
元々ダイバーズウォッチから始まったタグホイヤーは、その堅牢さが特徴の一つです。しかし、長く愛用し続けるためには定期的なオーバーホールが必要になります。
高級腕時計であるタグホイヤーはオーバーホール費用も高額ですが、オーバーホールを怠り故障してしまうとより高額な修理費用がかかります。
今回はタグホイヤーのオーバーホールにかかる費用や、おすすめのオーバーホール専門店などを解説するので、ぜひこの記事を参考に定期的なオーバーホールを行いましょう。
タグホイヤーのオーバーホールの費用相場
タグホイヤーのオーバーホールにかかる費用は、モデルや依頼先によって変わります。
ここでは、タグホイヤー正規店とオーバーホール専門店に依頼した場合の費用について解説します。
下記の記事ではオーバーホールの費用についてまとめているので、参考にしてください。
タグホイヤー正規店のオーバーホール料金は5万円前後
タグホイヤーでは「コンプリートサービス」といわれるサービス内にオーバーホールが含まれています。
以前は会員特別価格が用意されていたのですが、2024年5月31日で廃止となってしまいました。
現在のコンプリートサービスの料金表は、以下の通りです。
サービスタイプ | 標準価格 |
---|---|
Group 1 クオーツ3針 | 36,300円 |
Group 2 クオーツクロノグラフ | 44,000円 |
Group 3 機械式3針 | 48,400円 |
Group 4 機械式クロノグラフ | 56,100円 |
Group 5 自社製ムーブメント&COSC | 69,300円 |
Group 6 オートオルロジュリー&ヴィンテージ | 見積り |
出典:TAG Heuer Repair Public Prices Japan 2022
部品交換などがある場合は、別途部品代がかかる場合があります。
オーバーホール専門店のオーバーホール料金は3万円前後
ここではオーバーホール専門店の一例として、リペスタのオーバーホール料金を紹介します。
タイプ | 価格 |
---|---|
クォーツ | 25,300円 |
クォーツ クロノグラフ | 31,800円 |
機械式 | 27,500円 |
機械式 クロノグラフ | 35,200円 |
オーバーホール専門店の費用相場は、30,000円前後です。
業者にもよりますが、正規のオーバーホールと同等程度のサービスを、6~7割ほどの費用で依頼できます。
こちらも部品交換代や、業者によっては別の費用がかかる可能性があるので、一度見積りを取ることをおすすめします。
「エドワードクラブ」は終了し現在は「マイ タグ・ホイヤー」
タグホイヤーには、オーナーだけが入会できる「エドワードクラブ」というサービスがありましたが、2022年に終了しました。
現在は、「マイ タグ・ホイヤー」と名前を変え、アフターサービスを始めとしたさまざまなサービスを受けられます。
トレードイン(下取りプログラム)という方法もある
タグホイヤーの腕時計の修理を考えた際、「トレードイン(下取りプログラム)」という手段もあります。
トレードイン(下取りプログラム) とは、オンラインブティックを含む対応店舗にタグホイヤーの腕時計を下取りに出し、「タグホイヤー コネクテッドキャリバーE4」の購入価格からその下取り価格を割り引くことができるプログラムです。
故障してすでに動かない腕時計でも、トレードイン(下取りプログラム) を利用可能です。
以下の価格でタグホイヤーの腕時計の下取りを行っているので、参考にしてください。
- TAG Heuer Connected 46 / 22,000円
- TAG Heuer Connected Modular 45 / 33,000円
- TAG Heuer Connected Modular 41 / 33,000円
- TAG Heuer Connected Calibre E3 / 55,000円
出典:タグ・ホイヤー コネクテッド – トレードイン(下取りプログラム) – タグ・ホイヤー公式サイト
そもそも時計のオーバーホールとは
そもそも時計のオーバーホールとは、時計内部のムーブメントをパーツ毎に分解し、洗浄・摩耗パーツの交換・注油・調整などを行うメンテナンス方法です。
部品単位まで分解するので、外からでは見えない細かい汚れや不具合などを取り除けるため、定期的にオーバーホールを行うことで時計が長持ちします。
下記の記事では、腕時計のオーバーホールはなぜ必要かについて解説しているので、気になる方はこちらもご覧ください。
タグホイヤーでは5~6年に一度のオーバーホールを推奨
タグホイヤーでは、時計の精度・防水性能を維持するために、5~6年に一度または誤作動の兆候が現れたら即時のオーバーホールを推奨しています。
モデルや使用状況により頻度は異なるため、一つの目安として考えましょう。
オーバーホールを行う頻度については下記の記事にてまとめているので、こちらも参考にしてください。
タグホイヤー正規店にオーバーホールを依頼する手順
タグホイヤーに修理を依頼する場合、以下3つの手段があります。
- 購入したタグ・ホイヤー正規取扱店に持ち込む
- 正規カスタマー・サービスセンターに郵送する
- スイスの本社に腕時計を送る
