機種交換時などのアクティベーション中に、突然「アクティベートできません」という表示が出た場合、どうしたらよいのでしょうか。
今回はiPhoneで「アクティベーションできません」と表示された時の対処方法について解説します。iPhone復元時に知っておくと便利です。
INDEX
iPhoneのアクティベーションとは
iPhoneのアクティベーションとは、初期設定で行う操作のことです。
iPhoneを盗難や紛失から防ぐためのもので、使用する言語、国、Wi-Fi設定やパスコードなど様々な設定を行います。
新しい機種を購入したときやiPhoneの復旧時には、このアクティベーションを最初に完了させる必要があります。
アクティベーションの方法
iPhoneを初期化したあとは、初期設定画面が出ます。初期設定画面が出たら、アクティベーション対応しましょう。
操作はiPhoneの機種によって少々異なりますが、基本的な操作手順は同じです。
- 画面上に「こんにちは」と表示されたら、スワイプもしくは[ホームボタン]を押す
- 言語は[日本語]を選択、続けて国名[日本]を選択
- [手動で設定]を選択
- [Face ID(顔認証)][パスコ―ド]の設定をするか選択
- 画面に従って設定を済ませたら初期設定完了
アクティベーションはサーバーに接続しながら行うため、通信が安定したところで行いましょう。通信が不安定だとうまく設定できない場合があります。
iPhoneのアクティベーションエラーとは
iPhoneのアクティベーション中にエラーが出ると、スマホを使うための設定を終えられないため、iPhoneを使えない状態になります。
「アクティベートできません」というメッセージが出てきたら、問題を解決して設定を済ませましょう。
アクティベーションエラーの種類
エラーが起きる原因には、通信に問題が生じている場合や、本体にアクティベーションロックがかかっている場合などがあります。
- 「アクティベーションサーバーにアクセスできません」
- 「不正なSIMです」
- 「SIMカードが挿入されていません」
- 「iPhoneは所有者にロックされています」
- 「サーバーにアクセスできません」
通信上の問題があるときには、「サーバーにアクセスできない」「SIM関係の問題がある」とメッセージが表示されます。
また、アクティベーションロックがかかっている状態では、「アクティベーションロック」のメッセージが出ます。まずはエラーの原因を解決して、アクティベートをやり直しましょう。
iPhoneのアクティベーションエラーが起きる原因と対処方法
アクティベーションエラーが起きる原因には、電波に問題がある場合やSIMが使えない場合、本体にアクティベーションロックがかかっている場合などがあります。
それぞれのエラーが起きる原因と、その解決方法をご紹介します。
アクティベーションサーバーにアクセスできない場合
「アクティベーションサーバーにアクセスできない」と表示される場合は、下記のような原因が考えられます。
- 電波状況が悪い
- Appleのサーバーに不具合が起きている
- Appleのサーバーがメンテナンスで接続できない
モバイルデータ通信の状態では、このエラーが生じやすくなります。iPhoneを安定したWi-Fi回線に接続した状態で行いましょう。
また、Appleのアクティベーションサーバーに接続できるかどうかは、AppleのサポートHPで調べられます。[システム状況ページ]を開いて、利用可能になっているか確認してみてください。
もしサーバーが利用できない状態になっていたときには、少し時間をおいてからまたアクティベーションをやり直しましょう。 利用できる状態になってからだと正常に処理できます。
SIMカードが使えない場合
SIMカードに関する「不正なSIMです」というメッセージが出た場合には、下記の原因が考えられます。
- iPhoneのSIMロック中で、使用できないキャリアのSIMカードを入れている
- 格安SIMの通信切り替えができておらず、通信不可能なSIMカードが入っている
iPhoneのSIMロックの解除は、通信事業者に依頼すると解除してもらえる場合があります。通信事業者にロック解除可能かを確認し、可能ならロック解除の申請を行いましょう。
申請してから解除までは数日かかることもあるので、通信事業者の切り替えをする場合には、早めに手続きを終わらせておくのがおすすめです。
