コンセントのカバーを自分で交換する方法・費用・注意点を詳しく解説!

コンセントのカバーを自分で交換する方法・費用・注意点を詳しく解説!

コンセントのカバーは、古くなると黄ばんだり油汚れがついたりして目立ちます。

カバーを交換したいけれど、「電気に関わる部分を自分で交換していいのか…」と迷う人も多いでしょう。

今回は、コンセントのカバーを交換する方法や、交換費用について解説します。

コンセントは劣化した状態で使用すると、事故につながるおそれもあります。

コンセント本体の交換が必要なケースについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

コンセントカバーの交換は自分でできる?

コンセントカバーの交換は自分でできます

ただし、自分でできるのはコンセントカバーで、コンセント本体の修理を自分ではできません。

コンセントカバーとは、コンセント本体を設置するために空いている壁の穴を塞ぐプレートで、コンセントプレートとも呼ばれます。

コンセント

名称特徴条件
コンセント本体
  • プラグを抜き差しする穴が付いている部分
  • 壁内部の電気配線につながっている
「電気工事士」の資格が必要
カバープレート
  • 壁の保護や穴を隠す目的
  • 簡単に取り外せる
資格不要

つまり、コンセントのカバーの交換は、特別な資格がなくてもひとりで簡単にできます。

コンセント本体の交換や増設には資格が必要

次の作業には、電気工事士の資格が必要です。

  • コンセント本体の交換・修理
  • 通常のコンセントからアース付きへの交換
  • コンセントの新設や増設

基本的に、コンセント本体の交換や修理は電気配線を扱う工事であり、電気工事士という国家資格が必要です。

軽微な作業だからと無資格でコンセントの修理や交換をすると、3万円以下の罰金、または3ヶ月以下の懲役が科せられる可能性があります(電気工事士法 第3条 第1項 第2項、第14条)。

専門的な知識や技術がなく電気工事をすると、感電や火災を引き起こすリスクもあり非常に危険です。

コンセント本体の工事は、専門業者に任せましょう。

参考:電気工事士法|e-Gov

コンセントカバーを自分で交換する手順

コンセントカバーを交換する手順は、次のとおりです。

では、それぞれ詳しく解説します。

コンセントの種類を確認する

一般家庭のコンセントには、フルカラーシリーズとコスモシリーズの2種類があります。

どちらもPanasonic製のコンセントですが、サイズが異なります。

古い物件ではフルカラーシリーズが多く使用されていましたが、現在ではコスモシリーズが主流です。

互換性はなく、違うシリーズのカバーを取りつけると、カバーと壁の間にすき間ができてしまいます。

見栄えもよくないので、同じシリーズのカバーを取りつけるよう注意しましょう。

現在取りつけられているカバーの裏側を見れば、シリーズ名の刻印があるのでどちらのシリーズか確認できます。

コンセントの差し込み口の数やタイプを確認する

コンセントには、差し込み口の数や並び方などによって、さまざまなタイプがあります。

一般的な住宅のコンセントでは、差し込み口が1~3コ用のタイプが多いでしょう。

差し込み口の並び方にも複数のタイプがあり、同じ3コ用でも1列に3コ並んでいるタイプや、2列に分かれているタイプがあります。

また、アース付きや、光回線用のコンセントがついたタイプなどもあります。

交換する前に、差し込み口の数や並び方を確認してから購入しましょう。

必要なものを準備する

コンセントの種類が確認できたら、カバーの交換に必要なものを準備しましょう。

準備物
  1. 新しいコンセントカバー(表面プレート・土台プレート)
  2. ドライバー(プラス・マイナス)
  3. 雑巾

コンセントカバーは、表面プレートと土台プレートで構成されていて、一式が1セットで販売されている場合もあります。

また、電気スイッチのカバーをコンセントカバーとして使用できるタイプがあります。

素材によっては、プラグを完全に差し込めず浮いた状態になってしまうこともあるため、注意しましょう。

コンセントカバー交換作業開始

必要なものが揃ったら、いよいよ作業を始めます。

カバー交換手順
  1. ブレーカーを落とす
  2. 既存の表面プレートを取り外す
  3. 土台プレートの上下のネジをゆるめて外す
  4. 土台プレートがあった部分の汚れを拭き取る
  5. 新しい土台プレートをあてて上下のネジを固定する
  6. 新しい表面プレートをはめる

