
パソコン作業中に画面が動かなくなってしまうことを「フリーズ」といいます。
この記事ではフリーズの状態別の解消法、フリーズを起こす原因とその予防策についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
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パソコンがフリーズする原因は?
パソコンがフリーズすると、データを保存できないなどのトラブルに見舞われます。
では、なぜこのようなフリーズが起こるのか、原因を理解しておきましょう。
パソコンがフリーズする原因はいくつかあるので、順番に分かりやすく説明します。
パソコンがフリーズする原因
アプリソフトウェアの不具合
アプリソフトウェア自体に不具合があると、パソコンがフリーズすることがあります。
特にOSのアップデート後は、アプリのバージョンと適合しないなどの理由で不具合が起こることも。
特定のアプリソフトウェアだけがフリーズする場合は、このケースかもしれません。
アプリケーションをアンインストールする方法(Windowsの場合)
- [スタートメニュー]→[設定]の順にクリック
- [アプリ]をクリック
- インストールされているアプリの一覧表が出てくるので、アンインストールしたいアプリをクリック
- 表示された[アンインストール]をクリック
- 「このアプリとその関連情報がアンインストールされます」と表示されるので[アンインストール]をクリック
ハードディスクの不具合や故障
ハードディスクとは、データやプログラムを保存しておくための記憶装置です。
大量のデータを保存すると、さまざまな場所にデータが断片的に保存されるため、読み取るのに時間がかかります。
また、故障などによりデータが読み取れないなどトラブルが発生することもあります。
大量のデータを放置しているとフリーズしやすくなるため、データは定期的に整理しておきましょう。
またハードディスクが故障している場合は、修理に出す必要があるかもしれません。
メモリの不足
メモリとは、パソコンの作業台の広さのようなものです。
広い作業台だと一度に多くの作業が可能ですが、小さいと少しずつしか作業できません。
このメモリが不足すると処理が追い付かず、フリーズしてしまうというわけです。
メールチェックくらいであれば、4GBほどのメモリでも問題ありません。
しかし動画編集など多くのメモリを必要とするソフトを使うときや、同時に複数のソフトを使うときは、少なくとも8GB以上は必要です。
パソコンに熱がこもる
パソコンの内部に熱がこもると、フリーズしやすくなります。
熱暴走といわれる現象です。
原因として考えられるのは、以下の4つです。
- ほこりがたまる
- 冷却ファンの不具合
- 長時間の使用(部品の発熱)
- 暑すぎる環境
パソコンには熱暴走を防ぐためのファンが付いていますが、そこが故障したりほこりがたまったりすると、パソコンが熱くなり不具合を起こします。
また、35℃以上の環境だと、うまく作動しないこともあるので気を付けてください。
パソコンが熱い原因と対策については、こちらの記事でより詳しく解説しているので参考にしてください。
外付けドライブの不具合
外付けのドライブディスクを使用している場合、うまく適合できずにフリーズすることがあります。
外付け機器を付けるとフリーズする場合は、きちんと適合する機器を調べて、交換しましょう。
ウイルスに感染
パソコンのウイルス感染がフリーズの原因という可能性もあります。
ウイルスには、プログラムを破壊するタイプのものだけでなく、CPUやメモリを消費させて、結果的にフリーズを起こすものもあります。
以下の記事では、パソコンがウイルス感染した場合の対処法について解説しているので参考にしてください。
windows11にアップグレードした
パソコンのOSをアップデートした直後には、フリーズなどの不具合が起きがちです。
実際、windows11にアップデート後にフリーズやアプリの誤作動などが報告されているので、心当たりのある方はこちらの原因を疑ったほうがいいかもしれません。
windows11にアップグレードしたらパソコンが起動しないという場合、周辺機器を取り外すといった対処法も試してみましょう。
以下の記事では、windows11にアップグレードしたらパソコンが起動しない場合の対処法について解説しています。ぜひ参考にしてください。
フリーズの状態に合わせて対処しよう
パソコンがフリーズするといっても、アプリソフトウェアだけが動かない程度のものから、パソコンが何の反応も示さないという深刻なものまであります。
そこで、フリーズの症状に合わせた対処法を解説していきますね。
フリーズの症状に合わせた対処法
本当にフリーズしているかを確認
