
同じ家に長く住んでいると、壁に穴が空いてしまうことは珍しくないですが、放置していると面倒な事態を招くことがあります。
小さな穴だとDIYで修理できるかもしれませんが、ある程度大きい穴が開いてしまったら、早めに修理店に依頼して対処してもらうようにしましょう。
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壁に穴が空く原因
普通に生活しているつもりでも、壁に穴が空いてしまうことはあります。
壁に穴が空く原因というのは、「うっかり物をぶつけてしまった」など因果関係が明確なケースばかりではありません。
1.物をぶつけたり殴ったりした
家具を移動するときにぶつけてしまったり、物を投げたり殴りつけたりすると、それなりに大きな穴が空きます。
こういったケースは因果関係が明確で、衝撃が強ければ強いほど穴は大きく深いものになるでしょう。
2.釘や画びょうを刺した
壁にポスターやカレンダーを貼る際に画びょうを刺すと、必ず小さな穴が空きます。
画びょうでできる穴はそこまで大きくはないにしろ、あまり数が多いとどうしても気になりますし、同じ位置で何度も刺し直すと穴が大きくなってしまいます。
また、シェルフやフック、額縁などを取り付けるために壁に釘やネジを打ち込むと、画びょうよりもさらに大きな穴が空いてしまいます。
3.害虫
キクイムシやシロアリなど、木材を食べる害虫によって壁に穴が空くこともあります。
壁に黒く小さな穴が空いていたらシロアリ、穴が空いている壁の近くに木くずが散らばっていればキクイムシの仕業かもしれません。
これらの害虫は一度室内に入り込むと巣を作って繁殖し、壁や柱に使われている木材を食べてしまいます。
特にシロアリによる浸食は放っておくとどんどん広がり、壁に穴を空けるだけでなく、家の強度を保つ上で重要な柱や梁にまで被害が及ぶ可能性があります。
ひび割れが生じることも
穴とまではいかなくとも、ひび割れが生じることもあります。
特に外壁は長年にわたって雨風にさらされたり、度重なる地震や台風などの自然災害でダメージが蓄積されたりと、経年劣化によるひび割れが生じやすい部分です。
中には新築してから日が浅いにもかかわらずひび割れが発生することもありますが、これは外壁材を貼り合わせる工事の際、きちんとコーキング(防水剤)が充填されていなかったことなどが原因です。
放置しておくとひびから雨水が入り込み、雨漏りに繋がることもあります。
穴を放置するとどうなる?
壁に空いた穴にすぐ対処するのを面倒に思う人もいるかもしれません。しかし、穴を放置していると被害が深刻になることもあります。
雨漏りの原因に
外壁に穴が空いていると雨漏りが起こりやすくなります。穴の空いている部分から壁の内部にまで水が染み込むと、部屋の中が水浸しになったり、カビが発生したりと被害が広がって対処が大変です。
木造住宅の場合はさらに雨漏りに弱く、壁や柱が傷んで老朽化を早めてしまうリスクもあります。
家の強度が下がる
経年劣化によって壁に穴が空いているのであれば、他の部分でもひび割れや虫食いなどの被害が進んでいる可能性があります。
害虫に寄生されている場合は特に厄介で、シロアリは繁殖のスピードが速いため、放置しておくと家の寿命を縮めることに繋がってしまいます。
小さな地震でも倒壊を招く恐れがあるため、早めに状態を調べて対策をとりましょう。
見栄えが良くない
穴が空いたままの壁は見栄えがよくありません。家主があまり気にしていなくても人は意外と見ているもので、親戚や友人を招いたときにだらしない印象を持たれてしまいます。
せっかくインテリアなどで部屋をおしゃれに飾っていても、壁に穴が空いていては雰囲気も台無しです。
害虫や害獣が侵入してくる
穴を放置しているといずれ害虫や害獣の侵入経路となり、蜘蛛やゴキブリ、ネズミなどが室内に入り込んでしまうかもしれません。
こうした害虫や害獣はわずかな隙間でも通り抜けることができるので、壁に穴が空いているような状態では簡単に侵入できてしまいます。
心穏やかな生活が脅かされる前に、壁の穴に気付いたらすぐに埋めてしまうのがおすすめです。
壁の修理方法は?DIYでも可能か
小さな穴なら自力で壁を直すことも可能です。その際は用意しておくべき道具や正しい手順があるのでしっかり準備をしましょう。
ジョイントコークやシール
釘やネジなどを使ってできた5㎜ぐらいの小さめの穴は、ジョイントコークやシールを使って塞ぎましょう。
ジョイントコークとは、壁紙の剥がれや継ぎ目を補修するために使われるコーキング剤ですが、小さ目の穴であれば詰め物としても使うことができます。
ジョイントコークを壁の穴に詰め込んだら、あとは指でなじませて乾かすだけなので作業も簡単です。補修用のシールは、穴の上から貼るだけで完成です。
穴そのものが塞がるわけではないものの、労力がほとんどかからないため、修理に不慣れな人にもおすすめです。
壁紙を貼り直す
壁紙の表面に画びょうの跡のような小さな穴が空いている程度であれば、部分的に壁紙を貼り直すという手もあります。
まず、穴の空いている部分の壁紙にカッターナイフを使って切り込みを入れ、きれいに剥がします。その上から新しい壁紙を貼り付け、ローラーでなじませれば完了です。
ただ、元の壁紙と似たような色柄を選んでも、完全にはなじまない可能性があります。どうしても気になる場合は、いっそ壁一面の壁紙を替えてしまうのもひとつの方法です。
その分の手間や費用はかかりますが、きれいに仕上げることができ、模様替えにもなります。DIYに自信のある人はチャレンジしてみてもよいかもしれません。
リペアシートとパテ
10mmを超えるような大きな穴は、穴周りの壁紙を剥がし、リペアシートを当てて穴を塞ぐ方法が主流です。穴の周辺は紙やすりをかけ、リペアシートが貼り付きやすいようにしておきましょう。
次に壁紙を剥がした部分とリペアシートの段差を解消するため、ヘラを使って上からパテを塗ります。
最後に新しい壁紙を貼りつけ、既存の壁紙と重なる部分をカットしたら、境目をローラーで圧着するときれいに仕上がります。
ただ、これほどの作業ともなるとかなりのスキルが必要です。普段から大工作業をこなす人であればまだしも、まったくの素人にとってはハードルが高すぎます。
修理にかかる手間や時間、仕上がりの美しさを考えれば、きちんと修理店にやってもらう方が無難でしょう。
壁穴の修理は専門業者に依頼するべき?
