小石や飛来物がフロントガラスに当たるとひびが入る場合があります。このまま走行をするのは危険なので適切に対処をしてください。しかし、「適切な対処方法が分からない」と悩んでいる人もいるでしょう。
その悩みを解消するために、今回はフロントガラスにひびが入った場合の対処方法について説明します。修理をしてくれる業者や費用・時間の目安などもまとめたので、参考にしてください。
INDEX
フロントガラスに入ったひびの応急処置のやり方
フロントガラスにひびが入ったら、まずは応急処置をしましょう。放置しておくと、修理にもち込む前にひびが悪化する恐れがあるからです。応急処置には補修テープ(保護フィルムでも可)とセロテープを使用します。やり方は、以下にまとめました。
- ひびが入った部分の汚れや水分をしっかり取り除く
- ひびが入った部分に、ひびよりも大きいサイズの補修テープや保護フィルムを貼る(サイズが小さいと空気や汚れが入り込み、ひびが悪化する可能性がある)
- セロテープを使ってフィルムをガラスと密着させる
これはあくまで応急処置になるので、処置後はなるべく早くフロントガラスの修理・交換依頼をしましょう。
フロントガラスに入ったひびの応急処置でやってはいけないこと
フロントガラスに入ったひびの応急処置で、やってはいけないことが3つあります。
- 汚れや水分を取り除かずに補修する
- デフロスターを使用する
- 放置する
汚れや水分を取り除かずに補修キットなどで補修してしまうと、補修剤が正しく硬化せず満足な効果を得られない場合があります。補修が難しそうな場合は無理せずにプロへ依頼しましょう。
また、応急処置後は絶対にデフロスターを使わないでください。温度変化によってひび割れが悪化する可能性があります。
そして、フロントガラスのひびは温度変化や振動などにより、急速に広がることがあります。応急処置で安心せずに、速やかに修理や交換を行いましょう。フロントガラスのひびは修理or交換?
フロントガラスを直す方法は修理と交換の2通りがあります。どちらで直すべきか、悩んでいる方もいるでしょう。
その悩みを解決するために、ここでは修理・交換どちらにすべきかの判断方法を紹介します。
以下の4点がポイントになるので、こちらも確認をしましょう。
フロントガラスを修理・交換する判断基準
- 傷の大きさが500円玉(約2.5cm)以上か
- デフロスターの風が当たる位置に傷があるか
- 運転の妨げになる位置に傷があるか
- フロントガラスのサッシ付近に傷があるか
傷の大きさが500円玉(約2.5cm)以上か
フロントガラスについた傷の大きさを確認し、500円玉(約2.5cm)よりも小さければ基本的に修理での対応が可能です。
しかし、500円玉以上であれば修理では直せません。そのため、フロントガラスの交換で傷を直す必要があります。
デフロスターの風が当たる位置に傷があるか
デフロスターとは、乾燥した温風を出しフロントガラスの曇りを取る部品です。
フロントガラスは急激な温度変化に弱いため、修理対応では強度が確保できません。デフロスターの風が当たる位置に傷ができた場合は、フロントガラスを交換して対応しましょう。
運転の妨げになる位置に傷があるか
運転中の視界に入る場所に傷がある場合は交換で対応しましょう。これは運転に支障をきたす恐れがあると判断され、車検に通らないからです。
安全のためにも、早めにフロントガラスを交換しておきましょう。
フロントガラスのサッシ付近に傷があるか
フロントガラスの上部、または左右の端から10〜20cmの位置に傷がある場合は交換で対応しましょう。
これらの傷は、走行中の風圧や振動により傷が広がりやすく最悪の場合、全体に広がってしまいます。
傷が広がり、より大きなトラブルを回避するためにも早めの対策をおすすめします。
フロントガラスに入ったひびを修理する方法
フロントガラスに入ったひびは、3つの方法で修理できます。特徴とともに紹介するので、自分の目的に合わせて最適な修理方法を選んでください。
ディーラーに修理を依頼する
ディーラーとは、メーカーと特約店契約を結んでいる車の正規販売店のことです。ディーラーには、以下のようなメリットデメリットがあります。
〇整備士の技術力が高い
〇正規販売店という安心感がある
×保証適用外だと高額な修理料金がかかる
×修理完了まで時間がかかる
×柔軟な対応はあまりしてもらえない
最大のメリットは、品質のレベルが高いことです。何よりも品質重視で依頼先を選ぶなら、ディーラーがもっともおすすめです。