また、格安SIMに切り替えた場合は、回線切り替えを自分で行わなければなりません。回線切り替えをしていない、回線処理を間違っている場合にも、同様のメッセージが表示されます。
SIMに添付されている回線切り替え方法を確認し、SIMが使えるように処理するとエラーが出なくなるので、試してみてください。
SIMカードの入れ忘れ・接触不良の場合
「SIMカードが挿入されていない」と表示された場合は、下記のような原因が考えられます。
- SIMカードを入れ忘れている
- SIMカードがきちんと入っておらず、接触不良を起こしている
- SIMカードが汚れている
- iPhone本体のSIMを読み取る基盤部分が故障し、SIMカードが読み取れなくなっている
iPhoneがSIMを見つけられないときに出るエラーなので、SIMカードを確認して入れ直し、再起動するとエラーが出なくなる場合があります。
iPhoneの購入時についてきたピンを使ってトレーを開き、SIMの確認や取り換えをしてください。
SIMカードを入れ直しても直らない場合には、SIMカードの金属の部分をやわらかい布などで拭いて、汚れを落としてから入れ直すと改善する場合があります。
SIMカードが故障している可能性があるため、通信事業者に連絡してSIMの再発行を依頼しましょう。
また、iPhoneの基盤部分が変形している可能性もあります。スマホを落とした時の衝撃で、基盤がゆがむことがあるので注意しましょう。
本体の故障が原因でエラーが起きているときには、本体の修理や交換が必要です。
アクティベーションロックがかかっている場合
「アクティベーションロック」とエラーが表示された場合には、[iPhoneを探す]アプリが原因です。
[iPhoneを探す]アプリでは、iPhoneやiPadなどを紛失したり盗まれたりしたときに、第三者が使えないようにするためのアクティベーションロック機能がついています。
もし自分のiPhoneが他人の手にわたっても、勝手にアクティベートされる心配はなく、盗難に遭っても取り戻せる確率が上がるのです。
[iPhoneを探す]アプリは大変便利ですが、自分でロックをしたつもりがなくても、アプリで[デバイスを探す]をオンにすると、このロックが自動的にかかる仕組みになっています。
自分でアクティベーションを行いたいときは、このアクティベーションロックを解除しなければなりません。
アクティベーションロックの解除は、アクティベーション中にパスワード入力画面が出たら、画面の指示通りにパスワードを入力し、iPhoneを再起動するだけです。
アクティベーションロックを解除したあとは、手順に従ってアクティベーションを行いましょう。
また、パソコンからiTunesを使ってロックを解除することも可能です。パソコンからロックを解除するときには、以下の手順で行います。
- iPhoneの電源を切り、パソコンで[iCloud.com]のサイトにログインします。
- [iPhoneを探す]からアクティベーションロックを解除したいiPhoneを選んで、削除します。
- iPhoneの電源を入れると、アクティベーションを開始できます。
出典:Apple
iPhoneのシステム不具合でアクティベーションができない場合
上記対応をしてもアクティベーションできない場合、iPhoneのシステムに不具合が生じている可能性もあります。
突然iPhoneが初期化したような状態になり、「アクティベートできません」と表示されたら、リカバリーモードからの復元を試してみましょう。下記の問題を解消できるかもしれません。
- アクティベーションロックが解除できない
- 充電しても電源が入らない
- 再起動してもホーム画面が表示されない
- iOSアップデート中などに不具合が生じる
リカバリーモードから復元すると、すべてのデータが初期化されます。必ずデータのバックアップを取っておきましょう。
リカバリーモードのiPhoneをパソコンにつなぐ前には、[iPhoneと自動的に同期]を解除してください。復元後は、iPhoneの利用開始設定を行います。
- インターネットに接続したパソコンで、iTunesを起動
- iPhoneの電源を切り、リカバリーモードで起動してパソコン接続(起動方法は以下の通り)
・iPhone6s以前の機種:ホームボタンを押しながら、USBでパソコン接続
・iPhone7:[音量を下げる]ボタンを押しながら、USBでパソコンに接続
