水没車の修理は可能?修理・買い替えの判断基準や依頼先・保険について解説!

水没車の修理は可能?修理・買い替えの判断基準や依頼先・保険について解説!

大切な愛車が水没被害にあってしまったら、どのように対処すればよいでしょうか。

実は全ての車が廃車となるわけではなく、水没の度合いによっては交換修理だけで済みます。

今回は、水没車の修理・買い替えの基準修理依頼先保険が適用できるかについて解説するので、ぜひ参考にしてください。

水没車の修理・買い替えは水没の高さによる

水没車の修理・買い替えの判断基準は、水没の高さによって大きく変わります。

結論からいえば、タイヤの高さ程度の水没は修理対応タイヤの高さ以上の水没は乗り換えと考えましょう。

水没の程度ごとに、一つずつ解説をしていきます。

タイヤ下半分までの浸水はタイヤ・ブレーキローターの交換

タイヤ下半分までの浸水は、タイヤやブレーキローターの交換の可能性が高いです。

ブレーキローターは、ホイールとともに回転し、ディスクブレーキを構成する部品の一部です。

ブレーキローターには「銑鉄(せんてつ)」という錆びやすい素材が使われているため、水没時は交換が必須となるでしょう。

タイヤの交換費用は1本当たり2,500~6,000円、ブレーキローターの交換費用はタイヤ一輪当たり5,000~8,000円ほどが相場です。

タイヤ上半分までの浸水はドライブシャフトの交換

タイヤ上半分まで浸水してしまうと、ドライブシャフトの交換が必要です。

ドライブシャフトとは「プロペラシャフト」とも呼ばれ、エンジンからの駆動力をタイヤに伝える棒状の部品を指します。

ドライブシャフトが水没してしまうと、ダストブーツ内の「グリス(潤滑油)」が溶けてしまい、故障の原因となります。

交換費用は30,000~50,000円が目安です。

座席クッション上部までの浸水は電気系統・エンジンの交換

座席クッション上部までの浸水は、電気系統・エンジンの交換となる可能性が高いです。

電気系統の交換修理、エンジンのオーバーホールまたは交換となると、修理費用が1,000,000円を超えてしまうことも少なくありません。

また、シートなどもカビや悪臭が発生してしまうため、基本的には車を乗り換えた方がよいでしょう。

水没車の修理依頼先は「ディーラー」か「整備工場」

水没車の修理依頼先は、主に「ディーラー」か「整備工場」の2つです。

それぞれ特徴があるので、一つずつ解説をします。

車の修理をどこに依頼すべきか迷った場合は、参考にしてください。

1.ディーラー

ディーラーは、メーカー車の豊富な知識や修理技術があるため、一番安心して依頼ができます。

修理については、メーカーの自社工場で作業を行う場合と、提携している外部の整備工場に外注する場合の2パターンがあります。

外部の整備工場が修理する場合は、中間マージンがかかるため直接依頼するより費用は割高です。

値段よりも純正パーツを使用して欲しいメーカー保証を利用したいという方は、ディーラーへ修理依頼をしましょう。

メリットデメリット
  • 保証内なら価格・技術面◎
  • 都合に合わせたスケジュール組み
  • 顧客対応の質が高い
  • 保証外だと費用面△
  • 修理日数△
  • 代車がない場合がある

2.整備工場

整備工場は、高い修理技術があるにも関わらず、安く修理してくれる点が最大の魅力です。

しかしパーツ交換を伴う修理の場合は、純正パーツを使用しないことで、メーカー保証が受けられなくなる可能性があるデメリットもあるので注意してください。

メリットデメリット
  • 専門分野のため技術力◎
  • 中間マージンがないので価格◎
  • 修理日数◎
  • 修理方法次第では以後保証が受けられない可能性も
  • 部品の在庫が少ない
  • 代車がない場合が多い

水没車の修理業者を探すなら「楽天Carキズ修理」がおすすめ

楽天Carキズ修理2

出典:楽天Carキズ修理

「水没車の修理を依頼したいけど、どの業者にすべきか悩んでいる」という方は「楽天Carキズ修理」を利用しましょう。

簡単な情報を入力するだけで、自宅からの距離、料金、口コミなどを24時間いつでも検索可能なので、大変便利です。

「画像診断」を活用すれば、写真を送るだけで修理金額の目安が分ります。

依頼したいお店が決まれば、そのままWEB上で即時予約ができ、楽天ポイントまで貯められるのでお得です。

修理依頼を依頼する流れ

楽天Carキズ修理で修理依頼する際は、以下の流れとなります。

  1. WEBにて、郵便番号またはエリアから検索
  2. 価格・メニューを比較してWEB予約
  3. 来店日を店舗と調整
  4. 予約した日時に店舗へ向かう
  5. 店頭でお支払い&後日楽天ポイントGET!

写真を送ると、修理金額の目安が分かる「画像診断」もできます!