一見フリーズを起こしているように見えても、本体に何も問題がない場合もあります。
フリーズかどうかを見極めるポイントは以下の2つです。
- 接続機器に問題はないか
- アクセスランプが光っていないか
接続機器に問題がないか
有線のキーボードやワイヤレスのマウスなどを使っているのなら、電源が入っているか確認した上で入力に問題ないかを確認しましょう。
単純に電池切れの可能性もありますので、反応がない場合は電池を交換してみてください。
入力機器の故障や電池切れはフリーズに近い状態に見えますが、入力機器からパソコンに信号が行っていないだけで、本体には全く問題がない状態です。
この状態でフリーズしたと勘違いして強制シャットダウンを行うと、パソコン本体も故障する原因となるのでよく確認して行うようにしましょう。
アクセスランプが光っていないか
画面が動かなくなってしまったときでも、完全なフリーズではなく処理に時間がかかっているだけの可能性があります。
ハードディスクのアクセスランプが点滅しているなら、処理中なので数分待ってみましょう。
数分程度待って解消する場合は、処理に時間がかかっているだけの可能性が高いので、そこまで気にする必要はありません。
しかしあまりに時間がかかる場合は、メモリ不足やアプリケーションの不具合、ウイルス感染などを疑ったほうがいいかもしれません。
また、画面が固まっていてもマウスのポインターが動く場合もフリーズではなく、そのアプリが不安定な状態にあると考えられます。
数分待ってみるか、アプリケーションを終了して別のアプリケーションが動くか試してみましょう。
このようなときはいきなり電源ボタンを押すのではなく、プログラムから強制終了を呼び出して電源を切れるかもしれません。
特定のアプリソフトウェアだけが動かない場合
たとえば、「エクセルソフトが動かなくなったけどそのほかのソフトウェアは動く」といった場合です。
ある特定のアプリソフトウェアのみ固まっている場合は、フリーズではなく単純に処理に時間がかかっている可能性があります。
まずは、数分~数十分待ってみましょう。
砂時計のマークが出たり、リングがグルグル回っている場合は、パソコンが処理を行っている最中です。
また、パソコンのアクセスランプがピカピカ光っているのも、フリーズではなく処理中のサインなので、少し待ってみてください。
そこまで待っていられない場合や、何も動きがなくフリーズしている場合は、ソフトウェアを終了させましょう。
終了させるには、以下の4つの方法があります。
- 右上の×マークをクリックする
- マウスを右クリックして[ウインドウを閉じる]を選択
- [Alt]+[F4]キーで終了する
- [タスクマネージャー]でソフトウェアを終了させる
[タスクマネージャー]を起動するには、[Ctr]+[Alt]+[Del]キーを同時に押します。
[タスクマネージャー]の[プロセス]というタブに起動中のソフトウェアが表示されているので、終了したいソフトウェアを選んでください。
右下にある[タスクを終了]をクリックして完了です。
Windows8.1やWindows10の場合、スタートメニューを右クリックすると[タスクマネージャー]が出てきます。
こちらから起動させても大丈夫です。
スタートメニューやデスクトップが動かない場合
アプリケーションは反応しているのに、スタートメニューやタスクバーが反応しない場合です。
Windowsでサインインした後に最初に表示されるアプリケーションを「シェル」と呼ばれています。
Windowsの標準シェルは「Windowsエクスプローラー」と呼ばれるもので、これがフリーズしてしまうとスタートメニューやデスクトップの表示が正常に行われなくなってしまいます。
最近のシェルは自動で再起動するようになっていますが、再起動が行われない場合は手動で再起動できるので以下の手順を試してみましょう。
- [タスクマネージャー]を起動し、[詳細]をクリックして詳細表示モードに変更
- [詳細]タブの中から[explorer.exe]を選択し、右クリックして[タスクの終了]を選択
- 確認のダイアログボックスで[プロセスの終了]をクリック
- [タスクマネージャー]のファイルメニューから[新しいタスクの実行]を選択
- [explorer]と入力後、[OK]を選択
マウスやキーボードが動く場合
特定のアプリソフトウェアだけでなく、全体的にフリーズすることもあります。
それでもマウスやキーボードが動くなら、以下の方法を試してみてください。
- [タスクマネージャー]で、CPUの数値が高いソフトウェアを終了する
- [Ctr]+[Alt]+[Del]キーでサインアウトする
- スタートメニューから[再起動]する
CPUというのは、パソコンの頭脳のようなものです。
この数値が高いソフトウェアを終了すると、フリーズが解消することがあります。
