
新しいパソコンに買い替える際は、パソコンのデータの移行作業が必要になります。 でも「どのような方法でデータ移行をしたらいいのか分からない」という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、誰でも簡単にできるパソコンのデータ移行方法を紹介します。 ぜひ参考にしてくださいね。
INDEX
パソコンのデータ移行に必要なものと事前準備
パソコンのデータ移行をする前に、準備しておくべきものがあります。
ここでは、どのようなものが必要で、どのような準備をしておくべきかを解説します。
パソコンのデータ移行に必要なもの
パソコンの引っ越しに際して必要となるのは、主にデータを移行させるために使う記録メディアです。
一般的には、USBメモリや外付けHDDや、LANケーブルなどを使うやり方があります。そのほかにもOSの機能を使う、クラウドサービスを活用するなど、やり方は様々です。
ご自身の予算や使い勝手などを比較しながら、どのような記録メディアを使用するか決めていきましょう。
パソコンのデータ移行前にしておくべきこと
古いパソコンから新しいパソコンにデータを移行する場合は、データ数や容量が大きいほど転送に時間がかかります。 データ移行の前には不要データを削除するなど、容量を少なくしておきましょう。
データ容量によっては、移行に数時間かかることもあるので、十分に時間を確保しておくことも重要です。
また、周辺機器専用のアプリやソフトフェアなどは、新しくインストールしなければならず、IDやパスワードも入力しなおすことになります。
「ログインできなくなってしまった」というようなことがないように、IDやパスワードなども控えておいてください。
外付けHDDやケーブルでデータ移行する方法
ここでは、外付けHDDやケーブルを使ってデータ移行する方法を解説します。データ移行する方法
1.外付けHDD・USBメモリを使う
外付けHDD、USBメモリを使う際の移行作業はとてもシンプルです。
古いパソコンにHDDやUSBメモリを接続してデータをコピーし、新しいパソコンにHDDやUSBメモリを接続しなおして、データを移動させれば完了します。
HDDなどのメディアを持っていない場合、購入費用が必要になりますが、慣れていない方でも簡単に作業ができるでしょう。
ちなみに、外付けHDDとUSBメモリの特徴は下記の通りです。
- 容量が大きく1TBを超えるものが主流
- 大量のデータを移行させたい場合におすすめ
- USBメモリと比べて費用が高額
- 128GBのものが主流で128GB以上のタイプは種類が少ない
- 移行させるデータ容量が小さければUSBメモリでも移行可能
- 安価に入手できる
2.USBケーブルを使う
異なるパソコン同士を連結できる周辺機器のことを「USBリンクケーブル」と言います。
USBリンクケーブルを使用すれば、古いパソコンのデータを新しいパソコンに転送できるようになりますよ。
外付けHDDと比べ安く購入できるため、データ移行に関する費用を抑えられるのが特徴です。
3.クロスケーブルを使う
パソコン同士を「クロスケーブル」で接続して、データ転送を行う方法です。 データの転送速度が速いため、大容量のデータを転送したい場合に重宝します。
一方で、機能を有効にするためには、インターネットの設定を変えなくてはなりません。 パソコンの扱いに慣れていない方にとっては、難しい操作になる可能性があります。
クロスケーブルで接続するためには、パソコン同士がお互いを識別するために、IPアドレスの固定作業が必要です。 下記のやり方で試してみてください。
1.IPアドレスの変更方法(Windows10.11の場合)
IPアドレスの変更方法は以下の通りです。
- [スタートボタン]を右クリックして[設定]を選択
- [ネットワークとインターネット]を開く
- [状態]の項目画面から[アダプターのオプションを変更する]を選択
- 使用中のネットワーク(Wi-Fiなど)を選んで右クリック
- メニューが出たら[プロパティ]を選択
- [インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)]を選び[プロパティ]をクリック
- IPアドレスを「192.168.3.xxx」など、最後以外の数字を新旧2台のパソコンで統一。最後の数字は、違うものを設定
- サブネットマスクは「255.255.255.0」と入力
- [OK]ボタンで画面を閉じる
2.データ移行の作業
IPアドレスの設定が完了したら、データ移行の作業に入ります。手順は以下の通りです。
- 転送先のパソコンにフォルダを作る
- フォルダの上で右クリックしてメニューを開き[プロパティ]をクリック
- [共有]タブの[共有]ボタンを選択
- [Everyone]をクリックし、アクセス許可レベルを変更
- 古いパソコンから、先ほどの共有フォルダが開けるようになる
- [エクスプローラー]を開き、左側のメニューにある[ネットワーク]を開く
- 共有フォルダを参照できるようになる
- 任意のデータを共有フォルダに移動し、データを転送
- データの転送完了後、IPアドレスの設定画面から[IPアドレスを自動的に取得する]に変更
【Windows10・11】「バックアップと復元」からデータ移行する方法
OSがWindows10またはWindows11は、「バックアップと復元」の機能からデータ移行できます。
ただし、アップグレードやダウングレードをせず、同じOSを使用する場合に限ります。 また、事前に古いパソコンで必要なデータをバックアップしていることが必要です。
「バックアップと復元」からデータ移行をする場合は、上記2点を念頭に置いたうえで作業しましょう。 また、Windows10・11は「Windows転送ツール」が使えません。併せてご注意ください。
Windows10で「バックアップと復元」を利用する場合
ここでは、Windows10で「バックアップと復元」を使った、データ移行の手順を解説します。
- [スタートボタン]を右クリックして[設定]を選択
- [更新とセキュリティ]を開く
- [ドライブ の追加]を選択
- バックアップ用の外部ドライブまたはネットワークの場所を選択し移行
- 検索ボックスに「コントロール パネル」と入力
- [更新とセキュリティ]を開く
- [バックアップと復元(Windows7) ]を選択
