自転車のブレーキ交換を、自分で行う手順を解説!コツと注意点も

自転車のブレーキ交換を、自分で行う手順を解説!コツと注意点も

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自分で自転車のブレーキ交換をする方法を紹介します。
ブレーキ交換方法はそこまで難しくはありませんが、ブレーキのメンテナンスは命にもかかわる大事な作業です。
この記事をしっかり読んで、手順通りに作業するようおすすめします。

自転車のブレーキの仕組み

自転車のブレーキは大きく分けて、「ブレーキシュー」と「ディスクブレーキ」の2種類があります。
ほとんどの自転車には、ブレーキシューが搭載されています。
そのため、この記事ではブレーキシューの交換方法を紹介していきましょう。

自転車のホイール上部にある、タイヤをはさむように取りつけられている細長い部品がブレーキシューです。
ブレーキレバーを握るとブレーキシューがホイールをはさみ込み、摩擦によって自転車が減速します。
その際、ブレーキシューのゴムが少しずつすり減ってしまうでしょう。

すり減りすぎたブレーキシューを使い続けると、ホイールにダメージを与えるだけではなく、ブレーキ性能に影響を及ぼします。
放っておくと大きな事故やケガにつながりかねないので、適切なタイミングで交換する必要があるでしょう。

ブレーキシューの交換タイミングは目視で確認

非常に大切な点ですが、ブレーキ交換のタイミングは「ブレーキの効きが悪くなってから」ではありません。
効きが悪い状態で走ると危険なため、そうなる前に交換することが大事です。

ブレーキの減り具合は乗り方や坂道の有無など、走行環境にも大きく影響します。
そのため、走行距離や前回の交換からどれくらい時間が経過したかで、交換タイミングを判断することはできません。
正しい交換タイミングは、目視で減り具合を見定めて判断するのが最善です。

その際、ブレーキシューがタイヤと設置するゴム面にある溝の減り具合を確認しましょう。
溝が残り1mmほどまで減ってきたら、ブレーキ交換のタイミングです。
ブレーキシューはそれほど高額なものではないので、早めに交換することを心がけましょう。

ブレーキシューの選び方

ブレーキ交換の第一歩として、ブレーキシューを購入しましょう。
しかし、ブレーキシューであればどれでもよいというわけではありません。
ここでは自分の自転車に適応するブレーキシューの選び方に加えて、メンテナンスが楽になるおすすめのアイディアも紹介します。

間違いないのは、今ついているブレーキシューを再購入すること

ブレーキシューにはたくさんの種類があります。
自分の自転車にぴったりなタイプを見つける一番よい方法は、「今使用しているブレーキシューと同じ型番のものを購入すること」です。
ブレーキシューの裏側に刻印されている表記を、よく確認しましょう。
わからない場合は、ショップに自転車を見せてください。

適したブレーキシューを店頭で探してもよいですが、ネットショップで探すと簡単かつ確実なのでおすすめです。
ブレーキシューの型番を入力し検索すれば、同じものや互換性があるものを簡単に購入できます。
以下のリンクからお試しください。

ブレーキをグレードアップしたい場合に注意すべき点

同じものを交換するのではなくカスタマイズしたい人は、3つのポイントに注意してブレーキシューを選びましょう。

互換性の有無

基本的には、同じメーカーのブレーキシューを選ぶ必要があります。
またブレーキには、「Vブレーキ」「キャリパーブレーキ」「カンチブレーキ」などさまざまな種類があります。
自転車のブレーキはどのメーカーか、そしてどのタイプかを確認してからブレーキシューを選びましょう。

ホイールの種類や幅

ホイールの種類や幅を確認してしてください。
「リム(ホイールの側面)」が「アルミ」「ステンレス」「カーボン」どれなのかを確認し、それぞれに合ったブレーキシューを選びましょう。
誤ったタイプを使用すると、ブレーキ効果が弱まったりホイールを痛めたりします。
リムの幅に合ったブレーキシューを選ぶことも大事です。

「カートリッジ式」か「一体型」どちらなのか

ブレーキシューが「カートリッジ式」なのか、通常の「一体型」なのかを確認しましょう。
カートリッジ式はブレーキシューと土台が分離できるもので、一体型よりも交換がかなり簡単です。

おすすめのブレーキシューやアップグレード方法

ブレーキは命を守る大事な部品なので、信頼できるメーカーの商品を選ぶのが最善です。
その点でおすすめメーカーの一つ、「シマノ」のブレーキシューを紹介します。

シマノは、自転車部品市場において大きなシェアを誇る国内メーカー。
多くの人に選ばれているシマノのブレーキシューなら安心できます。
しかも、比較的安価に購入できる価格設定というのもうれしいポイント。

【おすすめアップグレード】シマノ カートリッジシューセット R55C4 Y8LA98030

ブレーキ交換の手間を少しでも減らす方法として、初めてブレーキ交換するタイミングでカートリッジ交換式のものにアップグレードすることをおすすめします。
それ以降は、ゴム部分のみの交換になるため経済的。
プラスドライバー1本で、簡単にブレーキ交換ができるようになります。

一例としてこちらの商品を紹介します。
この商品名にあるように「カートリッジタイプ」と書かれているものを選ぶと、次回から交換がとても簡単です。

【ロングツーリングや難路向け】カートリッジタイプブレーキシュー用シューパッド R55C4 (2ペア入) シューのみ

上記商品、「シマノ R55C4 カートリッジシュー(BR-6800用/Y8LA98030)」の交換用パッドです。
こちらは先代の「R55C3」に比べて、ドライ時の性能はそのままにウェット時の制動力を向上させています。
耐久力の高さが特徴で、ツーリングや難路の走行を楽しみたい方におすすめです。

