
ドアノブは、正しい手順で作業すれば取り外せます。しかし「ドアノブが外れない」「穴がなくて外し方が分からない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ドアノブの外し方を紹介します。自分で交換する際の注意点も紹介するので、参考にしてください。
この記事で分かること
INDEX
【ドアノブの見分け方】デッドボルトの有無を確認しよう
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ドアノブは、主に3種類に分かれます。まず自宅のドアノブがどの種類に当てはまるのかを見極めましょう。
- デッドボルトがある
⇒インテグラル錠 - デッドボルトがない+ネジがある
⇒チューブラ錠 - デッドボルトもネジもない
⇒円筒状(レバーハンドル含む)
【作業前に確認】自分でドアノブを外すときの注意点
どの種類かを確認したら、自分でドアノブを外す際の注意点を確認しておきましょう。
事前に確認しておけば、「閉じ込められる」「無駄な出費が発生する」といったリスクを軽減できますよ。
ドアのサイズに合ったドアノブを購入する
ドアノブは、製品によって設置できるドアの規格が決まっています。そのため、必ずドアノブのサイズを測ってから購入してください。
サイズを測るべき個所は下記の通りです。
- ドアの厚み
- ドアノブの中心からドアの端までの長さ
- フロントプレートの長さと幅
- フロントプレートについている上ネジの中心から下ネジの中心までの長さ
強引に外さない
ドアノブが外れない原因の多くは、外し方の誤りにあります。強引に外そうとすると壊れるので注意しましょう。
ドアが変形したり余計な傷がついたりした場合、余分な修理費用がかかります。費用を抑えたい方は、丁寧かつ正しいやり方で外しましょう。
明るい場所で作業する
ドアノブは、意外と使用パーツが多く、暗い場所で作業すると失敗する可能性があります。そのため、可能であれば日中に作業するのがおすすめです。
ドアを開けたまま作業する
室内外問わず作業中にドアが閉まってしまうと、ロックがかかり閉じ込められてしまう可能性があります。
誤って閉まらないよう、ストッパーになるものを置いておくのがおすすめです。
もし仮に閉じ込められてしまった場合、以下の対処法を試してみましょう。
- 薄いカード・細いヒモ・トイレットペーパーの芯でラッチを引っ込める
- コインやドライバーでドアノブの切り込みにはめ込み回す
ドアノブが外せない!種類ごとの対処法
ドアノブの外し方は種類ごとに異なります。そのため、ここでは種類別にドアノブの正しい外し方まとめました。
ドアノブを外す際に必要な道具は以下の通りです。
- プラスドライバーとマイナスドライバー
- キリ(ドアが円筒錠の場合)
- 六角レンチ(6〜9本セットのものがおすすめ)
インテグラル錠
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インテグラル錠とは、施錠と解錠がキーでできる鍵を指します。
ドアを開けた際に、ラッチボルトとデッドボルトの2つがついているなら、それはインテグラル錠です。
内側はプッシュボタンではなく、サムターンになっているのも特徴です。玄関や勝手口など、さまざまな場所で使われています。
インテグラル錠の取り外し方は以下の通りです。
- ドアノブ(内側)の丸座を反時計回りに回し、外す
- 丸座座金を固定している上下左右4つのネジをドライバーで緩め、丸座座金を取り外す
- 外側のドアノブを引き抜く
- ドア側面にある錠ケースを固定している上下のネジを緩め、錠ケースを引き抜く
- 取り外し成功
丸座が固く、緩まない場合はプライヤーを使いましょう。
チューブラ錠
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チューブラ錠とは、ラッチボトルが出たり入ったりするタイプの鍵です。室内ドアによく使われます。
ドアノブにネジがついているのが特徴です。丸型が有名ですが、レバーハンドル型のチューブラ錠もあります。
チューブラ錠の外し方は以下の通りです。
- ドアノブと丸座を固定している上下のネジを外す
- 外側のドアノブを引き抜く
- 同じ要領で内側のドアノブも外す
- ドア側面のラッチケースを固定しているネジを外す
