでしょう。

こういったリスクを最小限にするという面で、業者依頼はおすすめです。

こんな人は業者依頼がおすすめ

  • 費用をかけてもリスクを最小限に抑えたい人
  • 時間をかけずに作業を終わらせたい人
  • 確実に修理を完了したい人
  • スタッフに相談したいことがある人

業者依頼には、さまざまなメリットがあります。特に確実性と素早さを重視したい方にはおすすめでしょう。

また、単純に自分で交換する自信がない方も、業者依頼をするといいですよ。

ドアノブ修理を安く・早くしたいなら「カギ110番」に依頼しよう

出典:カギ110番

ドアノブ・鍵トラブルで悩んでいるなら、カギ110番に相談しましょう。カギ110番とは、お客様満足度で98%を達成した実績のある鍵業者です。

365日24時間営業なので、深夜・早朝でも最短5分で現場に駆けつけてくれますよ。

カギ110番の3つのおすすめポイント

カギ110番の主なポイントを3つ紹介します。

カギ110番のおすすめポイント

  1. 全国24時間対応
  2. さまざまな種類のドアノブ・ラッチに対応
  3. わかりやすい料金体系

全国24時間対応

カギ110番は全国に加盟店があるので、都市部以外でも心配ありません。全加盟店が24時間対応なので、早朝や深夜でも対応してくれますよ。

さまざまな種類のドアノブ・ラッチに対応

カギ110番なら、他社では対応できない種類の鍵やドアノブやラッチでも交換可能ですよ。玄関だけでなくさまざまな場所に対応しているのも安心です。

わかりやすい料金体系

カギ110番では、出張費、作業費、部品代はすべてコミコミ価格の明朗会計です。後から追加請求されることもないので安心感があります。

ドアノブ交換・修理にかかる費用

カギ110番にドアノブ・鍵交換を依頼した場合にかかる料金の目安は以下の通りです。

  • ドアノブ交換:8,800円〜
  • ドアノブ修理:8,800円〜

カギ110番は、出張費+作業費+部材費のコミコミ価格です。見積り確定後は料金が変わらないので、不当な高額請求の心配もありません。

サービスの流れ

  1. まずはフリーダイヤルWEBで相談
  2. 状況のヒアリングと仮見積り
  3. 最短5分で到着
  4. 現状確認と最終見積り
  5. ドアノブ修理作業
  6. 作業確認後お支払い

カギ110番の口コミ・評判

カギ110番の口コミ・評判は以下の通りです。

  • 作業時間は短いし、とても親切なスタッフでしたから、お願いして本当に良かったです。
  • 電話の時点で概算の見積もりを教えて頂けるので、安心して依頼することができました。
  • 夜中でしたが30分ほどで来ていただき、作業の方法や料金の説明など丁寧に教えてもらいましたので安心してまかせられました。

出典:みん評


\24時間365日対応可能/
Web
まずは相談
電話
すぐ対処したい

カギ110番の口コミ・評判についても紹介している記事もあります。ぜひ参考にしてください。

ドアノブ修理に火災保険が適用できる?

ドアノブ修理にかかる費用は、安くはありません。少しでも安くしたいという方は多いはずです。

そこで火災保険に加入している方は、内容を確認してみましょう。実は火災保険は火災以外でも適用できることがあります。

補償内容は個人の内容次第ですが、一度確認してみるといいですよ。

こんな場合は火災保険が適用できる

火災保険が適用できるのは、家屋について「不測かつ突発的な事故による汚損や破損」について補償がある場合です。

これは経年劣化ではなく、突発的にドアが機能しなくなった場合にのみ適用されます。どういった理由でどの程度壊れたかを確認されるので、しっかりと把握しておきましょう。

この補償内容があったとしても、適用されるかどうかは保険会社の判断によります。適用されるか不安な方は、加入している保険会社に問い合わせてみましょう。

「ドアノブは閉まらないけど修理は面倒…」は危険?放置のデメリット

ドアノブの問題を放置していると下記のようなさまざまなデメリットがあります。

ドアノブの問題を放置するデメリット
  • 指を挟みやすい
  • 冷暖房の効率が悪くなる
  • 閉じ込められてしまうリスクがある
  • 悪化して修理費用が高くなる

ドアノブの問題を放置していると単純に不便なだけでなく、新たにさまざまな問題が発生するかもしれません

不具合の原因を突き止めて、修理をしましょう。ドアノブやドアの不具合は放置すればするほど、修復がより大変になります。

修理費用を安くするためにも、早急に修理することをおすすめします。

ドアノブが閉まらない場合はまず自分で修理可能か見極めよう

ドアノブが閉まらない原因はいくつも考えられます。原因によって解決策が異なるので、まずはどういった原因なのかを突き止めましょう。

原因が判明したら、早急に修理対応をします。その際、簡単に自分で修理できる場合もあれば、業者に依頼をしたほうがいい場合もあるでしょう。

少しでも不安な方は業者に依頼するのがおすすめですよ。素早く確実に対処してくれるはずです。

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