しかし、ディーラーのデメリットは、保証適用外だと依頼先の中で最も修理料金が高くなる点です。あまり予算に余裕がない人は、他の方法でひびを直した方がよいでしょう。
自分で修理をする
小さなひびであれば、自分で修理できます。「安くひびを修理したい」という人は、DIY修理にチャレンジしてみましょう。
ディーラーとは、メーカーと特約店契約を結んでいる車の正規販売店のことです。自分で修理をする場合、以下のようなメリットデメリットがあります。
〇自分のタイミングで修理ができる
〇技術を身に付ければ今後も自分で修理が可能
×失敗する恐れがある
×失敗すると再修理が難しい
×車検に通らない恐れがある
修理を自分で行えば、最も費用を抑えることができ、技術を身に付ければ今後も自分で修理が可能になります。
しかし、当然失敗するリスクがあり、失敗してしまうと再修理が難しく費用もその分かさんでしまうかもしれません。
フロントガラス交換をDIYで行う方法についてまとめた記事があるので、興味がある方はこちらもぜひ参考にしてください。
ガラス専門の業者に修理を依頼する
現在は、ガラスの修理に特化した業者も存在します。この業者に修理を依頼するメリットデメリットは、以下の通りです。
〇素早く修理をしてくれる
〇アフター保証が充実している
×クオリティが低い業者も一定数存在する
×料金の詳細は、業者によって異なる
×ガラスの修理以外には対応していない
最大のメリットは、お手頃価格なのにクオリティが高いことです。アフター保証も充実しているので、施工後に万が一のトラブルがあっても安心ですよ。
一方で、最大のデメリットは、クオリティが一律ではないことです。そのため、施工実績や口コミなどを確認して、業者選びを慎重に行う必要があります。
以下の記事では、車のフロントガラス交換・修理に対応しているおすすめ業者をまとめています。こちらもぜひ参考にしてくださいね。
フロントガラスのひび修理にかかる料金と時間の相場
フロントガラスの修理を業者に依頼する場合は、料金と時間が気になりますよね。その疑問を解消するために、ここでは修理にかかる料金と時間の相場を紹介します。
また、下記の記事ではフロントガラス交換の費用相場についてまとめているので、詳しくはこちらを参考にしてください。
修理料金の目安
フロントガラスのひび修理料金の目安は、以下の通りです。
- フロントガラスの修理:1ヶ所あたり10,000〜20,000円
- フロントガラスの交換:50,000〜150,000円
ひびが小さくて浅ければ、10,000円以下で対応してもらえる場合もあります。しかし、交換での対処だと安くても数万円はかかります。車種・ガラスの種類によっては、100,000円を超えるので注意しましょう。
修理時間の目安
フロントガラスのひび修理時間の目安は、以下の通りです。
- 修理:30〜60分
- 交換:半日〜1日
修理であれば、依頼から1時間程度で完了します。しかし、ガラス交換を依頼する場合は半日〜1日ほどかかります。接着剤を乾燥させるだけでも3〜4時間かかるからです。なお、特殊なガラスに交換する場合は、1週間近くかかる場合があります。
フロントガラスに入ったひびの修理費用を安くする方法
フロントガラスのひびを安く修理したいなら、ガラス修理業者に依頼しましょう。相見積りを取ったり社外品のガラスを選択したりするのも大切ですよ。ここでは、そのような修理費用を安くする方法について説明します。
ほかにも、フロントガラスの交換費用を安くする方法をまとめた記事があるので、こちらもぜひ参考にしてください。
ガラス修理業者に依頼する
フロントガラスのひび割れ修理は、ディーラーや整備工場などに依頼するのが一般的です。しかし、これらの依頼先は料金が少し高めなので注意しましょう。安く抑えたい人は、ガラス修理業者を選ぶことをおすすめします。
なお、ガラス修理業者は料金が安いだけではなく、最短即日修理や出張修理に対応しているというメリットもあります。
相見積りを取る
ガラス修理業者の料金は、依頼する業者によって大きく異なります。そのため、複数の業者から見積りを出してもらい、最安値で対応してくれるのはどこか比較しましょう。この一連の作業を相見積りと言います。
時間に余裕があったり抵抗がなかったりする人は、見積書を材料に値下げ交渉もしてみてください。
社外品のガラスを選択する
