マザーボードの電池切れで起こる症状は?電池の外し方・交換方法や注意点を紹介

マザーボードの電池切れで起こる症状は?電池の外し方・交換方法や注意点を紹介

「パソコンが起動しない!」「時計がおかしくなった!」その原因は、マザーボードの電池切れかもしれません。

この記事では、冷静にマザーボードの状態をチェックし、電池交換を行う方法を解説します。

パソコンを修理しなくても、マザーボードの電池を交換するだけで問題が解決する可能性があるので、ぜひ参考にしてくださいね。

INDEX

マザーボードで電池が果たす役割

パソコンのマザーボードには小さな電池が取り付けられており、この電池はBIOSの電源として用いられます。

BIOS(Basic Input Output System)は、様々な機器やソフトの設定を記録する装置ですが、電力供給が止まるとそれらの記録が消えてしまいます。

BIOSはOSを立ち上げる前段階として機能しているので、BIOSの記録が消えれば、結果的にOSも正常に動かなくなってしまうのです。

下記の記事では、BIOSとは?起動しない原因&対処法について詳しくまとめているので参考にしてください。

マザーボードの電池は定期的な交換が必要

パソコンに電源ケーブルを挿している間は、BIOSにも電気が供給されるため、マザーボードの電池は消費されません。

しかしケーブルを外すと、BIOSへの電源は、マザーボードの電池が担うようになります。

この電池が完全に切れてしまえば、BIOSに保存されていた情報は消えてしまうため、そうなる前に定期的な交換が望まれます。

マザーボードの電池の寿命は3~4年

マザーボードに使われている電池の寿命は、おおむね3~4年が目安です。

ただし使用状況によって、寿命は大きく変わってきます。消耗の激しい使い方をしていると、2年程度で切れてしまうこともあります。

逆に、環境によっては5年以上経っても問題なく使えることもあります。

しかし念のため、パソコンの購入日や前回の電池交換から3年以上経っている場合は、普段から電池の状態に留意しておく方がよいでしょう。

マザーボードの電池の種類

マザーボードに使用されている電池のほとんどは、ボタン型電池です。このタイプの電池は、一般的な乾電池に比べて非常にコンパクトで、使用中も安定した電圧を維持できるため、精密機器に多く採用されています。

特に一般的なのが「CR2032」や「BR2032」といった種類です。基本的には機器指定の電池を使用することが推奨されますが、常温での通常使用であれば、どちらもほぼ同じように使用できます。

それぞれの特徴は、以下の通りです。

特性CR2032BR2032
主な用途時計・リモコン
PCのCMOS電池など
PCのCMOS電池
産業機器・医療機器など
電圧3V3V
動作温度-20℃~60℃-30℃~85℃
自己放電率やや高め低く長寿命
耐熱性標準レベル高温環境に強い
化学構造二酸化マンガンリチウム電池フッ化黒鉛リチウム電池
寿命一般的(約3~5年)長寿命(約5~10年)

一般的な家電やパソコンのCMOS電池には、入手しやすくコストも抑えられるCR2032が最適です。一方、高温環境や長寿命が求められる産業用機器や医療機器には、耐久性の高いBR2032が適しています。

通常のパソコンの電池交換ではCR2032で問題ありませんが、特殊な環境で使用する場合はBR2032を検討するとよいでしょう。

また、これらの電池は100円ショップやコンビニなどで簡単に手に入れることができますよ。いざというときに備え、買い置きしておくことで、電池切れの際に慌てることを防げるでしょう。

出典:Panasonic

マザーボードの電池が切れて困ること

BIOSへの電力が絶たれると、パソコンの正常な起動に要する情報が消失するため、多くの不具合が発生します。パソコンの電源を入れるたびに、起動のための設定を、手動で行う必要が生じるのです。

例えば起動ディスクを毎回選択したり、時計の狂いを直したりなどです。それでも起動すればよいのですが、ときにはフリーズしてしまうこともあります。

マザーボードの電池切れによる5つの症状

多くの場合、マザーボードの電池が切れるとパソコンに何かしらの予兆が生じます。

下記のような症状が見られれば、電池切れを疑いましょう。

それぞれの症状について解説していきます。

1.時計が狂う

BIOSの働きは普段は目に見えないため、その不調も見つけづらいのですが、その中でわかりやすいものが、時計の狂いです。

パソコンの時計はBIOSで設定されているため、BIOSの不調が、時計の狂いとしてあらわれるのです。

BIOSが機能しないと、その日の時間だけでなく、年月日も初期設定にリセットされます。その狂いに気が付いて手動で直しても、次に起動するとまた元に戻っているというような症状が続いたら、電池に問題がある可能性が濃厚です。