【雨の日も安心な全天候型】シマノ M70T4 Y8BM9803A

こちらは「全天候型」であり、雨の日でも安定した制動力を得られるのが特徴のブレーキシューです。
摩耗やホイールへのダメージも少なめなので、安心して使えます。

ブレーキ交換に必要なものと注意点

ブレーキシューを手に入れたら、次に取り外しや取りつけに必要なものを準備しましょう。

アーレンキー(六角レンチ)

ブレーキシューの台座を調節するときに使用します。
これから紹介するような複数のサイズに対応できるものを、一つ購入しておくと便利です。

百均などでも六角レンチを購入できますが、安い工具は自転車のパーツやねじ穴を傷つけるリスクが高まります。
ある程度の価格で、評判のよい工具を購入することがおすすめです。

こちらは、大きさの異なるアーレンキが9本セットになったものです。
ボールエンドエンドで使いやすいですよ。

レンチやプラスドライバー・ペンチ

いわゆる「ママチャリ」と呼ばれるような形状の自転車やシティサイクルは、アーレンキーではなくレンチでブレーキシューを着脱する場合がほとんどです。
10mmのメガネレンチがあると、スムーズにブレーキ交換ができます。

カートリッジ式のブレーキシューは、ねじ式ならプラスドライバー1本で交換が可能。
ピンで固定されているものなら、ペンチで抜くだけです。
レンチやドライバーなどもやはり、ナットやねじ穴を痛めないようにチープすぎるものは避けましょう。

メガネレンチをお持ちでない方は、こちらからも購入できます。
ボルトナットに差し込みやすく、作業性の良い12角形状のメガネレンチ。
増し締めや、本締め作業ができます。

軍手やウエス

必須ではありませんが、けが防止と汚れを防ぐために軍手を使いましょう。
ブレーキワイヤーなどについている油がブレーキシューにつくと、ブレーキの効きが悪くなります。
そのため、ウエスなどで油分をふき取りながら作業しましょう。

交換手順

道具をそろえたらいよいよ交換です。
以下の手順通りに作業しましょう。

1.アームからブレーキワイヤーを外す

「カンチブレーキ」や「Vブレーキ」と呼ばれるブレーキは、ブレーキを本体から外せるようになっています。
外すことで、メンテナンスがしやすくなるでしょう。
「キャリパーブレーキ」にはブレーキを緩めるレバーがついています。
レバーを上げるとブレーキアーチが広がるので、作業が楽です。

2.ブレーキシューを外す

「アーレンキー」や「レンチ」を使って古いブレーキシューの台座を外します。
時計回りに回すとねじが緩みます。
締まりが固くなっている場合、ねじ穴を傷めないように慎重に回しましょう。

ブレーキシューを外すと、ワッシャーのような部品がいくつか一緒に外れます。
その部品を取りつける順番や方向も大事なので、注意深く外して確認しておきましょう。

3.新しいブレーキシューを取りつける

ブレーキシューには、前後の取りつけ方向がある場合があります。
方向を間違えないように確認しましょう。
続いて部品の順番に気をつけて、まずは軽く仮止めをしてください。

仮止めをしたら、ブレーキシューの位置を確認します。
ブレーキシューがリムより上下にずれていると、当然ブレーキ性能に影響を与えます。
タイヤを痛めたり、ブレーキシューやタイヤの摩耗が速くなったりするでしょう。
位置はピッタリ合わせましょう。

位置を合わせることが出来たら、しっかりとねじを締めます。
動いてはいけない部品なので、少しキツめに締めましょう。
締めるときにブレーキシューが動いてしまわないよう、レンチなどで固定しておくのもよい方法です。

4.アームを元に戻し、動作確認する

ブレーキシューがしっかり固定できたことを確認したら、作業工程その1にある方法と逆の作業をしてブレーキアームを元に戻します。
その後、以下の通り慎重に動作確認をしましょう。

  1. まずは、タイヤを浮かせて手でホイールを回してください。
    スムーズに回らない場合、ブレーキシューがホイールに当たっている可能性があるので確認します。
  2. 次に、ホイールとブレーキシューの隙間がどれくらいか空いているかも確認してください。
    2mmより狭い場合、ブレーキが効きすぎる状態になっているので調整が必要です。
    ブレーキレバーとブレーキワイヤーが接合している部分のねじを締めることで、調整できます。
  3. 続いてブレーキを正面から見て、ブレーキシューが左右どちらかに片寄っていないかを確認してください。
    片寄っていたら、ブレーキアーチの根元にある小さなねじを回して調整します。
    ねじを緩めたらアーチは内側に動き、反対に締めるとアーチは外側に動きます。
    左右対称になるよう調整しましょう。
  4. 再びホイールを浮かせてスムーズに回るか確認し、ブレーキレバーを握って効きを確認したら安全なところで試走しましょう。
    何度かブレーキの効きをたしかめ、しっかりと安全が確認できたらブレーキ交換作業は完了です。

カートリッジ式の場合

カートリッジ式の場合、ねじやピンでブレーキシューが台座に固定されています。
プラスドライバーやペンチでねじやピンを外すだけで、シューが取れます。
方向に気をつけながら新しいものをしっかりつけたら、またねじやピンを元通りつければ完了です。

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まとめ

自転車のブレーキ交換方法について詳しく紹介しました。
繰り返しですが、ブレーキは命にもかかわる大事な部品です。
この記事に書かれている方法に沿って、ぜひ注意深く作業を行ってください。

自分でブレーキ交換をすることに少しでも不安を感じたり、交換後に違和感があったりしたら必ず専門ショップでプロに見てもらいましょう。
適正なブレーキ交換を行い、安全で安心なサイクリングを楽しんでください。

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