
富士通のパソコン起動時に「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」という文言が表示されて、起動できないトラブルが起きたことはないでしょうか。
普段目にしないエラーメッセージなので不安に感じてしまいますが、適切に対応すれば、簡単に修復できます。
この記事では、富士通のパソコンに「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」が表示される原因と対処法について解説します。
この記事で分かること
INDEX
「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」と表示される理由
「起動可能なデバイス」とは、パソコンの起動時にOSを読み込むよう指定されたストレージです。
それが何らかの理由により、読み込めない状態になっています。
一時的なトラブルである場合がほとんどですが、ケースによっては大切なデータが失われてしまうこともあるので注意が必要です。
「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」が表示される原因
「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」と表示される主な原因は、以下の通りです。
帯電している
帯電とは、パソコンに電気が溜まっている状態のことです。
パソコンが帯電してしまうと、パソコンがフリーズする・突然パソコンの電源が落ちるなど、様々なシステムエラーが起きてしまいます。
BIOSの起動順序が正しくない
BIOSとは、WindowsなどのOSが起動する前に動作し、パソコンで使われる機器の管理や制御を行います。
しかし、接続されている周辺機器などがOSより先に起動されると、「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」と表示されてしまいます。
CMOS電池の寿命
CMOSとは、BIOSの設定に関する情報を記憶するメモリです。パソコンの電源を入れると、BIOSはまずCMOSにアクセスし、そこに保存された情報をもとに各ハードウェアの制御などを行います。
このCMOS電池の寿命が近いと、エラーが表示される場合があります。
内蔵HDD/SSDのトラブル
パソコンの内蔵HDD/SSDが破損していることで、エラーが発生している場合もあります。
ストレージのトラブルは大きく分けて「論理障害」と「物理障害」の2つがあります。
論理障害はシステムエラーなどの内的要因によって発生し、物理障害はパソコンを落下させるなどの外的要因によって発生するものです。
「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」が表示される時の対処法
「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」と表示された時の対処法は、以下の通りです。
再起動する
パソコンの軽い不具合であれば、再起動を行うことで簡単に改善されます。
富士通のパソコンは、パソコン本体の電源ボタンを4~10秒以上押し続けると強制終了ができます。
パソコンの強制終了の注意点などをまとめた記事もあるので、こちらも参考にしてください。
出典:富士通
放電する
パソコンのシステムは、内部に静電気が溜まると不安定になることがあります。
そのため、まずは以下の手順で放電してみましょう。
- パソコンに繋いでいるアクセサリ類をすべて取り外す
- 電源ボタンを長押しする
- 5分ほど放置させたら、電源を入れる
- 電源が正常に入ったら、アクセサリ類を取りつける
パソコンの放電について詳しく知りたい方は、「パソコンを放電する方法」で詳しく説明しているのであわせてご覧ください。
周辺機器をすべて取り外す
外付けドライブ・ストレージなどの周辺機器を接続しているため、BIOSの起動順序が変更されている可能性があります。
一度すべての周辺機器を外し、再起動を行いましょう。
BIOSの起動順序を変更する
BIOSの起動順序が原因でエラーが発生している可能性があります。
BIOSの起動順序を変更する方法は、以下の通りです。
- パソコンの起動中に「F2」または「F10」キーを押す
- BIOS画面が表示されたら「矢印」キーを押して[Boot]を選択する
- [Boot Options]から変更したいドライブを一番上に設定する
BIOSについて詳しく知りたい方は、BIOSが起動しない原因&対処法の記事で詳しくまとめているので、こちらも参考にしてください。
スタートアップ修復を行う
次に、スタートアップ修復を試してみましょう。
スタートアップ修復とは、Windowsが正常起動できない時に自動的に実行されるシステム修復の機能です。
スタートアップ修復を手動で行う方法は、以下の通りです。
- 「F12」キーを押しながらPCの電源を入れ、音が鳴ったらキーから指を離します
- 「↓」キーを押して、[Windows 回復環境]または[Windows Recovery Environment]を選び「Enter」キーを押す
- [トラブルシューティング]→[詳細オプション]→[スタートアップ修復]を選択する
出典::富士通
スタートアップ修復を行う方法はほかにもあります。詳しくは下記の記事にてまとめているので、参考にしてください。
CMOS電池を交換
まず、電源ケーブルを抜いてからパソコンの本体を開けます。マザーボードの上を見てみると、どこかにボタン電池があるはずです。
それがCMOS電池なので、取り外して新しいものに交換します。
CMOS電池を取り外すには、マイナスドライバーを使ってソケットのツメを外側に押します。すると電池が浮き上がるので、慎重に抜き取ってください。
そこに新しい電池を、元と同じ向きになるようにはめ込めば交換完了です。
内蔵HDD/SSDを交換
内蔵HDD/SSDの障害によりトラブルが発生している場合は、内蔵HDD/SSDを交換・換装することでエラーを解消できる可能性があります。
しかし、保存していたデータを引き継ぎたい場合は、データの移行を行わなくてはいけません。
また、薄型のノートパソコンなどの場合、ストレージがマザーボードに直接接続されている場合もあります。
どちらの場合も、リスクがあり知識も必要なので、自分で行うのはおすすめできません。
できるだけ、プロであるパソコン修理業者に依頼をしましょう。
Windowsを初期化する

これまで紹介した対処法を試しても症状が改善されない場合は、最終手段として「パソコンの初期化」を実行してみましょう。完全に初期化することで、購入した当時の状態に戻ります。
エラーメッセージも表示されなくなるはずですが、ほとんどのデータが消えてしまうのでよく検討してからにしましょう。
- Windowsボタンを右クリック
- [設定]を選択
- [回復]を選択して、「このPCを初期状態に戻す」の[開始]をクリック
- [個人用ファイルを保持する]をクリックし、ファイルを保存する場所を選択
- [プレインストールされてるアプリを復元しますか]で[いいえ]を選択
下記の記事では、パソコンの初期化手順と注意点について詳しくまとめているので、参考にしてください。
それでもトラブルが改善されない場合は業界最大手のプロに相談

出典:PCホスピタル
これまで紹介した方法を試しても「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」のトラブルが改善されない場合は、PCホスピタルに一度相談してみましょう。
年中無休で対応し、訪問サポート年間約14万件と実績の信頼がある業界最大手の業者です。
持込修理・出張修理・宅配修理に対応しており、修理内容によっては最短即日修理も可能です。無料で事前見積りができ、見積り後の追加請求はないので、まずは相談をしてみましょう。
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PCホスピタルの口コミ
PCホスピタルの口コミを3つ紹介します。
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- 修理完了までの時間も早く、連絡もきっちりしていました。何より息子が安全に使えるよう配慮してくれている感じに好感がもてました。
出典:みん評
PCホスピタルの口コミ・評判や料金体系について、詳しく解説している記事もあるので参考にしてください。
他のサービスも検討したい方はパソコン修理業者はどこがいいかを解説している以下記事もご一読ください。
富士通のパソコンで「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」が表示される原因と対処法!まとめ
今回は、富士通のパソコンに「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」が表示される原因と対処法について解説しました。
対処法を試してみてもトラブルが改善されない・直せる自信がないという方は、PCホスピタルのようなパソコン修理業者に依頼をしましょう。
どんなパソコンのトラブルにも、最短即日で対応してくれますよ。
ぜひこの記事を参考に、「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」のトラブルを解決してくださいね。

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