フロントガラスは、大きく純正品と社外品の2種類に分けられます。交換費用を抑えたい人は、社外品の方を選びましょう。実際にどのくらい安いのか、比較してみます。
種類 | 普通自動車の場合 | 軽自動車の場合 |
---|---|---|
純正品 | 100,000〜180,000円 | 90,000〜140,000円 |
社外品 (輸入品ガラス) | 60,000〜110,000円 | 50,000〜90,000円 |
社外品 (国内優良ガラス) | 80,000〜130,000円 | 60,000〜100,000円 |
社外品 (高性能断熱ガラス) | 90,000〜150,000円 | 70,000〜110,000円 |
ものによっては、純正品の半額に近い価格で交換できますよ。
車両保険を使う
飛び石や飛来物などによってひびが入った場合は、保険が使えます。安く修理したい人は、保険の活用を検討しましょう。しかし、エコノミータイプの保険に加入している場合は保険が使えません。
また、免責を設定している場合は自己負担金が発生する場合があります。自分がどれに該当するのか分からない場合は、一度車両保険の契約内容を確認しましょう。
下記の記事では、フロントガラス修理・交換と車両保険についてまとめているので、ぜひ参考にしてください。
保険を使う際は等級ダウンに注意
出典:SBI損保
自動車保険には、ノンフリート等級という仕組みがあります。ノンフリート等級とは、保険の利用状況に応じてランクが決定する仕組みです。ランクが高いほど保険料が割り引かれて安くなります。このランクは保険を使うと下がり、月々の支払い負担が大きくなります。
そのため、ランクダウンによって増える保険料と修理費用を比較し、「保険を使った方がお得なのか」一度考えてみましょう。もしも、月々の支払いが増える方が損なのであれば、全額自己負担でフロントガラスを修理・交換した方がお得です。
お手頃価格で修理したいならガラス110番がおすすめ
出典:ガラス110番
「ガラス110番」とは、あらゆるガラスに対応しているガラスの修理サービスです。国産車・輸入車でも、すぐにフロントガラスのひびを直してくれますよ。ガラス110番の特徴は、出張修理に対応していること。
日本全国どこでも最短10分で駆けつけてくれるので、緊急事態でも安心できますね。なお、24時間365日対応なので、深夜・早朝でも助けを求められます。
- フロントガラスの修理:16,500円
- 見積り・調査料:無料
ガラス110番の口コミ
ここでは、ガラス110番の口コミを紹介します。
- 業者さんもコールセンターの案内通りの対応で、事前電話も有り見積時の説明も丁寧でわかりやすく、正確迅速な対応でした。
- 指定された時間より早く来てもらえました。そして手際良く作業して頂き有難うございました。 又何かありましたら宜しくお願い致します。
- 台風が近づいていて大雨の中、嫌な顔一つせず、迅速に対応していただきました。あらたに窓を設置したあと、使いづらさがないかどうかもしっかり確認してくださり安心しました
こちらの記事でも、ガラス110番の評判・口コミについて紹介しているので、併せて参考にしてくださいね。
フロントガラスにひびが入った際のQ&A
最後に、フロントガラスにひびが入った際のよくある質問に回答します。
ひびを放置しても車検には通る?
フロントガラスにひびが入っていて、以下のように判断されれば車検には通りません。
- 運転席の視野が確保されていない
- 容易に貫通する恐れがある
ひびが入ったまま走行しても大丈夫?
小さなひびであれば問題ありません。しかし、ひびが大きい場合は走行するのを止めましょう。程度によっては、道路交通法違反として取り締まられる可能性があります。
フロントガラスのひびは早く修理しよう
- フロントガラスにひびが入ったら、まずは応急処置をしよう
- 修理or交換の判断はひびの大きさ・深さ・位置で判断できる
- ひびの修理は、業者への依頼かDIY修理のどちらかでできる
- おすすめの依頼先は、あらゆるガラスに対応しているガラス110番
今回は、フロントガラスにひびが入った場合の対処方法について説明しました。ひびが入ったら、まずは応急処置をしてください。応急処置を済ませたら、すぐに業者へ連絡し、修理してもらいましょう。
できる限り安く修理したいなら、ガラス110番のようなガラス修理業者に依頼することをおすすめします。
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