フロントガラス交換はDIYでできる?手順や業者の費用相場の解説や安いガラスを紹介

フロントガラス交換はDIYでできる?手順や業者の費用相場の解説や安いガラスを紹介

飛び石などによってフロントガラスに傷ができたとき、交換費用が高額になる場合があります。

DIYでフロントガラスを交換できたら、費用を抑えられると考える人もいるでしょう。

この記事では、フロントガラスの交換はDIYでできるのか、どのような手順で交換するのかについて解説します。

フロントガラスをDIYで交換するのは危険

DIYでフロントガラスを交換するのは、不可能ではありませんがおすすめしません。

フロントガラスは1枚10~15kgと重く、交換作業自体に危険が伴い、交換後も不具合が生じるおそれがあります。

基本的にフロントガラスの交換は、専門の業者に依頼するほうが安全で作業も短時間で済みます。

下記の記事ではフロントガラスの修理方法について詳しく解説しているので、こちらも併せてご覧ください。

業者のフロントガラスの交換手順

フロントガラスはどのような手順で交換するのか、業者の交換手順について紹介します。

もしこの記事をみてDIYをする場合には、DIYのリスクについても十分把握し、安全の確保するために2人以上で作業するのがおすすめです。

まずは、フロントガラスの交換に必要なものをそろえます。

必要なものリスト
  • 新しいフロントガラス
  • レンチ
  • カッターナイフ
  • ウィンドウカッター
  • スクレーパー
  • プライマー(ガラス用・車体用)
  • プライマー用のハケ
  • フロントガラス用接着剤
  • コーキングガン
  • バキュームリフター
  • 油膜除去剤
  • ダムラバー
  • モール
  • 養生テープ
  • ガムテープ
  • ビニールシート
  • 軍手

