
毎日使う家のお風呂が壊れてしまったら生活が大変ですよね。
この記事では、お風呂まわりの修理にかかる費用や依頼すべき業者などを、修理内容別で解説していきます。
「お風呂が壊れてどうしたらいいか分からない」という方は参考にしてくださいね。
この記事で分かること
- 賃貸にお住まいの方は、まずはこちらをチェック
- お風呂が壊れたときの過ごし方
- 【修理内容別】お風呂修理・交換にかかる費用
- 【ニーズ別】おすすめのお風呂修理依頼先3選
お風呂が壊れたときの過ごし方
もしお風呂が壊れてしまったら、修理やリフォームが終わるまでお風呂に入れなくなってしまいます。「仕事や学校などで何日もお風呂に入れないのは困る」という方も多いでしょう。
そこでここでは、お風呂が壊れたときの過ごし方について解説します。
銭湯・スパ・スポーツジムを利用する
しっかりとお風呂に入りたいという方におすすめなのが、銭湯・スパ・スポーツジムなどお風呂がある施設を利用する方法です。
銭湯なら1,000円前後、お風呂のみの利用ならスパやスポーツジムでも1,000~2,000円前後で利用できます。
ただし、「お風呂のリフォームに1か月かかる」など長期の利用が考えられる場合や、「家族みんなでお風呂を使う」など人数が多い場合は、費用がかさむ点が大きなデメリットです。
長期間お風呂が使えないという方は、実家や親せきにお風呂を貸してもらう方法や、ライシャンプーやドライボディソープを使う方法も検討してください。
実家や親せきにお風呂を貸してもらう
ほかにも、実家や親せきなどにお風呂を貸してもらうという手段もあります。
実家や親せきの家が近いなら、この方法も検討しましょう。特に中長期でお風呂が使えなくなってしまった場合に、有効な手段です。
ただし、実家や親せきとの関係性によってはトラブルが起きることもあります。実家や親せきの生活リズムに合わせなくてはならないうえ、水道代や電気代などを負担するかどうか話し合わなくてはならない場面もあるでしょう。
この手段をとる場合は、実家や親せき、家族とよく話し合ってから行うようにしてください。
ドライシャンプーやドライボディソープを使う
上記が難しいという場合は、ドライシャンプーやドライボディソープを使うことも検討しましょう。蒸しタオルで体を拭けば、さらに清潔な状態を保てますよ。
外出する必要もないうえ、かなりコスパがいいのも特徴です。実家や親せきに迷惑をかけることもないため、トラブルが起きる心配もありません。
長期でお風呂を使えない場合には、費用も手間もあまりかからないこの方法が最も現実的と言えます。
ただし、湯船に入る、シャワーを浴びるということができないため、汚れを完璧に落とすことが難しい場合もあります。銭湯を利用するなど、他の方法と併用するのがおすすめです。
お風呂修理は自分でできる?どこに頼む?
お風呂に不具合があるといっても、トラブルのある箇所によって、どこに頼むべきかは変わります。
排水口のつまり程度であれば自分で対処することもできますが、基本は水道修理業者、あるいはお風呂リフォーム業者に依頼する方が良いでしょう。
DIYで対処可能なトラブル
自分で修理できるお風呂まわりのトラブルは、主に以下の3つです。
- 排水口・排水管のつまり解消
- 蛇口や水栓の修理・交換
- 浴槽のヒビ修理
軽度の排水口・排水管のつまりであったり、蛇口・水栓の修理・交換であれば、自分で対応できます。
浴槽のヒビ修理も自分で対応することはできますが、DIYでの処置だと1年もせずにまたぶり返してしまうので、修理をする前の応急処置と捉えてくださいね。
水まわりのトラブルの水道修理業者
水まわりのトラブルを専門としている水道業者では、水道まわりの修理をメインに行ってくれます。
特に、水漏れ・つまり関係には強く、シャワーヘッド・蛇口・給湯器交換などにも対応していますよ。中には、お風呂の修理だけでなく、リフォームまで対応してくれる業者もあるのでホームページ等を確認してみてください。
そのため、「細かい部品の修理・交換をしたい人」「不具合の原因が分からず、誰かに相談したい」という人は、水道業者に依頼するとよいでしょう。
お風呂まわり対応のリフォーム業者
お風呂の細かな修理ではなく、お風呂のリフォームをしたい人におすすめなのがお風呂まわり対応のリフォーム業者です。
お風呂のリフォーム業者には、以下のような選択肢があります。
- ハウスメーカー
- 工務店
- ホームセンター
- 家電量販店
- お風呂リフォーム専門業者
