
ドアノブ交換をしたいけどサイズが分からず、困っていませんか?この記事では、ドアノブの正しいサイズを測定する方法や、サイズに合わせた交換方法を紹介します。
また、自分で修理できない場合の対処法についても解説します。
この記事で分かること
INDEX
まずはドアノブのサイズがないのか型番をもう一度確認しよう
ドアノブの計測箇所は下記の4つです。

- ドアの厚み
ドアの厚さをミリ単位で測る - 金属プレートの長さ
金属プレート(フロントプレート)の縦と横の長さを測る - ビスピッチ
上にあるビスの中心から下にあるビスの中心までの長さを測る - バックセット
ドアの端からハンドルの中心(鍵穴の中心でも可)までの長さを測る
それぞれに間違いがないかを確認しましょう。また、購入しようとしているドアノブを見間違えていないかも確認しましょう。
基本的にはよほど古い家屋のドアノブや特注品でない限りは、類似している製品が出ていることが多いです。
店頭に置いていなくてもインターネット等で購入できる可能性があるので、もう一度探してみましょう。
ドアノブのサイズがない場合の解決策
ドアノブのサイズがない時の解決策は下記の2つです。
- 違うサイズのドアノブをDIYで取り付ける
- 業者に依頼する
作業としては複雑になりますが、違うサイズのドアノブを新たに取り付けることはできます。ただし、穴あけ工事などが必要になるので、注意してください。
またドアノブ交換業者に依頼する方法もあります。在庫に同じサイズがあるかもしれませんし、ない場合は工事も含めて依頼できます。
もちろん部品を用意した上で依頼することもできるので、ドアノブにこだわりのある方はあらかじめ用意しておきましょう。
ドアノブのサイズがない場合の対処法1:違うサイズのドアノブをDIYで取り付ける
違うサイズのドアノブをDIYで取り付ける工程を解説します。ぜひ参考にしてくださいね。
1.賃貸物件では管理会社の許可を取る
賃貸物件では、ドアやドアノブの所有権は管理会社にあります。勝手に交換することは許されないので、必ず事前に交換する許可を取りましょう。
特にサイズの違うドアノブを取り付ける場合は、穴あけ工事も必要になります。必ずその旨も伝えましょう。
許可を取らずに交換作業をしてしまうと、最悪の場合賠償請求をされます。正当な理由なら許可を貰えるはずなので、無断で行わないようにしましょう。
2.ドアノブDIYに必要な工具を揃える
まずは、ドアノブを取り付けるのに必要な工具を揃える必要があります。ドアノブの取付に絶対に必要な工具は、下記の通りです。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- 新しいドアノブ(もとよりサイズが大きいもの)
これらは通常の手順で取り換えるのに必要な工具です。いずれもホームセンターやインターネットで揃えることができますよ。
電動ドライバーがあると作業が楽になるでしょう。また新しいドアノブは同じサイズがない場合は、元よりサイズが少し大きいものを選びましょう。
サイズが大きい分には、穴を拡大すれば取り付けられる可能性が高いためです。逆に小さいドアノブを選んでしまうと、元の穴を使用することができません。
さらに大規模な工事が必要になってしまいます。
サイズ違いのドアノブを取りつける場合は、作業に合わせてさらに下記の道具を用意しましょう。
- キリや電動ドリルなど穴を開けられる道具
- ヤスリ
サイズ違いのドアノブを取り付けるためには、穴あけ工事を行う必要があります。電動ドリルなどの穴を開けられる工具を用意しましょう。
また削った穴の断面は荒くなってしまうので、やすりがけできるような工具もあるといいでしょう。
3.元からついているドアノブを取り外す
ここからは具体的な作業になります。新しいドアノブを取り付けるためにも、まずは古いドアノブを外しましょう。
- ドアを開け続けられるようにしておく
- 外側ドアノブの台座のネジを外す
- 外側ドアノブを引き抜く
- 内側ドアノブの台座のネジを外す
- 内側ドアノブを引き抜く
- フロントプレートのネジを外す
- ラッチケースを引き抜く
ここまでは通常の交換方法と同じです。ネジをプラスドライバーで緩めて、それぞれの部品を取り外しましょう。
またドアノブ交換作業中は、必ずドアを開けっぱなしにしておきましょう。交換作業中に閉じると、閉じ込めなどの思わぬトラブルが発生するかもしれません。
4.新しいドアノブを取りつける
ここからは、いよいよ新しいドアノブを取り付ける作業になります。
- 取り外したドアノブの穴の大きさを測定する
- 取り付けるドアノブの穴の位置を決める
