
浴室のドアノブが壊れてしまった時、どこに依頼をすればいいのかわからないという方も多いでしょう。身近なホームセンターに依頼をすれば、交換してくれるのか気になりますよね。
ここでは、浴室のドアノブ修理をホームセンターでできるかについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてくださいね。
浴室・お風呂のドアノブを放置してくのは危険?
ドアノブの劣化や故障を放置しておくと、下記のような問題が発生します。
- 利便性の問題
- 安全上の問題
まず単純に、劣化したドアノブは使用しにくいです。無理やり使い続ければ壊れる可能性もあるでしょう。
さらに破損したドアノブは、怪我を引き起こす可能性もあります。それだけでなく浴室に閉じ込められてしまう危険性もあります。
浴室に閉じ込められてしまうと助けも呼びにくく、非常に危険です。このようなことが起こらないように、早めの修理を心掛けましょう。
浴室・お風呂のドアノブ交換はホームセンターでできるのか?
浴室のドアノブ修理をホームセンターでできるのか気になっている方も多いでしょう。残念ながら、ホームセンターで浴室のドアノブ交換はできません。
ドアノブ交換依頼をするには自宅に来てもらう必要があります。ホームセンターでは出張サービスに対応していないためです。
出張サービスを依頼したい場合は、交換業者に依頼をするといいでしょう。
一方でドアノブ・鍵の購入はホームセンターでも可能です。ホームセンターによって取り扱ってる種類は異なるので注意しましょう。
ホームセンター以外でドアノブ交換をする方法
ドアノブ交換をする主な方法は、「交換業者に依頼をする」か「自分で部品を購入してDIYする」の2つです。
それぞれについて解説しますよ。
自分で部品を購入してDIYする
ドアノブ部品と工具を購入して、自分で交換する方法です。交換作業で失敗するリスクはありますが、安価で修理できますよ。
DIYに慣れている方やコストを最小限にしたい方にはいいでしょう。
ちなみに、ホームセンターでも取り扱っていないドアノブの部品を探したいなら、ネットショップもおすすめです。

出典:鍵の卸売センター
受注生産品の依頼や廃盤となった部品を探したいなら、鍵の卸売センターがおすすめです。
在庫状況によっては即日で出荷可能。メーカー保証はもちろん、不良品の返品・交換にも対応してくれますよ。
ドアノブ交換業者に依頼する
鍵業者や建具屋といったドアノブ交換業者に、費用を払って依頼する方法です。
自分で交換する場合に比べるとコストはかかりますが、確実に素早く行ってくれます。
おすすめのドアノブ交換業者を紹介している記事もあるので、併せて検討してみてください。
浴室・お風呂のドアノブを鍵業者に依頼する場合
DIYに自信がない方は、業者への依頼がおすすめです。ここでは業者依頼のメリット・デメリット等について解説しますよ。
業者依頼のデメリット
業者依頼の唯一のデメリットは費用が高いことです。自分で交換する場合は、工具と部品代だけで済みます。
しかし業者依頼をした場合は、部品代、作業費、出張費等がかかります。依頼費用は業者にもよりますが、自分で行う倍以上の値段はかかると考えていいでしょう。
しかし費用以外でさまざまなメリットがありますよ。メリットを比較した上で検討するといいでしょう。
業者依頼のメリット
- 確実に交換できる
- 素早く作業が終了する
- 業者によっては保証がつく
- 怪我のリスクがない
- プロの意見を聞ける
業者依頼のメリットはいくつかありますが、最大のメリットは確実に交換できることです。
業者は交換作業のプロなので、失敗するリスクは限りなく低いです。さらに迅速かつ効率的に作業を行ってくれるでしょう。
しかし自分で交換する場合は、失敗や安全性においてさまざまなリスクが伴います。こういったリスクを最小限にするためにも、業者依頼はおすすめです。
業者依頼のした場合の費用相場
業者に依頼した時の交換費用は15,000円程度です。ただし、業者によって出張費や部品代の内訳などが異なります。
相場を知るためにも、相見積もりを行うのはおすすめです。複数の業者を比較検討することで、よりよい業者を選べますよ。
こんな人は業者依頼がオススメ
- 確実にドアノブ交換を行いたい人
- 素早くドアノブ交換を行いたい人
- プロに相談したい人
- リスクを減らしたい人
業者依頼におすすめなのは、ドアノブ交換を素早く確実に行いたい人です。あらゆるリスクを減らしたうえで迅速に行ってくれますよ。
また鍵やドアノブについてプロに相談したい人などもいいでしょう。
浴室・お風呂のドアノブ交換で頼れる業者

浴室やお風呂のドアノブ交換を依頼するなら、カギ110番に相談しましょう。カギ110番とは、お客様満足度で98%を達成した実績のある鍵業者です。
鍵やドアノブ作業に関する専門業者なので、さまざまなトラブルに対応してくれますよ。また365日24時間営業なのもオススメです。