1.フロントガラスの周りに養生テープを貼る

車体に傷がつかないよう、フロントガラスの周りに養生テープを貼ります。

さらに養生テープの上からガムテープを貼り、車体の保護をより強化させます。

車体に粘着力の強いガムテープを直接貼ってしまうと、テープのあとがついてしまったり車体の塗装がとれてしまったりするため、注意が必要です。

2.ワイパーなどのパーツを外す

フロントガラス周辺のパーツを外していきます。ワイパーは、T型レンチなどを使って取り外します。

車種によっては、ボンネットを開けてワイパーを取り外しましょう。

ワイパーは作業後、再び装着するときのために、左右の区別がつくようどちらかにテープを貼るなど目印をつけておきます。

フロントガラスの下部分にある、ワイパーを格納するためのカウルトップパネルも取り外します。

3.フロントガラス周りのモールをはがす

フロントガラスの縁にあるモール(ゴム)を、カッターナイフを使ってはがしていきます。

4.ウィンドウカッターで接着剤を切断する

フロントガラスを固定している接着剤を切断していきます。

フロントガラスと車体は、強力な接着剤で貼り合わせてあるため、ウィンドウカッターという専用の工具が必要です。

ウィンドウカッターには、長さが異なる複数の種類があり、位置によって長さを変えながら切断していきます。

工具の取り扱いに慣れていないと切断できているか判断しづらく、難しい工程です。

また、刃を入れる角度が悪いとガラスが割れて破片が飛散するおそれがあるため、作業に慣れていない場合は保護メガネなどの装着が必要です。

5.フロントガラスを取り外す

接着剤の切断が終わったら、サクションリフターやバキュームリフターと呼ばれる運搬用の吸盤をフロントガラスの表面に固定させ、ゆっくり持ち上げて車体から取り外します。

あらかじめ、フロントガラスを置いておく場所を確保しておきます。

6.車体に残った接着剤を削る

車体側に残った接着剤を、スクレーパーというヘラ状の工具で削り落としていきます。

スクレーパーは、車種にあったサイズを使用します。

車内にカバーをかけ、削りかすなどが入らないよう注意しましょう。

古い接着剤が残っていると、新しいフロントガラスの固定が不十分になる場合があるため、丁寧に取り除くのがポイントです。

最後に水拭きして、きれいに汚れを取り除いておきます。

7.新しいフロントガラスの油膜を取り除く

油膜除去剤を使って、新しいフロントガラスの油膜を取り除きます。

接着部分に油膜が付着していると、十分に固定できないため丁寧に除去します。

8.新しいフロントガラスにモールをつける

新しいフロントガラスの縁に、モールをはめ込みます。

9.ダムラバーをつける

接着剤が内側にはみ出ないよう、ダムラバーをガラスの周りにつけていきます。

10.フロントガラスにプライマーを塗布する

接着剤をつける前に、フロントガラスの外周にガラス用プライマー(下塗り用)を塗布します。

次に、車体のフロントガラスを接着させる部分の四隅にも、車体用プライマーを塗布します。

先にプライマーを塗布するのは、固定がより強固になるためです。

なお、プライマーが塗装部分に付着すると塗装がはがれてしまうため、注意しましょう。

車検シールも、古いフロントガラスから貼り替えておきます。

11.新しいフロントガラスを装着する

接着剤を塗布する前に、新しいフロントガラスが車体に完全に装着できるか、2人で位置を合わせて確認します。

確認できたら、コーキングガンを使って、フロントガラスの周りに接着剤を塗布します。

2人で慎重にフロントガラスを車体にはめ込んだら、完了です。

12.外したパーツを元の場所に戻す

ワイパーなど取り外していたパーツを元に戻します。

ワイパーは左右間違えないように装着します。

最後に養生テープを取り外しましょう。

交換後の注意点

フロントガラスを交換したあとは、次の2点に注意が必要です。

  • 作業後すぐドアの開閉や走行しない
  • ガラスの処分は自治体のルールに従う

作業後すぐドアの開閉や走行しない

交換作業後は、しばらくドアの開閉や走行はせず、置いておきます。

ドアを閉めたときや車を走らせたときに、車に圧力がかかることによって接着剤が浮かないようにするためです。

接着剤の乾燥に数時間かかるので、走行は夏で半日以上、冬で1日程度控える必要があります。

ガラスの処分は自治体のルールに従う

自分で取り外した古いフロントガラスは、自治体のルールに従って処分しましょう。

割れたガラスは不燃ゴミとして扱われることが多いですが、サイズが大きいガラスは粗大ゴミとなる場合があります。

なお、業者に交換作業を依頼すると、古いフロントガラスは業者側で処分してもらえるため、手間がかかりません。

フロントガラスをDIYで交換するリスク

交換手順を見ると、特殊な工具を使って重いガラスを取り扱うのは、難しい作業であることがわかります。

DIYでフロントガラスを交換する場合、次のようなリスクがあります。

  • 作業中に車体に傷がつく
  • ガラスが割れる
  • 雨漏りが発生する

工具を使い慣れていないと、作業する工程で車体に傷をつけてしまったりガラスを割ってしまったりする可能性があります。

交換作業が終わったあとも、フロントガラスと車体の接着が不十分で雨漏りするケースもあります。

DIYをする場合は、リスクについて把握しておきましょう。

ガラス110番_レクタングル

フロントガラスの交換が必要なケースとは

フロントガラスを修理・交換する判断基準

フロントガラスの交換は、傷が小さければ修理(ガラスリペア)で済みます。

では、どの程度の損傷で交換が必要になるのか、解説します。判断の目安となるのは、次の4点です。

フロントガラスを修理・交換する判断基準

  • 傷の大きさが500円玉(約2.5cm)以上か
  • デフロスターの風が当たる位置に傷があるか
  • 運転の妨げになる位置に傷があるか
  • 端から10〜20cm以内の位置に傷がある

傷の大きさが500円玉より大きい

傷やヒビの大きさが、500円玉(約2.5cm)より大きいと修理は難しくなります。

500円玉より小さくても、傷が深い場合や、運転時に視界の妨げになる場合は交換になる可能性があります。

依頼する業者によっても、交換の基準は異なります。

デフロスターの風が当たる位置に傷があるか

デフロスターとは、乾燥した温風を出しフロントガラスの曇りを取る部品です。

フロントガラスは急激な温度変化に弱いため、修理対応では強度が確保できません。デフロスターの風が当たる位置に傷ができた場合は、フロントガラスを交換して対応しましょう。