- ラッチケースを取り外す
- 取り外し成功
円筒錠
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円筒錠とは、ラッチボルトだけで開閉ができる鍵です。施錠する際は内側からプッシュボタンを押し、解錠する際はキーを使います。
デッドボルトもドアノブのネジもついておらず、ドアノブの付け根小さな穴があるのが特徴です。
ドアノブごと外される可能性があるため、防犯性が低い鍵とされています。そのため、以前に比べて使われる機会は少なくなりました。
円筒錠は、以下の手順で取り外します。
- ドアノブ(内側)のつけ根部分にある小さな穴にキリを差し込み、ドアノブを外す
- 丸座の側面にある溝にマイナスドライバーを差し込む
- 手前にもち上げるようにし、丸座を外す
- 丸い形状の丸座座金を固定しているネジを外す
- 丸座座金と外側のドアノブを外す
- ドア側面にあるラッチを固定しているネジを外し、ラッチを引き抜く
- 取り外し成功
レバーハンドル
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レバーハンドルとは、その名の通り、もち手がレバーになっているドアノブです。玄関から室内まで幅広く使われています。
レバーハンドルはインテグラルタイプ、チューブラタイプ、円筒タイプなどさまざまな種類があるのも特徴です。ここでは、一般的なレバーハンドルの取り外し方を紹介します。
- ドアノブの外側台座を固定しているネジをプラスドライバーで外す
- 外側のドアノブを引き抜く
- 内側台座を固定しているネジを外し、内側のドアノブも引き抜く
- ドア側面のフロントを固定しているネジを外し、ラッチを引き抜く
- 取り外し成功
ハンドルと台座が別々のタイプは、台座を固定しているネジがカバーに隠れており、見えにくい場合があります。
もし取り外すのが難しそうと感じたら、ドアノブ交換してくれる業者に依頼しましょう。
ネジ・穴がないドアノブの外し方
ドアノブにネジ・穴がない場合は、プライヤーまたはマイナスドライバーを使って取り外します。
まずは、プライヤーを使って取り外す方法から紹介しますね。外し方は下記の通りです。
- 大きめのプライヤーで丸座を掴む
- 回すと外れる
次に、マイナスドライバーを使って取り外す方法を紹介します。外し方は下記の通りです。
- 台座の切り欠き部分にマイナスドライバーを差し込む
- てこの原理を使ってもち上げると外れる
それでもドアノブが外せない原因は?
正しいやり方でもドアノブを外せない場合は、サビや手順の間違いなどが疑われます。
建物の経年劣化やネジの外し忘れなども考えられるでしょう。ここでは、各原因の詳細を説明します。
サビ
浴室は湿気がこもりやすい空間です。そのため、浴室のドアノブはサビやすい傾向があります。
表面にサビがなくても、内部はサビだらけのケースも多々あるので注意が必要です。
10年以上同じドアノブを使用している場合は、内部のサビを疑いましょう。
ちなみにドアノブのサビを落とす方法としては、歯磨き粉で磨いたりクエン酸を活用したりするやり方がありますよ。
手順の間違え
円筒錠は基本的に、ドアノブを引き抜いた後に丸座を取り外さなければなりません。しかし、種類によって取り外し方が異なる場合もあります。
そのため、説明書がある場合は必ず説明書通りの取り外し方を実践してください。
経年劣化による建物の歪み
ドアノブを外せない原因が、「ドアを開けられないこと」なら、経年劣化による建物の歪みが考えられます。
ドアがしっかり開閉できるのは、ドアノブのラッチとドア枠のストライクが噛み合っているためです。
経年劣化によって建物が歪むと、どちらかがずれて噛み合わなくなります。
経年劣化が原因の場合、自分で対処するのは難しいです。リフォーム会社や鍵業者に依頼しましょう。
細かい部品の外し忘れ
細かい部品が1つでも残っていると、ドアノブは外れません。以下の表を見て、外し忘れていないか確認しましょう。
チェックポイント | |
---|---|
握り玉 | ドアを止めてあるネジ |
レバーハンドル | レバーハンドルのつけ根部分についている小さなネジ |
プッシュプル | ・室内側の取手側面にあるネジ ・室内側のサムターン部分にあるネジ |
ドアノブの交換はどこに頼める?
