自転車のサドル交換をしよう!ぴったりなサドルの選び方と交換方法

自転車のサドル交換をしよう!ぴったりなサドルの選び方と交換方法

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自転車のサドル交換は意外と簡単に、そして安価でできます。
一番大切なのは、自分に合ったサドルの選び方を知ること。
この記事では、サドルの選び方やおすすめサドル、そして具体的な交換方法を詳しく紹介します。
ぜひ参考にして、快適なサイクリングを楽しんでください。

サドル交換で快適なサイクリングを

自転車のサドルは、自転車の快適性に大きな影響を与えるパーツです。
サドルの座り心地に違和感や痛みを覚えるようだと、自転車に乗るのが楽しくなくなってしまうでしょう。

またサドルは常に体重を支えたり風雨にさらされたりしているため、ダメージを蓄積しやすい部分でもあります。
クッションやカバーが劣化すると、自転車の見た目にも悪影響を与えてしまいます。
安全のうえでも不具合のあるサドルを使い続けず、自分のサイクリングスタイルに合った新しいサドルに替えましょう。

愛車をもっとおしゃれにするため、サドル交換をする人もいます。
さまざまなデザインやカラーのサドルからお気に入りのアイテムを選べば、自分の自転車にもっと愛着を感じることでしょう。

サドル交換の作業手順

サドル交換に必要な工具は、六角レンチやモンキーレンチなどご家庭にあるものだけです。
けが防止のため、できれば軍手を使いましょう。

以下は、とくにスポーツタイプの自転車向けの交換手順を紹介しています。
シティサイクルでも交換方法はだいたい一緒ですので、参考にしてください。

1.サドルを固定しているボルトを外す

まずはサドルとシートポスト(パイプのような部分)を外します。
固定部分に六角レンチを差し込み、反時計回りに回せばボルトが緩んでくるでしょう。
ボルトを外すとシートポストとサドルをつなぐための部品(やぐら)が上下2つに分かれ、サドルとともに外れます。

2.やぐらに新しいサドルを乗せる

新しいサドルをやぐらの下部分に乗せたあと、上下のやぐらでサドルレールをはさみ、ボルトで止めます。
あとで位置を調整するため、ボルトは緩い仮止めにしておきましょう。

3.サドルの位置と角度を調整する

サドルを丁度よい位置に調整します。
一般的にはサドルの真ん中をシートポストに結合させるように固定しますが、必ずそうしなければいけないわけではありません。
試走しながら、好みのポジションを見つけてください。

サドルの角度も調整します。
こちらは、一般的には地面に水平になるように調整します。
尿道の圧迫が気になる場合は、サドルの先端をやや下げると快適になるでしょう。

4.ボルトをしっかり締める

サドルのポジションが調整できたら、ボルトをしっかり締めます。
サドルには絶えず大きな荷重がかかるため、締め具合が緩いとすぐにずれてしまいます。
ただ、カーボン製のサドルに交換した場合は、締めすぎると破損してしまうので注意しましょう。

交換できたら、安全な場所で試走してサドルの位置と角度をチェックしましょう。
調整が必要な場合はボルトを緩め、微調整を繰り返してください。

ぴったりな形状のサドルを選ぶための要素

サドルにはさまざまな形状のものがあります。
自分の体型や乗り方にぴったりな形状のサドルを選べば、快適にサイクリングを楽しめること間違いなしです。
こちらではサドルを選ぶ際に知っておきたい点をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

サドルの幅

サドルの幅は、荷重の安定性に直結する大切な要素です。
体重や体型を元に選ぶ場合もありますが、とくにおすすめなのは「坐骨幅」から選ぶ方法。
よりフィットするサドルを選べます。

骨盤を立てて固めの椅子に座ったとき、ふたつのとがった骨が椅子に接地します。
それら骨の間の距離が、坐骨幅です。
一般にフィット感が得やすいと言われているのは、坐骨幅プラス10~20mm程度のサドル。

一般に坐骨幅は男性よりも女性のほうが広いため、サドルも女性用のデザインは幅が広い傾向にあります。
しかし坐骨幅によっては、男性でも女性用サドルの方がフィットすることがあります。
正確に測りたい場合は、自転車のショップで尋ねてみましょう。

パッドの厚み

パッドの厚みも快適さに欠かせない要素です。
もし現在のサドルが痛いから交換を考えているというのであれば、今よりもやわらかいものを選ぶことをおすすめします。

ただ、パッドはやわらかければよいというものではありません。
荷重の安定感のために、ある程度は硬さが必要です。
実際ロードバイク用サドルなどは、極端にやわらかいものはありません。
痛み軽減のためには、次に紹介する要素も不可欠です。

穴の有無

サドルに穴が開いていると、サイクリング中の股間部分への圧力を減らしてくれます。
もしとくに股間部分が痛んだりしびれたりするゆえにサドル交換を考えているなら、穴あきサドルがおすすめ。
しかしその分、圧力が坐骨や恥骨に移ることは考慮する必要があります。

フラット型か湾曲型か

サドルを横からみた形状は、大きく分けてフラットなタイプと湾曲タイプのふたつに分かれます。
フラットタイプの特徴は、走行中に座っているポジションを自由に変えやすいことです。
それと正反対に湾曲タイプの特徴は、湾曲部分におしりがぴったりフィットするため、一定のポジションで走行できること。

