パソコンが勝手に再起動する時の対処法!メモリ/ウイルス/マザーボードなど原因別に解説

パソコンが勝手に再起動する時の対処法!メモリ/ウイルス/マザーボードなど原因別に解説

パソコンが勝手に再起動するトラブルでお悩みではありませんか?

原因によっては、パソコンに付加がかかり、大切なデータの消失パソコンの故障を引き起こしてしまいます。

この記事では、パソコンが勝手に再起動する原因と対処法について解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

パソコンが勝手に再起動するケースとは

使用中のパソコンが勝手に再起動するトラブル。

そのような症状は、「ソフトウェア」か「ハードウェア」に何らかの問題があるときに発生します。

「ソフトウェア」「ハードウェア」とは
  • ソフトウェア … コンピュータを動かすためのプログラムやデータ
    例:OS、アプリケーションなど
  • ハードウェア … コンピュータを構成する物理的な部品
    例:ハードディスク、メモリ、CPUなど

再起動を起こす原因が分かれば、それに適した方法で対処できるのです。

再起動は、本体部品の故障よりも、システムに問題がある場合が多いです。

まずはソフトウェアに問題がないかチェックし、次にハードウェアの不具合を確かめるのがおすすめです。

勝手に再起動する原因がソフトウェアの場合の対処法

勝手に再起動する原因がソフトウェアの場合、Windowsの更新やデバイスドライバの不具合、コンピューターウイルスへの感染などが原因として考えられます。

ここでは、ソフトウェアが原因となる主なケースと、その対処方法についてご説明します。

1.Windowsの更新

Windowsが自動更新になっていると、更新プログラムの内容によっては勝手に再起動まで行われます。

Windows10では、初期設定で自動更新がオンになっています。

そのため、更新時には自動的にアップデート・インストール・再起動が行われます。

このように、いつの間にか更新が始まり終了後に勝手に再起動するのは不具合ではなく、更新が完了すれば平常通り使用できます。

更新はシステムの安全性を保つために必要な作業ですが、更新のためとはいえ急な再起動を避けたい方は、設定で自動アップデートの停止を行いましょう。

Windows10は「バージョン1903」以降、更新を一時停止する機能が搭載されています。

下記の手順でバージョンを調べてから設定変更をしてみてください。

Windowsの自動更新設定を変更する手順
  1. [スタートボタン]から[設定]を選択
  2. 「設定」画面で、[システム][バージョン情報]の順にクリック
  3. [Windowsの仕様]の文字下に記載されている[バージョン]が「1903」以上になっていることを確認
  4. 「設定」画面に戻り、[更新とセキュリティ]を選択
  5. Windows Update画面で[詳細オプション]を選択
  6. [Windowsの更新時に他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る]をオンにする

2.アクティブ時間を変更する

「アクティブ時間」とは、パソコンを主に使用する時間のことです。

Windowsの自動更新は、このアクティブ時間を避けて実行するため、普段の使用時間を「アクティブ時間」に設定しておくことで、使用中に勝手に再起動されにくくなります。

アクティブ時間は「設定」画面の[更新とセキュリティ]から[Windows Update]を選択し、[アクティブ時間の変更]で時間を入力すると変更できます。

3.デバイスドライバの不具合

パソコンから周辺機器を操作するときに使うソフトウェアが「デバイスドライバ」です。

プリンターなどの周辺機器をつないでいても、このデバイスドライバをインストールしていないと再起動することがあります。

また、ドライバが適切にアップデートされていない場合や、不具合があるときも同様です。

デバイスドライバに不具合があると、一般的には青いエラー画面が表示されますが、中には起動中に再起動することもあります。

再起動の原因が、デバイスドライバだと考えられる際は、接続した周辺機器に対してデバイスドライバがきちんとインストールされているか、チェックしましょう。

また、デバイスドライバが最新バージョンになっていないため、不具合が起きるケースもあります。

デバイスドライバをチェックし、必要な場合には、最新の状態にアップデートしましょう。

デバイスドライバーのアップデート手順は以下の通りです。

デバイスドライバー更新手順
デバイスドライバーのアップデート手順
  1. 画面左下タスクバー内の検索ボックスで「デバイス マネージャー」を検索しアプリを開く
  2. カテゴリを選択してデバイスを表示し、更新するデバイスを右クリック
  3. [ドライバーの更新]をクリック

