
ノートパソコンを使用していると、まれに液晶が映らなくなる現象が起こります。
液晶が割れているなどの外傷があればわかりやすいですが、パソコン内部やソフトウェアの故障となると故障の診断ができません。
この記事では、液晶故障の原因や対処法などを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
ノートパソコンの液晶故障の修理費用相場
まずは、ノートパソコンの液晶故障時の修理費用相場を紹介します。
依頼先 | 修理相場 |
---|---|
メーカー | 40,000~80,000円 |
家電量販店 | メーカーと同程度 |
パソコン修理業者 | 25,000~60,000円 |
故障状態やパソコンの機種によって異なりますが、平均して40,000円ほどが修理相場と言えます。
ただし、保証の活用や修理の依頼内容によって金額は大きく変わりますよ。
画面割れの修理費用やおすすめ修理業者をまとめた記事もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
ノートパソコンの液晶画面が故障した時の症状
ノートパソコンの液晶画面が故障すると、以下の症状が現れます。
- 液晶画面に線が入る
- 真っ黒で何も映らなくなる
- 画面が赤や黄色になり色がおかしい
- 液晶パネルが割れる
- 画面が暗い
- 部分的に映らなくなる
ノートパソコンを使用している時に、液晶画面にこれらの症状が発生した場合、液晶画面が故障していると考えて適切な対処をする必要があります。
無理に使用し続けると、パソコンへのダメージが広がり、さらに大きなトラブルを引き起こしかねません。
ノートパソコンの液晶故障の原因は?
ノートパソコンの液晶故障にはさまざまな原因が考えられますが、大きく分けて以下の5つに分けられます。
ノートパソコンの液晶故障の原因
液晶パネルの損傷
最近のノートパソコンは薄型のタイプが多く、ノートパソコンを落下させる・ぶつけるなどをしてしまうと、外部からの衝撃で簡単に液晶画面が故障します。
ノートパソコンに物理的なダメージを与えないのはもちろん、日頃からノートパソコンにカバーを付けて持ち運ぶのも、液晶画面の故障を予防する方法の一つです。
ケーブルの故障
ノートパソコンの内部には基盤と液晶を繋ぐケーブルがあり、このケーブルが断線・コネクタの抜けなどを起こしてしまうと、正常に表示ができません。
この場合、ケーブルを交換やコネクタを指し直すだけで症状が改善しますが、いずれの場合でも本体を分解する必要があるため、自分での修理は難しいでしょう。
液晶パネルの経年劣化
液晶パネル寿命は、メーカーや使用環境によって異なりますが、一般的に5~10年程度といわれています。
それだけの年数同じパソコンを使用していると、修理をしてもすぐに他の箇所にトラブルが起きてしまうことも考えられます。
同程度のスペックのパソコンを購入した場合の費用と修理費用を比べ、お得な方を選択するのも一つの方法です。
ハードウェアの故障
電圧を変換するインバーターやバックライト、メモリの故障や、通電不良といったハードウェアの不具合でも、液晶表示に異常を生じさせます。
ハードウェアの不具合は、原因をすぐに特定するのが困難です。
ノートパソコンについて、専門的な知識を持った業者に診断してもらえば、ハードウェアのどの部位に問題があり、どこを交換すれば良いのかがはっきりします。
あなたの大切なデータも、しっかり保持した状態で修理してもらえるので、今まで通りノートパソコンを使える可能性が高くなるでしょう。
ソフトウェアの故障
ノートパソコンの液晶画面の故障には、ソフトウェアの不具合も原因の一つです。
ノートパソコンの液晶画面を正常に表示させる「グラフィックドライバ」などが正常に動作していなければ、画面を正しく表示させられません。
ソフトウェアに不具合がある場合、プログラムが正しく動作しているか、どの原因でソフトウェアが不具合を起こしているのかを精査する必要があります。
そのため、自分自身で修理するのはかなり難しいと言えるでしょう。
ノートパソコンの液晶故障診断と対処法
ノートパソコンの液晶故障が疑われる場合、まずは故障診断と簡単に行える対処法を試してみましょう。
ノートパソコンの液晶故障診断と対処法
再起動をする
パソコンの再起動をすると、メモリが一旦クリアになるので、簡易的なトラブルはこれだけで改善されます。