- バックアップ用の外部ドライブまたはネットワークの場所を選択し移行
Windows11で「バックアップと復元」を利用する場合
ここでは、Windows11で「バックアップと復元」を使ったデータ移行の手順を解説します。
- バックアップ用の外部ドライブまたはネットワークの場所を接続
- 検索ボックスに「コントロール パネル」と入力
- [バックアップと復元 (Windows7) ]を選択
- バックアップ用の外部ドライブまたはネットワークの場所を選択し移行
Windows10または11のデバイスから設定を同期している場合、Microsoftアカウントでサインインすると新しいパソコンで自動的に復元されます。
Windows11では「Microsoft Store アプリ」と「OneDrive フォルダー」も復元することもできます。
特に何の作業もせず、ログインするだけでデータ移行が完了します。非常に簡単ですので、ぜひ同期してみてください。
クラウドサービス活用でデータ移行する方法
「USBメモリーや外付けHDD等の記録メディアが手元にない」「できるだけ費用をかけたくない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このようなときはクラウドサービスの利用も検討してみましょう。 Wi-Fiなどのネット環境があれば、だれでも利用できます。
ただし、容量には制限があるため場合によっては費用がかさむ場合もあるので、何ギガまで無料で利用できるのか確認してください。
iCloud+やGoogle Drive、Dropbox、OneDriveなど、クラウドサービスは様々なものがあるため、下記にまとめます。
名称 | 提供社名 | 無料GB数 | こんな方におすすめ | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
iCloud+ | Apple社 | 5GB | iPhoneやMacを使用している方 | こちら |
Google Drive | Google社 | 15GB | GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなどのGoogleサービスを利用している方 | こちら |
Dropbox | Dropbox社 | 2GB | 様々な端末で気軽にデータ共有したい方 | こちら |
OneDrive | Microsoft社 | 5GB | WindowsやExcelなど、Microsoft社の製品を使用している方 | こちら |
安全・確実にデータ移行をしたいなら業者に依頼しよう
パソコンのデータ移行は一見シンプルに思えますが、大切なデータを扱う以上、細心の注意が必要です。移行作業中にデータが破損したり、一部が欠落するリスクを考えると、プロに任せる方が安全で確実です。
特にデータ量が多い場合や複数のデバイス間での移行を行う場合、専門知識を持つ業者のサポートが役立ちます。業者に依頼すれば、最新の機器や技術を活用し、効率的で安心なデータ移行が可能です。
また、万が一トラブルが発生しても迅速に対応してもらえるため、重要なデータを失う心配がありません。プロの手で確実な移行を実現することで、新しい環境へスムーズに移行できます。
データ移行の依頼は「PCホスピタル」がおすすめ

出典:PCホスピタル
「データ移行の手間が面倒」「自分だけでデータ移行できるか不安」という場合は、パソコントラブルのプロに相談してみましょう。
「PCホスピタル」は、全国対応しているパソコントラブル解決サービスです。年中無休&最短即日修理が可能なので、急にデータ移行が必要になったときも安心です。
持込修理・出張修理・宅配修理に対応しているので、パソコンの状況や生活スタイルにあわせて修理方法を選べます。
プロに任せれば、手間もかからず大切なデータが消えることもないため、一石二鳥です。困ったときはぜひ利用してみてください。
WEB申し込みも対応しているので、困ったことがあれば気軽に相談してみましょう。
パソコンのデータ移行にかかる費用
50GBのデータバックアップ・移行には、10,000円程度の費用が掛かります。 また容量が大きくなれば、別途料金がかかることもあります。
まずは無料相談で見積りをしてみてください。
全部コミコミの金額なので、「予想外に費用がかさんだ」という心配もありません。無料で事前見積りもできるので安心です。
65歳以上の方、大学・専門学校生の方・身体に障がいがある方は、作業料が10%OFFになるクーポンがあります。
クーポン利用の際、65歳以上の方は運転免許証や健康保険証など年齢を証明できるものを、学生の方は学生証を、障がいがある方は障がい者手帳を用意しておきましょう。
「ホームページを見た!」というだけで割引になるので、予約の際にぜひ伝えてくださいね。
修理依頼の流れ
PCホスピタルの口コミ
PCホスピタルの口コミを3つ紹介します。
- その日のうちに復旧してもらえたので満足です。マイナス面もはっきり伝えてもらえたので逆に信頼できると思いました。
- ネット異常のほかにもいくつか問題点が発見されたのですが、すべて親切丁寧に解決くださいました。作業自体も迷いなく迅速で、また作業員の方の気さくな人柄もあってとても安心してお願いできました。
- 修理完了までの時間も早く、連絡もきっちりしていました。何より息子が安全に使えるよう配慮してくれている感じに好感がもてました。
出典:みん評
PCホスピタルの口コミ・評判や料金体系はこちらの記事でも紹介しています。参考にしてください。
パソコンのデータ移行は簡単?まとめ
今回はパソコンのデータ移行の方法を解説しました。
外付けHDDやケーブルでデータ移行する方法は、製品購入費用はかかるものの、大容量のデータも移行できます。
Windowsの「バックアップと復元」から行う方法は、事前にバックアップを取るなどの条件がありますが、Windowsユーザーには便利です。
クラウドサービスを活用する方法は、少ない容量で構わないなら無料で利用できます。
どのやり方を採用するにしても、データが消えるリスクには十分気を付けなければなりません。 もし自分でデータを移行するのが不安なら、「PCホスピタル」の様なパソコン修理業者に頼ることも検討しましょう。

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