カギ110番の3つのおすすめポイント
カギ110番の主なポイントを3つ紹介します。
全国24時間対応
カギ110番は全国に加盟店があるので、地方部でも心配ありません。全加盟店が24時間対応なので、仕事終わりの時間や深夜でも対応してくれますよ。
ドアノブ交換以外のトラブルにも対応
カギ110番なら、ドアノブ交換以外の鍵に関するトラブルにも対応しています。プロの意見を聞きたいという方にもおすすめです。
わかりやすい料金体系
カギ110番では、出張費、作業費、部品代はすべてコミコミ価格の明朗会計です。後から追加請求される心配もありません。
ドアノブ交換・修理にかかる費用
- ドアノブ鍵開け:10,780円〜
- ドアノブ交換:8,800円〜
- ドアノブ修理:11,000円〜
カギ110番は、出張費+作業費+部材費のコミコミ価格です。
ドアノブ交換サービスの流れ
カギ110番の口コミ・評判
カギ110番の口コミ・評判は以下の通りです。
- 作業時間は短いし、とても親切なスタッフでしたから、お願いして本当に良かったです。
- 電話の時点で概算の見積もりを教えて頂けるので、安心して依頼することができました。
- 夜中でしたが30分ほどで来ていただき、作業の方法や料金の説明など丁寧に教えてもらいましたので安心してまかせられました。
出典:みん評
カギ110番の口コミ・評判についても紹介している記事もあります。ぜひ参考にしてください。
部品を購入して自分で浴室・お風呂のドアノブ交換をする場合
自分で交換する場合について詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてくださいね
ドアノブ交換に必要な道具
ドアノブ交換に必要なものは下記の通りです。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- 新しいドアノブ
- キリ(円筒錠の場合のみ)
絶対に必要な道具は、プラスドライバーとマイナスドライバーだけです。電動ドライバーがあれば、よりスムーズに作業を行うことができるでしょう。
円筒錠の場合のみ、キリのような細いものが必要になるので注意してください。
新しいドアノブもドライバーも、ホームセンターもしくはインターネットで購入することができます。
浴室ドアノブの種類
浴室でよく使用されているドアノブの種類としては以下のようなものがあります。用途に合わせて新しいドアノブを選びましょう。
ドアノブの種類 | 鍵の有無 |
---|---|
空錠 | なし |
チューブラ錠 | 内側から施錠 |
円筒錠(シリンダー錠) | 内側、外側から施錠 |
空錠
空錠というのは、何も鍵がついていないドアノブのことを指します。近年浴室では簡易的な鍵がついている物件も多いです。
しかし、一人暮らし用などで鍵がついていない場合もありますよ。
取っ手の形状は握り玉とレバーハンドルどちらも選べます。
チューブラ錠
屋内用の鍵としては、最も使用されている簡易的な鍵付きドアノブです。内側からのみ施錠できますが、外側からは施錠できません。
こちらも取っ手の形状は自由に選ぶことができるでしょう。
円筒錠(シリンダー錠)
チューブラ錠と非常に形が似ていますが、鍵穴があり外側から施錠ができるタイプです。お子様やペットがいる家庭では取り付けてみるのもいいでしょう。
昔は握り玉タイプが主流だったこともあり、円筒錠と呼ばれていました。
ドアノブの失敗しない選び方
ドアノブを購入するにあたって、必ずチェックしなければならないのはサイズを含めた規格です。
サイズが違ったものを購入してしまっても、ドアノブや鍵はセキュリティの観点から返品はできません。
正確に測りましょう。規格を確認するためには、下記の6ヶ所を測ります。
- ドアの厚み
- フロントプレートの長さ
- フロントプレートの幅
- ビスピッチ
- バックセットの長さ
- 丸座の直径(円筒錠、チューブラ錠の場合)
フロントプレートとは、ドアの側面に見える金属製のプレートのことです。長さと幅を正確に測りましょう。
ビスピッチとは、フロントプレートの上下にあるビスの間の長さのことです。ビスの中心と中心の距離を測ります。
バックセットとは、ドアノブの中心からドアの側面までの水平距離のことです。
欲しいドアノブのサイズがない時は、DIYで工事するか、業者に依頼しましょう。
メーカーに関しては、サイズさえあっていればどれを選んでも構いません。不安な方は、現在使っているものと同じメーカーを選ぶといいでしょう。
自分で浴室・お風呂のドアノブを交換する方法
ここからは具体的なドアノブの交換方法を紹介します。ぜひ参考にしてくださいね
浴室・お風呂のドアノブの交換方法-空錠とチューブラ錠の場合
- ドアを開けておく
- 外側台座を外す
- 内側台座を外す
- 側面のフロントプレートを外す
- 新しいフロントプレートを設置する