「浴室内の不具合箇所が多い人」「築年数が長い人」「浴室を全体リフォームをしたい人」は、リフォーム業者に依頼するのがおすすめです。
【修理内容別】お風呂修理にかかる費用の目安と作業時間
お風呂まわりの修理にかかる費用の相場を紹介します。
簡単に全体を把握したい人はこちらの表を確認してくださいね。
この表では、主に業者に依頼した場合の料金目安と作業にかかる時間・日数を記載しています。
修理・交換内容 | 費用相場 | 作業時間目安 |
---|---|---|
排水口・排水管 つまり解消【軽度】 | 5,000〜30,000円 | 数分~2時間 |
蛇口・水栓の修理 | 10,000〜40,000円 | 1時間程度 |
蛇口・水栓の交換 | 20,000〜80,000円 | 1時間程度 |
浴槽(風呂釜)の修理 | 50,000〜200,000円 | 半日~2日 |
浴槽(風呂釜)の交換 | 100,000〜1,500,000円※ | 1~3日 |
浴室の壁・天井・ 床・タイルの交換 | 50,000〜300,000円※ | 半日~1日 |
浴室のドアの交換 | 50,000~160,000円 | 半日~1日 |
給湯器の修理 | 10,000~30,000円 | 数時間 |
給湯器の交換 | 100,000~350,000円※ | 数時間 |
換気扇の修理 | 10,000~50,000円 | 数時間 |
換気扇の交換 | 20,000~150,000円 | 数時間 |
暖房乾燥機の修理 | 20,000~50,000円 | 30分~2時間 |
暖房乾燥機の交換 | 50,000~200,000円 | 2時間程度 |
※素材・本体種類・施工範囲により大きく異なります。
排水口・排水管のつまり解消
排水口・排水管の軽度つまり解消を業者に依頼する場合、作業費のみの5,000~10,000円程度でおさえられます。
一方で、つまりの状況がひどく、高圧洗浄機等の機材を使わなければならない場合、30,000円程度かかってしまいます。
排水口・排水管のつまりは、簡単に自分で解決できるケースもあり、DIYの場合1,000円以下です。費用をおさえたい方は、まずDIYに挑戦してもいいかもしれません。
排水口・排水管のつまりを自分で解消したい方のために、こちらの記事で、詳しく解説していますので参考にしてみてくださいね。
蛇口や水栓の修理・交換
蛇口や水栓の修理費用相場は、10,000~40,000円、交換であれば20,000~80,000円ほどです。
「蛇口やシャワーホースからの水漏れ」「水が止まらない、出ない」「シャワーの水圧が安定しない」などの症状がある場合には、修理・交換が必要になります。
蛇口やシャワーホース・ヘッドの交換をする場合には、作業費に加えて本体価格がかかり、かかる費用はその本体価格により上下しますので、気を付けてくださいね。
シャワーホース交換を自分で行いたい方に向けて、以下の記事で解説していますので、参考にしてください。
浴槽(風呂釜)の修理・交換
浴槽(風呂釜)の場合、ヒビやサビに対する修理である塗装補修には50,000~200,000円程度、浴槽交換には100,000~1,500,000円程度かかります。
浴槽には、ユニットバスと在来浴室があり、一般的なユニットバスからユニットバスに交換する場合には、600,000円以下におさえられるでしょう。高くても1,200,000円ほどです。
一方で、在来浴室からユニットバスにリフォームする場合には、費用がより高くなります。
また、どのようなグレードの浴槽を選ぶかによっても価格は大きく異なるので、自分が「どこまでの設備が欲しいのか」を明確化しておくと良いでしょう。
浴室の壁・天井・床・タイルの交換
浴室の壁、天井、床、タイル等の交換の相場は、40,000~300,000円ほどで、選ぶ素材や交換を行う範囲によって料金は異なります。
一カ所だけでなく、まとめて交換した方がお得になる場合が多いので、10年以上お風呂のリフォームを行っていない人は、まとめて交換することを検討してもいいでしょう。
交換箇所別の修理費用の目安は以下の通りです。
交換箇所 | 費用相場 |
---|---|
天井 | 40,000~10,000円 |
壁 | 100,000~300,000円 |
床 | 50,000~150,000円 |
すべて | 150,000~300,000円 |
浴室のドアの交換
浴室ドアの交換は、本体代と作業費を含めて50,000~160,000円程度かかり、ドアの種類によって価格は変動します。