2.OSが起動しない

電源ボタンを押してもパソコンがきちんと起動しない場合、その原因はいろいろ考えられますが、その中にマザーボードの電池切れも含まれます。

とくにストレージの読み込み順を変更する際は、この現象が起きやすくなるので注意しましょう。

もしパソコンの電源そのものが入らないなら、電源ユニットが故障している可能性が高いので、そちらを優先的に確認してください。

3.フリーズする

マザーボードの電池が切れるとOS自体は起動しても、パソコンを使っているうちにフリーズしてしまいます。

またマザーボードの電池切れが原因の場合は、起動後のBIOS画面でフリーズすることも多く、デスクトップ画面が正常に表示されないまま、マウスやキーボードの操作を受け付けなくなります。

ご自身でBIOSの設定を変えようとしているときにこうしたフリーズが起きると、慌ててしまうかもしれません。

しかしパソコン自体の故障ではなく、電池切れが原因である可能性も高いので、落ち着いて対処しましょう。

4.ビープ音がする

パソコンのビープ音は、BIOSで何らかの異常が検知されたときに鳴る警告音で、音の長さや回数を使って、どこで問題が起きているかを知らせています。

マザーボードにおいて異常が発生した場合は、短いビープ音が4回以上鳴ります。なかでもちょうど4回の場合、時計の異常に当たるので確認しやすいと言えるでしょう。

ビープ音の原因と対処法については、下記の記事で詳しく解説しています。

5.OSがアップデートされない

OSは定期的にアップデートされますが、その実行はパソコンに内蔵された時計を元に行われます。

そのため時計が正常に動いていないと、適切なタイミングでアップデートされなくなってしまいます。これはセキュリティ面の不安につながりますので、原因がマザーボードの電池にあるなら、早急に交換すべき事態と言えます。

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マザーボードの電池が切れているかの確認法

マザーボードの電池が切れると多くの不具合が発生しますが、それらの原因が本当に電池切れによるのかどうかは、先述した個々の予兆で判断するほかに、測定器を用いる方法があります。

電池チェッカーを使う

電池チェッカーを使えば、電池の残量が即座に可視化されるので、電池が切れているか、交換すべきかどうか、確実にわかります。しかも電池チェッカーは、1,000円前後で購入できます。

ただし購入の際は、ご自身のマザーボードに使われている電池に、きちんと対応している電池チェッカーを選びましょう。

下記の電池チェッカーは、10種類以上の電池に対応しているため、一台あると便利ですよ。

個々の症状から判断する

現実的な確認方法としては、やはり、可能なかぎり実際に出ているパソコンの症状から判断するのがおすすめです。

とくに、前回の電池交換や新規購入から3年以上経っているなら電池切れの可能性が高いと考えられます。

電池が切れているかを症状から判断する場合は、以下の項目にそって確認してみましょう。

電池が切れているかを症状から判断できるケース

  • 時計が狂っていないか
  • OSが正常に起動するか
  • OSアップデートができない
  • BIOSの画面でフリーズする
  • パソコンからビープ音が鳴っている

ご自身で原因を特定できない場合は、早めにメーカーや専門業者に相談しましょう。

マザーボードの電池交換は「自分で交換」か「業者へ依頼」

マザーボードの電池交換は「自分で交換」するか「業者へ依頼」するかの2択です。

「パソコン本体の修理をしたことがある」「買い替えも視野に入れているので壊れても構わない」という方は自分で電池交換を行ってみましょう。

交換作業自体はシンプルですが、マザーボードを傷つけると電源が入らなくなることもあり、実際に交換後にBIOS設定が初期化され、起動できなくなったケースも報告されています。

「自分で電池交換をするのは不安」「ほかにも不具合があるので追加で見てほしい」という方はパソコン修理業者への依頼をおすすめします。

特に、パソコンの動作が不安定だったり、時計のずれ以外にもエラーメッセージが表示されている場合、電池交換だけでは解決しないこともあります。実際に、電源ユニットやメモリ交換が必要になった例もあるため、業者に依頼すれば原因を特定し、最適な修理を受けられるでしょう。

