ドアノブが固い原因を把握しよう!潤滑剤を使った調整方法や予防策も紹介

ドアノブが固い原因を把握しよう!潤滑剤を使った調整方法や予防策も紹介

普段使っているドアノブが急に固くなった。このような症状で悩んでいる人もいるでしょう。今回は、ドアノブが固くなる原因とその対処方法を紹介します。

簡単にできる方法から高い効果が期待できる対処方法まで紹介しますね。予防策もまとめたので、参考にしてください。

ドアノブが固くなる原因は?

ドアノブが固くなる原因は、2つあります。ここでは以下2つの原因について詳しく解説します。

経年劣化

同じドアノブを長く使い続けていると、経年劣化が起こります。具体的には、内部パーツが歪んだり部品と部品の隙間が大きくなったりします。

これらは日常での使い方によって引き起こされる症状です。そのため、使い方によって劣化の程度は大きく異なります。

ドアノブの寿命は10〜15年と言われています。同じドアノブを10〜15年以上使っている人は、経年劣化による故障を疑いましょう。

ドアノブ周辺に強い衝撃を与えた

ドアノブの扱い方が乱暴だったりドアノブに子どもがぶら下がったりしていないでしょうか。慢性的に強い衝撃を与えていると、ドアノブは早い段階で故障しますよ。

ちなみに、強い衝撃を継続的に与えていると内部の部品が完全に壊れ、ドアが開かなくなる場合があります。

リビングや子ども部屋であればまだ安心できますが、浴室やトイレに閉じ込められた場合は危険が伴います。

ドアが開かなくなってからでは遅いので、少しでも違和感を覚えたら早めに修理しましょう。

カギ110番

ドアノブが固いときに試したい調整方法

ドアノブが固いときは、ドアノブ周りを清掃したりネジを締め直したりしてみましょう。ここでは、各対処方法の詳細を説明します。

ドアノブ周りを清掃する

ドアノブ周りにホコリやゴミが詰まると、動きが悪くなり、固くなったと感じる場合があります。

特に、室外のドアノブは室内のドアノブよりもホコリやゴミが詰まりやすい傾向にあります。

理想は1週間に一度、時間がない場合は1ヶ月に一度、ドアノブ周りを清掃しましょう。清掃のやり方は以下の通りです。

  1. 乾いたタオルや布で目に見える部分の汚れを拭き取る
  2. 汚れが取れない場合は水拭きし、最後に乾いた布・タオルで水気を拭き取る
  3. プラスドライバーを使ってドアノブとラッチを取り外す
  4. 内部パーツに付着している汚れを乾いたタオル・布で拭き取る

ドアノブを固定しているネジを締め直す

ドアノブが緩んでいると、ノブを回した時正しい方向に力が加わりません。それが原因でドアが固くなっている可能性があります。

この場合は、ドアノブを固定しているネジを締め直して対処しましょう。やり方は以下の通りです。

  1. 緩んでいるドアノブを押さえる
  2. ドアノブを水平にし、ネジを締め直す

ドアノブの緩みを直す方法については、別記事でもまとめています。

潤滑剤を注す

長くドアノブを使っていると、摩耗し徐々に部品同士の潤滑が少なくなってきます。この場合は、潤滑剤をドアノブに注すことで解決しますよ。

しかし、ドアノブに適していない潤滑剤も存在します。

間違った潤滑剤を使うと、症状が悪化する可能性があるので注意してください。以下の特徴に当てはまるものを購入しましょう。

  • 速乾性がある
  • 鍵メーカーが販売している
  • 鍵用として販売されている

おすすめの潤滑剤は、美和ロック社製の純正鍵穴潤滑剤です。鍵専用なので、シリンダー内に噴射してもホコリやゴミが付着することはありません。

むしろ、ホコリやゴミをかきだす役目があるので、ドアノブが固いという症状の改善が期待できますよ。

この潤滑剤は、電気的絶縁性が大きいという特徴もあります。そのため、電気錠にも使えますよ。

ドアノブを取り外して調整する方法

簡単な対処方法を試しても解決しない場合は、ドアノブを取り出して調整してみましょう。しかし、取り外し方はドアノブの種類によって若干異なります。

間違った方法で取り外すと、部品が破損する可能性があるので注意してください。ここでは、ドアノブの種類別に正しい取り外し方を紹介します。

円筒錠やインテグラル錠などの取り外し方

円筒錠.png

円筒錠、インテグラル錠とは、丸い形をしたノブが特徴のドアノブです。円筒状とインテグラル錠は、一見同じに見えます。

見分け方は、「デッドボルト」の有無です。デッドボルトがあればインテグラル錠なので、覚えておきましょう。

円筒錠、インテグラル錠の取り外し方は、以下の通りです。

  1. ドアノブを左方向に回す
  2. プラスドライバーを使い、台座を固定しているネジを外す
  3. ドアノブの根本にある小さな穴に長細い棒(キリや千枚通し)を差し込む
  4. 内部のパーツを押し込みながら手前に移動させ、そのまま引き抜く
  5. 台座の根本にある細長い穴にマイナスドライバーを差し込み、そのまま押し上げる
  6. プライヤーを台座に差し込み、反時計回りに回したら取り外す

