水回りの寿命は何年?トイレ・お風呂場・洗面台の耐用年数や交換時期を解説

水回りの寿命は何年?トイレ・お風呂場・洗面台の耐用年数や交換時期を解説

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古い家に住んでいると、水回りで水漏れや悪臭などに悩まされることはありませんか?
トラブルの原因は故障ではなく、寿命かもしれません。

放っておくと家全体の劣化につながるため、早い時期の交換やリフォームが重要です。
この記事では水回りの一般的な寿命とそのサイン、修理費用などについて紹介します。

トイレの寿命と判断のポイント

陶器製の便器やタンクはたいへん寿命が長く、ひびなどが入らなければ50年以上もちます。
ただ部分的に消耗品が使われており、それは陶器ほど長持ちしません。

消耗品の寿命は10~20年程度だと言われています。
消耗品が劣化したら、交換かリフォームの必要があります。
寿命をあらわすサインは、以下のような症状です。

水漏れがある

水漏れは給水管や排水管の接続部分、止水栓やタンク付近でよく起こるでしょう。
原因はナットやボルトの緩み、パッキンの劣化などが考えられます。

ナットやボルトを締めても水漏れが直らなければ、パッキンを交換する必要があります。
まずはホームセンターなどでパッキンを購入し、交換してみてください。
もしそれでも直らない場合は、専門の業者に相談しましょう。

温水洗浄便座に不具合がある

温水洗浄便座は暖房や洗浄、節水などさまざまな機能を備えていて便利です。
しかし、陶器のように長持ちはしません。
だいたい10年前後で、家電のように寿命を迎えます。

「リモコンが作動しない」「リモコンに反応しない」「便座の暖房が効かない」「洗浄ノズルが作動しない」などの不具合が出始めたら、寿命のサインと考えてよいでしょう。
保証期間を過ぎている場合は、リフォームも検討しましょう。

バスルームの寿命と判断のポイント

バスルームの寿命は、一般的には15~25年です。
ただ使用頻度や使い方、メンテナンスにより耐用年数は変わってくるので、一律にどのぐらいと断定することはできません。

バスルームの寿命は浴槽やタイルの状態を見て、個々に判断することが大切です。
以下に具体的なサインを紹介します。

浴槽やタイルにひび割れがある

硬い物が当たるなど、物理的なショックが原因のひび割れは自分で対処しても問題はありません。
ホームセンターなどで購入できる「エポキシ系接着剤」を使って修復可能です。

しかし使用年数が経ったバスルームで、とくに理由もないのにひび割れが生じている場合は、寿命を迎えているサインかもしれません。

ひどい場合には、柱や土台が歪むことで壁面や床面に影響を与えています。
その場合は、ひび割れを引き起こしている恐れも。

フローリングが腐敗している

バスルーム付近には洗面所や洗濯機もあり、湿気がこもりやすい場所です。
そこに敷かれたフローリングの状態も、寿命の判断材料です。

床面がやわらかく感じたり変色していたりしたら、すでに建物部分まで腐敗が始まっているかもしれません。
そのままにしておくとさらに症状が広がるため、早めに専門業者に見てもらいましょう。

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洗面台の寿命と判断のポイント

洗面台の寿命目安は10年~20年ですが、メンテナンスをどのように行ってきたかで年数は左右されます。
まったく手入れしなければ、10年以内でリフォームが必要になるでしょう。
一方丁寧に使えば、20年以上は長持ちさせられるでしょう。

リフォームのタイミングを見極めるには、洗面台周りをよくチェックすることが大切です。
以下に確認すべきポイントを挙げるので、参考にしてください。

排水管から水漏れがある

水漏れは排水管同士や床、洗面台などとの接続部分で起こることがほとんどです。
まずは洗面台下の排水管周りを片付け、漏水箇所を突き止めましょう。

水漏の原因としてはゴムパッキンの劣化やナット、ボルトの緩み、排水管自体の寿命などが考えられます。
消耗品の交換で症状が改善しない場合は、リフォームが必要になります。

シャワーホースから水漏れがある

排水管と同様に、水漏れが起こりやすい場所がシャワーホースです。
シャワーを伸ばすときに摩擦で穴が空いたり、ゴムパッキンが劣化したりして水が漏れてしまうのです。

シャワーホースの寿命は10年程度。
それ以上になると経年劣化が起こりやすくなるため、早めにメーカーや修理業者に連絡し、部品の交換を行うことが大切です。

シャワーホースを自分で交換したい方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

洗面ボウルにひび割れがある

陶器の洗面ボウルは丁寧に使っていれば長持ちしますが、物を落とすなどして衝撃を与えてしまった場合以外にも、経年劣化によってもひび割れが起こるでしょう。

ひび割れをそのままにしておくと、そこから水漏れが起こり洗面台全体の劣化につながります。
まずはビニールテープなどで応急処置をし、業者と相談してリフォームや修理を行いましょう。

洗面台下の収納スペースにカビが生えている

洗面台下の収納スペースには排水管があり、温度と湿度がともに高くなるためカビが生えやすい環境です。

こまめに扉を開けて風通しをよくしたり、定期的に掃除を行うなどの対策を行ってもカビがすぐ生えてくる場合は、腐食が進んでいる可能性があります。
その場合は、リフォームを検討してもいいでしょう。