出典:Microsoft サポート

「ドライバーが正常に更新されました」というメッセージが表示されれば、更新完了です。

4.修復可能なシステムの不具合

Windowsでは基本的に、システムの自動修復が可能です。

再起動時に2回連続でエラーが起きると、3回目の起動時に「自動修復モード」になります。

エラーによってWindowsが起動できないと、「自動修復を準備しています」の表示とともに修復が始まり、直ったあとに起動して通常の状態に戻ります。

修復には時間がかかるときもあるため、途中で電源が切れないよう注意しましょう。

自動修復後も起動できない場合、「Windowsが正しく読み込まれませんでした」のメッセージが現れます。

その際は、下記の手順で対処可能です。

  1. 「Windowsが正しく読み込まれませんでした」の画面で、[詳しい修復オプションを表示する]を選択
  2. 「オプションの選択」画面で[トラブルシューティング][詳細オプション]の順に選択
  3. [スタートアップ修復]を選択
  4. 「続けるにはアカウントを選んでください」のメッセージ表示後、アカウントを選びパスワードを入力し、[続行]をクリック
  5. 修復実行、成功後に再起動し、通常の状態に戻る

スタートアップ修復については、下記の記事にて詳しくまとめているので参考にしてください。

5.修復不能なシステムの不具合(システム復元方法)

手動の修復も失敗し「スタートアップ修復でPCを修復できませんでした」との表示が出た場合、「システムの復元」を行い、不具合が生じる前まで戻します。

Windows10では、起動時にエラーが出ると「Windows回復環境」の画面が開きます。

ここからシステムを復元する方法は、以下の通りです。

  1. 「回復」画面の「Windowsが正しく読み込まれませんでした」のメッセージ下の[詳しい修復オプションを表示する]を選択
  2. 「オプションの選択」画面で[トラブルシューティング]を選択
  3. [詳細オプション]を選択し、[システムの復元]をクリック
  4. 「システムの復元を準備しています」「続けるにはアカウントを選んでください」の表示後にアカウントを選び、パスワードを入力して[続行]をクリック
  5. 「システムファイルと設定の復元」と表示されたら、[次へ]をクリック
  6. 一覧から正常に動作していた復元ポイントを選んで、[次へ]をクリック
  7. 「復元ポイントの確認」で[完了]をクリック
  8. 復元完了後、[再起動]をクリック
  9. 「システムの復元は正常に完了しました」と表示され通常通りに起動、復元完了

6.ウイルスへの感染

ウイルス感染時には、Windows起動後の再起動や、一定間隔での再起動が起きやすくなります。

ウイルスへの感染を避けるには、セキュリティソフトを導入して対策しておくことが大切です。

セキュリティソフトが未導入の際、動作を切ったままにしていたらエラーが頻発するようになったという場合、感染の恐れがあります。

セキュリティソフトをインストール、または最新バージョンにアップデートして、感染の有無の確認や駆除を行いましょう。

特に悪質なウイルスに感染すると、セキュリティソフトで検出されず、Windowsの設定情報が登録されているレジストリの修復まで必要となることもあります。

データ流出の恐れもあるので、動作に問題がある場合には、修理業者に相談しましょう。

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勝手に再起動する原因がハードウェアの場合の対処法

ハードウェアが原因で勝手に再起動する場合、ハードディスクやメモリーなどのパーツの故障や、熱暴走などが考えられます。

何年もパソコンを使っていると、徐々にパーツが劣化し、動作が不安定になったり故障したりします。

それにより、再起動が起きやすくなることもあるのです。

1.ハードディスクの故障

ハードディスクの故障も、再起動の原因のひとつです。

また、ハードディスクの故障が原因で、ハードディスク内にデータの読み取りや書き換えができなくなった「不良セクタ」が大量発生した際も、再起動しやすくなります。

この場合には、Windows10の「ディスクチェックツール」を使って、不良セクタの修復を試してみてください。

手順は以下の通りです。

  1. 問題の起きているドライブを右クリックし、[プロパティ]を選択
  2. [ツール]タブを選択し、「エラーチェック」の[チェック]をクリック
  3. 不良セクタがあった場合、[ドライブのスキャンと修復][ファイルシステムを修正する時間]をクリックして修復開始
  4. 修復完了後に再起動をする