運転の妨げになる位置に傷があるか

運転中の視界に入る場所に傷がある場合は交換で対応しましょう。これは運転に支障をきたす恐れがあると判断され、車検に通らないからです。

安全のためにも、早めにフロントガラスを交換しておきましょう。

端から10〜20cm以内の位置に傷がある

フロントガラスの端から10~20cm以内の位置は、振動や負荷を受けやすく、修理が難しい場所です。

これらの傷は、走行中の風圧や振動により傷が広がりやすく最悪の場合、全体に広がってしまいます。

傷が広がり、より大きなトラブルを回避するためにも早めの対策をおすすめします。

1.5cm程度の小さい傷なら自分でフロントガラスの修理が可能

1.5cm程度の小さい傷なら市販のリペアキットを使用することで、自分でもフロントガラスの修理が可能です。

逆にフロントガラスの傷が1.5cmを超える場合は、自分で修理を行うのは難しいです。「ガラス110番」のような修理業者へ修理・交換の依頼をしましょう。

もしも自分で修理ができれば、費用はリペアキット代の3,000~5,000円程度で抑えることができます。

ここではレビュー評価の高い、「UFIXITガラスリペアキット」を使用した方法を紹介します。

UFIXITガラスリペアキット 使用手順
  1. 付属のカミソリで傷・ヒビ周辺のゴミやガラスの破片を取り除く
  2. 傷を中心に4点ポジショニングツールをセットする
  3. レジンチャンバー先端のラバーマウスがガラス面に軽く接するまで締め込む
  4. 補修液ボトルの先端をカットし、レジンチャンバー奥へ数滴注入する
  5. プレッシャードライバーを締め込み、補修液が浸透するまで10~15分待つ
  6. プレッシャードライバーを外し、傷内部のエアーを抜く
  7. 補修液が完全に浸透するまでこの作業を繰り返す
  8. プレッシャードライバー→レジンチャンバー→ポジショニングツールの順に取り外す
  9. 仕上げに補修液を数滴たらし、透明フィルムを被せる
  10. 太陽光またはUVライトを5~15分当てる
  11. 補修液が硬化したらフィルムをはがす
  12. 付属のカミソリで余分な補修液を削り取る

UFIXITガラスリペアキットを販売している、呉工業株式会社(KURE)が使用方法を説明している動画もあるので、紹介します。

自分で修理・交換をすれば費用を安く済ませられますが、失敗するリスクが高まります。走行中にフロントガラスがすべて割れたら、事故を招いてしまいます。

また、修理ができても車検に通らない可能性があるので、修理に自信がない方はフロントガラス修理業者への依頼が安心です。

DIYより業者へ!フロントガラスの交換費用の相場

フロントガラスの交換を業者に依頼する場合にかかる費用は、36,000~200,000円ほどと幅があります。

フロントガラス交換は、依頼する業者や使用するフロントガラスの種類によって異なるためです。

依頼できる業者や、それぞれの費用相場は次のとおりです。

依頼する業者フロントガラス交換費用相場
自動車ディーラー88,000~200,000円
カー用品専門店70,000~100,000円
ガラス修理専門店36,000~100,000円

フロントガラスの交換は、購入した自動車ディーラーやカー用品専門店、ガラス修理専門店で受けつけています。

最も費用を抑えやすいのは、ガラス修理専門店です。

取り扱うガラスの種類も豊富で、出張サービスがある店舗も多いため、店舗まで持ち込む手間もなく自宅で作業してもらえます。

さらに詳しくフロントガラス交換費用を安くする方法について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