購入したタグ・ホイヤー正規取扱店に持ち込む場合、予約の必要はないですが、事前に連絡をしたほうがよいでしょう。
郵送する場合はしっかりと梱包後、メンテナンスに出す理由を記した手紙を同封し、保険付郵便で送ることを推奨しています。
タグホイヤーのオーバーホールの作業日数は約1ヶ月
タグホイヤー正規店でオーバーホールを依頼した場合、作業にかかる日数は1~1.5ヶ月です。
もちろん、腕時計のモデルや状態、交換する部品の在庫状況などにより異なるので、依頼前に一度問合せをしましょう。
タグホイヤーのオーバーホール依頼先は主に2つ
タグホイヤーの腕時計のオーバーホールを依頼する場合は「タグホイヤー正規店に依頼する」か、「オーバーホール専門店に依頼する」のどちらかです。
それぞれ特徴とメリットデメリットを解説します。
タグホイヤー正規店
タグホイヤー正規店にオーバーホールを依頼すると、純正の部品で対応し、2年間の国際保証が付きます。
また、さまざまな点検や調整の依頼が可能で、技術や知識も確かなため安心して預けられるでしょう。
〇技術力の高さ
×保証外なら費用はもっともかかる
×オーバーホールの納期が長い
オーバーホール専門店
オーバーホール専門店は、技術力が高いにも関わらず正規店よりも費用が安い点が特徴になります。
ただし、オーバーホール専門店はスタッフにより技術力に差があるので業者選びは重要です。
まずは近くにあるオーバーホール専門店のサイトを確認したり、相談・見積りをしたりするといいでしょう。
〇独自の保証制度がある場合が多い
〇技術に対し費用が安い
×店舗を選ぶ手間がかかる
下記の記事でも、全国対応可能なおすすめの腕時計修理業者をまとめているので参考にしてください。
保証外ならタグホイヤーの腕時計はオーバーホール専門店への依頼がおすすめ
もしもメーカーの保証外なら、「技術力の高さ」と「費用の手頃さ」という点から、オーバーホール専門店に依頼するのが最適です。
専門業者ならではの高い技術力と設備の充実さを活かし、大切な時計を新品同様に蘇らせてくれますよ。
もし、近くにオーバーホール専門店がなくても、郵送修理ができるので安心です。無料で配送キットを送ってくれる業者もいるので、ぜひ利用してみましょう。
腕時計の修理依頼先についてもっと知りたい方は、下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
豊富な実績を持つオーバーホール専門業者「リペスタ」

出典:リペスタ
- 元ロレックス認定技師が在籍
- 純正の工具を使用して修理
- メーカー比最大60%OFF
国家資格である1級時計修理技能資格とキャリアを持つ職人が在籍し、それぞれ得意分野のメーカーの腕時計を修理してくれるのが「リペスタ」です。
充実した設備環境で、各腕時計の修理マニュアルにそって修理するので、タグホイヤー正規店と遜色のない高品質なオーバーホールを提供しています。
高い技術力を持ちながらも費用の安さ・納期の速さがリペスタの特徴。タグホイヤーのオーバーホール実績も多数あり、見積りが無料なので、一度相談することをおすすめします。
費用 | 25,300円~ |
---|---|
保証期間 | 1年間 |
納期 | 30日~ |
配送キット | 無料 |
リペスタの口コミ
ここでは、リペスタの口コミを紹介します。
- ネット修理は初めてで不安でしたが、写真で受取り連絡をくださり、そこから信頼にかわり安心して修理をお願いすることができました。きっちり動くようになって戻ってきて、本当にありがとうございました。
- 外観も綺麗になり、新品のような気持ちで本日から稼働しています。本当にありがとうございました。また、機会がありましたらよろしくお願いします。
- ネットでの修理依頼は初めてで不安でしたが、メール連絡もこまめにいただき不安が安心にかわり、届いた時計を見ると信頼にかわりました。本当にありがとうございました。
出典:リペスタ
メーカー修理の最大60%OFF!オーバーホール専門店「CIEN」
など大阪・東京新宿・郵送で対応-www.cien-watch.com_.png)

出典:Cien
- 価格がメーカー修理の最大60%OFF
- 元ロレックス技術者が純正品で修理
- 仕上げ磨きのみを専任する時計技術者がいる
オーバーホールを行う時計技術者・仕上げ(磨き)とそれぞれ専任の修理技術者が在籍するのが「Cien」です。
時計修理に使用する部品は、すべてメーカー純正の部品を使用しています。
高級腕時計の修理・オーバーホールだけを行っている業者なので、オーバーホールにかかる期間は約3週間と短く、安心の1年間品質保証も付いています。
費用 | 27,500円~ |
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保証期間 | 1年間 |
納期 | 3週間~ |
配送キット | 無料 |
CIENの口コミ
ここでは、CIENの口コミを紹介します。
- とても綺麗に仕上がっていて感動しました。深い傷もかなり目立たなくなり、満足です。二十数年前に結婚の結納返しに妻よりもらった思い出の時計ですが、これでこれからも長く使えます。