・iPhone8以降の機種:[音量を上げる][音量を下げる]ボタンを順に押し、[スリープ]ボタンを長押しして画面が表示されたら、パソコンに接続 - iTunesで「~iPhoneに問題があります」のメッセージが現れたら、[復元][更新と復元]を選択
- iPhoneソフトウェア更新の免責が表示されるので、[同意する]を選択
- ダウンロードの次に復元開始(Apple IDとパスワードの入力が必要な場合あり)
- [ダウンロードして更新]を選択
復元後にiPhoneの利用開始設定を行うと、iPhoneが正常に利用できます。
ID・パスワードを忘れたときには、パソコンやiPadのデバイスからID(メールアドレス)を調べてください。
My Apple IDのサイトから、パスワードの変更手続きが可能です。
ID・パスワードがどうしてもわからないときは、Appleサポートセンターに問い合わせてみましょう。
修理のプロが最短30分で対応してくれる「iCracked」
出典:iCracked
アメリカのシリコンバレーで創業した世界最大級のスマートフォン・タブレット修理業者が「iCracked」です。
最新のトレーニングと認定試験に合格した修理スタッフ「iTech(アイテック)」が常駐しており、目の前で修理をしてくれるのが、最大の特徴です。
自分でアクティベートロックが解除できないなど、困ったときは一度iCrackedに相談してみてください。もし故障していた場合には、しっかり修理してくれますよ。
iCrackedは修理に高品質なパーツを使用しており、もし初期不良が生じた場合も90日間の保証があるので安心です。
機種 | 修理費用 |
---|---|
iPhone SE | 8,250円 |
iPhone 11 | 12,650円 |
iPhone 12 | 19,800円 |
iPhone 12 Pro Max | 21,450円 |
iPhoneのトラブルに対応してくれる「モバイル保険」
持ち歩く機会の多いiPhoneには、「iPhoneが壊れた」「iPhoneの調子が悪い」といったトラブルがついてまわりますよね。
「iPhoneを直して長く使いたい」「修理費用を気にせずに安心して使いたい」という希望に応えてくれるのがモバイル保険です。
iPhoneなどのスマホトラブルに、迅速かつ丁寧に対応してくれます。
- 月額700円
- 年間最大10万円
- 3端末まで補償可能
- 修理時の自己負担金0円
- WEBで全て完結
モバイル保険は、月額たったの700円でモバイル端末の補償をしてくれます。
お持ちのモバイル端末3台まで補償されるので、iPhoneだけでなくiPadやワイヤレスイヤフォンなどもあわせて補償可能です。
モバイル保険の一番大きなポイントは「自己負担金0円」というところ。他の補償サービスでは数千円かかることもありますが、モバイル保険なら自己負担金は0円です。
iPhone13シリーズなど、最新機種を購入する・購入した方には特におすすめです。
最新機種は耐久性が向上しているものの、衝撃による破損リスクが高くなっています。高価な端末は修理代金も高くなりがちなので、購入後なるべく早く加入した方が安心できますよ。
【簡単6ステップ】「モバイル保険」保険金請求の流れ
保険金の請求は、WEBで簡単に申請ができます。
請求も支払いも簡単・スピーディーなので、いざという時に安心です。
- 損害状況が分かる、端末全体の写真を撮影
- 近くの修理業者で修理を行う
- 領収書と修理内容が明記された「リペアレポート」を取得
- 公式サイトのマイページより、事故発生時の状況や原因を入力
- 「リペアレポート」「端末全体の写真」「領収書またはレシート」をアップロード
- 申請完了、最短5営業日で保険金が支払われる
まとめ
iPhoneのアクティベートが途中で止まるアクティベーションエラーには、様々なケースが考えられます。
iOSのアップデート後や機種変更後、原因不明の場合など、エラーが発生したときに考えられる原因と対処方法から、iPhoneが使えない困った状態を改善できるかもしれません。
それでもまだiPhoneが使えないときには、修理が必要なこともあるので、その際は早めにiCrackedのような修理業者に依頼するのがおすすめです。
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