
パソコンの大事なログインパスワードを、うっかり忘れてしまったらどうすればいいのでしょうか?
今回は、ログインパスワードを忘れてしまった時の対処方法を「Windows10」と「MacOS」を例に解説します。
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パソコンのログインパスワードを忘れた!対処方法はあるの?
皆さんはこれまでにパスワードを忘れてしまい、ログインできなくて困ったことはありませんか?
ネット上の多くの会員サービスで、アカウント登録が必要な昨今。
意外と多くの人が、経験したことがあるのかもしれません。
会員サービスなら、登録してあるメールアドレスなどで、すぐにパスワードを再設定できる場合が多いですが、パソコンのログインパスワードとなると話は別です。
インターネットはもちろん、大切なデータ類にもアクセスできなくなるので、すぐにでも何とかしなければと焦ってしまうでしょう。
そんな時でもパスワードをリセットして、再びログインする方法があるので安心してください。
今回は「Windows10」と「MacOS」での対処方法を、それぞれご紹介していきます。
「パスワードを忘れてしまってどうにもならない…」そんな時に、ぜひ参考にしてみましょう。
「Windows10」での対処方法とは?
「Windows10」のログインパスワードのリセット方法はいくつかありますが、本記事では2つ紹介していきます。
管理者アカウントを使う方法
管理者アカウントを使って、パスワードをリセットする方法をご紹介します。
- 管理者アカウントでパソコンにログインします。
- 画面左下の[スタート](Windowsマーク)または、キーボードの[Windows ロゴ キー]を押してアプリの一覧を表示。
- アプリ一覧の中から[Windowsシステムツール]→[コントロールパネル]の順にクリックします。
- [コントロールパネル]が表示されたら、[ユーザーアカウント]をクリック。
- [ユーザーアカウントの変更]が表示されたら、[別のアカウントの管理]をクリック。
さらに、パスワードをリセットしたいアカウントを選んで、クリックしましょう。 - [(ユーザー名)のアカウントの変更]が表示されたら、[パスワードの変更]をクリックします。
- [新しいパスワード][新しいパスワードの確認][パスワードのヒントの入力]ボックスにそれぞれ入力し、[パスワードの変更]をクリックしてください。
- [アカウントの変更]画面に戻ったら、画面右上の[×](閉じる)をクリックして操作完了です。
変更したパスワードで、ログインできるか確認しましょう。
パスワードリセットディスクを使う方法
パスワードリセットディスクを使った、パスワードのリセット方法を説明します。
この方法は、あらかじめパソコンを使って、リセットディスクを作成しておく必要があります。
すでに作成して手元にある場合は、こちらの方法も検討してみましょう。
パスワードリセットディスクの作成方法
はじめにパスワードリセットディスクの作成方法について解説しますので、すでに作成が完了している場合は、読み飛ばして先へ進んでいただいて構いません。
- パソコンにログインします。
- パスワードリセットディスクの作成には、USBメモリなどのリムーバルメディアが必要です。
リムーバルメディアをパソコンに接続しましょう。 - 画面左下の[スタート](Windowsマーク)または、キーボードの[Windows ロゴ キー]を押してアプリの一覧を表示。
- アプリ一覧の中から[Windowsシステムツール]→[コントロールパネル]の順にクリックします。
- 「コントロールパネル」が表示されたら[ユーザーアカウント]をクリック。
- 「ユーザーアカウントの変更」が表示されたら、[パスワードリセットディスクの作成]をクリックします。
- 「パスワードディスクの作成ウィザードの開始」が表示さたら、[次へ]をクリックします。
- 「パスワードリセットディスクの作成」が表示されたら、[次のドライブにパスワードキーディスクを作成する]というプルダウンから、挿入したリムーバルメディアを選び[次へ]をクリックしましょう。
- 「ユーザーアカウントの現在のパスワード」が表示されたら[現在のユーザーアカウントパスワード]ボックスに、現在使用中のパスワードを入力し[次へ]をクリック。
- ディスク作成の進捗状況が表示されます。「進捗状況:100%完了」と表示されたら[次へ]をクリックします。
- パスワードリセットディスクの作成には、USBメモリなどのリムーバルメディアが必要です。
- 「パスワードディスクの作成ウィザードの完了」という文言が表示されます。
[完了]をクリックして操作終了です。
作成後、ディスクは厳重に保管しておいてください。
作成したディスクを使ってパスワードをリセットする方法
次に、作成したこのディスクを使ってパスワードをリセットする方法を解説していきます。
- パスワードリセットディスクをパソコンに接続します。
- ログイン画面を表示します。
「パスワード」ボックスは空欄のまま、右側にある[→]をクリックします。 - 「パスワードが正しくありません。入力し直してください。」と表示されますが、そのまま[OK]をクリックしましょう。
- [パスワード]ボックスの下にある[パスワードのリセット]をクリックします。
※もしここで、セキュリティの質問が表示された場合は、「代わりのパスワードリセットディスクを使用する」をクリックしてください。 - 「パスワードのリセットウィザードの開始」が表示されたら、[次へ]をクリックしてください。
- 「パスワードリセットディスクの挿入」が表示されます。
[パスワードキーディスクがあるドライブ]というプルダウンから、パスワードリセットディスクに該当するメディアを選び[次へ]をクリックします。 - 「ユーザーアカウント パスワードのリセット」が表示されたら[新しいパスワード]と[パスワードの確認入力]ボックスにそれぞれ入力します。
さらに、[新しいパスワードのヒントを入力してください]というボックスにも入力して、[次へ]をクリックしましょう。 - 「パスワードのリセットウィザードの完了」と表示されるので[完了]を押して、操作終了です。
以上の方法でパスワードのリセットができます。
先述の通り、この方法はあらかじめパソコンを使って、ディスクを作っておかなければ対応できません。
パソコンを購入したタイミングや、時間が空いているときにディスクを作成しておけば、いざという時に安心です。
「MacOS」での対処方法とは?
