
グランドセイコーの腕時計は、驚異的な精度を誇り、メンテナンス不要とまで言われます。
しかし、そんなグランドセイコーの腕時計でも長く愛用するためにはオーバーホールが必要です。
今回はグランドセイコーのオーバーホールの料金目安や頻度、オーバーホールを依頼する修理業者の選び方を解説していきます。
グランドセイコーのオーバーホールの料金目安は41,000円から
以下はグランドセイコーのオーバーホールの料金目安です。
コンプリートサービス (オーバーホール+ライトポリッシュ) | |
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クオーツ | 52,800円~ |
メカニカル | 74,800円~ |
スプリングドライブ | 74,800円~ |
グランドセイコーのオーバーホールは、ライトポリッシュを含めたコンプリートサービスのみのサービスを行っています。
また上記以外に、1,540~1,870円の送料がかかります。
腕時計のオーバーホールや費用相場について紹介している記事もあるので、併せてご覧ください。
出典:セイコー
グランドセイコー正規と修理業者の特徴
グランドセイコー正規のオーバーホールは、高い技術力で正規パーツを使用した修理を行ってくれる安心感があります。
その一方で、費用はとても高額となり、オーバーホールにかかる納期も時計修理業者に比べとても長いです。
〇技術力の高さ
×保証外なら費用は最も高額
×オーバーホールの納期が長い
一方で時計修理業者は、技術力が高いにも関わらず正規店よりも大幅に費用が安い点が特徴になります。
ただし、時計修理業者は対応するスタッフにより技術力に差があるので、業者選びは重要です。
時計修理業者を決める際は、口コミや評判を確認したり、サイトに掲載されている修理実績をチェックするといいでしょう。
〇独自の保証制度がある場合が多い
〇技術に対し費用が安い
×スタッフにより技術力に差がある
×修理業者を選ぶ手間がかかる
以下の記事では、正規店と正規店以外の特徴や費用をまとめているので、こちらも参考にしてください。
豊富な実績を持つオーバーホール専門業者「リペスタ」

出典:リペスタ
- 元ロレックス認定技師が在籍
- 純正の工具を使用して修理
- メーカー比最大60%OFF
国家資格である1級時計修理技能資格とキャリアを持つ職人が在籍し、それぞれ得意分野のメーカーの時計を修理してくれるのが「リペスタ」です。
充実した設備環境で、各時計の修理マニュアルにそって修理するので、メーカーと遜色のない高品質なオーバーホールを提供しています。
高い技術力を持ちながらも費用の安さ・納期の速さがリペスタの特徴。見積りが無料なので、気軽に依頼できるのもうれしいポイントです。
費用 | 25,300円~ |
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保証期間 | 1年間 |
納期 | 30日~ |
リペスタの口コミ
ここでは、リペスタの口コミを紹介します。
- ネット修理は初めてで不安でしたが、写真で受取り連絡をくださり、そこから信頼にかわり安心して修理をお願いすることができました。きっちり動くようになって戻ってきて、本当にありがとうございました。
- 外観も綺麗になり、新品のような気持ちで本日から稼働しています。本当にありがとうございました。また、機会がありましたらよろしくお願いします。
- ネットでの修理依頼は初めてで不安でしたが、メール連絡もこまめにいただき不安が安心にかわり、届いた時計を見ると信頼にかわりました。本当にありがとうございました。
出典:リペスタ
技術力の高さで高い顧客満足度「ALLU WATCH REPAIR」

