
スマホの購入の際、とくに意識することなく加入したまま忘れていることも多いのが「スマホ保険」。
しかしスマホのトラブルがほとんどない場合や、逆に年に何度も修理が必要になるという場合には、保険を見直したほうがお得になるかもしれません。
本記事では、auユーザーにおすすめできるスマホ保険や、保険ってなに?っていう基礎知識も紹介します。
auユーザーが検討すべきスマホ保険は3種類

auを使っている方が検討するべきスマホ保険は、ズバリ3種類あります。
それぞれの加入費用や補償内容を確認し、自分に最も合うものを選びましょう。
1.故障紛失サポート
故障紛失サポートは、故障や破損、盗難、紛失などの際にauユーザーのみが受けられる有料のサービスです。
主にAndroid端末とフィーチャーフォン(auでは「ケータイ」と総称)を対象としており、端末を購入した時のみ加入できます。
後からの加入や、サポートを解約してからの途中加入はできません。
2.AppleCare Services
AppleCare Servicesは、正式名称を「故障紛失サポートwith AppleCare Services」といいます。
対象はiPhoneなどApple社のデバイスで、Appleの公式サポートやauの紛失盗難補償をセットにした有料のサービスです。
3.スマートフォン用保険
スマートフォン用保険とは、近年のスマートフォン本体価格の高騰化により、保険会社が提供するスマートフォン向けの保険サービスです。
特に「モバイル保険」という「さくら少額短期保険」が提供しているモバイル端末向けの保険サービスが有名。スマホのほかにも、タブレットやノートPCなど持ち運び可能な電子機器を対象とし、万が一壊してしまった時の修理費用等を補償してくれます。
故障紛失サポートとは?

ここでは、auのスマホ保証サービス「故障紛失サポート」の概要を解説していきます。
加入条件
故障紛失サポートの加入条件は、au端末の購入と同時に申し込むことです。
途中から加入することはできません。
加入に必要な費用
月額料金は機種によって異なります。詳細は以下を参考にしてください。
価格 | 機種 |
---|---|
660円 | 5Gスマホ/タブレット |
630円 | 4Gスマホ/タブレット |
380円 | 3Gスマホ/ケータイ/WiMAX2対応ルーターなど |
補償内容
故障紛失サポートの補償内容は、画面破損などの部分破損、全損、水没、盗難、紛失などです。
故障紛失サポートに加入していればこれらのトラブルがあった際に、年2回まで後述の自己負担金で同機種、同一色のリフレッシュ品と交換できます。
補償を受けるには
補償を受けるには、申込みが必要です。
PCやスマートフォンなどWEBからの申し込みと、電話での申し込みの2パターンあります。
例えばスマートフォンが故障したら、自己負担金は1回目が5,000円、2回目が8,000円で交換可能。
auとの契約期間が25ヶ月以上の長期利用特典や、代替機なしのWeb申し込み割引もあります。
交換用の端末は、3,000円の追加料金を払うことで指定場所へ届けてもらうことも可能です。
東京23区内もしくは大阪市在住であれば、1回3,000円で申し込みから3時間以内に交換端末が届く「3時間特急便」というサービスが利用できます。
また関東、関西、中部地域は午前12時まで、九州地域は午前11時までに申し込みすれば、無料で当日中に配送してもらえます。
Webから申し込めばコンビニや宅配ロッカーでも受け取り可能。
会社の近くのコンビニやロッカーを指定すれば、日中家にいられない場合でも便利ですね。
補償を受ける際の注意点
補償を受ける際に注意したいのが、故障したスマホの返却期限です。
交換用のスマホが届いてから14日以内に古いスマホを返却しなければなりません。
返却を忘れてしまうと違約金が発生します。
違約金は通常4万円ですが、「Galaxy Z Flip SCV47」は14万円、「Galaxy Fold SCV44」は20万円と高額です。
スマホが届いたら早めに手続きを済ませましょう。
預かり修理も対応
交換だけでなく預かり修理にも対応しています。
保証期間は3年間です。
修理料金は水漏れや全損時のリニューアルが1万円、それ以外のトラブルは上限5,000円。
店舗に持ち込むか、もしくは電話での申し込み後、郵送で送りましょう。
故障紛失サポートへの加入はこんな人におすすめ
故障紛失サポートは、使用しているうちに加入していること自体を忘れてしまいがちです。
そのため、普段スマホを壊したり無くしたりしない人であれば、費用を無駄に感じるかもしれません。
逆にAndroidユーザーで、よく紛失や破損をしてしまう人は加入をおすすめします。
- Androidユーザーの人
- 携帯電話をよく紛失や破損してしまう人
出典:故障紛失サポート|au
故障紛失サポートwith AppleCare Servicesとは?