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水没レベルによっては車の買い替えも検討

修理の見積り金額が高い・電気系統・エンジンが故障している場合は、車の買い替えも検討しましょう。

下記のような状況の場合、車を買い替えた方がお得になるかもしれません。

  • 修理費用が30万円を超える
  • 電気系統・エンジンが故障している
  • 3年目、5年目、7年目などの車検前
  • 走行距離が10万キロ以内

一度水没した車は最初のうちは問題がなくても、サビや腐食により時間と共に不具合が出る可能性が高いです。

修理だけにこだわらず、買い替えも考えましょう。

事故車・故障車を高価買取!「カーネクスト」がおすすめ

カーネクスト

出典:カーネクスト

カーネクスト」とは、水没車や動かなくなった故障車でも、原則0円以上で買い取ってくれる中古車・廃車買取業者です。水没が原因で車を売却したいなら、カーネクストに相談してみましょう。

車が自走できない場合は、レッカー代や引取代が無料で対応してくれるうえ、廃車の手続きも代行可能です。

WEBや電話で簡単に査定依頼ができるので、すぐに車を手放したい方は気軽に相談してみてください。

事故車・故障車の買取の流れ

カーネクストの事故車・故障車の買取は、以下の手順で行います。

  1. 簡単20秒!WEBから無料査定依頼
  2. 必要書類の案内&準備
  3. 車の引き取り
  4. 運輸支局などで行う手続きを無料代行
  5. 買取金額を振込

水没車でも自動車保険を利用することが可能

任意の自動車保険には主に下記の3種類があり、車の補償である「車両保険」に加入をしていると、水没車の修理に保険が適用される可能性があります。

  • 賠償責任保険(相手への補償)
  • 傷害保険(自分への補償)
  • 車両保険(車の補償)

まずは保険証券の確認または担当者に連絡をし、自分が加入している保険の内容を確認しましょう。

保険適用になるケース

車両保険に加入している場合は、水没のケースにもよりますが保険金が下りることが多いです。

下記に保険適用となる例をまとめたので、参考にしてください。

保険適用になるケース

  • 台風や竜巻による水没
  • 大雨・ゲリラ豪雨・洪水による水没
  • 高潮による水没

上記の通り、「自然災害」による水没は補償されることが多いです。

ただし、例外として地震が原因による水没は補償対象外となっています。

地震によって津波が起きて車が水没した地震が原因で河川が氾濫して車が水没したというケースは基本的に補償ができませんのでご注意ください。

地震が原因で車が水没しても、保険が使えるようにするためには、車両保険にあらかじめ「地震特約」を付けておく必要があります。

支払われる保険金額

加入している保険の補償内容により支払われる保険金額は異なりますが大抵の場合、以下の様な計算で決まります。

補償金額=修理費用-免責金額(自己負担金額)

ちなみに免責金額は契約時に決定し、50,000~200,000円程度で設定している場合が多いです。

修理費用が免責金額を上回った分のみ補償されるので、まずは保険証券を確認するか、保険会社に確認をしましょう。

もし水没車を買ってしまったら

水没車だと知らずに契約した場合、契約を取り消すことが可能です。

水害被害が増えた昨今、水没車に関するトラブルが増えたため、自動車公正取引協議会が下記のような発表をしています。


「冠水車」であるかどうかは、消費者が車両を購入する際の重要な判断基準となります。

したがって、「冠水車」である旨の表示・説明がなかったため、「冠水車」であることを知らずに契約した消費者は、錯誤による契約の取消しを求めることができます。(民法95条)

虚偽の表示・説明をする等、「冠水車」であることを販売店が故意に隠していたときは、詐欺による契約の取消しを求めることができます。(民法96条)

また、販売店から「冠水車」ではないとの虚偽の表示・説明をされた場合や、「冠水車」である旨の表示・説明がなかったことにより、消費者が「冠水車」ではないと誤認をして契約結んだ場合、当該契約の取消しを求めることができます。(消費者契約法4条)

引用元:自動車公正取引協議会 / 「冠水車」に関するトラブルが増加しています

一度水没した車は安全に支障をきたしやすく、車としての価値が大きく下がります。

水没車の告知があった場合は、まず購入を控えた方がよいでしょう。

水没車の見分け方

最近はインターネットを使い、個人間でも車の売買ができてしまいます。そのため、水没車と知らずに購入してしまうケースが少なからず存在します。

以下に水没車を見分けるポイントを挙げるので、中古車を購入する際の参考にしてください。

水没車を見分けるポイント

  • 異臭がする(特にエアコン)
  • しみや汚れが付着している
  • サビや腐食がある
  • 相場価格より極端に安い

購入後でも契約を取り消せますが、水没車を隠して販売するような相手と交渉するには、労力もかかってしまいます。

上記の様な特徴が確認できた場合は、購入を控えた方が無難です。

まとめ

今回は、水没車の修理・買い替えの基準や修理依頼先、保険が適用できるかについて解説をしました。

タイヤ上半分までは交換修理、座席クッション上部までの浸水は乗り換えを検討しましょう。

修理業者を探すなら「楽天Carキズ修理」、車の買い替えをするなら「カーネクスト」に買取をしてもらいましょう。

ぜひこの記事を参考に、水没車の扱いを検討してくださいね。

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