ブレーカーを落とす

コンセントカバーの交換をする前に、作業する部屋のブレーカーを落としておきましょう。

ブレーカーを落とさずに作業すると、工具などが配線に触れたときに感電する危険性があります。

既存の表面プレートを取り外す

まず、既存の表面プレートを取り外します。

表面プレートは、種類に応じた方法で取り外しましょう。

ネジで固定されているタイププラスドライバーでネジをゆるめて取り外す
ネジがないタイプ表面プレートと土台プレートの間にマイナスドライバーを差し込んで取り外す

土台プレートの上下のネジをゆるめて外す

土台プレートの上下についているネジを、プラスドライバーで外します。

土台プレートは、コンセント本体を支えている金属枠と固定されています。

中の配線にドライバーが触れると危険なので、触れないよう注意しましょう。

土台プレートがあった部分の汚れを拭き取る

土台プレートを取り外した部分が汚れている場合は、雑巾などで拭いてきれいにしておきましょう。

新しい土台プレートの上下のネジを固定する

金属枠のネジ穴に新しい土台プレートのネジを合わせて、上下のネジを固定します。

新しい表面プレートをはめる

土台プレートに新しい表面プレートをはめ込んだら、作業は完了です。

電気工事110番

コンセントカバーの交換費用

自分でコンセントカバーを交換するのにかかる費用の目安は、1,000~3,000円程度です。

自分でコンセントカバーを交換すると、材料費だけで済むのでかなり安く費用を抑えられます。

必要なもの費用の目安
新しいコンセントカバー100~1,500円程度
ドライバー(プラス・マイナス)500~1,000円程度
雑巾300円程度

コンセントを自分で交換するときの注意点

コンセントカバーの交換は、資格がなくても誰でもできます。

ただし、それ以外の工事は電気工事士の資格が必要です。

コンセント本体の交換方法はインターネットで調べられますが、自分で作業するのは違反行為であるだけでなく、火災や感電などの事故が発生する危険もあります。

カバーの交換のついでに簡単な作業なら大丈夫だろうなどと考えず、カバーの交換以外の作業は業者に任せましょう。

コンセント本体の交換が必要な状態とは

コンセントが次のような状態のときは、コンセント本体の交換を検討しましょう。

  • プラグが簡単に抜けてしまう
  • コンセントから火花が出る
  • コンセントカバーにヒビ割れがある
  • コンセントが異常に熱い

プラグを片手で引っ張ったときに軽く抜けてしまうのは、劣化しているサインです。

コンセントカバーにヒビ割れなどがある場合も、破損部分からホコリや水が入って漏電するおそれがあるため、交換する必要があります。

また、コンセントが異常に熱くなっているときは、発火しやすい状態で危険です。

コンセントカバーが変形している場合や手で触れないほど熱を持っている場合は、コンセントの使用を中止して、できるだけ早く交換しましょう。

コンセント本体の交換・増設の費用

コンセントの交換や増設・修理は、電気工事士の資格が必要であるため、業者へ依頼しましょう。

コンセント交換の費用目安は、次のとおりです。

工事内容費用の目安
コンセント本体交換3,000~8,000円
コンセント本体修理3,000~5,000円
コンセントの差し込み口増設5,000〜10,000円
新しい場所にコンセント新設10,000~25,000円

業者に依頼すると、作業費や部品代のほかに出張費がかかることがあるので注意しましょう

遠方の業者に依頼すると、その分出張費が高くなります。

費用を抑えたい場合は、近隣の業者に依頼するのがよいでしょう。

安くて速い!日本全国展開しているおすすめのコンセント修理業者

出典:電気工事110番

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  • アフターフォロー
  • 価格満足度
  • ご利用シェア

コンセント修理費用

電気工事110番が定めるコンセント修理・交換料金は、以下の通りです。

コンセントの交換5,500円〜
通常用コンセントの増設8,800円〜
野外用コンセントの増設13,200円~

コンセント修理の流れ

コンセント修理・交換の流れは以下の通りです。

  1. 電話WEBで電気工事110番に相談
  2. 無料で現地調査&見積り
  3. 作業日のすり合わせ
  4. コンセントの修理・交換を開始
  5. コンセントを確認・支払い
  6. 完了

作業日に関しては、土日祝日はもちろんのこと平日の深夜や早朝での作業希望にも対応してもらえるので、忙しくて時間が取れない方におすすめです。

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コンセントカバーの交換に関するよくある質問

コンセントカバーの交換に関して、よくある質問をまとめました。

コンセントカバーはどこで購入できる?

コンセントカバーは、次の場所で購入できます。

  • ホームセンター
  • 大型家電量販店
  • 楽天やAmazonなどのネットショップ
  • 住宅設備メーカーの通販(オンラインストア)

さまざまな形やデザインの商品が販売されており、スイッチのカバーが使用できる場合もあります。

既存のコンセントに対応したタイプを選びましょう。

賃貸物件でコンセントのカバーは交換できる?

賃貸物件でも、退去時に元のカバーに戻せれば、コンセントカバーは交換できます。

交換することについて、管理会社やオーナーから承諾を得ていない場合は、退去する際に原状回復義務に従って元のカバーに戻す必要があります。

まとめ

コンセントのカバーの交換は、資格がなくても簡単にできます。

カバーには、主に2つの種類があり、それぞれサイズが異なります。

既存の種類や差し込み口の数などを確認したうえで、新しいカバーに交換しましょう。

カバーのみの交換なら、1,000~3,000円ほどで交換できます。

コンセント本体の交換や増設は、電気工事士の資格が必要であるため、電気工事業者に依頼しましょう。

電気工事業者でおすすめなのが、電気工事110番です。

見積りは無料なので気軽に相談してみてくださいね。

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