- ドアノブを設置するための穴を開ける・拡大する
- 穴をあけたところにやすりをかける
- 新しいドアノブのラッチケースを取り付ける
- フロントプレートのネジを締める
- ドアノブの台座を取りつけてネジを閉める
- ドアノブを取り付けてネジを締める
- 動作確認をする
取り付けていたドアノブと新しいドアノブのサイズに、どの程度の差があるかで作業量が変わります。
ラッチケースの大きさが違う場合は、その分大きさを拡大しましょう。ドアノブサイズも異なる場合は、そちらの穴も拡大しまます。
穴をあけた後は、やすりをかけたほうがその後の作業がスムーズですよ。
また、ラッチケースの取付やドアノブの取付方法は変わりません。外した手順と逆ということを意識して取り付けましょう。
ドアノブのサイズがない場合の対処法2:業者に依頼する
業者依頼する場合のフローになります。ぜひ参考にしてくださいね。
1.賃貸物件では管理会社の許可を取る
賃貸物件では、ドアやドアノブの所有権は管理会社にあります。業者に依頼する場合も、必ず事前に交換する許可を取りましょう。
これらの許可を貰っていることを確認できないと、業者も依頼を受けてくれないことがほとんどです。許可を取ったことを確認してから呼ぶようにしましょう。
2.ドアノブ業者に在庫を確認する
ドアノブ業者には多くのドアノブの在庫があります。それらの中に今使用しているドアノブのサイズと一致しているものがあるか確認しましょう。
なかった場合は、サイズが違っても取り付けたい旨を伝えて依頼します。
また、すでに新しく取り付けるドアノブを持っている場合は、取り付け依頼だけをしたいことを伝えましょう。
ドアノブが用意されている場合は、材料費がかかりません。
3.ドアノブ業者を呼ぶ
作業内容が決まったら、ドアノブ業者が来るのを待ちましょう。業者が到着すると現場を見たうえで、見積価格が提示されます。
見積価格に納得できるようなら、そのまま依頼をお願いしましょう。納得できない場合は遠慮なく断りましょう。
ドアノブ業者の中には、悪質な業者も混ざっています。相場が分からず不安な方は、相見積もりを行うといいでしょう。
ドアノブのサイズと種類について
ドアノブにはいくつかの種類があります。またサイズを測るべき場所も決まっているので、そちらも合わせて確認しておくといいでしょう。
ドアノブの種類と違い
ドアノブはいくつかの種類があります。主な種類を下記の表にまとめました。
ドアノブの種類 | 主な使用場所 |
---|---|
チューブラ錠 | 室内ドア、浴室 |
円筒錠(シリンダー錠) | 室内ドア、浴室 |
インテグラル錠 | 玄関、室内ドア |
面付き箱錠 | 玄関 |
プッシュブル錠 | 玄関 |
基本的に室内で使用されているドアノブは、チューブラ錠、円筒錠(シリンダー錠)、インテグラル錠です。
これら3種類はドアノブの形が丸い握り玉タイプと、レバーハンドルタイプがあります。交換したいドアノブがどちらのタイプなのか確認しましょう。
チューブラ錠
基本的に屋内で使用されるドアノブです。握り玉タイプとレバーハンドルの2つのタイプがあります。
チューブラ錠は台座にネジが見えている事と鍵穴がない事が特徴です。
鍵をかけられるタイプもありますが、内側からしかかけることができません。
円筒錠(シリンダー錠)
ドアノブ自体に鍵穴がついているため、外側からも施錠することができます。ただし、セキュリティ性はそこまで高くないので玄関で使用されることはありません。
インテグラル錠と非常に形が似ていますが、デッドボルトの有無で見分けることができます。
厳密には円筒錠ではありませんが、デッドボルトがなく鍵穴があるレバーハンドルタイプもこちらに分類されます。
インテグラル錠
円筒錠と同じく、ドアノブに外側から鍵をかけることができます。こちらはデッドボルト式なので、円筒錠よりはセキュリティ性が高いです。
しかし玄関で使用するには心許ないので、最近では屋内の鍵として使用されることが多いです。
面付き箱錠
一般的に玄関で使用されている鍵です。室内鍵に比べてかなり防犯性が高く、集合住宅では基本的にこの鍵が使用されています。
ドアノブそのものではなく、ドアノブと別の錠ケースに鍵がついています。そのため、こちらのタイプのドアノブを交換する時は、鍵交換をすることになってしまうので注意しましょう。
プッシュプル錠
主に玄関で使用されているドアノブで、押すまたは引く動作だけで開けることができます。鍵の仕組みはシリンダーなので、面付き箱錠などと違いはありません。
バリアフリーなどの面からも近年人気のドアノブです。
ドアノブのサイズ選びで失敗しない方法とは?