他にも、ハードディスクから異音がする、Windowsが起動しない、ブルースクリーンなどの不具合があるときは、ハードディスクの故障が考えられます。

心配な方は、メーカー別の診断ツールを使い、ハードディスクの不具合を診断してみましょう。

もし故障を発見したら、データのバックアップを取り、早めにハードディスクを交換するのがおすすめです。

以下の記事では、修理前のバックアップについて詳しくまとめているので参考にしてください。

2.メモリーの故障

メモリーはパソコンの起動中や作業中、プログラムの起動時など、パソコンを使うときに必要なパーツです。

メモリーが故障していると、起動時などメモリーを使う作業のときに、突然再起動します。

また、フリーズやブルースクリーン、ビープ音など、さまざまな不具合が出ることもあります。

特にデスクトップパソコンの場合は、本体内部にほこりが入ってメモリー部分の接触が悪くなることもあるので、ほこりを溜めないよう、定期的に清掃を行いましょう。

メモリーの故障の際は、パーツ交換が必要になります。

3.マザーボード・電源系統の故障

マザーボードや電源ケーブルに不具合が生じると、電源供給に問題が生じて再起動する場合があります。

マザーボードは、パソコンの基盤となる重要なパーツです。

パソコンを3~5年使っていると、マザーボードの電気を蓄えたり放出したりするコンデンサーの機能が低下するため、本体に十分な電源供給ができなくなる場合があります。

再起動以外にも、動作が遅くなった・フリーズする・画面が乱れる・ビープ音が何度も鳴るなどの症状が出ているときは、マザーボードが故障しているかもしれません。

マザーボードが故障している場合、交換が必要になります。

4.熱暴走

パソコン内部の熱が上がりすぎてしまうと、エラーを起こして再起動します。

本体内部の部品は極端な温度に弱いため、熱がこもると故障する恐れもあります。

温度や湿度が高い場所でパソコンを使っていないか、内部の熱を冷ますファンに埃が溜まっていないかをチェックして、パソコンの熱暴走を予防しましょう。

5.放電を行う

「パソコンを充電しながら使っている」「充電を長時間続けている」という場合は、パソコンの帯電が疑われます。

帯電とは、パソコンに電気が溜まっている状態のことを指します。この場合は、以下の手順に従って、パソコンを放電させましょう。

帯電したパソコンを放電する手順
  1. パソコンを通常の手順で電源オフにする
  2. パソコンから電源コードや周辺機器をすべて取り外す
  3. 3~5分程度放置した後、取り外した電源コードや周辺機器を再度接続する
  4. 再起動する

バッテリーが外せないノートパソコンの放電方法や帯電の症状については、下記の記事にて詳しく解説しているので参考にしてください。

セーフモードで原因をチェックする

何度もパソコンが再起動してしまう場合は、「セーフモード」で起動してみましょう。

セーフモードは、Windowsの最低限のシステムファイルと、デバイスドライバだけを起動する、Windows診断用の起動モードです。

セーフモードで起動したら、[設定][アプリ]と順に選択していくとアプリ一覧が見られるので、トラブルの原因となっているアプリを削除しましょう。

セーフモードで再起動する方法は以下の通りです。

セーフモード実行の手順
セーフモード実行の手順
  1. キーボードで[Windowsロゴキー + I]を押して、[設定]を表示
    [設定]が開かない場合は、[スタート]をクリックし、[設定]を選択
  2. [更新とセキュリティ]をクリックし、左側にある[回復]を選択
  3. [PC の起動をカスタマイズする]内の[今すぐ再起動]をクリック
  4. 再起動後、[トラブルシューティング]→[詳細オプション]→[スタートアップ設定]→[再起動]の順に選択
  5. 2度目の再起動後、リストが表示されたら[4]または[F4]を選択して、コンピューターをセーフ モードで起動
  6. インターネットを使用する場合は、[5]または[F5]キーを押して[セーフ モードとネットワーク]を選択