再起動のやり方は以下の通りです。
- スタートメニューをクリック
- 「電源」→「再起動」の順でクリック
再起動をするとパソコン内部で発生していた不具合が解消され、液晶が通常通り表示される場合がありますよ。
画面がうまく表示されずに操作が難しい場合は、強制終了を試しましょう。
パソコンの強制終了については下記の記事にて詳しくまとめているので、参考にしてください。
外部モニターに接続してみる
液晶が全く映らない場合は、液晶の故障かどうかを特定するために、一度外部モニターに接続してみましょう。
ノートパソコンにHDMI端子が付いていれば、外部モニターを持っていなくてもテレビに画面を表示できます。
外部モニター出力に切り替わっていないか確認する
液晶に全く何も表示されない場合は、外部モニター出力に切り替わっている可能性があります。
以下の方法で、モニターの切り替えを試してください。
- [Windows]キー + [P]キーを数回押して、[enter]キーを押す
- この操作を何度か繰り返す
上記のキーを何度か繰り返し押すと「PC画面のみ」→「複製」→「拡張」→「セカンドスクリーンのみ」と切り替わりるので、通常の表示方法である「PC画面のみ」に設定を変更しましょう。
出典:HP
放電する
パソコンのシステムは、静電気によって不安定になることがあります。
そのため、まずは以下の手順で放電してみましょう。
- パソコンに繋いでいるアクセサリ類をすべて取り外す
- 電源ボタンを長押しする
- 5分ほど放置させたら、電源を入れる
- 電源が正常に入ったら、アクセサリ類を取りつける
パソコンの放電について詳しく知りたい方は、「パソコンを放電する方法」で詳しく説明しているのであわせてご覧ください。
ノートパソコンの液晶画面が故障した時の注意点
ノートパソコンの液晶画面が故障した時の注意点は、以下の3つです。
ノートパソコンの液晶画面が故障した時の注意点
ノートパソコンの液晶画面が故障した場合、注意点を理解した上で適切な対応をしなければ、液晶画面の修理がさらに困難になることもあります。
液晶画面が正しく表示されない時でも冷静な対応ができるよう、ここからはノートパソコンの液晶画面が故障した時の注意点について、詳しく説明します。
パソコンの立ち上げと終了を繰り返さない
ノートパソコンのソフトウェアが一時的にトラブルを起こしている場合、パソコンを再起動すると、液晶画面が正常に表示されるケースもあります。
しかし、ハードウェアの不具合が原因の場合、パソコンの立ち上げと終了を繰り返すと故障の範囲が広がり、液晶画面以外の部分にも不具合を起こす危険性も考えられます。
液晶画面が表示されない原因が明らかでなければ、むやみにパソコン操作を続けるのではなく、電源を落とした状態で専門の修理業者にみてもらいましょう。
ノートパソコンを自分で分解しない
ノートパソコンを分解して、液晶画面の不具合を修理する方もいます。
しかし、多くの精密機械から成り立つパソコンを分解し、修理してから元通りに戻すという作業は簡単ではありません。
場合によっては専用の工具が必要になり、途中で作業が進まなくなったり、意図せず正常な部位を損傷させてしまうことも考えられます。
被害を拡大させてしまうと修理がさらに難しくなるため、ノートパソコンを自分で分解せずに、修理業者に依頼するのがおすすめです。
液晶画面の割れた部分に触れない
液晶画面の割れた部分は、高温になっていることがあります。
そのため、液晶画面の割れた部分が気になるからといって、安易に触れないようにしましょう。
割れた部分に触れることによって、ケガをしてしまったり、液晶画面のトラブルを悪化させたりしかねません。
安全にノートパソコンを使い続けるためにも、やはり修理業者に依頼するのがおすすめです。
ノートパソコンの液晶修理は業界最大手のPC修理業者に相談

出典:PCホスピタル
ノートパソコンの液晶修理の依頼先に迷ったら、PCホスピタルに一度相談してみましょう。
年中無休で対応し、訪問サポート年間約14万件と実績の信頼がある業界最大手の業者です。
持込修理・出張修理・宅配修理に対応しており、修理内容によっては最短即日修理も可能です。無料で事前見積りができ、見積り後の追加請求はないので、まずは相談をしてみましょう。
依頼の流れ
PCホスピタルの口コミ