壁の穴の修理はDIYでもできるものの、失敗するリスクを考慮すると業者に依頼した方が安心です。ここからは、業者に修理してもらうことのメリットをご紹介します。
技術がしっかりしている
相手は家の修理の専門家です。当然ながら一般人よりもはるかに優れたノウハウやスキルを持っています。特に大がかりな修理になるなら業者に任せた方が確実です。
小さな穴であれば自力でも対応できるかもしれませんが、老朽化が原因で壁に穴が開いているようなケースではそれらは一時的な対処にしかなりません。その一方、業者に任せれば根本的な原因が分かり、再発防止の処置を施すことも可能です。
結果的に手間やコストがかからない
業者に依頼すると確かに修理代金はかかりますが、自分で必要な工具や壁紙を用意したり、失敗したときにやり直したりするコストを考えれば、DIYよりも確実かつ効率的です。
賃貸物件であれば借り手の判断で勝手に壁紙を貼り替えることはできません。
大家か管理会社に指示を仰ぐ必要がありますが、修理業者を手配してもらえる場合が多く、自分で業者を探す手間を省くことができます。
また賃貸物件では退去するときに原状回復が求められるため、DIYの仕上がりが不自然なものだと再度業者に修理してもらわなければならなくなります。
二重にコストをかけるリスクを考えれば、業者に頼んで一度で修理してもらう方が早いでしょう。
業者に依頼するときの費用は?
5㎝以内の穴であれば修理費用の相場は1~3万程度です。穴が大きくなるほど費用は大きくなり、穴の大きさがこぶし大を超えてくると5万円以上のケースがほとんどです。
これらはあくまで石膏ボードなどで穴を塞ぐための修理代ですので、壁紙も貼り替える場合は壁紙代が別にかかります。壁紙は1㎡あたり1,000~2,000円が相場です。
業者を選定するときの基準
施工業者は数が多く、どこも似たように見えますよね。つい派手な宣伝や知名度に目を引かれてしまいがちですが、業者選びは工事の良し悪しに関係してくるため慎重に行う必要があります。
まずは見積もり
費用の目安を知るためにも、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討しましょう。この際、価格が安ければ良いとは限らないことに注意してください。
見積もりの内容も価格と同じくらいに重要です。一見安く見えても、内訳が雑だったり曖昧だったりする業者は避けましょう。「雑費」「諸経費」などの名目で必要以上の金額を要求してくることもあります。
実績と評判をチェック
口コミサイトに書かれている内容が事実とは言い切れませんが、ある程度の参考にはできます。悪評が広がっているような業者はやめた方が無難です。
修繕工事の実績についても確認しましょう。特定の分野の修理では実績を残していても、壁穴の修理実績が少ないこともあります。
アフターフォロー
アフターフォローの有無は見逃すことの多い要素ですが、修理は一度の工事で完全に直るとは限りません。工事が不十分だと、時間が経つにつれて問題が再発するようなこともあります。
工事に不具合があっても、再工事に別料金を要求してくるような業者に当たると損です。業者選びでは料金や実績と同じくらい、作業後の対応にも注目しましょう。
提案力
ただ穴を塞ぐだけでなく、仕上がりの美しさも気になるポイントです。優良な業者であれば言われた作業をこなすだけでなく、より良い状態になるよう複数の提案をしてくれるはずです。
依頼者の希望に精一杯応えてくれるような業者を探しましょう。
乱暴に過ごしているつもりはなくとも、家具の移動などで家の壁に穴を空けてしまうことは珍しくありません。人為的な穴に限らず、老朽化や自然災害によって穴が空いてしまうこともあります。
小さな穴であればDIYでも対応できますが、あまり大きくなると修理業者に任せる方が安心です。
業者を選ぶ際は、料金の安さだけに注目するのではなく、工事の実績や提案力などを総合的に判断し、複数の業者から見積もりを取って比較検討しましょう。

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