- 経験豊富な有資格者による年間3万本以上の修理実績
- 顧客満足度93%の高い評価を受けている
- 無期限の充実したアフターサービス付き
ALLU WATCH REPAIRは、顧客満足度評価が高く、手厚いサービスを受けたい方におすすめの腕時計修理業者です。
東京を中心に全国に130店舗以上を展開・年間3万本以上の実績があるため、信頼が持てます。
また、3,000時間に及ぶトレーニングが必要な世界最高峰の時計技術者育成プログラム「WOSTEP認定」を受けた時計技師や、「1級時計技能士」の国家資格を持つスタッフが多数在籍しています。
年間30,000本以上の修理実績を誇り、一度オーバーホールを依頼した時計はその後何度でも、内部点検・外装洗浄・防水点検が無料です。
また、無料見積りのほか、送料・キャンセル料も無料なので気軽に相談してみてくださいね。
費用 | 21,000円~ |
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保証期間 | 1年間 |
納期 | 2週間~ |
ALLU WATCH REPAIRの口コミ
ここでは、ALLU WATCH REPAIRの口コミを紹介します。
- 今回、2回目の依頼でオーバーホール、風防交換、外装研磨を依頼しましたが、新品のようになって戻ってきたので、とても満足しております。
- 品物もきれいに包装され、交換したパーツも同封されているので、何を交換したのかも明確で、素晴らしい対応だと思います。
- 大切な時計を宅配でやり取りすることに少し不安がありましたが、梱包もしっかりしていて安心して利用できました。
グランドセイコーのオーバーホール頻度は3~5年に一度
一般的に推奨されているオーバーホールの頻度は、3~5年に一度といわれています。
これは3~5年で内部の潤滑油が劣化し、部品同士が摩耗してくる時期だからです。
また機構内を水分から守るパッキンも劣化します。
使用していて特に問題がない場合でも、3~5年に一度を目安にオーバーホールを実施しましょう。
腕時計のオーバーホール頻度については、下記の記事で詳しくまとめていますので参考にしてください。
クォーツのグランドセイコーは7~8年に一度を推奨
クォーツのグランドセイコーの場合、オーバーホールの頻度は7~8年に一度でもよいと言われています。
なぜなら、クォーツ時計はゼンマイと電池の力で動くからです。
そのため、内部の潤滑油が切れてゼンマイの動きが悪くなっても、クォーツ時計は電池の力で比較的正常に時が刻まれます。
「クォーツ時計はオーバーホールが不要」とも言われますが、長く愛用するのであれば、クォーツ時計でも定期的なオーバーホールは必要です。
クォーツ時計のオーバーホールについては、下記の記事でまとめているので参考にしてください。
グランドセイコーのオーバーホールを依頼する修理業者の選び方
グランドセイコーのオーバーホールはメーカー以外への依頼も可能です。
しかしオーバーホール業者は数多くあり、その技術力はまちまちです。
ここでは、信頼できるオーバーホール業者の選び方を3つ解説します。
- グランドセイコーのオーバーホール実績があるか
- 時計修理技能士の資格を持つスタッフが在籍しているか
- 修理保証があるか
また腕時計のおすすめ修理店・オーバーホール専門店については、下記の記事でも詳しく解説しているのでにしてください。
グランドセイコーのオーバーホール実績があるか
オーバーホール業者のサイトには、過去の修理実績が掲載されています。
特に、同じムーヴメント・型番の修理実績があれば費用の目安も分かり、安心です。
もしも掲載がない場合は、依頼前に確認をするとよいでしょう。
時計修理技能士の資格を持つスタッフが在籍しているか
次に、国家資格である時計修理技能士の資格を持つスタッフが在籍しているか、確認しましょう。
特に時計修理技能士1級は7年以上の実務経験、または3級合格後4年の実務経験、2級合格後2年の実務経験がないと受験資格を得られません。
オーバーホールは特別な資格がなくても依頼を受けられるので、資格を確認すれば一定の技術力が担保できます。
修理保証があるか
技術力のある技能士がオーバーホールを行っても、なんらかの事故や不具合は起きる可能性があります。
そこでチェックすべきは、修理後の保証があるかどうかです。
修理後3ヶ月~1年間の保証を設けている修理店がほとんどですが、まれに保証がないところもあります。そのような修理店は避けた方が無難です。
さらに、保証の有無だけでなく保証内容もきちんと確認してください。
万が一のときのメンテナンス・修理の回数・期間・保証価格など、細かいところまでチェックしてくださいね。
グランドセイコーのムーブメント
ムーブメントとは時計を動かす部分であり、腕時計の「心臓」と言われています。
ここでは、グランドセイコーのムーブメントを説明していきます。
9Fクォーツ
クォーツ式ムーブメントの最高峰と呼ばれるのが、グランドセイコーの9Fクォーツです。
一般的なクォーツ式は月に±15秒ほど誤差が出ますが、グランドセイコーの9Fクォーツは年に±10秒ほどといわれています。
機械式時計だけでなく、正確な高級クォーツ式時計が欲しいとなったら9Fクォーツ搭載の時計がおすすめです。
9Sメカニカル
グランドセイコーの9Sメカニカルは、世界に誇る機械式ムーブメントとして、精度と耐久性を追求した製品です。
9Sメカニカルは腕時計の本場スイスの「クロノメーター」認証よりも、さらに厳しい「GSS(グランドセイコースペシャル)規格」を満たしています。
さまざまな条件下で17日間も試験を行い、合格したムーブメントだけが、9Sメカニカルとなるのです。
9Rスプリングドライブ
9Rスプリングドライブは、クオーツ式と機械式のハイブリットモデルで「ゼンマイの力で発電し、その電力でクオーツを振動させる」という仕組みです。
「クオーツ並みの超高精度」と「機械式同様、電池要らずの動力供給」という、両方のいいとこ取りをしたこのムーブメントは、セイコーの特許技術。
そのため、これを楽しめるのは、セイコーとグランドセイコーのみとなっています。
スプリングドライブ搭載の腕時計でもオーバーホールは必要
グランドセイコーの独自技術「スプリングドライブ」が搭載されている腕時計は、寿命がないと言われるほど長期間使い続けることができます。
そのため巷では「オーバーホールが不要な腕時計」と言われていますが、決して不要ではないので注意しましょう。
不要と言えるほど寿命が長いだけであって、使い続けると徐々に小さな不具合が生じます。
そのため長く愛用していきたいのであれば、定期的なオーバーホールは必須です。
下記の記事では、オーバーホールは本当に不要か解説しているので、気になる方はこちらもご覧ください。
グランドセイコーは10年たつと修理できない?
「グランドセイコーは10年間しか腕時計をサポートしてくれない」という意見をみますが、これは間違いです。
モデルやムーブメントが廃盤となってからの部品保有期間が10年という意味であり、グランドセイコーは修理の対応期間は限定していません。
修理部品の在庫がない時計の修理依頼を受けた場合でも、修理窓口で一度預かり代替部品で修理可能かどうかを確認しています。
グランドセイコーを長く愛用するためにオーバーホールを依頼しよう
今回はグランドセイコーのオーバーホールの料金目安や頻度、オーバーホールを依頼する修理業者の選び方を解説しました。
技術力に差がなければオーバーホールの依頼先にこだわりがないという場合は「リペスタ」や「Cien」への依頼が費用が安く・納期も短いため、おすすめです。ぜひこの記事を参考に、自分にあったグランドセイコーのオーバーホール依頼先を見つけてくださいね。

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