ドア全体を交換する必要がなく、修理程度で済む場合には30,000円以内でおさまるでしょう。
浴室ドアのガラスが割れたときの対処法についてもまとめていますので、必要な場合にはあわせてご覧ください。
給湯器の修理・交換
給湯器の場合、修理であれば10,000~30,000円、交換の場合は本体料金もあわせて100,000~350,000円程度です。
給湯器の異常が起きた場合は、水道修理業者に依頼するか、給湯器専門業者に依頼するとよいでしょう。
給湯器まわりの異常かどうか分からない場合でも、専門業者が問題を解決してくれますよ。
給湯器の修理や交換をどこに頼むかとそれぞれの特徴について、こちらの記事で解説していますので興味のある方はご覧ください。
換気扇の修理・交換
「換気扇からの異音・異臭」や「換気扇が動かない」といった不具合がある場合、修理あるいは交換が必要です。修理であれば10,000~50,000円程度、交換の場合には20,000~150,000円程度かかります。
新しい換気扇の設置に伴って、壁や天井を取り壊す場合は、300,000~400,000円程度の高額になる可能性もあります。
お風呂の換気扇修理についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
暖房乾燥機の修理・交換
暖房乾燥機が故障した場合には、修理には20,000~50,000円程度で、交換が必要な場合には50,000~200,000円程度かかります。
万が一、使用開始から1年未満で不具合が発生した場合には、メーカーの無料保障期間内である可能性があるため、保証書を確認して、メーカーに問い合わせてみましょう。
賃貸のお風呂が壊れた時はどうする?
賃貸でお風呂が壊れた場合には、一般の戸建てや分譲マンションとは違った対応をとる必要がありますので、気を付けてください。
お風呂が壊れたときの対処法は?
まず、お風呂まわりに不具合を発見したときの対処について紹介します。
契約書を確認する
まずは、契約書を確認しましょう。故障が発生したときの対処法が載っており、責任の所在や対応について記載してあるので、それに従って行動してください。
大家さんまたは管理会社に連絡する
大家さんや管理会社に連絡する前に、自分で修理業者を手配しないように気を付けましょう。
勝手に修理業者に依頼した場合、修理費用を自分で負担しなければならなくなる可能性があります。
修理費用をもつのは誰?
修理費用は、基本的に大家さん(管理会社)が支払います。
入居前から備え付けられてある設備は貸主の所有物となるため、大家さん(管理会社)が修理費用をもつべきです。
ただし、以下のような場合には、修理費用が入居者負担になってしまうので注意してください。
- 自分で修理を依頼してしまった場合
- 設備の故障を放置してさらに悪化させた場合
- 入居者の故意・過失で設備が壊れた場合
お風呂が10年以上たっている場合にはリフォームの検討を
お風呂で一部不具合があり既に10年以上たっている場合には、不具部分のみの修理・交換だけでなく、全体的にリフォームしてしまった方がいい場合が多いです。
なぜなら、お風呂の部品のそれぞれの寿命は以下のようになっており、「1つ直してまた1つ故障」となると、費用が結果的にかさんでしまいます。
- 水栓:10年
- 給湯器:8~10年
- 換気扇:8~15年
- 浴槽(ユニットバス):15年
また、浴室全体のリフォームをする目安として、浴槽での不具合があるかどうかを1つの目安にしてもよいでしょう。
なぜなら、浴槽は給湯器や水栓よりも耐用年数が長いため、浴槽に不具合が出ているということは、他の箇所でのトラブルも増加する可能性が高いからです。
在来浴室の耐用年数
在来浴室は、昔から使われてきた工法で作られたお風呂です。近年ではだいぶ少なくなってきています。
ほかの住宅設備と同様、浴槽にも耐用年数があり、これを超えると不具合が生じる可能性が高くなります。 一般的な浴槽であれば、耐用年数はおおよそ20年~30年。 使用期間が長くなるにつれ、ひび割れなどの症状が出てきやすくなります。
通常は家を建てるときにお風呂場も新しくするケースが多いため、新築の家であれば浴槽の使用年数をきちんと把握でき、交換のタイミングもある程度は目途が立ちます。
たとえ中古の住宅でも、浴槽がどのくらい使われていたのかは確認しておきたいところ。 壊れて使えなくなってしまう前に交換できるよう備えておきましょう。
ユニットバスの耐用年数