- 新しい内側ドアノブに角芯をはめこむ
- 内側ドアノブを台座に固定す
- 外側ドアノブを台座に固定する
- 動作確認をする
ステップ1.ドアを開いておく
ドアノブ交換の作業をする時は、必ずドアをしっかりと開いた状態で行いましょう。
閉じ込められてしまうようなリスクを減らすことと、ドア側面に関わる作業があるためです。
ステップ2.外側台座を外す
ドアの外側(鍵がついていない方)のドアノブの台座を外します。ネジで止めてあるので、プラスドライバーなどで外しましょう。
ネジを緩めて外したら、ドアノブごと引き抜きます。
ステップ3.内側台座を外す
外側の作業と同様に内側(鍵をかけられる方)の台座を外します。こちらもネジを緩めて外したら、ドアノブごと引き抜きましょう。
ステップ4.側面のフロントプレートを外す
両側のドアノブが外れたら、側面にあるフロントプレートを外します。作業としてはほとんど一緒で、上下についているネジを緩めます。
ネジが外せたら、フロントプレートを引き抜きましょう。
ステップ5.新しいフロントプレートを設置する
いよいよ新しい部品への交換となりますが、この時フロントプレートの向きに注意しましょう。フロントプレートには内側、外側の向きがあります。
必ずラッチ(鍵を閉めると飛び出る部分)が斜面になっている方が内側、平面になっている方が外側に来るようにしてください。向きを間違えると鍵を閉めることができません。
向きを確認してフロントプレートを入れたら、ネジで固定します。
ステップ6.新しい内側ドアノブに角芯をはめこむ
角芯とは、レバーハンドルの内側と外側を組み合わせるための棒状の部品です。この角芯を内側のドアノブにはめこみましょう。
また、この時内側のドアノブのサムターン(鍵を回す部分)が縦になっていることを確認しておきましょう。鍵が開いている状態で、取り付ける必要があるためです。
ステップ7.内側ドアノブを台座に固定する
角芯をつけた内側ドアノブを台座にはめこみます。その後、外した時と逆の要領でネジで固定しましょう。
ステップ8.外側ドアノブを台座に固定する
次に外側ドアノブを台座にはめこみます。こちらも台座にはめこむ前に、ドアノブのサムターンが縦になっているか確認しておきましょう。
その後、ネジでしっかりと固定します。
ステップ9.動作確認をする
取り付けが完了したら、正常に開け閉めができるか最後の動作確認をします。ドアノブの動きが固くないか、緩すぎないかなど違和感ないように調整しましょう。
浴室・お風呂のドアノブの交換方法-円筒錠の場合
空錠やチューブラ錠とほとんど変わりませんが、台座をドライバーで外せないためキリ等を使用します。
具体的には下記の通りです。
- 内側台座にキリを押し込み、ドアノブを引き抜く
- 内側の丸座の溝にマイナスドライバーを差し込み、丸座をてこの原理で取り外す
- 丸座裏金の上下ビスを、プラスドライバーでゆるめて外す
- 裏金を取り外す
- 外側のドアノブを取り外す
- 側面の金属プレートの上下ビスをゆるめて、ラッチケースを外す
- ラッチケースと外側ドアノブを取り付ける
- 凹凸を合わせて丸座と裏金を取り付ける
- 凹凸を合わせて丸座と内側ドアノブを取り付ける
自分でドアノブ交換する際の注意点
自分でドアノブを交換する際には、いくつかの注意点があります。あらかじめ確認しておきましょう。
交換作業中は必ずドアを開けておく
交換作業中は必ずドアを開けておきましょう。交換作業中にドアが閉まってしまうと、閉じ込められてしまう可能性もあります。
トラブルを招かないためにも、ドアは開け続けられるようにしておきましょう。
賃貸物件の場合は、管理会社に許可をもらう
賃貸物件の場合、ドアノブ交換を行う前に原則として管理会社に許可を得る必要があります。賃貸物件では、ドアやドアノブも管理会社の所有物です。
居住者は自由に交換できません。勝手に交換してしまうと、賠償請求をされることもあるので注意しましょう。
ドアを傷つけてしまうと余計な修理費がかかる
ドアノブを自分で交換すると費用は抑えることができますが、必ず交換できる保証はありません。
交換に失敗してしまうばかりか、それに伴いドアを傷つけてしまう可能性もあるでしょう。前述したように、ドアも所有権は管理会社にあります。
ドアを傷つけてしまうと、ドア交換以上に修理費がかかるので注意しましょう。確実に交換したい方は、業者依頼がおすすめです。
浴室・お風呂のドアノブ交換は、ホームセンターに依頼不可能!難しい場合は業者に依頼しよう
残念ながら浴室のドアノブ交換は、ホームセンターで依頼できません。しかしホームセンターで部品や工具を購入して、自分で交換することはできます。
DIYに自信のある方やコストを削減したい方は、試してみるといいでしょう。ただし基本的には、コストがかかってもプロの業者に依頼するのがおすすめです。
それぞれにメリット・デメリットがあるので自分に合っているほうを選ぶといいでしょう。