- 修理をお願いしたタグホイヤーが昨日無事届きました。外装や文字盤、ベルトもクリーニングしていただき、まるで新品のように綺麗になり感激しております。本当にありがとうございました。
- タグ・ホイヤー無事に23日に受けとりました。母の介護を頑張った自分へのご褒美に、元気のでそうな赤フェイスを選んで購入した時計でした。修理していただきありがとうございました。
出典:CIEN
技術力の高さで高い顧客満足度「ALLU WATCH REPAIR」

- 経験豊富な有資格者による年間3万本以上の修理実績
- 顧客満足度93%の高い評価を受けている
- 無期限の充実したアフターサービス付き
ALLU WATCH REPAIRは、顧客満足度評価が高く、手厚いサービスを受けたい方におすすめの腕時計修理業者です。
東京を中心に全国に130店舗以上を展開・年間3万本以上の実績があるため、信頼が持てます。
また、3,000時間に及ぶトレーニングが必要な世界最高峰の時計技術者育成プログラム「WOSTEP認定」を受けた時計技師や、「1級時計技能士」の国家資格を持つスタッフが多数在籍しています。
年間30,000本以上の修理実績を誇り、一度オーバーホールを依頼した時計はその後何度でも、内部点検・外装洗浄・防水点検が無料です。
また、無料見積りのほか、送料・キャンセル料も無料なので気軽に相談してみてくださいね。
費用 | 21,000円~ |
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保証期間 | 1年間 |
納期 | 2週間~ |
配送キット | 無料 |
ALLU WATCH REPAIRの口コミ
ここでは、ALLU WATCH REPAIRの口コミを紹介します。
- 今回、2回目の依頼でオーバーホール、風防交換、外装研磨を依頼しましたが、新品のようになって戻ってきたので、とても満足しております。
- 品物もきれいに包装され、交換したパーツも同封されているので、何を交換したのかも明確で、素晴らしい対応だと思います。
- 大切な時計を宅配でやり取りすることに少し不安がありましたが、梱包もしっかりしていて安心して利用できました。
依頼するオーバーホール専門店の選び方
タグホイヤーのオーバーホールは、正規店以外への依頼も可能です。
しかしオーバーホール専門店は全国に数多くあり、その技術力は業者によりまちまちです。
ここでは、信頼できるオーバーホール専門店の選び方を5つ紹介します。
タグホイヤーのオーバーホール実績があるか
まずは、依頼する腕時計の修理実績があるか確認しましょう。
修理店のサイトを見れば、タグホイヤーのモデルごとの修理実績が記載されています。
タグホイヤーのオーバーホール経験がない修理店に依頼すると、その時計の特徴を理解していない場合もあるので、必ず事前に確認しましょう。
時計修理技能士の資格を持つスタッフが在籍しているか
次に、国家資格である時計修理技能士の資格を持つスタッフが在籍しているか、確認しましょう。
特に時計修理技能士1級は7年以上の実務経験、または3級合格後4年の実務経験、2級合格後2年の実務経験がないと受験資格を得られません。
オーバーホールは特別な資格がなくても依頼を受けられるので、資格を確認すれば一定の技術力が担保できます。
修理保証があるか
技術力のある技能士がオーバーホールを行っても、なんらかの事故や不具合は起きる可能性があります。
そこでチェックすべきは、修理後の保証があるかどうかです。
修理後3ヶ月~1年間の保証を設けている修理店がほとんどですが、まれに保証がないところもあります。そのような修理店は避けた方が無難です。
さらに、保証の有無だけでなく保証内容もきちんと確認してください。
万が一のためにメンテナンスの回数・期間など、細かいところまでチェックしておきましょう。
費用が納得できるものか
オーバーホールを依頼する際に気になるのは費用です。
オーバーホールにかかる費用は、業者によって大きく異なります。
またそのほかに部品代・送料などもかかるので、複数の業者に見積りを取る相見積りを行うのがおすすめです。
ほかにも、腕時計の修理箇所ごとの料金の相場についてまとめた記事があるので、オーバーホールだけでなく故障箇所だけの修理も検討してみてください。
郵送修理対応か
近くにオーバーホール専門店がない場合は、郵送修理に対応している業者を選びましょう。
業者によっては、梱包キットを無料で用意していたり、送料が無料になったりするサービスもあります。
できるだけ手間や追加料金がかからないよう工夫されている業者を選びましょう。
タグホイヤー正規店のオーバーホール料金が高ければ修理業者に依頼をしよう
今回は、タグホイヤーのオーバーホールにかかる費用や、おすすめのオーバーホール専門店などを解説しました。
タグホイヤー正規店のオーバーホール費用は5万円前後、オーバーホール専門店は3万円前後の費用がかかります。
技術力に差がなければ依頼先にこだわりがないという場合は「リペスタ」や「Cien」への依頼が費用が安く納期も早いため、おすすめです。
ぜひこの記事を参考に、自分にあったタグホイヤーのオーバーホールの依頼先を見つけてくださいね。

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