故障紛失サポートwith AppleCare Servicesは、Apple公式の保証サービス「AppleCare Services」の製品補償4年間にauの提供する紛失盗難補償がついたものです。
auユーザーでiPhoneの購入を検討しているなら、このサービスも選択肢のひとつです。
加入条件
auユーザーが、auのショップもしくは取扱店でiPhoneを購入する場合に加入でき、購入後の加入やサービス解約後の途中加入はできません。
加入に必要な費用
加入にかかる月額料金は、iPhoneの種類によって異なります。料金表は以下の通りです。
価格 | 機種 |
---|---|
1,190円 | iPhone 12 Pro Max |
iPhone 12 Pro | |
iPhone 11 Pro Max | |
iPhone 11 Pro | |
iPhone XS Max | |
iPhone XS | |
iPhone X | |
890円 | iPhone 12 |
iPhone 12 mini | |
iPhone 11 | |
iPhone XR | |
iPhone 8 Plus | |
iPhone 7 Plus | |
iPhone 6s Plus | |
iPhone 6 Plus | |
790円 | iPhone SE(第2世代) |
iPhone 8 | |
iPhone 7 | |
iPhone 6s | |
iPhone 6 | |
707円 | iPhone SE(第2世代) |
補償内容
補償内容は主に2種類あります。ひとつは紛失盗難補償、もうひとつがAppleの製品補償です。
2つの種類を詳しく説明していきます。
1.Appleの製品補償
Appleの製品補償のなかにある「修理サービス」では1年間に最大4回、過失や事故によって壊れてしまったiPhoneの修理ができます。
本体だけでなく、バッテリーや付属のイヤフォン、充電ケーブルなども対象です。
修理方法は交換品の配送、auのショップや取扱店での取り次ぎ、Apple Storeへの持ち込み、Appleの指定業者による引き取りなどから選べます。
過失や事故によるiPhoneの修理費用の自己負担額は、画面修理が3,700円、そのほかの修理が12,900円です。
2.紛失盗難補償
紛失盗難補償は、一律12,900円で新品同等のiPhoneを届けてもらえます。
東京23区と大阪市内であれば、3時間以内に配送してもらえる「3時間特急便」が3,000円で利用可能。
補償回数は4年間で最大2回まで。
SIMカードを再発行する場合は、別途2,000円の手数料が必要です。
AppleCare Servicesへの加入がおすすめな人
AppleCare Servicesの製品補償は4年間。
それ以降は未加入と同じ扱いになるため、4年以内に端末を買い替えるという方におすすめです。
また、古いiPhoneを下取りに出すと新しい機種の割引になりますが、一般の修理業者に修理を依頼した場合は下取りの対象外になることも。
そのため、下取りによる買い替えを想定している方にもおすすめです。
- iPhoneユーザーの人
- 下取りによる買い替えを想定している人
- 4年以内に端末を買い替える予定の人
出典:故障紛失サポート with AppleCare Services|au
スマホ保険サービスのモバイル保険とは?