レバーハンドルの取り外し方

レバーハンドル.png

レバーハンドルとは、ドアから水平にレバーが取り付けられているドアノブのことです。このドアノブは、以下の手順で取り外しましょう。

  1. プラスドライバーを使って、レバーハンドル(室内側)の根本にあるネジを外す
  2. 台座のネジを外す
  3. 台座がない場合は、マイナスドライバーを台座の側面または下面にある溝に差し込み、押し上げる
  4. 同じ要領で室外側のレバーハンドルと台座も取り外す

ラッチケースの取り外し方

ラッチケース.png

ラッチケースは、以下の方法で取り外せます。

  1. 室内側と室外側のドアノブを外す
  2. ドアの側面にある金属板(フロントプレート)を固定している上下のネジを緩める
  3. 中にあるラッチケースごとフロントプレートを抜き取る

それでもドアノブが固ければ交換も検討しよう

比較的簡単にできる対処方法を紹介しましたが、直らない人もいるでしょう。

その場合は、ドアノブの交換を検討してみてください。ここでは、ドアノブを交換するメリットや費用の目安などを紹介します。

ドアノブを交換するメリット

ドアノブを交換するメリットは、3つあります。

  • ドアノブが固いという不具合が高い確率で直る
  • ドアノブが固い以外の不具合も直る場合がある
  • 使い勝手がよくなる

最大のメリットは、 不具合が高い確率で直ることです。新品のドアノブに交換するため、原因を突き止め、細かく対処する手間も省けます。

ドアノブ交換にかかる費用

自分で交換するか、業者に任せるかでかかる費用は大きく変わります。費用の目安を以下の表にまとめたので参考にしてください。

費用の目安
自分で交換3,000円〜65,000円
業者に依頼11,000円〜+部品代

自分で交換する場合は、部品代しかかかりません。強いこだわりがなければ、1万円以下で済みます。業者に依頼する場合は、部品代の他に作業代と出張費がかかります。

どれだけ安くても1〜3万円はかかるでしょう。しかし、その分クオリティを高く仕上げてくれます。交換作業もスピーディーです。

以上の理由から、交換費用を節約したい人は自分で作業することをおすすめします。クオリティを重視したい人は業者に依頼しましょう。

ドアノブ交換費用については、下記の記事でも紹介しています。

ドアノブ交換する際の注意点

賃貸物件に住んでいる人と自分でドアノブの交換をする人は、注意すべきことがあります。

これを知らずに交換すると、後々大きなトラブルが発生する可能性があるので注意しましょう。失敗したくない人は、目を通しておいてください。

賃貸物件の場合は許可を取る

賃貸物件は、あくまでも大家さん・管理会社の所有物です。そのため、勝手にドアノブを交換してはいけません。

無許可で交換した場合、契約違反とみなされ、何かしらの処分が下される可能性があります。必ず許可を得てからドアノブを交換しましょう。

自分でドアノブ交換すると悪化する場合も

自分でドアノブを交換するデメリットは、3つあります。

  • 交換作業に失敗して症状が悪化する可能性がある
  • 部品選びで失敗する可能性がある
  • 他のパーツに傷をつけ、新たな不具合を生む可能性がある

十分な知識があり、DIYに自信がある人であれば、自分で交換しても問題ないでしょう。

しかし、それ以外の人が作業するのはリスクの方が高いと言えます。少しでも不安を感じているのであれば、初めから業者に任せることをおすすめします。

ドアノブが固い・交換したいときに頼りたい鍵業者

出典:カギ110番

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カギ110番の口コミ・評判についても紹介している記事もあります。ぜひ参考にしてください。

ドアノブが固くならないようにする予防策

ドアノブを修理・交換する場合、数万円の費用がかかる場合があります。正直高いですよね。

この出費は、ドアノブが固くならないように予防しておけば抑えられますよ。ここでは、おすすめの予防策を3つ紹介します。

こまめにメンテナンスをする

ドアノブには、ホコリやゴミが溜まります。特に、室外のドアノブにはたくさん溜まるので注意しましょう。

定期的に掃除をして、異物を取り除いてください。鍵用の潤滑剤を定期的に塗布するのも大切ですよ。

なるべく丁寧に扱う

ドアノブは、衝撃に強いアイテムではありません。慢性的に強い衝撃が加わると、早い段階で故障します。

そのため、なるべく負荷をかけないように扱いましょう。ドアノブをゆっくり優しく操作するだけでも、寿命は延びますよ。

早期発見・早期解決を目指す

基本的に、軽度の故障よりも重度の故障の方が修理・交換費用は高くなります。故障の内容によっては、50,000円以上かかりますよ。

軽度の故障であれば、1万円前後で修理できるパターンがほとんどです。そのため、少しでも違和感を覚えたら、すぐ業者に診てもらいましょう。

ドアノブが固いときの対処法まとめ

  • ドアノブが固い原因は、経年劣化や強い衝撃による故障などが考えられる
  • ドアノブ周りを清掃したりネジを調整したりして対処しよう
  • 潤滑油を注したりドアノブを取り外して調整したりするのもおすすめ
  • 症状が改善しない場合は、ドアノブの交換を検討しよう

今回は、ドアノブが固いときの対処方法を紹介しました。まず、ドアノブ周りを清掃したりネジを調整したりしましょう。

潤滑油を注すのもおすすめです。解決しない場合は、一度ドアノブを取り外して内部パーツを調整・清掃してみてください。

すべて実践しても症状が改善しない場合は、ドアノブの交換を検討しましょう。

ドアノブの交換は、カギ110番に任せるとよいですよ。深夜・早朝でも最短5分で駆けつけてくれるため、スピーディーな問題解決が期待できます。

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