キッチンの寿命と判断のポイント

キッチンの寿命は一般的に15~20年ですが、使い方やメンテナンス次第で長くも短くもなります。

キッチンは水や油をよく使う場所なので、トラブルも起こりがちです。
まずは、日々のお手入れをこまめに行うとともに、寿命のサインを見逃さないようにしましょう。
寿命が近づいたときのサインを紹介します。

ガスコンロの劣化が進んでいる

鍋やフライパンを直接置いて調理を行うガスコンロは、どうしても油や水の吹きこぼれで汚れてしまいます。
ガスコンロの寿命は10~15年程度ですが、よく料理をする家庭はさらに短くなることも。

安全センサーや点火プラグ、バーナーなども濡れたり汚れが詰まったりすることで、コンロの点火不全を生じます。
そのままにしておくとガス漏れの原因にもなりかねませんので、早めに修理や交換を行いましょう。

蛇口から水漏れがある

蛇口は、とくに経年劣化の影響を受けやすい場所です。
水栓の接続部分や蛇口の付け根から水が漏れたり、水栓を閉じても吐水口から水が落ちてきたりします。
これらは、リフォーム時期を知らせるサインと考えましょう。

水漏れを放置すると水が根元を伝ってパイプの金属を腐食してしまい、家全体にダメージを与える恐れも。
住宅を長持ちさせるためにも、早めの対処が必要です。

排水口や排水管のトラブル

排水口のキャッチャーは、流れてくる油や水垢によりぬめりやすく、嫌な臭いを放ちます。
掃除することである程度は落ちますが、蓄積した汚れがこびりついて取れなくなれば交換時期のサインです。

「排水管が詰まっていないか」「パッキンがひび割れていないか」という点もチェックしましょう。
放置しているとひび割れから水が漏れ、床を腐敗させる原因にもなります。

シンク下にカビや水漏れがある

シンク下には排水管が通っているため、水漏れはそこから起こっていると考えられます。
原因はゴムパッキンの劣化、ホースからの水漏れ、接続部分の緩みや詰まりによる水の逆流など。

水漏れをそのままにしておくと、カビが発生しやすくなります。
カビがひどくなるとキッチン全体の劣化につながり、悪臭も放つので注意が必要。

ほかにも悪臭の原因はたくさんあります。
たとえば排水管の詰まりを放置したり、下水配管との接続部分に穴が空いたりしても臭いはひどくなります。

水漏れや悪臭のトラブルが起こったら、シンク下をよくチェックして原因箇所を特定しましょう。
該当部分の消耗品を交換しても改善しない場合や、原因がわからない場合には専門業者に相談してください。

フローリングが腐敗している

水漏れやカビを放置しているとフローリングまで浸透し、床板が隆起したり湿り気を帯びていたりする場合もあります。
そうなると、すでに腐敗が進んでいるかもしれません。
危険な状態になる前に、リフォームを検討してみましょう。

水回りのリフォーム費用の相場は?

では水回りをリフォームするとなると、具体的にどのぐらい費用がかかるのでしょうか。
それぞれの相場は以下の通りです。

  • キッチン…50~150万円
  • バスルーム…50~100万円
  • トイレ…~50万円
  • 洗面台…~50万円

金額を見ると、まとまったお金が必要なことがわかります。
また以下のように、傷んでいるところを部分的にリフォームすることで修繕費を抑えられます。

部分的リフォームで費用を抑えることが可能

キッチンのリフォーム費用が高額なのは、旧式のキッチンからオープンキッチンに変更するなど、全体的に手を加えるケースが多いからです。
「ガスコンロのみ」「流し台のみ」といった交換であれば、10~30万円程度でリフォームが可能。

同様にバスルームも浴槽だけの交換なら50万円以下、洗面台のみの交換なら10万円程度で行えます。
トイレも「温水洗浄便座を取り付ける」「便座だけを交換する」など部分的な変更であれば、費用は10万円以内に収まるでしょう。

不具合がある部分を交換するだけでも、使い心地がよくなり生活の質は高まります。
できるだけ費用を抑えたいのなら、修繕したい箇所に優先度をつけ、必要なところだけを取捨選択するとよいでしょう。

水回りのリフォームは早めが肝心

このようにリフォームは、部分的な修繕で済めばコストを低く抑えられます。
しかし日々のメンテナンスを怠っていたり、不具合を放置していたりすれば要注意です。
知らない間に損傷や腐敗が進み、広範囲なリフォームが必要になるでしょう。

交換や修繕箇所が多くなれば、当然費用も高額になります。
そうならないためにも、トラブルが発生したら早めに業者に相談してください。
対処が簡単なうちに、適切なメンテナンスを行うようにしましょう。

場合によっては、リフォームではなく修理・交換を依頼した方が費用は抑えられるかもしれません。

オススメの水道修理業者を紹介している記事もあるので、こちらも参考にしてくださいね。

まとめ

キッチンやバスルームといった水回りは、カビや雑菌も発生しやすく、ほかの箇所より寿命が早い傾向があります。
もし寿命がきているのに放置していると、周辺箇所にまで劣化がおよび、家全体の価値を下げかねません。

逆に水回りのメンテナンスをこまめに行うことは、家の寿命を延ばすことへつながります。
記事で紹介したようなサインがあれば、早めに業者の専門的な判断を仰ぎましょう。

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