コンセントの寿命は、10年と言われています。寿命を迎えて壊れた場合は、すぐ修理をしましょう。
しかし、賃貸のコンセントだと勝手に修理してよいのか悩みますよね。そこで今回は、“賃貸のコンセントを正しく修理する方法”について説明します。
絶対にやってはいけないこと、修理費用の目安などもまとめたので、参考にしてください。
INDEX
【注意】壊れたコンセントは絶対に使用しないで!
壊れたコンセントには、想像以上の危険が潜んでいます。コンセントが壊れた場合は、必ず以下のことを守りましょう。
- 完全に直るまでコンセントを使わない
- 長期間、壊れたコンセントを放置しない
コンセントが壊れた場合は、挿してあるプラグをすべて抜きましょう。壊れている状態で使用を続けると、火災・漏電などの事故が起こる恐れがあります。
賃貸のコンセントが壊れた場合の対処方法
持ち家と賃貸では、コンセントが壊れたときの対処方法が異なります。間違った手順でコンセントを修理すると、契約違反とみなされる場合があるので注意しましょう。
ここでは、賃貸物件のコンセントが壊れた場合の正しい対処方法を紹介します。
応急処置を行う
コンセントが壊れたことに気がついたら、まずは“応急処置”を行いましょう。方法は、電気を通さない絶縁テープでコンセントの穴を塞ぐだけです。
絶縁テープは、ホームセンターやネットショップなどで購入できます。ただし、絶縁テープを貼る際に露出したコンセントの内部を素手で触らないように注意しましょう。
ガムテープでの応急処置も有名ですが、ガムテープは湿度に弱く耐久性が低いのでおすすめできません。
300〜500円とさほど高くはないので、購入して絶縁テープで応急処置することをおすすめします。
大家さんや管理会社に連絡する
賃貸物件のコンセントの所有権は、大家さん・管理会社にあります。許可なく修理・交換すると、部屋を改造したとみなされる可能性があります。
場合によっては、強制退去処分や違約金などの処分が下されるでしょう。
トラブルを防ぐために、コンセントが壊れたら必ず大家さん・管理会社に連絡しましょう。基本的に、大家さん・管理会社の指示通りに行動してください。
賃貸のコンセント修理・交換費用は誰が負担する?
修理・交換費用を誰が負担するかは、“壊れた原因・理由”によります。
大家さん・管理会社負担のケースと入居者負担のケースを紹介するので、参考にしてください。
入居者に過失がある場合
入居者に過失がある場合は、修理・交換費用を “入居者が負担する”のが一般的です。入居者に過失があるケースとは、以下のようなことを指します。
- ワット数の上限を超えて使っていた
- 入居者がコンセントに衝撃を与えた結果、壊れた
- その他、通常の使用法から大きく外れる方法で使っていた
入居者に過失がない場合
入居者に過失がない場合は、修理・交換費用を “大家さん・管理会社が負担する”のが一般的です。入居者に過失がないケースとは、以下のようなことを指します。
- 通常の使用法を守って使っていたが壊れた
- 自然災害によって壊れた
- 経年劣化によって壊れた
賃貸の壊れたコンセントを修理する方法
大家さん・管理会社に連絡した結果、「自分で対処してください」と言われることもあるでしょう。
しかし、初めてのできごとだとどのように対処すればよいのか分かりませんよね。その悩みを解決するために、ここでは賃貸の壊れたコンセントを修理する方法を紹介します。
家電量販店に依頼する
家電量販店にコンセント修理を依頼するメリットは、以下の通りです。
- 店舗の数が多いため、足を運びやすい
- 持ち込み修理に対応している
- 家電量販店独自の保証が使える場合もある
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 仲介手数料が発生する可能性が高い
- 修理期間が長い
- 店舗によっては、コンセント修理・交換に対応していない
家電量販店は、 “店舗独自の保証が使える人”におすすめです。
ホームセンターに依頼する
家電量販店と同様に、一部店舗ではあるものの、ホームセンターもコンセント修理・交換に対応しています。ホームセンターに修理を依頼するメリットは以下の通りです。
- 比較的早く修理してくれる
- 修理費用は安め
- 店舗の数が多いため、立ち寄りやすい
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 仲介手数料が発生する場合がある
- コンセント修理・交換が不得意な店舗も存在する
- 相談窓口には、コンセントに関する知識が浅いスタッフが配置されている場合がある
ホームセンターは、 “手軽さ・安さ”を重要視する人におすすめです。
DIYで修理をする
腕に自信があれば、DIYでもコンセントを修理できます。DIY修理をするメリットは、以下の通りです。
- 安く修理できる
- 自分のペースで修理できる
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 失敗するリスクがある
- 火事や漏電など、二次災害を生む恐れがある
- ケガをする恐れがある
DIY修理は、 “自分で修理できる自信がある人”におすすめです。
