車のエアコンが走ると効くのに停車中は効かないときは?対策を紹介

車のエアコンが走ると効くのに停車中は効かないときは?対策を紹介

真夏の暑い中や密閉された車内の空調を調節してくれる「カーエアコン」が自家用車には必須です。
でもそんなカーエアコンの効き目が、走っているときに悪くなってしまう時があります。
一体どうしてでしょうか。

カーエアコンの冷房が停車中に効きづらくなる原因

走行中は快適に効いていたカーエアコン。
交差点で車を停めたり渋滞に巻き込まれてしまったりといったときに、効きづらくなってしまったという経験はないでしょうか。

カーエアコンの故障を疑われる方もいるかもしれませんが、車の停車時にカーエアコンが効きづらくなるのには次のような理由があります。

低速運転でコンデンサーに風が当たらない

カーエアコンの冷房は、コンデンサーを通して取り込んだ外気や車内の空気を「コンプレッサー」で圧縮され液化したエアコンガスで冷却して、運転席に送り込むシステムになってします。

車の走行中はコンデンサーに効率よく走行風を送り込めます。
しかし車を停車させたりゆっくり走行させたりすると、コンデンサーに冷たい風を効率よく取り込めなくなってしまうのです。

とくに真夏の炎天下で渋滞に巻き込まれてしまうと、ただでさえ熱い外気がさらに周囲の車や自分の車のエンジンで熱せられた状態で取り込まれてしまいます。

そのため取り込んだ空気を冷やしきれず、冷房の効き目が悪くなってしまうのです。

アイドリングストップが作動している

カーエアコンの動作に必須となるコンプレッサーを動かすには、車のエンジンの動力が必要です。

しかし交差点での信号待ちの際や、渋滞に巻き込まれたときに自動車に備わっている「アイドリングストップ機能」が働くと車のエンジンが停止します。
これによりカーエアコンが自動的に送風の状態に切り替わり、送風口から冷風が出てこなくなってしまうのです。

渋滞に巻き込まれたときの対策

カーエアコンが効きづらい場合、以下の対策を講じることで対処できます。

カーエアコンを内気循環に変更する

カーエアコンの空調管理には、外気を室内に取り入れる「外気導入」と、車内の空気を循環させて空調を整える「内規循環」があります。
カーエアコンの設定を内規循環に変更することで、外の熱い空気を取り込まずに車内の温度を下げることが可能。
「その日初めて車に乗るのですぐに車内を冷やしたい」という場合などにも、内気循環はおすすめの設定です。

ただし長時間カーエアコンを内気循環に設定していると、車内の二酸化炭素濃度が濃くなって搭乗者が眠気や頭痛を感じてしまうことがあります。
渋滞を抜けるなどして冷房が十分に効くようになったら、外気導入に戻すか一時間に一回程度のこまめな換気を心がけるようにしてください。

アイドリングストップ時の設定を変更する

アイドリングストップ機能を解除することで、停車時にエンジンの自動停止を防げます。
アイドリンストップの設定を変更するボタンは、運転席周りに備え付けられていることが一般的です。

アイドリング中に空ぶかしをおこなう

交差点などで停車中にも車のレバーをPレンジに入れた状態でアクセルを踏み続けて、エンジンの回転数を上げることでカーエアコンを稼働させ続けられます。
エンジンの回転数が2,000程度まで上がれば、冷房が走行時と同じように稼働します。

しかしこれは空ぶかしになるので、周囲の車や人迷惑にならないようにおこなってください。

窓のサンバイザーを下ろす

直接の解決法ではありませんが、車内温度の上昇を防ぐ狙いとして車の窓のサンバイザーを降ろしたり、後部座席にサンシェードを取り付けたりすることで日中車内に直射日光が照りつけるのを防げます。

対策をしても効果がないときに考えられる症状

以上のような対策をおこなっても効果がないときは、カーエアコンに不具合が生じている可能性があります。
以下のような症状に当てはまるときは、カーエアコンの修理を検討してください。

エアコンガスが漏れている

カーエアコンが正常に作動しているにもかかわらず、送風口からぬるい風しか流れてこない場合はエアコンガスの異常を疑いましょう。

カーエアコンの冷媒として用いられるエアコンガスは、冷房を動作させるのに必須のものです。
エアコンガスは本来は密閉された空間に充填されていますが、時間の経過とともに徐々に漏れ出して容量が減っていきます。

自然に減少した分のエアコンガスはガソリンスタンドなどで補充することもできますが、経年劣化で部品が傷んでいた場合そこからエアコンガスが漏れてしまいます。
そうなると、いくらエアコンガスを補充してもすぐにまたエアコンガスの容量が減少してしまうのです。

そのため修理業者に依頼して、修理やパーツの交換などの対応をおこなう必要があります。

カーエアコンのパーツが故障している

車のエアコンをオンにしたときに「ガラガラ」といった異音がする、エアコンが作動しているのに送風口から風が吹き出てこないという場合には「ブロアファンモーター」が故障しているかもしれません。
ブロアファンモーターが正しく動作しないと、エアコンの風を送り込めなくなってしまいます。