auの故障紛失サポートやAppleCareの場合、毎月保険料を支払っていても修理時には自己負担金が発生します。
そこでおすすめしたいのが「モバイル保険」です。
モバイル保険をおすすめする理由
キャリア保障やメーカー保証に比べて、モバイル保険をおすすめする一番の理由は、やはり受け取れる保険金の上限金額が年間最大10万円と充実していることでしょう。
10万円もあれば一年に数回スマホが壊れても、大抵の修理費用は保険金でカバーできます。
口コミや評価などさらに詳しく知りたい人は、モバイル保険の特徴やメリット、運営会社について解説している記事をご覧ください。
加入条件
モバイル保険への加入条件は、端末の購入から1年未満であること。
また、購入から1年以上経っていてもメーカーやキャリアが提供する補償サービスに加入していれば、モバイル保険に加入できます。
機種を限定していたり、機種別の価格変更もなく、Wi-Fiが使えるものであればノートPCやウェアラブル端末、ゲーム機や音楽プレイヤーなど、1つの契約で合計3台まで登録可能です。
加入にかかる費用
モバイル保険の月額保険料は700円です。
トラブルの際、自己負担金もありません。
保証を受ける際は、WEBから申請し、5営業日以内に補償額が支払われます。
補償内容
モバイル保険の補償内容は、事故による故障や破損、外装破損、水漏れ、盗難などです。
ただし、バッテリーの交換や自然災害によるトラブルには対応していないので注意しましょう。
修理可能な場合に受け取れる保険金は、メインの端末が最大10万円、副端末が2台の合計で最大3万円です。
修理不能や盗難の場合、メインの端末が最大2万5,000円、副端末は2台の合計で最大7,500円まで保険金を受け取れます。
故障紛失サポートやAppleCare Servicesと何が違う?

一番の違いは、一つの契約で3端末までを補償対象としていることです。
メイン端末のほかに副端末として2台までを登録できます。
また、auやAppleの補償サービスは購入時にしか加入できませんが、モバイル保険では端末購入後1年以内であれば加入することが可能。
補償回数や補償期間にも制限がなく、保険料を支払っている間は永続的に補償が受けられます。
モバイル保険の入会はどんな人におすすめ?

モバイル保険は、キャリアを変更したとしても保証が続きます。
au保障の場合、auを解約してしまうとサポートが受けられなくなってしまうため、今後キャリア変更の予定がある方にはモバイル保険のほうが向いているでしょう。
また年に最大10万円までを補償してくれるので、スマホがよく壊れてしまう方や、万が一に備え低コストで保険に入りたい方にもおすすめです。
- 今後キャリア変更の予定がある人
- スマホがよく壊れる人
- 低コストで保険に入りたい人
実際のトラブルを想定し金額を算出してみる

最後に、実際にトラブルがあった際に受け取れる保険金額を算出してみましょう。
今回はモバイル保険と、故障紛失サポートwith AppleCare Servicesのケースで、1年間使用し画面修理を1回行った時を比べてみます。
機種 | モバイル保険費用 | AppleCare Services費用 |
---|---|---|
iPhone 12 Pro | 8,400円 | 17,980円 |
iPhone SE 2020 | 8,400円 | 13,180円 |
今さら聞けないiPhoneの保険-AppleCare+とモバイル保険どちらがお得?の記事では、もっと詳しくAppleCare+とモバイル保険の比較をしています。
検討している方は、こちらも合わせてご覧ください。
iPhone 12 Proの場合
iPhone 12 Proを1年間使用し、1度の画面修理を行ったとしましょう。
モバイル保険の場合は月額保険料が700円なので、かかる費用は700×12=8,400円。
AppleCare Servicesの場合、iPhone 12 Proの月額の保険料が1,190円、画面修理の自己負担額が3,700円なので、1,190×12+3,700=17,980円。
モバイル保険のほうが9,580円もお得ですね。
iPhone SE 2020の場合
次にiPhone SE 2020を1年間使用し、1度の画面修理を行ったとしましょう。
モバイル保険の月額保険料は700×12=8,400円。
AppleCare Servicesの場合、iPhone SE 2020の月額保険料が790円なので、画面修理の自己負担額と合わせると790×12+3,700=13,180円。
こちらもモバイル保険のほうが4,780円お得という計算です。
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まとめ
auユーザーが知っておくべきスマホ保険の種類や特徴を紹介しました。
auユーザーさんにおすすめする保険の選択肢はauの「故障紛失サポート」、Appleの「AppleCare Services」、さくら少額短期保険の「モバイル保険」の3種類です。
モバイル保険は補償回数の制限がなく、年間最大10万円の保険金を受け取れるので最もお得でしょう。
頻繁にスマホを壊してしまう方は、ぜひ加入を検討してみてください。

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