パソコンが応答なし!Windows10/11でフリーズが頻発してしまう原因・対処法

パソコンが応答なし!Windows10/11でフリーズが頻発してしまう原因・対処法

パソコンを使用していると、「応答なし」や「応答していません」のメッセージがでることがあります。

一度だけなら問題ありませんが、これが何度も続くと重大なトラブルに繋がる恐れがあるので、注意が必要です。

今回は、このようなフリーズが頻発してしまう原因や対処法を解説するので、ぜひ参考にしてください。

パソコンが応答なし!考えられる6つの原因

まずは突然パソコンが応答なしとなってしまった原因を探りましょう。

よくある原因にあてはまれば、自力で対処することも可能です。

メモリ不足

メモリは、データやプログラムを一時的に保存する記憶装置です。デスクや作業台に例えられます。

広いデスクだと一度に多くの作業が可能ですが、デスクが狭いと少しずつしか作業できません。

このメモリが不足すると処理が追い付かず、フリーズする原因になります。

メールチェックくらいであれば、4GBほどのメモリでも問題ありません。

しかし動画編集など多くのメモリを必要とするソフトを使うときや、同時に複数のソフトを使うときは、少なくとも8GB以上は必要になります。

ハードディスクの異常

ハードディスクとは、データを記録するためのストレージ(記憶装置)です。メモリがデスクや作業台なら、ハードディスクは引き出しや倉庫に例えられます。

アプリが正常に機能するためには、ハードディスクドライブが健全に保たれていなくてはなりません。

しかし、パソコンの部品は精密機械なので、ささいなきっかけで故障してしまうこともあります。

もしもハードディスクドライブ内のデータが断片化している・寿命が近い場合は、応答しにくくなってしまいますよ。

ハードディスク故障の原因や対処法についてまとめた記事もあるのでご一読ください。

熱暴走

パソコンの内部に熱がこもり熱暴走が起きると、フリーズしやすくなります。

原因として考えられるのは、以下の3つです。

  • 冷却機能のトラブル
  • 長時間の使用(部品の発熱)
  • 室温などの使用環境

パソコンには熱暴走を防ぐためのファンが付いていますが、そこが故障したりほこりがたまったりすると、パソコンが熱くなり不具合を起こします。

また、35℃以上の環境だと、うまく作動しないこともあるので気をつけてください。

パソコンの熱対策については、下記の記事も参考にしてみてください。

OSのトラブル

パソコンが起動するためには、プログラムされたシステムに従わなくてはなりません。

ただ、何らかの理由でシステムが狂いだすと、パソコンも応答しにくくなります。

OSに何らかの異常が発生した際に起こる「ブルースクリーン」が表示されるようなら、システムの異変である恐れは高くなります。

ブルースクリーンの対処法についてまとめた記事もあるので、こちらも参考にしてください。

アプリのトラブル

特定のアプリのみ応答なしとなる場合は、アプリで何かしらのエラーが起きている可能性があります。

この場合は、特定のアプリを一度アンインストールし、再度インストールすると改善される場合があります。

ウイルス感染

パソコンのウイルス感染が原因で、応答なしと表示されることがあります。

ウイルス対策ソフトを実行し感染の確認を行いましょう。

ウイルスを駆除すると、パソコンが正常に起動する可能性があります。

スペックも十分で、特に部品が壊れているわけでもないのに「応答なし」を頻繁に繰り返すならば、ウイルスの可能性を疑いましょう。

パソコンの応答なしの原因を特定する方法

パソコンがフリーズする原因は、ハードウェアかソフトウェアのどちらかにトラブルが起きている状態です。

Windowsに搭載されている「セーフモード」を使用すると、どちらが原因でフリーズしているかが特定できます。

たとえばセーフモードでもフリーズした場合はハードウェアに原因がある可能性があり、フリーズが起きない場合はソフトウェアに問題がある可能性が高いといえます。

セーフモードを実行する方法は以下の通りです。

セーフモード実行の手順
セーフモード実行の手順
  1. キーボードで[Windowsロゴキー + I]を押して、[設定]を表示
    [設定]が開かない場合は、[スタート]をクリックし、[設定]を選択
  2. [更新とセキュリティ]をクリックし、左側にある[回復]を選択
  3. [PC の起動をカスタマイズする]内の[今すぐ再起動]をクリック
  4. 再起動後、[トラブルシューティング]→[詳細オプション]→[スタートアップ設定]→[再起動]の順に選択
  5. 2度目の再起動後、リストが表示されたら[4]または[F4]を選択して、セーフモードを起動する

