家の食洗機が壊れた!故障の原因や対処法・修理費用などを解説

家の食洗機が壊れた!故障の原因や対処法・修理費用などを解説

「家の食洗機を修理するにはいくらかかるの?」といった疑問を抱えていませんか?
故障の原因や修理費用を把握しておけば、いざというときも慌てずに対処できます。

家庭用の食洗機の種類

まず、食洗機には種類があることを覚えておきましょう。
大きく分けて、据え置き型とビルトイン型の2種類があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。
家のキッチンに設置されているのがどちらなのか、把握しましょう。

据え置き型

卓上型とも呼ばれるタイプです。
後付け型とも呼ばれることがあり、本体を購入して流し台の周辺に設置して使用します。
キッチンに食洗機が組み込まれていなくても、後から導入できるのが大きな特徴といえるでしょう。
万が一、完全に壊れて動かなくなっても、本体のみ交換すればよいため、取り換えもかんたんです。

一方で、設置のためにある程度のスペースが必要な点がデメリットです。
場合によってはキッチン全体の美観を損ねてしまう恐れもあります。

ビルトイン型

新築やリフォーム工事などを行うとき、最初からキッチンに組み込まれているタイプの食洗機がビルトイン型です。
スッキリとした見た目になり、余計なスペースをとらない点がメリットです。
容量の大きなタイプもあるため、家族構成に合わせて製品を選べます。

デメリットは、本体をキッチンの作業台の下に組み込むことから、収納に使えるスペースが少なくなってしまうことです。
また、高価格帯の製品が多いことや、工事にかかる手間と時間が増えるため、必然的に費用が高くなる傾向があります。

据え置き型に多い故障

手軽に設置できるのが魅力的な据え置き型ですが、いったいどのような故障が考えられるのでしょうか。
ここでは、故障の原因や対策についてもご紹介します。

水漏れ

食洗機には、給排水の配管が接続されています。
稼働中には内部で水も使用されているため、不具合があると水漏れを起こすことがあります。
原因としては、給排水に使用しているホースの破損が挙げられるでしょう。
経年劣化でひびなどが入り、破損してしまうとそこから水が漏れてしまうのです。

ホースが本体から抜けてしまうトラブルも多く見られます。
ホースが本体にきちんと固定されていなかった場合、稼働中に外れてしまい、その結果水漏れを引き起こします。

もしホースが破損した場合は、新しいものに交換しましょう。
そのままでは、どんどん劣化が進む一方なので、症状が改善することはありません。
ホースが外れてしまうトラブルでは、きちんと接続し、タイラップなどで外れないようきちんと固定する必要があります。

電源が入らない

電気系統に不具合が生じてしまうと、電源が入らなくなることがあります。
電源ボタンを押しても反応がまったくない場合には、本体電気系統の不具合を疑いましょう。

コンセント部分に不具合が生じている可能性もあります。
コンセントに何かしらの不具合が起き、食洗機へ電気を供給できなくなっているのかもしれません。
電源コードが抜けているだけ、といったケースもあります。

まずは、電源コードが抜けていないかどうかを確認しましょう。
抜けていないのなら、スマートフォンの充電器などをコンセントにさし、電気が供給されているかどうかチェックしてください。
もし電気が供給されているようなら、本体の電気系統に不具合が生じている可能性があります。

ビルトイン型に多い故障

ビルトイン型も、据え置き型と同様に水漏れのトラブルを起こすことがあります。
運転中に普段聞こえない異音を耳にする、といったケースも少なくありません。
以下、原因と対策をお伝えします。

水漏れ

もっとも多いといわれているのが、排水ホースからの水漏れです。
いくつか原因は挙げられますが、多いのはホースやゴムパッキンの劣化によるものです。
かなり古いモデルの場合では、ホースの硬化が進み、ひび割れや破損などが起きてしまいます。

また、排水ホースにヘドロなどが詰まり、水漏れを起こすこともあります。
食洗機で使用した水は、排水ホースを通って排出されますが、そのときに油や食べかすなどが一緒に流れ込みます。
それがホースの途中で詰まり、水をうまく排水できなくなった結果、水漏れを起こしてしまうのです。

ビルトイン型の場合、一度本体をキッチンから取り外さないと対処ができません。
そのため、水漏れが確認できたときは、速やかに業者へ連絡することをおすすめします。

運転中の異音

ガラガラ、カリカリなど、食洗機の使用中に異音がするのなら、中に何か異物が混じっている可能性があります。
食器以外の固形物が紛れ込んでいないか確認しましょう。
食器の並べ方によっては、異音を発する原因となることがあります。

特にこれといった固形物もない、食器も正しく並べている、にもかかわらず異音がする場合は業者に連絡しましょう。
外からは見えない部分で、何かしらの不具合が生じている可能性があります。