フラット型に加えて、サドルを後ろから見た形状に丸みを帯びたタイプもあります。
フラット型はやはり自由にポジションを変えられるので、長距離走行時によく使われます。
一方で丸みを帯びたタイプは、姿勢を安定させたい人に好んで使われることも多いでしょう。
こうした特徴を踏まえ、自分に合った形状のものを選びましょう。

レール素材

サドルのレールには、「ステンレス」や「チタン」といった金属製に加え「カーボン製」もあります。
これらの素材は、自転車の重量と乗り心地に影響を与えます。

カーボン製のものは金属製より重量が軽く、耐久性も高いです。
比較的高額であることに加え、トルク管理を行わなければならないなど、少しでも早く走りたい上級者向けのサドルです。

金属製は、トルク管理に気を遣うことはなくしなりがあるため、乗り心地がよい点が特徴。
自転車カスタム初心者であれば、まずはこちらを選ぶことをおすすめします。

シーンに合わせたサドルの選び方

ここからは自転車の乗車シーン別に、適切なサドルの選び方を紹介します。
上記のサドル形状についての情報とも照らし合わせて、最適なサドルを見つけましょう。

街乗り

街乗りの場合、信号待ちや減速をしてゆっくり走行する頻度が高いため、サドルに真っすぐ座り込むことが多くなります。
そのため街乗りがメインの場合は、幅が広くクッション性の高いサドルがおすすめ。

一方で「街乗りだからこそおしゃれを思いっきり楽しむ」というのもよい選択肢です。
好きなデザインやカラーのサドルに替えれば、いつもの街乗りでも気分が上がるでしょう。
気に入ったサドルを、着せ替え感覚で選んでみましょう。

ロングライド

長い距離のツーリングを楽しみたい場合、重視したい点の1つはサドルの適度なやわらかさです。
しかし、やわらかすぎると漕ぎやすさに影響を与えたり、サドルの底面にお尻がつくようになってしまったりも。
逆に、おしりの痛みにつながります。

また、ロングライドにはフラット型のサドルがおすすめです。
ポジション移動が容易なため、おしりや腰の痛みと負担が軽減されます。

レースやヒルクライム

スピードや安定感が求められるレースやヒルクライムの場合は、体型や姿勢の細かな違いによって選ぶサドルタイプが異なります。
なるべく軽量なサドルの中から、自転車ショップで専門的な意見を参考にしながら選ぶのがおすすめです。

おすすめサドルの紹介

ここまではサドル選びの着眼点について紹介しましたが、具体的にどんなサドルが人気なのでしょうか?
お気に入りのサドルを見つけるための参考になるよう、ぴったりな使用シーンとともに人気サドルを紹介します。

フィジーク:アリオネR3 kiumレールforスネーク

サドルの人気メーカー「フィジーク」から、「アリオネR3」を紹介します。
ポジション移動が容易なフラットタイプなので、ロングライド向き。
185グラムと非常に軽量でありながら、適度なクッション性も兼ね備えています。

アリオネが人気を得た理由の1つが、サドルの側面に「ウィング・フレックス」という加工が施されている点。
サドルと太ももの内側が当たる部分が適度にしなっており、ロングライド時の負担軽減や、ペダルの高い操作性に貢献しています。

スペシャライズド:Specialized Phenom Expert Mimic

「スペシャライズド」は、シティライドからプロ仕様までさまざまな自転車を手掛けるメーカーです。
人間工学に基づいたカットアウトで、座面に空いた溝が特徴的。

このサドルの特徴は、特許取得の「Body Geometry設計」がなされている点。
同社ラボのテストにより、走行中もデリケートな部分の動脈血流に影響を与えないことが実証されています。
クッションは、おしりにかかる圧力を均等に保つように設計されています。

セラSMP:アヴァント ブラック

「セラSMP」のサドルは、大胆な曲線を描いた立体的なデザインが特徴です。
計算された曲線がおしりを包むようにフィットして圧力が分散されるため、痛みの軽減と力強いペダリングが実現できます。

「アヴァント」は、セラSMPの中で最もパッドが厚いモデル。
ロングライド時にどうしてもおしりの痛みで悩んでいる方は、こちらを試してみてはいかがでしょうか。

ブリヂストン:ソフトサドル L532BS

シティサイクルのサドル交換であれば、クッション性・耐久性共に定評がある定番の「ブリヂストン製品」がおすすめです。
固すぎずやわらかすぎない絶妙なクッションは、快適な漕ぎ心地と座り心地をもたらします。
1,000円台前半という手頃な価格も人気の理由でしょう。

サドル交換後に覚えておきたいこと

せっかくサドルを交換したのにおしりの痛みが消えないなど、がっかりしてしまうケースがあります。
しかし、どんなものでも馴染むまでには多少の時間がかかります。

乗っているうちにしっくりきたり、負担の少ないポジションやペダリングが身についたりして、痛みが少しずつ無くなっていくケースはよくあることでしょう。
また、サイクルウェアを着ることで痛みが軽減されることもあります。
気になる点があれば、こまめに調整してみましょう。

まとめ

紹介した通り、サドルの交換は意外と簡単にできます。
お気に入りのサドルを選び自分で交換できたら、自転車への愛着がもっと高まることでしょう。

サドル選びのコツは、自分の体型や目的に合った形状を選ぶことです。
自転車ショップに行けば、実物を手に取れるうえより専門的なアドバイスを受けられるはずです。
記事の情報を参考にぴったりのサドルを見つけ、快適なサイクリングを楽しんでください。

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