
「ガソリンスタンドでオイル交換してもよいのだろうか?」と思っていませんか。
ここでは「ガソリンスタンドでオイル交換するメリットやデメリット」「オイル交換費用の目安」「費用を抑えるポイント」などを解説します。
ガソリンスタンドで扱っているオイル
オイル交換サービスを行っているガソリンスタンドなら、複数種類のエンジンオイルを常備しているでしょう。
扱っているメーカーや商品はお店により異なります。
高性能なエンジンオイルから安価なものまで多彩なニーズに対応しているお店も。
また多くのガソリンスタンドでは「PB(プライベートブランド)」のオイルも販売しています。
エンジンオイルは製品によって粘度や品質、性能が異なるため気になる方は事前にお店へ確認したほうがよいかもしれません。
普段とは違うお店で交換するときは、なおさら確認することをおすすめします。
ガソリンスタンドで交換するメリットは?
ディーラーや整備工場、カー用品店などでもオイル交換は対応してもらえます。
ではガソリンスタンドで作業してもらうことには、いったいどのようなメリットがあるのでしょうか。
利用しやすい
日本は車社会のためガソリンスタンドが営業していない地域はありません。
同じ地域内に複数のガソリンスタンドが営業しているケースも珍しくなく、利用しやすいのがひとつのメリットです。
また給油で立ち寄ったついでに作業をしてもらえるため、わざわざオイル交換のために時間を割かずに済みます。
あわせてタイヤの空気圧や摩耗具合のチェック、エンジンルーム内の点検などを一緒にお願いできるのもメリットといえるでしょう。
魅力的なPBのオイル
冒頭でお伝えしたように、多くのガソリンスタンドではPB(プライベートブランド)のエンジンオイルを扱っています。
お店によりますが、大手のガソリンスタンドならほぼ例外なくPB商品を扱っているでしょう。
石油メーカーが自ら製造販売しているオイルのため品質は問題ありません。
しかもPB商品はあらゆるコストを削減しながら製造していることが多く、安価で扱われていることも魅力。
コストパフォーマンスを重視するのならPBのオイルも検討してみましょう。
ポイントが貯まる
店舗によりますが「独自のポイントシステム」を導入しているところもあります。
お店に支払った金額に応じてポイントが付与されるシステムです。
多くのお店では給油だけでなくオイル交換もポイント付与の対象。
貯まったポイントは景品と交換できたり、お店で利用できる割引券をもらえたりすることが多いです。
ガソリンスタンドで交換するデメリットは?
いくつもの魅力的なメリットがあるのは事実ですが、デメリットがあることも覚えておきましょう。
技術力に差が生じる
有資格者の整備士が在籍しているお店もありますが、そのようなところばかりではありません。
働いているスタッフのスキルや経験年数はお店によって異なるため、どうしても技術力に差が生じます。
中には、働き始めて間もないアルバイトスタッフに練習として作業させることも。
事前に研修を実施するお店もありますが、そうでない場合には「作業でミスをされる」「車を傷つけられる」といったリスクがゼロではありません。
セールスされることがある
スタッフにお店で扱う商品やサービスの販売ノルマを課しているお店もあります。
このようなお店に立ち寄った際は、オイル交換には関係のないさまざまな商品を勧められることがあります。
断るのが心苦しいからと購入してしまうケースもあるでしょう。
オイル交換の費用とかかる時間
オイル代と工賃で料金が決まります。
「エレメント」も一緒に交換すれば、その分の料金も加算されるため覚えておきましょう。
オイルはリッターあたり1,000~3,000円が相場で、工賃は500~1,500円が目安です。
トータルでは4,000~8,000円程度を見ておきましょう。
目安時間は「点検」「交換」「補充」を合わせて20~30分ほどです。
オイルのグレードや作業してもらうお店によって料金は大きく変化します。
心配な方は事前にきちんとトータル料金を教えてもらいましょう。
費用を抑えるには?