故障することで生じるリスク

不具合のある食洗器をそのまま使用し続けていると、キッチンの床が水浸しになる恐れがあります。
故障した状態で放置したことで、症状がより悪化してしまい、修理不可能になってしまうかもしれません。
修理ができないとなると、新しいものに買い替える必要があるため、多額の費用がかかります。

修理にかかる費用

給排水ホースから水漏れしているケースでは、新しいホースへの交換が必要です。
この場合、ホース代と手間賃を合わせて、1万円~3万円くらいが修理費用の目安です。
本体が故障しているケースで、修理で対応できず新しいものに交換する際は、本体代金に加え、3万円~6万円の交換費用がかかることもあります。

修理に必要となる費用は、依頼する業者によって大きく変わるため注意しましょう。
また、使用している食洗機のメーカーやモデルによっても、修理費用が多少前後することがあります。

食洗機の使い方に注意する

経年劣化や突発的なトラブルなど、さまざまな原因で食洗機は故障します。
ただし、日ごろの扱い方がトラブルの原因となることもあるため、注意しなくてはなりません。
これからは、以下のことに注意しながら食洗機を使用しましょう。

定期的な掃除

日ごろからきちんと掃除をしていると、トラブルや故障を未然に防ぎやすくなります。
毎日は難しいかもしれませんが、3日に一度、せめて1週間に一度くらいは掃除をしましょう。
目詰まりしやすいフィルターは、特に気をつけてください。
フィルターの目詰まりが異音の原因になることもあります。

ノズルも定期的に掃除しましょう。
ノズルが詰まってしまうと、洗浄力の低下を招きます。
数ヶ月に一度は、食洗機内もしっかりと洗ってください。
食洗機内は湿気がたまりやすく、カビが生えてしまうこともあります。
洗剤を使用してきちんと洗浄し、カビから守りましょう。

洗剤の使い方のポイント

しっかり洗いたいからと洗剤を使いすぎてしまう方がいますが、これも要注意です。
食洗機に供給される水の量は決まっているため、洗剤が多すぎると食器や庫内に付着したままになる恐れがあります。
庫内に洗剤が残ることで、トラブルを引き起こすことも考えられます。
適量を守って使用することを心がけてください。

さらに、洗剤の種類にも注意が必要です。
台所用洗剤を使用してしまう方がいますが、これはNGです。
台所用洗剤は泡の発生量が多く、きちんと洗い流せないことがあるのです。
ノズルに泡が詰まることで故障の原因にもなります。
必ず食洗機専用の洗剤を使用しましょう。

いきなり食洗機に入れない

多くの方がやりがちなのですが、汚れた食器をいきなり食洗機に投入してしまうと、排水ホースにヘドロがたまる原因になります。
汚れ具合にもよりますが、油汚れがひどい食器をたくさん投入するようなケースだと、こうしたリスクは高くなる傾向です。

面倒くさいかもしれませんが、油汚れがひどい場合には、事前に下洗いをしましょう。
しっかりと洗う必要はないので、油や食べ残し、調味料などの汚れをスポンジで拭き取り、軽く流してから食洗機に投入してください。
これだけでも、排水ホースにヘドロがたまるリスクをかなり軽減できます。

設置場所にも注意

据え置き型は、ビルトイン型のようにしっかりと固定されていないため、使用中に振動で動いてしまうことがあります。
その結果、傾いてしまったり、給排水のホースを押しつぶしてしまったりといったことがあるのです。

食洗機は、水平に設置することを前提に設計された機械です。
その状態で、本来の性能を発揮できるよう設計されているため、設置状況によってはきちんと洗浄できなくなる可能性があります。
それどころか、食器の破損や本体が故障する原因になることも考えられます。

不具合を感じたら業者に相談

食洗機が不具合を起こした場合、素人が適切な対処をするのは難しいでしょう。
据え置き型なら、ホースの外れや水漏れなどは外から見て気づきますが、ビルトイン型ではまずムリです。

放置しておくと、さまざまなリスクを呼び込む要因となるため、なるべく早めに専門業者へ相談しましょう。
設置してくれた業者や、リフォームや新築工事でお世話になった工務店など、信頼できるところへ相談してください。

見積もりは複数社で

なじみの業者がない場合は、食洗機の修理に対応している業者へ相談し、必要に応じて修理を依頼しましょう。
修理費用は業者によって異なるため、必ず見積もりは取ってください。
複数社から見積もりを取れば業者間における価格差も把握でき、高すぎる費用を請求されるリスクを回避できます。
修理店を一覧にしたサイトもあるので、便利に活用しましょう。

まとめ

食洗機には、据え置き型とビルトイン型があり、故障の要因や対処方法などもそれぞれ異なります。
放置しても症状が改善する可能性は低いため、なるべく早く業者へ相談しましょう。

食洗機の故障を招かないためには、日ごろの使い方やメンテナンスも大切です。
決して安いものではないため、日ごろの扱いにも注意してください。

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