出典:Microsoft サポートDell 日本

PCサポート_最短即日

パソコンが応答しないときの10の対処法

もしもパソコンがフリーズしたら、以下の対処法を試してみましょう。

決定的な故障やウイルス感染でなければ、正常に復帰する可能性もあります。

動くまで待機する

パソコンの処理速度が落ちているだけなら、特に何かをする必要はありません。

何か操作をすることで、余計な処理負荷がかかってしまうこともありますよ。

時間はかかってしまいますが、データを処理できるまでの間じっと待ってみましょう。

スリープさせる

ノートパソコンの場合は、いったんパソコンを閉じてスリープ状態にさせることで改善されるかもしれません。

パソコンの応答がない場合の多くの原因は、処理が追い付いていないことです。

強制的にスリープ状態にして処理を中断させることで、よくなることもあります。

再起動する

パソコンを長時間使用すると、CPUやメモリに負荷がかかります。

再起動をすることでCPUやメモリがリセットされ、パソコンの応答がない症状が改善されるかもしれません。

帯電を解消する

帯電とは、パソコンに電気が溜まっている状態のことです。バッテリーが満タンになっても充電を長時間続けていると起こります。

帯電が原因だと考えられる場合、大抵は放電作業を行えば改善します。

パソコンを放電させる方法は、以下の通りです。

  1. パソコンの電源ボタンを長押しして強制終了
  2. パソコンから電源や周辺機器をすべて取り外す
  3. 3分程度放置し、取り外した電源や周辺機器を再度接続
  4. 再起動する

バッテリーが外せないノートパソコンの放電方法や帯電の症状については、下記の記事にて詳しく解説しているので参考にしてください。

タスクマネージャーを使用する

タスクマネージャーを使用すると、CPUやメモリの使用率や使用量が確認できたり、タスクを選んで強制終了させたりできます。

タスクマネージャーの使用方法は、以下の通りです。

タスクマネージャー
  1. 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押し、タスクマネージャーを起動
  2. 「詳細」をクリック
  3. 「プロセス」をクリックし、強制終了させたいアプリを選択
  4. 「タスクの終了」を実行

タスクを終了させる際はCPUとメモリの使用率が高いアプリケーションから、選ぶといいですよ。

しかし、この方法はキーボードが反応する状態でしか使えないので注意しましょう。

使用していないアプリを閉じる

アプリやソフトウェアを複数開いていると、メモリ不足の原因になります。

使用していないアプリがあれば、すぐに閉じるようにしましょう。

スタートアップアプリを見直す

スタートアップアプリとは、パソコンの起動時に自動で立ち上がるアプリのことです。

これが多いと、メモリを圧迫するためパソコンの応答がなくなる症状がでやすくなります。

スタートアップアプリの変更をする手順は、以下の通りです。

スタートアップアプリの変更手順
スタートアップアプリの変更手順
  1. 画面左下タスクバー内の検索ボックスで「スタートアップ」を検索しアプリを開く
  2. 起動時に自動で立ち上げたくないアプリを「オフ」変更する

出典:Microsoft

高速スタートアップを無効化

高速スタートアップが有効化されていると、パソコンの起動は早くなりますが、周辺機器が認識されなくなる恐れがあります。

そのため、一度高速スタートアップを無効にしましょう。

高速スタートアップを無効にする方法は以下の通りです。

Windows高速スタートアップを無効化する手順
Windows高速スタートアップを無効化する手順
  1. 画面左下タスクバー内の検索ボックスで「コントロールパネル」を検索しアプリを開く
  2. 「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」→「電源ボタンの動作を選択する」の順にクリック
  3. 「システム設定」内の「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
  4. 「シャットダウン設定」にある「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す
  5. 「変更の保存」をクリック

出典:Microsoft コミュニティ

高速スタートアップを無効にした後は、一度パソコンを再起動させましょう。

パソコンの内部を掃除する

パソコンを触ってみて異常に熱く感じる場合は、パソコンの熱暴走が原因かもしれません。

パソコンの熱暴走は、内部にほこりがたまり通気性が悪くなることよって引き起こされることが多いです。

一度パソコン内部を確認して、ほこりがたまっている場合は、エアダスターなどを使って掃除を行いましょう。

強制終了する

キーボードやマウスも含めて完全に反応しない時間があまりにも続く場合は、パソコンを強制終了してください。

ただし、強制シャットダウンはパソコンに負荷をかけるので、多用は控えましょう。

パソコンを強制終了する方法については下記の記事でまとめています。

メモリを増設する

パソコンの応答がなくなる主な要因は、処理に負荷がかかりすぎていることです。

最初から大容量メモリにして処理速度を向上させれば、トラブルは少なくなります。

メモリの増設は自力でも可能ですが、作業中にパソコンが損傷するリスクもゼロではありません。

自力で行うのが難しいと判断した場合は、プロに依頼して作業を代行してもらうのが得策です。

それでもパソコンの応答がないなら業界最大手のプロに相談

PCホスピタル

出典:PCホスピタル

これまで紹介した対処法を試してもトラブルが解決しない場合は、PCホスピタルに一度相談してみましょう。

年中無休で対応し、訪問サポート年間約14万件と実績の信頼がある業界最大手の業者です。

持込修理出張修理宅配修理に対応しており、修理内容によっては最短即日修理も可能です。無料で事前見積りができ、見積り後の追加請求はないので、まずは相談をしてみましょう。