PCホスピタルの口コミを3つ紹介します。
- その日のうちに復旧してもらえたので満足です。マイナス面もはっきり伝えてもらえたので逆に信頼できると思いました。
- ネット異常のほかにもいくつか問題点が発見されたのですが、すべて親切丁寧に解決くださいました。作業自体も迷いなく迅速で、また作業員の方の気さくな人柄もあってとても安心してお願いできました。
- 修理完了までの時間も早く、連絡もきっちりしていました。何より息子が安全に使えるよう配慮してくれている感じに好感がもてました。
出典:みん評
PCホスピタルの口コミ・評判や料金体系について、詳しく解説している記事もあるので参考にしてください。
液晶が故障したノートパソコンの活用方法
ノートパソコンの液晶画面が故障しても、ソフトウェアやハードウェアに問題がなければ、以下の方法で活用し続けられます。
パソコンを複数持っている人や、修理に出そうか迷っている人は、液晶画面が故障したノートパソコンをうまく活用すれば、大切に使い続けられるでしょう。
外部ディスプレイを使用して使い続ける
ノートパソコンの液晶画面だけが故障している場合、他のPCモニターやテレビなどを外部ディスプレイとして使用すれば、今までのパソコンを使い続けられます。
その場合はHDMIやVGA、DVIといった端子から専用のケーブルを通してモニターに出力すれば、ノートパソコンのデータを画面に表示させられます。
ただし、使用する外部ディスプレイによってはセットアップが必要になるケースも。
そのため、事前にモニター出力の方法を確認しておく必要があります。
ハードディスクとして使用する
ノートパソコンの液晶画面が映らなくなったとしても、ハードディスクが無事であれば、データやファイルの記憶媒体として使用し続けられます。
ノートパソコンのソフトウェアに不具合が考えられる場合は、ハードディスクを取り出し、専用のケースやソケットを使って外付けハードディスク化しましょう。
それによって、他のパソコンで今まで使っていたデータを変わらず利用できるだけでなく、保存できるデータ量を増やせます。
ノートパソコンの液晶故障の修理を決める判断ポイント
ノートパソコンの液晶画面が故障したら、そのまま活用し続けるか修理しようか、判断に迷うかもしれません。
しかし、修理を決める判断ポイントを知っておけば、あなたのノートパソコンを修理に出すかどうかを決めやすくなるでしょう。
液晶故障の修理を決める判断ポイント
ノートパソコンを購入して間もない
ノートパソコンを購入して3年も経過していないなど、手に入れてからの年月が浅い場合、新しく購入するよりも修理した方が費用を安く抑えられるでしょう。
また、購入時に付けた保証によっては、自己負担額を抑えて液晶画面を修理してもらえる可能性もあります。
ノートパソコンを購入した店舗に、保証書やレシートを持参して、相談してみるのもおすすめです。
データのバックアップができない
ノートパソコン内のデータをバックアップしていない・できない場合は、症状が進行してしまう前にパソコン修理業者に修理依頼をしましょう。
むやみに操作して自己判断で修理を試みると、大切なデータを紛失させかねません。
また、依頼の際はしっかりとデータを保護しながら修理をしてくれる業者か、確認が大切です。
修理費用が相場と比較して許容できる
ノートパソコンの液晶画面を修理するかどうかは、修理費用によっても大きく判断が分かれます。
液晶画面が正常に表示されない原因によって修理費用は異なりますが、「明らかに高額な修理費用を請求された」や「新しいパソコンに買い替えた方が、コストパフォーマンスが良い」といった場合は、無理に修理する必要はないでしょう。
ただし、同じ修理方法でも手頃な価格で修理を行ってくれる業者もあるため、修理方法ごとの相場を知った上で、適切な修理業者を選べるようにしておくのも大切です。
ノートパソコンの液晶が故障した時の対処法!まとめ
今回は、ノートパソコンの液晶故障の原因や対処法、おすすめのパソコン修理業者について解説しました。
パソコンの再起動や放電でトラブルが解決できない場合は、大切なデータを守るためにも早めにパソコン修理業者に相談しましょう。
ぜひこの記事を参考に、ノートパソコンの液晶故障のトラブルを改善してくださいね。

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