自転車のブレーキを修理しよう!DIYを成功させるための道具

自転車のブレーキを修理しよう!DIYを成功させるための道具

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自転車のブレーキが壊れてしまったとき、どう対処すればいいのかわからない人は多いのではないでしょうか。
「自分自身で直せるのか」「自転車専門店や修理業者に相談するべきなのか」も迷うところです。

この記事では、自分で自転車のブレーキを修理する方法と、必要な工具を紹介します。
注意点も多いので、手順ごとに確認していきましょう。

自転車のブレーキが壊れたらどうすればいい?

自転車のブレーキが効かないまま乗っていると、危険な事故を引き起こしてしまうかもしれません。
修理業者や自転車店に行けないなどの理由がある場合、本格的な修理をする前にまずは応急措置をしましょう。

ブレーキの状態をチェックする

まずは、どの部分が壊れているのかを点検します。
現在普及している自転車の大半は、「リムブレーキ」と呼ばれる仕組みを使っています。
これは、リムを両側からはさんでブレーキをかけるタイプ。

リムに異常があると、自転車を思うように操作できません。
また、ワイヤーにもおかしなところがないか確認しましょう。
そのほか、リムをはさむ役割がある「ブレーキシュー」も繊細な部品のひとつです。

これらの状態を見極めるにはブレーキを握り、リムやワイヤーの動きをチェックするのが基本。
本来なら動くはずのリムやワイヤーが止まっているなら、それは異常があるということでしょう。

オイルをさす

ブレーキの部品が破損していたり欠けていたりするわけではないのに、いつもよりもうまく操作できない場合は、摩擦の起こっている可能性が考えられます。
ワイヤーやシューがこすれあい潤滑していないことによって、ブレーキが効かなくなっているのです。

その場合、自転車専用のオイルをさして潤滑をよくしましょう。
なお、専用以外のオイルをさすのはかえって危険です。
ごみやほこりが粘着して、ブレーキの状態を悪化させてしまう危険があるからです。

砂やごみを取り除く

異物が入り込んでしまったときも、自転車に乗っているときに違和感があるでしょう。
運転中急にブレーキの調子がおかしくなるような場合には、砂やごみが入り込んでいないかを目視しましょう。

基本的にはブラシやブロアーを使えば、細かいごみを除去できます。
厄介なのは、ブレーキシューにごみが食い込んでしまっているケースです。
そのようなときは、慎重にカッターを使ってごみを掻き出していく方法もあります。

ブレーキを自分で直すための手順

応急措置で自転車が直らなかった場合、本格的な修理をする必要があります。
ブレーキの構造は複雑なので、手順をしっかり踏まえながら作業を進めていきましょう。

自転車のブレーキ修理には工具が必要です。
「スパナ類」「六角ナット」「ワイヤーカッター」「ドライバーセット」のほか、「軍手」や「雑巾」をそろえておくと便利です。
おすすめの工具については、記事の後半で紹介します。

ブレーキレバーを調整する

ブレーキ本体に手をつけるよりも、まずはレバーでブレーキの効きを調整していきましょう。
レバー側のねじと、ワイヤー側のねじをゆるめるところから始めます。

その後ワイヤー側の調節ねじをうまく調節することで、ブレーキの効き方を変えていきます。
ブレーキが効きすぎる場合や全然効かない場合も、調整ねじでバランスを整えられるでしょう。
最後に、固定ねじを締めなおして完了です。

ブレーキシューを交換する

簡単な部品であれば、素人でも交換はできます。
たとえばブレーキシューは、六角レンチがあればすぐに取り外しが可能です。
その後、取り外した順番をしっかり覚えておくとともに、ワッシャーをなくさないよう保管しておきましょう。

古いブレーキシューの取り外しができたら、新しいブレーキシューを取り付けます。
交換した後でワッシャーとナットをはめ、固定していきます。
レンチの締め付けが足りず、シューがゆるんでしまわないよう注意しましょう。

アームやワイヤーを交換する

自転車のアームが曲がっていると、ブレーキも正常に稼働しなくなります。
またワイヤーそのものが錆びていたり、切れていたりすると修理は不可能です。
そのような場合は、パーツごと取り換えましょう。

これらのパーツは、自転車専門店で購入できます。
ただし技術的にはかなり難しいので、DIYで交換するのは厄介です。
専門の業者にもち込んで、交換を依頼することが賢明です。

ブレーキを修理するための注意点

ブレーキの修理は可能ですが、慎重に行わなければ修理中にケガをしてしまうこともあります。
入念に準備をしてから行うようにしましょう。

ケガをしないよう気をつける

慣れていない人ほどケガをしてしまうことがあります。
リムブレーキは、部品が摩擦で熱くなっていることもあります。
直に触ってしまうと、火傷するリスクもゼロではありません。
また作業中に、指や皮膚がタイヤなどに巻き込まれないよう意識しましょう。

ケガの防止対策としては、軍手をつけるのが一般的です。
ゴム手袋では生地が薄すぎるため、汚れは防げてもケガの防止対策にはなりにくい面があります。
できるだけ生地の厚い軍手を用意しておきましょう。

部品をなくさないようにする

自転車のブレーキ修理では、どうしても部品を解体しなくてはなりません。
しかし、ナットやねじなど細かい部品も多いので、うっかりしていると紛失してしまいます。
そうなれば新しく部品を調達する手間が発生してしまい、想定以上に時間がかかってしまうことになります。