費用を抑えながらプロに修理依頼したいならガラス110番

出典:ガラス110番

ガラス110番」は、住宅や店舗のガラスだけでなく、車のフロントガラスのトラブルにも対応するガラス修理専門店です

日本全国対応もしており、累計問い合わせ件数500万件以上ある信頼できる業者です。

また、最短10分で駆けつけてくれます。無料で見積りしてくれますし、保険が適用できるかなどの相談にも乗ってくれますよ。

さらに、価格満足度調査で高評価も獲得しています。

そのため、他社よりも安くフロントガラスを修理・交換してくれる可能性が高いでしょう。24時間365日営業なのも、ガラス110番の強みです。

深夜・早朝でもすぐ駆けつけてくれるので、緊急のトラブルでも安心して助けを求められますよ。

point!
  1. 高いご利用シェアと価格満足度
  2. 24時間365日全国受付
  3. 見積り無料

フロントガラスの修理・交換費用

ガラス110番は、フロントガラスの修理・交換を14,300円〜対応してくれます。これは、ガラス代・施工費・出張費がすでに含まれた金額です。

この価格は、相場と比べても非常に安いですね。

ガラス110番は、無料で見積りを出してくれますので、気軽に見積りをお願いしてみましょう。

フロントガラスの修理・交換の流れ

  1. まずはフリーダイヤルWEBで相談
  2. 状況のヒアリングと仮見積り
  3. 最短5分で到着
  4. 現状確認と最終見積り
  5. フロントガラスの修理・交換作業
  6. 作業確認後お支払い

無料で現地見積りをしに来てくれるので、その際にガラスの状態も見てもらえるのはガラス110番に任せるメリットです。気軽に見積りを出してもらってください。

ガラス110番の口コミ

ここでは、ガラス110番の口コミを紹介します。

  • 業者さんもコールセンターの案内通りの対応で、事前電話も有り見積時の説明も丁寧でわかりやすく、正確迅速な対応でした。
  • 指定された時間より早く来てもらえました。そして手際良く作業して頂き有難うございました。 又何かありましたら宜しくお願い致します。
  • 台風が近づいていて大雨の中、嫌な顔一つせず、迅速に対応していただきました。あらたに窓を設置したあと、使いづらさがないかどうかもしっかり確認してくださり安心しました

\24時間365日受付対応中/
Web
まずは相談
電話
すぐ対処したい

こちらの記事でも、ガラス110番の評判・口コミについて紹介しているので、併せて参考にしてくださいね。

フロントガラスの種類で安く交換できるのは?

フロントガラスにはさまざまな種類があります。主なフロントガラスの種類と料金相場を以下にまとめたので、参考にしてください。

ガラスの価格は、普通車か軽自動車かといった車種によっても大きく異なるので、詳細はガラス業者に確認してみましょう。

種類特徴料金相場
純正ガラスメーカー純正の高品質ガラス。費用は最も高い。70,000~150,000円
国内社外品ガラス国内製造の非純正ガラス。純正より低価格で品質も良好。50,000~110,000円
高機能ガラス遮熱や防音など特殊機能を備えた高性能ガラス。80,000~150,000円
輸入ガラス海外製の低価格ガラス。品質は年々向上している。40,000~90,000円
中古ガラス車両から取り外した再利用ガラス。費用を抑えたい人向け。10,000円~

フロントガラスの交換に車両保険は利用できる?

フロントガラスの交換費用は数万円から10万円以上になることもあり、修理を保険で賄えるかどうかは重要なポイントです。車両保険に加入していれば、フロントガラスの交換費用を保険でカバーできる場合があります。

ただし、全ての車両保険が対応しているわけではなく、「ガラス修理特約」などのオプションが必要な場合もあるため、契約内容を事前に確認しましょう。

また、保険を使用すると翌年度の保険料が上がることもあります。そのため、自己負担額や保険料の増加分を比較して、保険を使うべきか判断するのが賢明です。

フロントガラスの交換で保険を使用すべき方
  • 交換費用が高額で、自己負担が難しい方
  • 保険を使用しても保険料が大きく上がらない方
  • ガラス修理特約が付帯されている方

フロントガラス交換に保険は使うべきかをまとめた記事もあります。こちらもぜひ参考にしてください。

フロントガラス交換はDIYでできる? まとめ

DIYでフロントガラスを交換するのは不可能ではありませんが、専門知識が必要で、さまざまな危険も伴います

DIYで交換する場合は、必要な工具をそろえるための費用がかかることも考慮すると、安全に短時間で済ませられる業者に依頼するのがおすすめです。

ガラス修理専門店は費用を抑えてフロントガラスを交換できるため、検討してみてはいかがでしょうか。

今回紹介したガラス110番は、東証上場企業が運営する信頼できる業者です。

無料見積りかつ作業費も格安なので、修理業者に迷った方は一度相談してみてくださいね。

下記の記事ではおすすめのフロントガラス修理・交換業者を紹介しているので、業者に依頼する際の参考にしてください。

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