しかし、無資格だと修理できる場所が限られます。“その修理は可能か”の判断基準は、次の段落から説明します。
コンセントカバーを交換する場合
コンセントカバーの交換は、無資格でもできます。電気が流れる部分に触れずに交換できるので、作業の難易度は低めです。
カバー交換が初めての人でも、やり方さえ分かれば簡単に交換できますよ。
感電しないかと不安な人は、コンセントカバーを交換する前にブレーカーを落としましょう。または、コンセントキャップを差し込んでから作業することをおすすめします。
コンセントカバー以外の修理をする場合
コンセントカバー以外を修理するためには、電気工事士と呼ばれる資格が必要です。コンセント自体の交換はもちろん、内部の配線を触ることもできません。
無資格で修理をした場合、3万円以下の罰金、または3か月以下の懲役が科せられます。
業者への依頼費用は、罰金ほど高くありません。無資格の人は業者に任せましょう。
コンセントの修理・交換業者に依頼する
コンセント修理・交換業者とは、コンセントのトラブル解決を専門にしている業者です。ここに修理を依頼するメリットは、3つあります。
- 安く・早く修理してくれる
- 24時間365日対応の業者も存在する
- 柔軟に対応してくれる業者が多い
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 技術力の高さにはバラつきがある
- 今後、メーカー保証が使えなくなる可能性がある
- 非純正品が使われる場合もある
コンセント修理・交換業者は、 “安く・早く修理したい人”におすすめです。
賃貸のコンセント修理・交換費用の相場
賃貸のコンセント修理・交換は、頻繁に行うことではありません。
そのため、相場が分からない人もいるでしょう。そのような人のために、ここでは賃貸のコンセントを修理・交換する場合にかかる料金の目安を紹介します。
自分で修理をする場合
コンセントを自分で修理をする場合は、大体1,100〜8,000円かかります。内訳は以下の通りです。
- コンセントカバー:1,000〜5,000円
- プラス・マイナスドライバー:100〜3,000円
業者に修理を依頼する場合
コンセントの修理を業者に依頼する場合は、大体5,000〜10,000円かかります。内訳は以下の通りです。
- 出張費:1,000〜3,000円
- 工事費用:3,500〜5,000円
- 材料・パーツ代:500円〜
コンセントの状態や依頼する業者などによって、具体的な料金は大きく変わります。詳しい料金を知りたい人は、まず見積りを出してもらいましょう。
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出典:電気工事110番
「電気工事110番」とは、東証上場企業が運営している電気のトラブル解決サービスです。特徴は、技術力が非常に高いこと。
その証拠に、お客様満足度は98%を達成しています。価格満足度調査、アフターフォロー調査などでも高評価を獲得した実績があるので、安心できますね。
また、24時間365日受付なのも電気工事110番の特徴です。深夜・早朝にコンセントが故障しても、すぐ駆けつけてくれますよ。
賃貸のコンセント修理・交換費用
電気工事110番に賃貸のコンセント修理・交換を依頼した場合、大体以下の料金がかかります。
- コンセントの取替え:5,500円〜
- コンセントの増設:8,800円〜
- 200V切替え工事:5,545円〜
賃貸のコンセント修理・交換の流れ
電気工事110番へは、以下の流れで賃貸のコンセント修理・交換を依頼できます。
賃貸のコンセント修理費用を安くするコツ
プロの業者にコンセントの修理を依頼すると、大体5,000〜10,000円かかります。この料金を安く抑えたい場合は、以下のことを実践しましょう。
- 大家さん・管理会社に事情をしっかり伝える
- 火災保険を活用する
- コンセント修理・交換業者を利用する
とくに、大家さん・管理会社に事情をしっかり伝えるのは大切です。過失がないと認められれば、入居者の負担をゼロにできるからです。
過失がある場合は、火災保険が使えないか確認しましょう。条件を満たしていれば、修理費用の一部を火災保険で賄えますよ。
賃貸のコンセント修理は必ず許可を得てから行おう
- 賃貸のコンセントが壊れたら、応急処置を行って大家さん・管理会社に連絡しよう
- 家電量販店やコンセント修理・交換業者などに依頼すれば、修理してもらえる
- DIY修理の目安は大体1,100〜8,000円、業者修理の目安は大体5,000〜10,000円
- 無資格の人は、電気工事110番にコンセントの修理を依頼しよう
- 大家さん・管理会社に事情を話したり火災保険を使ったりすれば、修理費用を安くできる
今回は、賃貸のコンセントを修理する方法について説明しました。壊れたコンセントは、絶対に使わないようにしましょう。
応急処置を行い、大家さん・管理会社に連絡してください。
「自分で対処してください」と言われた場合は、電気工事110番を呼び、コンセントを修理してもらいましょう。
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