
パソコンはOSの起動時や、動画、音楽を再生したときなどにパソコンの内蔵スピーカーから音が出ます。
この音が急に聞こえなくなることがありますが、設定の問題なのか、ソフトウェアの問題なのか、パソコン自体の問題なのか原因を調べる必要がありますよね。
今回は音が出ない原因と一緒に、Windows10などOSごとの対処法を紹介します。
もしも自分で対処できないときは、パソコン修理のプロに見てもらいましょう。
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パソコンから急に音が出ない!原因は?
パソコンから音が出なくなる原因として、パソコンとスピーカーの接続不良や、音量設定の問題など複数のことが考えられます。
代表的な理由として、以下の3つが挙げられます。
パソコンから急に音が出ない その理由
パソコンとスピーカーが正しく接続できていない
まず原因として考えられるのは、パソコンとスピーカーの接続不良です。
ノートパソコンではスピーカーは本体に内蔵されていますが、デスクトップ型の場合、スピーカーとパソコンが別個で、それぞれを有線または無線で接続し使用します。
それらが正しく接続されているかを確認しましょう。
一見、問題なく接続されているようでも、有線の場合はケーブルが劣化・破損により機能していないことがあります。
音量設定に問題がある
2つ目は、音量設定の問題で音が出ない場合です。
パソコンの音量設定には「ミュート機能」というものがあり、この機能がONになっていると出力されている音が聞こえなくなってしまいます。
イヤホンやヘッドホンなどを使用しているときは、そちらの音量設定も確認してみましょう。
音量設定のON/OFFを確認した際には、音量が適切かもチェックするとよいでしょう。
デバイスドライバーが正常に機能していない
パソコンのハードウェアとソフトウェアをつなぐ架け橋となるものが、デバイスドライバーです。
このデバイスドライバーが機能していない、またはソフトウェアやデバイスドライバーが最新のバージョンにアップデートされていない場合に、不具合が起きることがあります。
パソコンから急に音が出ない!の対処方法
パソコンの音が出なくなる理由は、複数のことが考えられます。
自分のパソコンからなぜ音が出ないのか、まずはその原因を見つけなければなりません。
慌てて修理の依頼を検討したり、パソコンを買い替える前に、まず以下のことをしっかり確認してみましょう。
パソコンから急に音が出ない!の対処法
ミュートになっていないか
パソコンのデスクトップ画面には、時間や入力モードが表示されている「タスクバー」「ツールバー」と呼ばれるところがあります。
画面設定にもよりますが、Windowsの初期設定では下部に、mac OSでは上部にあることが多いです。
スピーカーマークがあれば、そこをクリックすることで音量を確認することができます。
まずは音量が適切かどうか確認してみましょう。
Windows10の場合、タスクバーの[スピーカーマーク]を右クリックすると[デバイス][アプリケーション]それぞれのコントローラーが、表示されます。
どちらもミュートになっていないことを確認します。
mac OSの場合は[システム環境設定サウンド]をクリックします。
そして[出力]タブをクリックすると、スピーカーの音量調節バーが表示されます。
音量が適切か、[消音]のチェックボックにチェックが入っていないかどうかを確認します。
チェックが入っていればミュートになっている状態なので、チェックを外しましょう。
ちなみに、Macの音がでない時の対処法についてまとめている記事もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
ヘッドホンやイヤホンの接続状態を確認する
意外と多いのが、イヤホンやヘッドホン、スピーカーの接続不良です。
挿し込む時はしっかり奥まで入れたと思っていてもできていなかったり、時間の経過とともにゆるんだりすることがあります。
また、パソコンが動くことで、少しずつ抜けてしまうこともあります。
このようなときには、ヘッドホンやイヤホンを一度外し、しっかりと挿しなおしてみましょう。
その後、パソコンを再起動するとなおよいでしょう。
特にパソコンがデスクトップの場合は、PCのオーディオ出力端子との接続先をよく確認してみてください。
パソコンではオーディオ接続端子が色分けされていることが多く、マイクはピンク色、ヘッドセットやスピーカーは緑色に接続するなど、それぞれに対応した端子に接続しなければなりません。
間違って接続されていないかよく確認しましょう。
パソコンにイヤホンをさしても聞こえない症状が直らない場合は、他の対処方法も試してみてください。
Bluetoothイヤホンを接続していないか確認する
Bluetoothイヤホンと有線イヤホンが接続されている場合、Bluetoothイヤホンが優先されるため有線イヤホンでは音が出力されません。
画面右下のタスクバーにBluetoothのアイコンが表示されていればアイコンをクリックし、接続されているBluetoothイヤホンを切断しましょう。
音量ミキサー画面を確認する