一言でドアノブといってもさまざまな種類があります。まずはどこで使用しているドアノブなのかということを考えましょう。
玄関で使用されているドアノブと、室内ドアで使用されているドアノブの作りは違います。
特に玄関ドアの場合は、鍵のことも考慮しなければなりません。室内でも鍵付きにしたい場合は、どういった鍵をつけたいかによってドアノブを決めましょう。
見た目のデザインだけでなく、使用用途をしっかりと意識することが大切ですよ。
初心者がサイズの違うドアノブを交換するのは難しい?状況を悪化させるリスクがある
ドアノブ交換自体は、ドライバーと新しいドアノブさえあれば交換できる作業です。動画などでも一般の方が解説している動画などが多数見つかるでしょう。
しかしサイズ違いのドアノブ交換をしようとすると、穴あけ工事など複雑な工程が絡むため難易度が高くなります。
失敗するとドアそのものを破損することになるので、自信がない方は業者に依頼したほうがいいでしょう。
ドアノブ交換は業者依頼がオススメ
ドアノブ交換作業は基本的に業者依頼がおすすめです。その理由や業者依頼の詳細について解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
業者依頼のデメリット
業者依頼の唯一のデメリットは施工費用が高いことです。自分で交換する場合工具と部品代だけで済みます。
しかし依頼をした場合は、部品、作業費、出張費等がかかるでしょう。自分で行うよりドアノブ交換費用はかかりますが、費用以外の面でさまざまなメリットがあります。
メリットをしっかりと把握したうえで検討するといいでしょう。
業者依頼のメリット
- 確実に交換できる
- 対応するサイズのドアノブがあるかもしれない
- 素早く作業が終了する
- 業者によっては保証がつく
- 怪我のリスクがない
- ドアを破損するリスクがない
業者依頼のメリットはいくつかありますが、最大のメリットは確実に交換できることです。
業者は交換作業や修理作業のプロなので、失敗するリスクは限りなく低いでしょう。仮に失敗した場合でも、料金を取られる心配はありませんよ。
自分で交換する場合は、怪我や破損も含めてさまざまなリスクが伴います。こういったリスクを最小限にするという面で、業者依頼はおすすめですよ。
また、そもそも在庫が豊富な鍵業者なら求めているサイズがあるかもしれません。ホームセンター等で取り扱っていないドアノブもあるはずなので、一度聞いてみましょう。
ドアノブ交換を業者依頼した場合の費用相場は8,000円〜
ドアノブ交換の費用を下記の表にまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
場所 | 交換費用 | 修理費用 |
---|---|---|
玄関・勝手口 | 20,000円~ | 12,000円~ |
リビング・トイレ | 10,000円~ | 8,000円~ |
風呂場・浴室 | 10,000円~ | 8,000円~ |
これらの価格は、あくまで同じサイズ同士でドアノブ交換する時の値段です。違うサイズのドアノブを取り付ける場合は、工事費用がさらにかかるでしょう。
また修理・交換費用は、ドアの防犯性の高さに比例します。鍵付きなどの場合はより高くなるでしょう。
そのため、玄関や勝手口といった外に面してるドアノブのほうが交換費用は高いです。
業者依頼はこんな人にオススメ
- 費用をかけてもリスクを最小限に抑えたい人
- 素早く作業を終わらせたい人
- 確実に修理を完了したい人
業者依頼には費用を上回るさまざまなメリットがあります。確実性と素早さを重視したい方にはおすすめでしょう。
特にサイズ違いのドアノブ交換となると非常に難易度が高いので、リスクを抑えることは大切ですよ。
ドアノブを早く・安く交換したい場合は【カギ110番】へ依頼しよう

ドアノブ・鍵トラブルで悩んでいるなら、カギ110番に相談しましょう。カギ110番とは、お客様満足度で98%を達成した実績のある鍵業者です。
365日24時間営業なので、深夜・早朝でもすぐ現場に駆けつけてくれますよ。
カギ110番の3つのおすすめポイント
カギ110番の主なポイントを3つ紹介します。
全国24時間対応
カギ110番は全国に加盟店があるので、地方部でも心配ありません。全加盟店が24時間対応なので、早朝や深夜でも対応してくれますよ。
さまざまな種類のドアノブ交換に対応
カギ110番なら、他社では対応できない種類の鍵やドアノブでも交換可能ですよ。サイズが違っても交換してくれるでしょう。
わかりやすい料金体系
カギ110番では、出張費、作業費、部品代はすべてコミコミ価格の明朗会計です。後から追加請求されることもないですよ。
ドアノブ交換・修理にかかる費用
カギ110番にドアノブ・鍵交換を依頼した場合にかかる料金の目安は以下の通りです。
- ドアノブ交換:8,800円〜
- ドアノブ修理:8,800円〜
カギ110番は、出張費+作業費+部材費のコミコミ価格です。
サービスの流れ
- まずはフリーダイヤルで相談
- 最短5分で到着
- 作業時間最短5分
ドアノブのサイズがない場合は業者依頼を検討しよう
ドアノブのサイズがない場合の対処法は、大きいサイズのドアノブを自分でDIYで取り付けるか、業者に依頼するかの2択になります。
自分で行うほうが費用は安く済みますが、穴あけ工事等も必要なため難易度が非常に高いです。対して鍵業者は費用がかかりますが、素早く確実に交換できます。
リスクを抑える意味でも鍵業者に依頼することがおすすめですよ。