ユニットバスは、工場で事前に作った浴槽や床、壁などのパーツを現場に持ち込み、その場で組み立てるタイプのお風呂です。
ユニットバスというと、浴槽、洗面台、トイレが一体になった、賃貸アパートやビジネスホテルなどに設置されているタイプを思い浮かべるかもしれませんが、戸建てやマンションなどでも多く使用されています。現在では実際に普及率は90%以上です。
ユニットバスの耐用年数は通常の浴槽よりも短めです。
一般的には10年~15年が交換の目安といわれ、古くなると浴槽や床、壁のひび割れ、コーキングの劣化、浴槽の錆びなどが目立つようになってきます。 いずれにしても、耐用年数を超えて使用している場合はトラブルが起きる前にリフォームをするのがおすすめです。
【ニーズ別】お風呂の修理・リフォーム業者おすすめ3選
お風呂の修理・リフォームをしたい人におすすめの業者を3つ紹介します。
業者名 | おすすめポイント | 最短 駆けつけ |
浴槽交換費用の目安 | 事前見積り |
---|---|---|---|---|
水の救急隊 |
|
15分 | 現地見積り | |
お風呂のリフォーム屋さん |
|
即日 | 80,000円~ | |
クラシアン |
|
30分 | 150,000~300,000円程度 ※ユニットバスの場合 |
1.安く安心して簡単な修理をしたいなら【水の救急隊】

出典:水の救急隊
「水の救急隊」は、最短15分で駆けつけてくれる水道業者です。水道局が認めた業者が駆けつけてくれるので安心ですよ。
水の救急隊の魅力は、出張料金やキャンセル料、見積り料金が無料なことに加えて、基本作業料が5,500円と安いため、料金面で優しい点です。
見積り後にリフォームの方がいいとなった場合にも、キャンセル料がかからないため、お風呂まわりの軽い不具合でお困りの際には気軽に相談してみてくださいね。
見積り費用 | 無料 |
---|---|
受付時間 | 24時間365日 |
受付電話番号 | こちらから |
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宮城県、群馬県、栃木県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、東京都、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県、京都府、奈良県、大阪府、和歌山県、兵庫県
2.お風呂専門のリフォーム業者なら【お風呂のリフォーム屋さん】

出典:お風呂のリフォーム屋さん
お風呂のリフォーム屋さんは、お風呂リフォームの専門業者です。お風呂のリフォームを専門としていて、お風呂リフォームの実績が多いので安心して任せられますよ。
丸ごとリフォームだけでなく、鏡や乾燥機などの工事・交換などにも対応しているので、現状にあわせて相談できます。
相談・見積りは無料なので、気軽に相談してみてくださいね。
見積り費用 | 無料 |
---|---|
受付時間 | 10:00~19:00 (土日:定休日) |
受付電話番号 | こちらから |
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3.修理かリフォームか相談したいときには【クラシアン】

出典:クラシアン
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そのため、水道修理専門の業者であり、リフォーム専門の業者でもあるのです。業界大手で歴史も長いクラシアンだからこそ、できることですね。
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対応エリア | 47都道府県全域 |
クラシアンの口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。
まとめ
今回はお風呂修理にかかる料金相場を中心に、お風呂修理をどこに頼むべきかや、修理でなくリフォームにすべきタイミング、そして賃貸にお住まいの場合の対応について解説しました。
不具合のある箇所やその数、利用年数によって、修理のみにすべきか、交換・リフォームにすべきか変わります。長期的に考えてお得な選択ができるようにしましょう。
自分の判断だけでは難しい場合、相談は無料なので、専門業者に相談するのもおすすめですよ。

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