パソコンと出力デバイスの音量バランスが正しい状態になっていないために、音が聞こえなくなっている可能性もあります。
音量ミキサー画面から、音量バランスを確認してみるといいかもしれません。
音量ミキサーは、デスクトップ画面右下のスピーカーマークを押すと呼び出すことが出来ます。
ここでデバイスがミュートされていたり、極端に小さい音量になっていたりする場合があるので、そういった場合は適度な音量に調整しましょう。
出力デバイスを確認する

せっかくデバイスを接続していても、音の出力先が間違っていると音が聞こえません。
パソコンのスピーカーからは音が出ないのに、イヤホンやヘッドフォンからは音が出る場合はこのケースが考えられます。
サウンド設定で出力デバイスがスピーカーになっているかどうかを確認してみましょう。
サウンド設定は、デスクトップ右下のスピーカーアイコンを右クリックすることで開けます。
ここで出力先が正しくなっているか確認してみてください。
スピーカー搭載の液晶ディスプレイから音を出したい場合は、HDMIやDisplayPortの接続を確認して、出力デバイスを液晶ディスプレイに設定しましょう。
再起動する
パソコンから音が出ない場合、音声デバイスだけの問題では無く、OSのプログラムやプロセスの実施等でうまく音が出ていないという可能性もあります。
ある程度試して音が出ない場合は、一旦パソコンを再起動してみましょう。
パソコンの再起動はあらゆるトラブル対応として有効なことが多いです。
デバイスドライバーの確認と再インストールの方法
ミュートになっていないようであれば、デバイスドライバーが正常に機能しているか確認します。
確認方法と再インストールの方法をWindows 11、Windows 10、Windows 8/8.1、Windows 7、mac OS X、最後におまけでiPhoneの順に紹介します。
ドライバーの確認と再インストールの方法
Windows 11の場合
スタートボタンを右クリック、もしくはキーボードの [Windows]キー + [X]キーを同時押しします。
表示されるメニューの中から[デバイスマネージャー]を選択。
「!」や「×」のマークが付いていると、正常に機能していないということです。
この場合には、ドライバーを再インストールします。
デバイスドライバーを再インストールする手順は以下の通りです。

- 画面左下タスクバー内の検索ボックスで「デバイス マネージャー」を検索しアプリを開く
- カテゴリを選択してデバイスを表示し、更新するデバイスを右クリック
- [ドライバーの更新]をクリック
「ドライバーが正常に更新されました」というメッセージが表示されれば、更新完了です。
Windows 10の場合
Windows 10では、まずデバイスドライバーの確認の前に試してほしい動作があります。
タスクバーの検索ボックスに「オーディオのトラブルシューティングツール」と入力し、[サウンドの再生に関する問題を見つけて解決します]を選択、対象のデバイスを選びトラブルシューティングを実行します。
これにより、オーディオシステムの問題を修正できることがあります。
- タスクバーの検索ボックスに「オーディオのトラブルシューティングツール」と入力
- [サウンドの再生に関する問題を見つけて解決します]を選択
- 対象のデバイスを選びトラブルシューティングを実行
それでも解決しなければ、デバイスドライバーの確認し修復を行います。

画面左下のWindowsキーを右クリックし、[デバイスマネージャー]を選択します。
該当のドライバーを選び、クリックすると現在の状態が表示されます。
再インストールは、デバイスマネージャーが一覧表示されている画面から、該当ドライバーを右クリックし、削除します。
削除が完了し、アンインストール確認のメッセージが出れば、すべてのウインドウを閉じ、パソコンを再起動させてください。
立ち上がると自動でドライバーの再インストールが開始されます。
Windows 8/8.1の場合
画面左下の[Windowsキー]を押し、キーボードの「X」キーを押しながら「デバイスマネージャー」を選択。
次に[サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー]をダブルクリックします。
表示された一覧から確認したいデバイスを選択すると、プロパティが表示されます。
[全般]のタブから、デバイスの状態を確認します。
「デバイスが正常です」と書かれていれば問題はありませんが、「利用できません」とあれば、表示される指示に沿ってデバイスを有効にしましょう。
- [Windowsキー]を押す
- キーボードの「X」キーを押しながら「デバイスマネージャー」を選択
- [サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー]をダブルクリック
- [全般]のタブから、デバイスの状態を確認
デバイスを修復する必要がある場合は、先ほどを同じ手順で、プロパティを表示させるところまで行います。
次に[ドライバー]のタブから[削除]を選択します。
アンインストールが完了すれば「OK」とし、すべてのウインドウを閉じて再起動します。
起動すると自動的に再インストールがされているはずなので、それを確認しましょう。
Windows 7の場合
[スタート]をクリックし、[プログラムとファイルの検索]ボックスに「デバイスマネージャー」と入力して 表示された検索結果からクリックします。
[デバイスマネージャー]からデバイスドライバーを右クリックし、表示された一覧から[ドライバーソフトウェアの更新]をクリック。
その後[ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索します]をクリックすれば、最新の状態確認できます。
最新のデバイスドライバーが確認された場合は、画面の表示に従って更新すれば完了です。
mac OS Xの場合
mac OS Xでは、ツールバーのAppleマークから[システム環境設定]を選び、ソフトウェアアップデートを開きます。
そこにアップデートしなければならないソフトが表示され、[実行]を押すとアップデートが始まります。
アップデートするべきものが複数ある場合、実行するとすべてのソフトウェアに対してアップデートが行われます。
- Appleマークから[システム環境設定]を選ぶ
- アップデートしなければならないソフトが表示される→[実行]を押す
また、サウンドシステムと直接関係はないのですが、mac OSには「NVRAM (不揮発性ランダムアクセスメモリ)」と呼ばれるメモリー機能があります。
これに問題が起きていることがあり、起動時に画面にクエスチョンマークが表示されるようなときは、このNVRAMをリセットすることで解消します。
リセットの手順は、まずシステム終了で電源を落とし、再度起動し、すぐに[option][command][P][R]の4つを同時に20秒押します。
2回目の起動音がなる、もしくは2回目の起動時のロゴが消えたら、手を離します。
「NVRAM」と似たようなものとして「PRAM」というものもありますが、これらのリセットの手順は同じです。
【番外編】iPhone/iPadの場合
最後にiPhoneやiPadから音が出なくなった場合の対処法を紹介します。
まずはサウンド設定を確認しましょう。
本体側面などに[サイレントスイッチ]があれば、スイッチを手前(画面側)に入れるようにしてください。
次に、ロック画面で上下にスワイプすると[コントロールセンター]の画面を表示させることができます。
この画面で[おやすみモード]がONでないことを確かめます。