出典:Microsoft サポートDell 日本

勝手に再起動するトラブルが改善しない場合は業者に相談

パソコンが勝手に再起動する問題は、ソフトウェアやハードウェアの様々な要因が絡んでいる可能性があります。

自力で試せる対処法をすべて行っても改善しない場合、問題が深刻化している可能性が高いため、修理業者に相談するのが賢明です。

特にハードディスクやマザーボードなどの部品故障や、システムの重大なエラーが原因の場合は、プロによる診断と修理が必要です。業者に依頼することで、原因を迅速かつ正確に特定し、安全に修理を進めることができます。

また、故障を放置すると、さらなるトラブルやデータ損失のリスクが高まるため、早めの相談がおすすめですよ。

パソコントラブルをプロに相談

パソコンが勝手に再起動してしまう症状が直らないときは、パソコントラブルのプロに相談してみましょう。

PCホスピタル」とは、デジタル機器の有料訪問サポート利用率No.1の業界最大手のパソコン修理業者です。

年中無休&全国対応しており、最短即日のパソコントラブル対応が可能!データもしっかりと保護してくれます。

また、訪問対応の時間が取れない方には宅配修理も行っており、主要店舗では持ち込み修理も可能です。

しかも、トラブル診断後の見積りで提示した料金以外の費用を請求がないので、安心して依頼ができますよ。

修理依頼の流れ

  1. まずは専用フリーダイヤルで相談
    ※受付時間 9:00~21:00(年中無休)
  2. パソコンで困っている内容を伝える
  3. 料金体系についての案内を受ける
  4. 希望の日時を伝えて訪問日時を決める
  5. 予約当日に現地で診断・見積り
  6. 見積り了承後に修理

利用者の口コミ

PCホスピタルの口コミを3つ紹介します。

  • その日のうちに復旧してもらえたので満足です。マイナス面もはっきり伝えてもらえたので逆に信頼できると思いました。
  • ネット異常のほかにもいくつか問題点が発見されたのですが、すべて親切丁寧に解決くださいました。作業自体も迷いなく迅速で、また作業員の方の気さくな人柄もあってとても安心してお願いできました。
  • 修理完了までの時間も早く、連絡もきっちりしていました。何より息子が安全に使えるよう配慮してくれている感じに好感がもてました。

出典:みん評

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電話
すぐ対処したい

こちらの記事でも、PCホスピタルの口コミ・評判や料金体系について解説しています。参考にしてください。

パソコンが勝手に再起動するトラブル時にやってはいけないこと

ここでは、パソコンが勝手に再起動するトラブルが起きた際に、やってはいけないことをまとめました。

下記の様なことを行うと、更に状況が悪化してしまう可能性があるので、なるべく控えましょう。

ハードウェアの無理な分解は避ける

ハードディスクやメモリーなどのハードウェア部分に原因が見つかったとしても、自分で分解をすると保証が無効になったり、さらにトラブルを悪化させたりする可能性があります。

修理を行う際は、信頼できる修理業者に依頼するのが最善です。

エラーメッセージを記録し無視しない

トラブルが起きた際にエラーメッセージが表示された際は、スクリーンショットや写真を撮り、記録しておきましょう。これが後のトラブルシューティングに役立ちます。

万が一、自分でトラブルを解消できなくても、記録を残しておくことで修理業者への依頼をスムーズに行えます。

アップデートの通知を放置しない

「パソコンが勝手に再起動する」トラブル時には、アップデートの放置が原因の一つになる場合があります。特にWindowsOSでは、アップデートの修正がシステムの安定性やセキュリティ、互換性を保つため重要となります。

アップデートの放置は、予期しない再起動の原因となるため、こまめに最新の状態に保つことが意識しましょう。

パソコンが勝手に再起動する原因・対処法 まとめ

パソコンが勝手に再起動する場合は、さまざまな原因が考えられます。

ソフトウェアに原因があるなら、デバイスドライバを確認したり、システムの自動修復をしたりなどの方法でトラブルが解消できます。

また、ウイルスに感染していないか、セキュリティチェックを行うこともおすすめです。

普段からウイルス対策を行い、パソコンの定期的な清掃や使用環境に気をつけるなど、トラブルが起きないように努めることも大切です。

もし、どうしても解決できないトラブルが生じたときには、「最安修理ドットコム」を使ってパソコンの修理業者に相談してみましょう。

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