ひと昔前に比べてガソリンや軽油の価格は高くなっています。
そのため「できるだけ車にかける費用を少なくしたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。
そのような方に向けて、ここではオイル交換費用を抑えるポイントを伝授します。
安いお店を選ぶ
オイル交換の価格はお店によって大きく異なります。
費用をなるべく安く抑えたいのなら作業してもらうお店を厳選しましょう。
ガソリンスタンドによっては、オイル代のみで工賃を無料にしているところもあります。
このようなお店なら工賃分が浮くためお得に作業してもらえるでしょう。
また「エレメントと一緒に交換すれば割引になる」「給油もすれば燃料代が安くなる」といったお店もあります。
オイルを持ち込む
エンジンオイルの種類は豊富です。
たくさんのメーカーが数多くのオイルをリリースしており、中にはとても安価なものも。
安く販売されているオイルを購入し、ガソリンスタンドに持ち込んで交換してもらえば費用を抑えられます。
ネット通販やキャンペーン品などならいつも利用しているオイルも安く手に入れられるでしょう。
ただ、お店によっては持ち込みでのオイル交換に対応していないことがあります。
断られてしまうこともあるため、持ち込みでの交換を検討するのなら事前にガソリンスタンドへ確認しておきましょう。
DIYで交換する
オイルの購入から交換作業まで自ら行ってしまう方法です。
必要なのはオイルの購入代だけしかかからないため費用は最小限に抑えられるでしょう。
ただし「リジットラック」や「オイルジョッキ」などのツールが必要です。
最初に揃えてしまえば今後継続してDIYでオイル交換ができます。
DIYでオイル交換するときの流れ
「DIYでオイル交換にチャレンジしてみたい!」といった方に向けて大まかな流れをご紹介します。
インターネット上には動画で交換手順を公開しているサイトもあります。
それらの情報も参考にチャレンジしてみましょう。
1.ジャッキアップする
安全確保のためにリアタイヤを輪留めしてからジャッキで車を持ちあげ、リジットラックを4つかまします。
車体下にスペースができたらダンボールやシートなどを敷きましょう。
スペアタイヤが余っていたら、ストッパー代わりとして車の下に入れておくと安心です。
2.オイルを抜く
車の下に潜り込んだら「オイルパン」のボルトをレンチで緩めます。
「ドレンボルト」を抜くと一気にオイルが流れだすため注意しましょう。
レンチで緩めたら外れるギリギリまで指を使って回します。
オイルパンの真下にいるとオイルをかぶってしまうため注意してください。
オイルを排出する穴の下には受け皿を用意しましょう。
ここに廃油を溜めます。
オイルが完全に抜けるまで少しかかるため、一度車の下から出ても大丈夫です。
3.オイルを入れる
オイルを抜いたらドレンボルトを締め、新しいオイルを入れます。
ボンネットを開けエンジン上部にあるオイルキャップを外してください。
オイルジョッキにオイルを入れ、ノズルの先を挿しこんで入れます。
勢いよく入れるとあふれてしまう恐れがあるため注意してください。
4.車を下ろしてオイル量をチェック
作業が終わればジャッキアップした車を地面に下ろしてください。
ジャッキで軽く車を持ちあげリジットラックを抜きます。
車を下ろしたらオイルゲージで量を確認してください。
上限と下限の間にオイルが入っていれば問題ありませんが、下限より下なら足す必要があります。
これで一通りのオイル交換作業は完了です。
DIYでオイル交換するリスク
費用を抑えられるメリットがあるものの、DIYでの交換にはリスクやデメリットもあります。
それを踏まえ自己責任で行いましょう。
ケガをする危険性
リジットラックがしっかりかかっていなかった場合、車が落下してしまう恐れがあります。
ケガで済めばまだしも、車の下で作業をしているときに落下してしまうと命に関わるかもしれません。
このようなことにならないよう、平坦な場所で決められたところへしっかりリジットラックをかけましょう。
車のシャーシにはジャッキアップポイントと呼ばれる部位があるため、そこにきちんとリジットラックをかましてください。
なお、リジットラックを使わずジャッキアップした状態で作業をする人もいます。
しかしこれは論外です。
危険極まりない行為のため決してしないでください。
オイル漏れに注意
ドレンボルトのパッキンが劣化しているとオイル漏れのリスクがあります。
DIYでは見逃しがちなポイントですが、できればパッキンも交換したほうがよいでしょう。
また、ドレンボルトは適正なトルクで締め付ける必要があります。
必要以上に強い力で締め付けてしまうとネジ山が破損してしまい、オイル漏れを引き起こすことがあるため注意してください。
ガソリンスタンドでの交換が安心
ガソリンスタンドなら、オイルとあわせてエレメントの交換も対応してもらえます。
総合的に車の状態をチェックしてもらえるため安心です。
DIYなら費用を抑えられるメリットがありますが、初めてなら難しいかもしれません。
ケガやオイル漏れなどのリスクも考えられるため、慣れていない方や初心者ドライバーはガソリンスタンドにお願いしたほうが安心でしょう。
まとめ
手軽に利用でき、魅力的なPBオイルも選べるガソリンスタンド。
事前の予約をせずに依頼できることが多いため、すぐにオイル交換してもらいたい方にも適しています。
オイルを交換するタイミングがよくわからない方も、スタッフに相談すれば快く教えてもらえるでしょう。
身近な車のプロを活用して快適なカーライフを実現してください。

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