次は「MacOS」でパスワードをリセットする方法をご紹介します。
さっそく手順を確認していきましょう。
パスワードのリセット方法
「MacOS」の場合も、管理者アカウントを使って、ログインパスワードをリセットできます。
手順を確認していきましょう。
- 管理者アカウントでログインします。
- 画面左上のAppleマークから[システム環境設定]をクリックします。
- [ユーザーとグループ]を開き、左下に表示される鍵のマークをクリックしましょう。
- [ユーザー名]と[パスワード]のボックスに、管理者アカウントのパスワードを入力し[ロックを解除]をクリックしてください。
- リセットしたいパスワードのアカウントを選択し[パスワードをリセット]をクリックします。
- 「新しいパスワード」「確認」「パスワードのヒント」のボックスにそれぞれ入力し、[パスワードを変更]をクリックして操作完了です。
パスワードを忘れないように管理するには?
このように、ログインパスワードを忘れてしまっても、何らかの方法で再びログインが可能です。
しかし、本来パスワードは忘れないように、厳重に管理しておくべきものです。
今後、パスワードを忘れないためにも、適切な管理の方法を確認しておきましょう。
パスワードは紙のメモや、デジタルデータに記録して管理するのが一般的です。
紙に書き写す際は、紛失しやすい紙の切れ端などではなく、手帳や冊子状のノートを使うのがおすすめです。
間違いがないように丁寧に書き写し、特に数字の「0」やアルファベットの「o」など、見分けがつきにくい文字ははっきりと書き分けます。
さらに、書き写した紙は第三者の目に触れることがないよう、金庫や鍵のかかる引き出しなどで保管してください。
Excel、Word、メモ帳など、デジタルデータに記録する場合は、デスクトップなど人目につきやすいところを避けて保管しましょう。
ファイル名も「パスワード」といったような、中身が特定されやすい名称は避けます。
さらにファイル自体にも、パスワードをしっかりとかけておきましょう。
指紋認証や顔認証などを使った、二段階認証ができるアプリなどで、パスワードを管理するのもおすすめです。
誕生日などの数字はNG?忘れにくく、安全性の高いパスワードとは?
パスワードの作り方にも注意点があります。
自分の名前、誕生日、数字の連番、ゾロ目などは覚えやすい反面、第三者に見破られるリスクが高いので、避けるべきです。
誕生日であれば、総当たりでパスワードを入力してしまえば、簡単にログインできてしまいます。
忘れにくさも大切ですが、セキュリティの高さも大切なポイントです。
では、忘れにくくて安全性の高いパスワードとは、どのようなものでしょうか?
その作り方を一つご紹介したいと思います。
まずは「好きなアーティスト」「地名」「映画のタイトル」など、何かしらの固有名詞をキーワードに選びましょう。
ここでは、アーティストの「aiko」さんをキーワードに選び、パスワードを作っていくことにします。
「aiko」というキーワードを決めたら、これだけでは短いため曲名などの情報を追加します。
例えば「aiko」と曲名「カブトムシ」を繋げて → 「aikokabutomushi」といった、文字列を作るのです。
そして、この文字列から頭文字を、抜粋していきましょう。
分かりやすいように、頭文字を大文字にすると「AIKoKaBuToMuShi」になります。
そして、この文字列から頭文字を抜粋し「aikkbtms」という文字列を作ります。
続いて、より複雑なパスワードにするために、アルファベットを数字や記号に置き換えます。
例えば、i→1、s→$といった数字や記号に置き換えるのです。
すると「a1kkbtm$」という文字列が、出来上がります。
さらに、この文字列の頭と終わりを、好きな数字で挟んでみましょう。
ここでは21という数字を使い、「2a1kkbtm$1」とします。
最後に大文字も混ぜます。
ここでは、アルファベットの3文字目を大文字にし「2a1kKbtm$1」とします。
これが、最終的なパスワードです。
これなら、好きなキーワードが使われているので覚えやすく、ランダムに数字や記号を含んでいるため、他人にも推測されにくくなります。
母親の名前や、飼っているペットの名前などではなく、本人にしか知り得ない情報をキーワードに使うのがポイントです。
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PCホスピタルの口コミ・評判や料金体系について、詳しく解説している記事もあります。併せて参考にしてください。
まとめ
今回は、パソコンのログインパスワードを忘れた場合の対処方法を「WIndows10」と「MacOS」を例に、紹介しました。
万が一、パソコンのログインパスワードを忘れてしまっても、紹介した方法でパスワードをリセットし、再びログインできます。
しかし、再設定できるとはいえ、パスワードは忘れないようにきちんと管理しておくべきものです。
今回紹介したパスワードの管理方法や、忘れにくくて安全性の高いパスワードの作り方も、ぜひ参考にしてみてください。

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