そのため部品はきれいに並べることで、何をどの順番で取り外したのかがわかるようにしておきましょう。
またできるだけ明るい場所で作業することも、部品の紛失を防ぐ対策になります。

修理前に道具をそろえる

軽い故障であれば、素手でも修理はできます。
しかし自転車を解体したり、再び組み立てたりするには道具が必須です。
もし緩んでいるねじを素手で取り外せたとしても、素手で固定しなおすことは不可能です。

面倒に思わず修理に取りかかる前に、必要な道具をきっちりそろえておきましょう。
またオイルなどは、できるだけ専用のものを選ぶことをおすすめします。
代用品では期待通りの効果が出なかったり、かえって状況を悪化させる恐れが出てきたりするからです。

迷ったら業者に相談する

DIYでも、ある程度は修理を済ませることはできます。
しかし原因がまったくわからないのに、自力で修理しようとするのは危険です。
また、すでに作業に取りかかっていたとしても手順がわからなくなったり、自転車の構造に疑問が生じたりしたら手を止めて業者に依頼しましょう。

ブレーキ修理におすすめの工具

自力で修理する場合、最低限の道具を用意しておきましょう。
あると便利なアイテムもさまざまなものがあります。
ここからは、ブレーキ修理に役立つ工具を紹介します。

HOZAN/ホーザン W-520 片目片口スパナセット

ボルトやナットを締めるために使用する工具です。
仮締めと本締めのどちらにも使えるものがおすすめ。

この商品は5種類のサイズ(5.5/7/8/10/12mm)がそろったスパナセットで、オープンエンドとメガネレンチがそれぞれ片方ずつ配置され両方の利点を備えています。
あらゆるサイズの自転車に対応できます。

ワイヤーロープカッター200mm WC-200 ツノダ 取寄品 TSUNODA KING TTC 日本製

ブレーキの不具合の原因がワイヤーロープにある場合、切断などの対処が交換に必要となります。

神戸製鋼の特殊鋼を使用したこの商品はワイヤーロープがほぐれず、軽い力できれいに切れることが特長。
切り口がすっきりしているので、その後の作業もしやすくなります。

HOZAN ロッキー(六角レンチセット) 10本組

六角穴付きボルトを回すためには、六角レンチが便利です。
そしてレンチセットを購入すると、用途に合わせてサイズを選べます。
自転車修理以外の目的で六角レンチを使うことがあるなら、セットで購入しましょう。

もちろん複数台の自転車を所有している家庭も、セットがあれば安心です。
自転車の大きさが変われば、部品のサイズも変わってきます。
臨機応変に対応できるので、どの自転車がトラブルを起こしても即対応可能です。

アサヒペン APO01-001 オイルスプレー

ブレーキが破損しているわけではなくあくまでも不調にとどまっている場合は、ブレーキオイルを使いましょう。
部品同士の潤滑をよくして、ブレーキを効きやすくしてくれます。

アサヒペン製のオイルは、手頃な価格でありながら使いやすいため広く知られています。
そのほか、きつくしまったボルトやナットを取り外すときにも、オイルをさすと作業しやすくなるでしょう。

トラスコ中山TRUSCO 混紡軍手 1双入り 目付450g

シンプルな形状の軍手です。
自転車修理の作業では、油やごみが手につくので軍手が欠かせません。
とくに油汚れは一度皮膚についてしまうと、なかなかとれなくなってしまいます。

また、軍手にはケガから手を守る目的もあります。
自転車のパーツは鋭利なものもあり、注意していてもケガはつきもの。
分厚い軍手の生地で手を保護することで、素手で作業するよりも安全になります。

IRIS OHYAMA 自転車スタンド BYS-3

自転車用スタンドがあれば、作業のしやすさが各段に向上します。
自転車のブレーキを修理するには、常に自転車を立ておかなくてはなりません。

スタンドがあれば人に支えてもらわなくても、自転車を自立させて作業することも可能になります。
ねじを締めたり、パーツを取り外したりする作業もスムーズです。

兼古製作所 NO.5700 ラチェット付ドライバーセット

自転車のねじは、ドライバーを使って外します。
どんなサイズのねじが使われているかは自転車によって違うので、柔軟に対応できるドライバーセットを用意しておきましょう。

ドライバーセットはもち運びと保管が便利で、スペースを取らないよう工夫されています。
さらに「ラチェット」がそなわっていれば、小さなドライバーでも力を加えやすくなります。
DIY初心者でも手軽に扱えるでしょう。

LEC 激落ち マイクロファイバーぞうきん(2枚入)

雑巾にもこだわりたいところです。
なぜなら油汚れやごみの付着が原因で、ブレーキが故障してしまうこともあるからです。
その場合、できるだけきれいに汚れをふき取ることが最高の対応につながります。

汚い雑巾で自転車をふいても汚れは落ちませんし、ますます状態が悪くなってしまうこともありえます。
雑巾もまた、新品を用意しましょう。

まとめ

危険さえ把握していれば、自転車のブレーキ修理はDIYでも行えます。
ただ、必要な道具がなければかなり手間がかかってしまうでしょう。

修理に使える道具はさまざまです。
それぞれの役割を理解して手順を守って進めていけば、初心者でもブレーキは簡単に直せます。
道具をそろえたうえで、まずはチャレンジしてみましょう。

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