ソフトウェアを終了してもフリーズしたままであれば、一度サインアウトしましょう。
[タスクマネージャー]を起動した方法と同じく、[Ctr]+[Alt]+[Del]キーを同時に押します。
すると[サインアウト]が出てきます。サインアウトした後、少し置いて再度サインインしてみてください。
スタートメニューが動くなら、ここから[電源]を選択し、再起動するという方法もあります。
再起動すると、たいていのフリーズは解消することが多いです。
メニューのみ表示できる場合
「Ctrl」キーと「Alt」キーと「Del」キーを同時に押すと出てくるメニューのみが選択できて、他の画面はフリーズしてしまっている場合です。
特定のアプリケーションが原因で全体がフリーズしている場合、タスクマネージャーで原因のアプリケーションを止めればいいのですが、その原因のアプリケーションが分からないこともあります。
メニュー自体に反応があるということは、Windows自体は正常に動作していると考えられるので、そういったときは起動しているアプリをすべて止めるため、強制的にサインアウトするといった手段があります。
少々荒いやり方にはなりますが、サインアウトをするとユーザーが起動したアプリはすべて停止するため、フリーズが解決するこかもしれません。
マウスもキーボードも動かない場合
マウスもキーボードも全く反応しない場合はどうしたらいいのでしょうか。
解決策としては以下の3つがあります。
- マウスやキーボードのケーブル、電池を確認する
- 電源を長押しして強制終了
- 電源コードを抜くか、バッテリーを外して強制終了
最終的には強制終了という手段もありますが、その前にマウスやキーボードに不具合がないか確かめてみてください。
マウスやキーボードが有線の場合は、ケーブルが外れていないか、ワイヤレスの場合は電池が切れていないか確認してみましょう。
マウスかキーボード、どちらかだけでも動いていれば、パソコン本体の問題ではなく、周辺機器の不具合かもしれません。
マウスやキーボード以外の周辺機器がある場合は、それも取り外して、パソコンが動くか確認してみてください。
それでもフリーズしたままであれば、残念ですがパソコンを強制終了しましょう。
電源ボタンを長押しすると終了できます。
それでも電源が切れない場合は、電源コードを抜いたり、バッテリーを外してみてください。
リモート操作で再起動する
ネットワークに接続されてさえいえれば、リモート操作ができる場合があります。
同じネットワークからログインして、シャットダウンか再起動をできる可能性があるので、そちらも試してみるとよいかもしれません。
それでもパソコンの応答がないならパソコン修理業者に相談
もし、上記の方法でパソコンのフリーズやマウスが動かない症状が解決しない場合、専門の修理業者に相談することをおすすめします。
「PCホスピタル」は、業界最大手として信頼と実績を持ち、最短即日対応が可能です。パソコンの内部診断や修理を迅速かつ確実に行うため、データ損失を防ぎ、コストを最小限に抑えることができます。
パソコンの不具合が続く場合は、まず専門家に相談しましょう。
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パソコンがフリーズして動かなくなってしまうトラブルはよくありますよね。
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PCホスピタルの口コミ
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- ネット異常のほかにもいくつか問題点が発見されたのですが、すべて親切丁寧に解決くださいました。作業自体も迷いなく迅速で、また作業員の方の気さくな人柄もあってとても安心してお願いできました。
- 修理完了までの時間も早く、連絡もきっちりしていました。何より息子が安全に使えるよう配慮してくれている感じに好感がもてました。
出典:みん評
PCホスピタルの口コミ・評判や料金体系については、こちらの記事でも紹介しています。参考にしてくださいね。
パソコンのフリーズが改善されない場合はパソコンの買い替えも
「対処法を試してもフリーズが改善されない」「修理の見積りを取ったが費用が高い」という場合は、パソコンの買い替えも視野に入れましょう。
最新のパソコンでなくても、現在使用しているモデルよりも新しいものであれば、メモリ・ストレージ・CPUなどのスペックが格段によくなっています。
パソコンの寿命は5年が一般的とされています。スペックや費用面を比較し、修理か買い替えか検討しましょう。
パソコンの修理・買い替えに悩んでいる方は、そのタイミングなどについて解説している記事もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