また、エアコンガスの充填量が十分であるにもかかわらず空気が冷えず冷房が効かないという場合は、カーエアコンのコンプレッサー自体が故障している可能性があります。
コンプレッサーが動作不良だとエアコンガスが十分に圧縮できず液化しないため、取り込んだ空気を冷やせません。

カーエアコンの不調に気がついたときは、壊れた部位を具体的に特定してパーツの交換や修理をおこなう必要があります。
専門の知識を持ったプロの修理業者に任せるのがよいでしょう。

カーエアコンから異臭がする原因

「カーエアコン自体は正常に動作するが、吹き出す風から異臭がする」といったことはないでしょうか。
その主な原因はカビです。

カーエアコンの冷却器の「エバポレーター」は、外気との温度差で水滴が結露しやすくなっています。
つまり冷房の稼働中常時湿気にさらされるエバポレーターは、カビが繁殖しやすい環境です。

カーエアコンの内部で繁殖したカビの胞子が風に混じって車内に送られるのが、カーエアコンの異臭の原因にです。

異臭の予防としてエアコンを切る前に暖房に設定して15分程度送風することで、エアコン内部を乾燥させるといった方法があります。
しかしカビが繁殖しているとあまり効果がありません。
根本的に異臭の原因を解決するには、カビの発生源であるエバポレーターを取り外してクリーニングする必要があります。

エバポレーターはダッシュボードの奥にあって、自分で取り外してクリーニングをおこなうのは難しいのでプロに任せるのが確実です。

カーエアコンの修理を考えたときはどこに頼むべき?

カーエアコンを修理に出したいとき、どこに修理を依頼するのがよいでしょうか。
修理先とそれぞれの特徴と利点について解説します。

カーディーラー

カーディーラーに車の修理の依頼を出した場合、基本的には正規のメーカーの純正パーツを利用して修理されるので安心です。

一方カーディーラーは、サービスの質の高さに比例して修理費用が割高になるという欠点があります。

カー用品店

地元でさまざまな車用品を扱っているお店でもカーエアコンの修理を依頼できます。
「オートバックス」や「イエローハット」など大手のお店では、料金が統一されていてわかりやすい点がメリット。

ただしあくまでもパーツの販売が主のため、修理の依頼が立て込んでいた場合などは修理にかかる日数が伸びてしまうこともあります。

ガソリンスタンド

普段給油に訪れるガソリンスタンドでも、カーエアコンの点検ができる店舗があります。
ただし専門的な修理の知識を持っているわけではないので、エアコンガスを補充したりフィルターを交換したりするような簡単な対応しかできない場合が多いです。
点検業務を一切おこなっていないセルフスタンドもありますので注意してください。

整備工場

文字通り車の整備を専門とした整備士がいる工場です。
車の整備がメインの業務であることから、カー用品店やガソリンスタンドでは対応ができないような複雑な修理でも任せられます。
また、カーディーラーなど他の業務がメインである業種に比べて修理費用が安くなる点が強みです。

修理費用や技術力などの観点から、地元で評判の高い整備工場を調べて「どの整備工場に修理を依頼するか」。
事前にインターネットなどで調べてから依頼しましょう。

電装業者

自動車電装屋とは、カーエアコンやバッテリーといった自動車の電気系統のパーツを扱うことを専門とした修理業者です。
以前はカーディーラーを通して修理を請け負うことが多かったのですが、近年ではドライバーから直接修理を請け負うことも増えています。

自動車整備士よりも電気系統の扱いに熟達しているため、カーエアコンの修理の依頼先として向いています。

修理にかかる費用は具体的にどれくらい?

カーエアコンの修理にかかる費用は、修理内容と箇所により次のような相場です。

エアコンガスの補充

不足したエアコンガスを補充する場合の相場は、ガス代と工賃を合わせて3,000円から5,000円程度。

ガス漏れ箇所の修理

修理箇所にもよりますが、かかる費用は2万円から5万円程度。

パーツの修理

パーツの交換が必要な場合の修理費用は「ブロアファンモーター」の交換には4万円から5万円。
「エバポレーター」の交換が5万円程度です。

コンプレッサーが故障していた場合は、修理に5万円から10万円と高額の費用がかかってしまいます。
普段から車を定期的に点検に出すなどメンテナンスを心がけてください。

まとめ

車が停車中のときにカーエアコンが効きづらくなる原因とその対策法、そしてカーエアコンに異常が見られたときに修理を頼める業者について紹介しました。

高温多湿の環境にあり渋滞も発生しやすい日本の車にカーエアコンは必須のアイテムです。
そんなカーエアコンですから、常に最高のパフォーマンスを発揮して車内の快適な環境を維持できるようにしたいですね。

以上の情報を参考にして、カーエアコンの効き目にお悩みのときは解決法を検討してください。

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