これでも解決しなければ、[設定]から[サウンド]または[サウンドと触覚]を選び、[着信音と通知音]のバーを左右に動かしてみます。
音がしない場合や、バー自体がグレーに表示されている場合は自力での解決が難しいです。
iPhoneの音量ボタンを自分で修理するのはおすすめしないので、修理を依頼するようにしましょう。
「パソコンから急に音が出ない」修理依頼が必要なケース
「パソコンから急に音が出ない」というトラブルにおいて、修理業者に依頼したほうがよいケースには、以下のような原因が挙げられます。
- ハードウェアの故障
→スピーカーやサウンドカードの故障、内部配線の断線などのハードウェアが原因の場合 - ドライバーやOSの不具合
→サウンドドライバーの不具合や、OS設定の誤り・不具合の場合 - デバイスの損傷リスクを避けるため
→自分で修理しようとして誤った操作をすると、さらに深刻なトラブルを引き起こす可能性があるため
音が出ないトラブルは軽微なものに見えても、潜在的な問題がある場合があります。パソコン修理業者の技術と経験を活用することで、正確かつ安全に問題を解決できますよ。
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対処方法を試してみたけれどパソコンから音が聞こえない場合は、「PCホスピタル」に相談してみましょう。
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利用者の口コミ
PCホスピタルの口コミを3つ紹介します。
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- 修理完了までの時間も早く、連絡もきっちりしていました。何より息子が安全に使えるよう配慮してくれている感じに好感がもてました。
出典:みん評
こちらの記事でも、PCホスピタルの口コミ・評判や料金体系について解説しています。参考にしてくださいね。
不具合が起きてもやってはいけないこと
パソコンに突然不具合が発生すると、誰もが慌ててしまうことでしょう。
問題がなかなか解決しないこともありますが、落ち着いて対処を続けるようにしましょう。
以下に、やってはいけない対処法を紹介します。
分解する
パソコン本体はもちろん、外付けのスピーカー、ヘッドホンなども安易に分解するのは絶対にやめましょう。
知識がない状態で分解し、問題が解決することはほとんどありません。
勝手に分解してしまうと不具合が拡大する可能性があるほか、保証がきかなくなることが多く、最悪の場合は修理さえ引き受けてもらえないおそれがあります。
叩く
分解と同様に、パソコンを叩くことによって直ることは極めてまれです。
パソコン本体も、周辺機器もとても繊細な構造をしており、衝撃に強いものとは言えません。
破損など、さらなる問題を起こす可能性が高い行為です。
電源プラグを抜く
通常、終了や強制終了はシャットダウンの操作や、電源ボタンを押して行いますが、デスクトップ型のパソコンでは、電源プラグを抜くと強制的にシャットダウンが起こります。
プラグを抜いて終了させてしまうと、起動中のファイルの破損やハードディスクにダメージを与えかねません。
パソコンの音が出ない・急に出なくなる原因は? まとめ
今回はパソコンから音が出なくなったときの対処法や、原因の発見方法について紹介しました。
急にパソコンから音が出なくなるといったトラブルは、ご自分で対処できるケースがほとんどですが、状況によっては修理の依頼も検討しなければなりません。
起きている事態に冷静に対応できるように、この記事を参考に対処をしてみましょう。
パソコンの中でも使いやすくで人気の高いSurfaceから音が出ないときの対処方法も紹介。
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