PCホスピタルにパソコントラブルの解決を依頼した場合の料金例は、以下の通りです。

PCホスピタルの料金例

  • 分解、部品の交換・取り外し:6,600円
    ※部品代は別途見積、マザーボード・液晶パネル・インバーターは別料金
  • OSクリーンインストール:11,000円
  • パソコンが正常に起動しない状態からの復旧:22,000円

依頼の流れ

  1. まずはフリーダイヤル、またはWEBで相談
    ※受付時間 9:00~21:00(年中無休)
  2. パソコンで困っている内容を伝える
  3. 料金体系についての案内を受ける
  4. 希望の日時を伝えて訪問日時を決める
  5. 予約当日に現地で診断・見積り
  6. 見積り了承後に修理

PCホスピタルの口コミ

PCホスピタルの口コミを3つ紹介します。

  • その日のうちに復旧してもらえたので満足です。マイナス面もはっきり伝えてもらえたので逆に信頼できると思いました。
  • ネット異常のほかにもいくつか問題点が発見されたのですが、すべて親切丁寧に解決くださいました。作業自体も迷いなく迅速で、また作業員の方の気さくな人柄もあってとても安心してお願いできました。
  • 修理完了までの時間も早く、連絡もきっちりしていました。何より息子が安全に使えるよう配慮してくれている感じに好感がもてました。

出典:みん評


\いつでも事前申し込み可能/
Web
まずは相談
電話
すぐ対処したい

PCホスピタルの口コミ・評判や料金体系について、詳しく解説している記事もあるので参考にしてください。

他のサービスも検討したい方はパソコン修理業者はどこがいいかを解説している以下記事もご一読ください。

パソコンの応答なしを防ぐ6つのポイント

システム面やハード面など、さまざまな要素が原因でパソコンは応答しなくなる場合があります。

トラブルに備えて、日常から気をつけておきたいポイントを紹介します。

バックアップを取る

ハードディスクにデータを溜め込まず、外付けのハードディスクやUSBメモリなどとデータを分けて保存をしましょう。

内蔵ハードディスクのデータを圧迫すると、パソコンはフリーズしやすくなります。

重いデータは特に、外部へと逃がすようにしましょう。

定期的にデフラグをする

デフラグとは、ファイルの断片化を解消する作業のことです。

パソコンを長年使用していると、ハードディスクのさまざまな場所に情報が書き込まれて、ひとつのデータの保存場所が複数に断片化してしまうことがあります。

この分散したデータを組み直す作業が「デフラグ」です。

「ドライブの最適化」という作業を行うことでデフラグができるので、定期的に行いましょう。

  1. PCフォルダを開く
  2. [ローカルディスク(C)]を右クリックして[プロパティ]を選択
  3. [ツール]を選択して、[ドライブの最適化]をクリック

ウイルス対策を再検討する

パソコンをウイルスに感染させないためには、対策ソフトをインストールしておくことが必須です。

ただし、ウイルス対策ソフトのデータ容量は決して小さくありません。

頻繁に対策ソフトが起動することにより、パソコン全体の動作が重くなる可能性もあるので、自分のパソコンのスペックにあったものを導入しましょう。

下記の記事ではウイルスに感染した時の対処方法や、おすすめのセキュリティソフトを紹介している記事なので、参考にしてください。

長時間パソコンを起動させたままにしない

長時間パソコンを起動させたままにしていると、メモリやCPUに負担がかかります。

フリーズなどの故障の原因となるので、パソコンを使わない間は、電源を落とすかスリープモードにすることをおすすめします。

適切な環境で作業する

パソコンは温度変化に強くありません。

パソコン本体の温度が上がりすぎると、パソコンが熱暴走を起こしてフリーズしてしまうこともあるのです。

エアコンを使用する・直射日光を避けるなどをして、適切な環境下で使用しましょう。

使用しないアプリはこまめに終了する

何度か説明したようにフリーズの主な原因は、メモリの負荷です。

普段からメモリに負荷をかけないように、使わないアプリはすぐに終了しておくだけでもフリーズが減ります。

またタスクマネージャーを起動して、メモリの使用状況をチェックする癖をつけておくのもいいでしょう。

修理費用やスペックによっては買い替えも検討

これまでの対処法を試してもフリーズが多発する場合は、パソコンのスペック不足が考えられます。

予想される修理費用や現在使用しているパソコンのスペックによっては、買い替えたほうがお得な場合もあるでしょう。

以下の判断基準を参考に、修理か買い替えかの検討をおすすめします。

項目修理がおすすめ買い替えがおすすめ
現行品と比べた
スペック
高い低い
使用年数3年以内5年以上
データバックアップが取れていない
または必要
バックアップが取れている
または不要

パソコンの修理・買い替えに悩んでいる方は、そのタイミングなどについて解説している記事もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。

パソコンが応答なし!まとめ

今回は、フリーズが頻発してしまう原因や対処法を解説しました。

フリーズが頻発する状態を放置すると症状が悪化に、大切なデータの消失なども考えられます。

そうなってしまう前に、紹介した対処法を試してトラブルを解消してくださいね。

もしも自分で解決できない場合は、PCホスピタルのようなパソコン修理業者に依頼を検討しましょう。

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