フリーズを起こさないための予防策
このように、パソコンがフリーズする原因はいくつかあります。
パソコンは精密機械なので、日頃からきちんとケアをしてフリーズを防ぎましょう。
具体的な方法を解説していきます。
フリーズを起こさないための予防策
ソフトウェアとドライブを常に最新にする
アップデートを怠ると不具合が起こり、フリーズする可能性が高くなります。
ソフトウェアやドライブのアップデートは後回しにせずに、必ず更新しましょう。
ほとんどのアプリは自動的にアップデートするようになっていますが、自動で更新されないものもあります。
以下の手順で手動で更新することもできるので、覚えておきましょう。

- 画面左下タスクバー内の検索ボックスで「デバイス マネージャー」を検索しアプリを開く
- カテゴリを選択してデバイスを表示し、更新するデバイスを右クリック
- [ドライバーの更新]をクリック
「ドライバーが正常に更新されました」というメッセージが表示されれば、更新完了です。
ハードディスクは定期的に整理する
ハードディスクを放置すると、データが分散して重くなり、フリーズしやすくなります。
「デフラグ」という作業を行い、データをまとめて最適化すると、スムーズに動くようになります。
デフラグはハードディスクに負荷をかけるので、数ヶ月~1年に1度を目安に行うのがおすすめです。
デフラグの方法
- ハードディスクをエクスプローラーで表示する
- 右クリックして[プロパティ]を選択
- [ツール]タブを表示
- [ドライブの最適化とデフラグ]の[最適化]をクリック
ディスクがハードディスクドライブ(HDD)ではなく、ソリッドステートドライブ(SSD)の場合は、デフラグの必要はないようです。
また、Macの場合はOSが自動的にデフラグを行っているため、ユーザーが手動でやる必要はありません。
メモリを増やす
メモリが不足するとパソコンの動きが鈍くなります。
このメモリ不足を解消する方法は、2つあります。
- 使用していないアプリソフトウェアを停止する
- 外付けメモリを増設する
動かしているソフトウェアが増えるほどメモリは消費されるので、必要のないものは閉じましょう。
全く使用していないアプリソフトウェアは、削除しても大丈夫です。
4GBなど少ないメモリでフリーズが頻発するなら、メモリを増設したほうがよいかもしれません。
タスクマネージャーを確認すると、どれくらいのメモリが消費されているか確認できます。
不足しているようなら、外付けメモリを検討してみてください。
windowsの場合、スタートボタンからシステムの画面にいくと自分のパソコンのスペックが確認できます。
気になった方は確認してみるとよいでしょう。
パソコンのフリーズが頻発する原因や対処方法について解説しているキイもあるので、こちらも参考にしてくださいね。
ほこりや暑い環境を避ける
熱暴走を防ぐことも心がけましょう。
- ほこりがたまらないように掃除をする
- 35度以上の環境で使用しない・直射日光を避ける
上記の方法で熱がこもるのを防げるので、パソコンの置き場所などを工夫してみてください。
セキュリティソフトを入れる
ウイルス対策としては、セキュリティソフトを入れるという手段があります。
まだソフトを入れていないという方は、これを機にインストールを検討してみてはいかがでしょうか。
セキュリティソフトにはいろいろな種類があるので、体験版で動作を確かめてから購入するのがおすすめです。
セキュリティソフトはとてもメモリを消費するので、十分なメモリがあるかも事前に確認しておきましょう。
ウイルスバスターなどのウイルス対策ソフトが必要か解説している記事もあるので、よければ参考にしてください。
修理に出す
いろいろな対策をしてみても、どうにも調子が悪いという場合は、プロに任せてみるのも1つの方法です。
自分ではどうにもならないような状態でも、専門業者なら解決できることがあります。
お住まいの地域にある専門業者をチェックして、一度相談してみてはいかがでしょうか。
早急に修理して欲しい方は、最短即日対応のPCホスピタルに一度相談してみましょう。
パソコン修理のおすすめの依頼先についてまとめた記事があるので、こちらもぜひ参考にしてくださいね。
パソコンがフリーズ!マウスも動かない場合はどうする? まとめ
パソコンがフリーズした場合、強制終了は最後の手段です。
パソコン内のデータが壊れるなどのリスクがあるので、安易に強制終了せずに、まずはご紹介した手段を試してみてください。
上記で紹介した方法を試しても解決できない場合は、諦めずに「PCホスピタル」のような修理の専門業者に相談しましょう。
ぜひこの記事を参考に、パソコンがフリーズしてしまうトラブルを解決してくださいね。

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