マザーボードの電池交換依頼は実績豊富な「PCホスピタル」がおすすめ

マザーボードの電池交換を業者に依頼するなら、実績豊富な「PCホスピタル」がおすすめです。

PCホスピタルとは、デジタル機器の有料訪問サポート利用率No.1の業界最大手のパソコン修理業者です。

年中無休&全国対応しており、最短即日のパソコントラブル対応が可能!データもしっかりと保護してくれます。

また、訪問対応の時間が取れない方には宅配修理も行っており、主要店舗では持ち込み修理も可能です。

しかも、トラブル診断後の見積りで提示した料金以外の費用を請求がないので、安心して依頼ができますよ。

パソコン修理の費用相場

PCホスピタルの料金体系は、「基本料金(8,800円)+出張料金(2,200円)+作業料金(3,300円~)」です。

マザーボードの電池交換の場合、費用相場は14,300円~です。仮に持ち込みで修理を依頼した場合、かかる費用は12,100円~となります。

ただし、故障状況によっても修理費用は異なるため、まずは見積りを取ってもらいましょう。

修理依頼の流れ

  1. まずは専用フリーダイヤルWEBで相談
    ※電話受付時間 9:00~21:00(年中無休)
  2. パソコンで困っている内容を伝える
  3. 料金体系についての案内を受ける
  4. 希望の日時を伝えて訪問日時を決める
  5. 予約当日に現地で診断・見積り
  6. 見積り了承後に修理

PCホスピタルの口コミ

PCホスピタルの口コミを3つ紹介します。

  • その日のうちに復旧してもらえたので満足です。マイナス面もはっきり伝えてもらえたので逆に信頼できると思いました。
  • ネット異常のほかにもいくつか問題点が発見されたのですが、すべて親切丁寧に解決くださいました。作業自体も迷いなく迅速で、また作業員の方の気さくな人柄もあってとても安心してお願いできました。
  • 修理完了までの時間も早く、連絡もきっちりしていました。何より息子が安全に使えるよう配慮してくれている感じに好感がもてました。

出典:みん評


\いつでも事前申し込み可能/
Web
まずは相談
電話
すぐ対処したい

PCホスピタルの口コミや料金については、こちらの記事で詳しく紹介していますよ。併せて参考にしてください。

自分でマザーボードの電池交換をする方法

マザーボードの電池交換では、パソコンのケースを開けるためにドライバーが必要になることはありますが、それ以外に特殊な器具は不要です。ここでは、ご自身でできる交換方法を、ご説明します。

なお、マザーボードには多くの電子機器が付いており、それらが破損すると、パソコンが使えなくなってしまう恐れがあるので、お子さんやペットのいない環境で丁寧に作業しましょう。

手順1.電池を購入する

パソコンの取扱説明書で、マザーボードの電池の種類を調べ、購入します。

もしどうしても電池の種類がわからない場合は、下記の手順で、実際に装着されている電池を確認しましょう。

手順2.パソコンの電源を落とす

まずは電源を落として、ケーブルをコンセントから外しましょう。念のためUSB機器なども全て外してしまうと安心です。

電源が入ったままで作業をすると感電の危険があり、マザーボードの破損にもつながる可能性があります。

またご自身の体が静電気を帯びていると、それがマザーボードに流れて悪影響を与えることもありえます。

静電気を除去するグッズや、他の金属部分に触るなどの対策をしてから始めましょう。

手順3.ケースを外す

デスクトップの場合は、本体ケース側面や背面にあるネジを外して内部を露出させます。ネジは小さいので無くさないように気をつけましょう。

ケース内部に取り付けられている、最も大きい基盤がマザーボードです。

ノートパソコンの場合、デスクトップよりも精密機器の集積度が高いため、作業の難易度も高いです。

電池を交換した後に、元に戻せなくなってしまう可能性もあるので、パソコン修理業者に依頼することをおすすめします。

それでもご自身で電池交換される際は、作業工程を、適時写真に撮りながら進めていくことで、パソコンを元に戻す際の参考にすることができます。

手順4.古い電池を取り外す

マザーボードが見つかれば、電池も簡単に見つけることができます。一般的には、ボードの中央付近に外から見える状態で取り付けられています。

構造によっては拡張スロットなどの陰になっている場合もありますので、中央に見えないときは、他の機器を外して確認しましょう。

電池はふちにあるツメで抑えているだけなので、抑えているツメを外側に引くだけでボタンを取り外せます。

もしも、固定されている力が強いときは、マイナスドライバーなどでツメを引くようにしましょう。

なおボタン電池はプラス面とマイナス面がわかりにくいので、「どちらの面が上になっていたか」確認しておくことも忘れないようにしましょう。

手順5.新しい電池を取り付ける

購入しておいた新しい電池を、前の電池と同じようにセットしましょう。

セット後に再度、電池の種類や、プラス面とマイナス面の向きをしっかり確認しましょう。

再確認後、ケースをネジで元のように閉め直せば、作業はすべて終了です。

BIOSのアップデートも忘れずに

電池を新しくしたら、それに合わせてBIOSのアップデートも行いましょう。アップデート情報は一般的にメーカーのWEBサイトで公開されています。

そこからファイルをダウンロードして実行するだけで、アップデートが可能です。

ただし、アップデート後にマザーボードが起動しない場合があります。そんな時は、CMOSクリアという作業が必要になる場合があります。

CMOSとは、BIOSの情報がすべて保存されている部分です。CMOS(シーモス)クリアを行うことで、BIOSの情報をリセットでき、マザーボードが起動しない問題を解決できることがあります。