ドアノブの交換は、住宅設備業者・ホームセンター・鍵業者の3箇所に依頼できます。
作業の時間・質に加え、ドアノブ交換にかかる費用相場も異なりますよ。
ここでは、各依頼先の特徴を紹介します。依頼したい内容に併せて、どこが自分に合うか確認してみましょう。
住宅設備業者
住宅設備業者は、住宅を建築・販売しています。「積水ハウスグループ」や「住友不動産グループ」などが代表的です。
住宅設備業者は、住宅のリフォームも請け負っており、ドアノブの修理など細かい作業もしてくれます。
住宅設備業者のメリットは以下の通りです。
- 依頼から交換まで、スムーズに進む
- 対応できるサービスの幅が広い
- アフターケアが充実している
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 工事開始まで時間がかかるケースが多い
- 工事の総額が高くなりやすい
ホームセンター
ドアノブの交換は、ホームセンターにも依頼できます。メリットは以下の通りです。
- 生活圏内にあるため、依頼しやすい
- 店舗が多いので、比較・検討がしやすい
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- ドアノブ交換に対応していない店舗もある
- 技術の質は、店舗・スタッフによって異なる
鍵業者
鍵業者は、鍵のトラブルを解決してくれます。ドアの歪みではなく、鍵やドアノブのみの不具合なら鍵業者でも十分に対応できるので、安心してください。
鍵業者のメリットは以下の通りです。
- 最短即日で対応してくれる
- 技術力のあるスタッフが多いので、クオリティが高い
- 合わせて鍵の点検・修理もしてもらえる
一方で以下のようなデメリットもあります。
- 自分で交換するよりもお金がかかる
- 特殊なドアノブの場合、工事完了まで時間がかかる
ドアノブ交換してくれるおすすめ業者はこちらでも紹介していますので、参考にしてくださいね。
ドアノブ交換なら「カギ110番」がおすすめ

鍵業者に依頼するなら、最短5分で駆けつけてくれるカギ110番がおすすめです。カギ110番は、東証上場企業が運営しており、全国に店舗があります。
365日24時間営業なので、ゴールデンウィークやお盆など、休みの業者が多い期間でも依頼できますよ。もちろん、深夜・早朝でも駆けつけ可能です。
出張してくれるので、ドアノブのような持ち運びができないものでも、素早く直してくれ大変便利です。
カギ110番のおすすめポイント
- カギのトラブル評価で4冠を達成
- 最短5分、どこよりも早く現場に駆けつけてくれる
- お客様満足度では98%を達成
カギ110番のおすすめポイントは、「スピーディーな対応」です。日本全国、最短5分で駆けつけてくれます。
100名規模のコールセンターを用意しており、365日24時間いつでも繋がります。また、全国に250社以上の加盟店があるので、急なトラブル時も安心です。
ドアノブ・鍵交換にかかる費用
カギ110番にドアノブ・鍵交換を依頼した場合にかかる料金の目安は以下の通りです。
ドアノブのトラブル | 金額(税込) |
---|---|
鍵・ドアノブ修理 | 8,800円~ |
鍵・ドアノブ取付 | 9,400円~ |
鍵・ドアノブ交換 | 12,100円~ |
上記は、出張費+作業費+部材費すべて込みの価格なので、「見積りと請求価格が違う」ということもなく安心です。
ドアノブ交換の流れ
ドアノブの外し方まとめ
- ドアノブの外し方は種類によって異なる
- それでも外せない場合は、サビや手順の間違いなどが疑われる
- ドアノブを外す際は、強引に外さない、明るい場所で作業するなどを守ろう
- ドアノブの交換は住宅設備業者・ホームセンター・鍵業者の3箇所に依頼できる
- 鍵鍵業者に依頼するなら、カギ110番がおすすめ
今回は、ドアノブの外し方について説明しました。一概にドアノブと言っても、さまざまな種類があります。種類によって外し方が異なるので、注意しましょう。
また、同じ種類でもさらに細かくやり方が異なるものもあります。取扱説明書がある場合は、必ずそちらを参考にしてください。それでも分からない場合は、プロに依頼しましょう。
おすすめは、最短5分で駆けつけてくれるカギ110番です。カギのトラブル評価で4冠を達成しているので、技術力も信頼できますよ。