CMOSクリアは、電池を外して数分間放置しておくことで完了します。

「自分で修理してもうまくいかない」「さらに故障させてしまうのが怖い」という方は、PCホスピタルへの依頼がおすすめです。

マザーボードの電池交換をする際の注意点

マザーボードの電池を交換する際は、以下の点に注意が必要です。

マザーボードの電池交換をする際の注意点

  • 静電気対策:電源を切りコンセントを抜いたうえで、金属に触れて静電気を除去してから作業しましょう。
  • 電池の向き:交換前に電池の向きを確認し、新しい電池も同じ向きに装着します。
  • マザーボードを傷つけない:マザーボードや周辺機器を傷つけないよう、丁寧に作業を行います。

これらは安全にマザーボードの電池交換を行うための重要なポイントです。不注意による損傷は修理費用が高額になるため、細心の注意を払いましょう。

マザーボードの電池消費を抑える小ワザ

一般的にマザーボードの電池の寿命は3年前後ですが、なるべく消費を抑えて、交換時期を延ばすコツを1つご紹介します。

電池は、電源ケーブルからの電力供給がない場合に消費されます。

パソコンを落とした後にもコンセントを抜かずにいることで、この消費を抑え、電池寿命を延ばすことができます。

この際、周辺機器の電源は落としてしまって問題ないので、プラグごとに電源のオンオフが切り替え可能な、マルチタップを使うとよいでしょう。

ただしデメリットとして、ケーブルが挿しっぱなしだと、落雷時にパソコンへ異常電流が流れてしまう危険性があります。

周辺に落雷しそうな天候になったら、すぐにケーブルをコンセントから抜くようにしてください。

電池を交換しても症状が改善されない場合はパソコンの買い替えも

「電池交換をしても症状が改善されない」「修理の見積りを取ったが費用が高い」という場合は、パソコンの買い替えも視野に入れましょう。

最新のパソコンでなくても、現在使用しているモデルよりも新しいものであれば、メモリ・ストレージ・CPUなどのスペックが格段に良くなっています。パソコンのスペックや費用面で修理か買い替えかを比較し、検討しましょう。

以下の判断基準を参考に、修理か買い替えかの検討をおすすめします。

項目修理がおすすめ買い替えがおすすめ
現行品と比べた
スペック
高い低い
使用年数3年以内5年以上
データバックアップが取れていない
または必要
バックアップが取れている
または不要

パソコンの修理・買い替えに悩んでいる方は、そのタイミングなどについて解説している記事もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。

マザーボードの電池交換時によくある質問

ここでは、マザーボードの電池交換時によくある質問とその回答をまとめました。

マザーボードの電池が見当たらない場合は?

一般的に電池はマザーボード上に配置されていますが、見当たらない場合、機種によっては保護カバーの下や拡張カードの陰に隠れていることもあります。

また、一部のノートパソコンや特殊なデスクトップPCでは、ボタン電池ではなく充電式のRTCバッテリーが搭載されており、簡単には交換できない場合もあります。

電池が見つからない場合は、マニュアルを確認するか、メーカーサポートや修理業者に相談すると安心です。

マザーボードの電池の型番はどこで確認できる?

多くのパソコンでは「CR2032」というボタン電池が使用されていますが、機種によって異なる場合があります。

正確な型番を確認するには、パソコンのマニュアルをチェックするか、実際に電池を取り外して型番を確認しましょう。

電池交換をしないとパソコンはどうなる?

電池切れのまま使用すると、時計がズレたり、OSの起動が不安定になったりすることがあります。最悪の場合、パソコンが起動しなくなるケースもあります。

特にビープ音が鳴る、BIOS設定が毎回リセットされるなどの症状が出たら、早めの電池交換を検討しましょう。

マザーボードの電池切れで起こる症状は?まとめ

このように、マザーボードにセットされている電池は比較的簡単に交換することができます。

とくに、不具合がなくても、3年を目安に交換しておくと安心です。

ただしパソコン内の精密機器に安易に触ると、故障や不具合へ発展する危険性もあります。またノートパソコンの場合、ある程度の修理技術も必要です。

不安があるなら、当サイト「最安修理ドットコム」などで適切な専門業者を見つけ、修理やメンテナンスを依頼するようにしましょう。

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