デュアルモニターの設定方法!検出されない場合の対処や、おすすめの設定も紹介

デュアルモニターの設定方法!検出されない場合の対処や、おすすめの設定も紹介

複数のタブを開きながら作業する際、1つの画面だとなかなか作業が進まないという経験はありませんか?

そこでおすすめなのが、1台のパソコンに2台のモニターをつなげる「デュアルモニター」です。2つの画面があれば、作業効率がかなり上がります。

本記事ではデュアルモニターの設定方法に加え、便利な使い方も紹介しますので参考にしてくださいね。

デュアルモニターとは?

「デュアルモニター(デュアルディスプレイ)」とは、2台のモニターを同時に使うことです。「マルチモニター」や「マルチディスプレイ」などとも呼ばれます。

1画面で作業するよりも作業がしやすく作業効率が上がるので、複数のタブを開きながら作業したい方、2つの画面に別々のタブを開いて使いたい方にぴったりです。

デュアルモニターは、デスクトップパソコンだけではなくノートパソコンでも可能。特に画面の小さいノートパソコンに大画面のモニターをつなげれば、大幅な作業効率が期待できます。

デュアルモニターの接続規格を確認する

パソコンとモニターを繋ぐには、あらかじめ接続の規格を確認する必要があります。

接続ケーブルの規格は以下の通りです。

D-Sub

d-sub 端子 写真

「D-Sub」は、パソコンと接続機器を接続する際に用いられる一般的な規格。

正面から見るとアルファベットDの形状をしており、「DA-15」「DE-9」「DB−25」の3種類があります。最も見かけるのはDA-15です。

DVI

DVI 端子 写真

「DVI」は、デジタルディスプレイとパソコンをつなぐためのインターフェースの規格です。「DVI-I」と「DVI-D」の2種類があります。

DVI-Iはデジタルとアナログ信号の両方に対応していますが、DVI-Dはデジタル信号のみです。

HDMI

HDMI 端子 写真

映像と音声をデジタル信号で伝えられる規格で、現在主流の規格である「HDMI」。

新しいパソコンのほとんどに搭載されており、テレビなどでも使われています。

DisplayPort

DisplayPort 端子 写真

出力できる最大解像度が最も高く、8Kまで対応可能。複数のモニターを数珠つなぎにして、デュアルモニターにすることもできます。

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デュアルモニターを設定するために必要な機器

デュアルモニターにするためには、下記の機器を準備しましょう。

デュアルモニターにするために必要な機器

  • パソコン本体
  • モニター2枚
  • デュアルモニター対応のグラフィックボード

グラフィックボードは映像を出力したり、入力したりするには必要な機器。「ビデオカード」「グラフィックボード」「グラフィックスカード」といった名前で呼ばれることがあります。

2台出力するための設定

デュアルモニターにするための設定は、以下の流れになります。

デュアルモニターにするための設定手順
  1. 2台目のモニターをパソコンに繋ぎ電源を入れる
  2. パソコンがモニターを認識し、画面が表示される
  3. 画面右下のタスクバーの四角いアイコンにある[アクションセンター]をクリック
  4. メニューの右下にある[表示]をクリック
  5. [PC画面のみ][複製]などの表示方法がでるので、お好みの表示方法を選択

デュアルモニターの表示設定

デュアルモニターの表示方法について紹介します。表示方法は、[PC画面のみ][セカンドスクリーンのみ][複製][拡張]の4つです。

[PC画面のみ][セカンドスクリーンのみ]

2台あるスクリーンのうち、どちらか1台のみのディスプレイを使う際の設定です。

文字通り、パソコンの画面を映したいときは[PC画面のみ]、2台目のモニターのみ映したい場合は[セカンドスクリーンのみ]に設定しましょう。

[複製]

どちらも同じ画面にしたい場合は[複数]を選択します。片方は自分が見るように、大画面のモニターは相手に見せるように使い分けられるので、プレゼンをするときにおすすめです。

[拡張]

2台のモニターを1つの画面として使用します。モニター間のマウスポインターの移動もでき、より大きい画面で作業が可能です。

いくつかタブを開く場合や、複数のタスクを熟したい場合に使用すると効率的な作業ができます。

デュアルモニターが設定できない時に頼れる修理店

出典:PCホスピタル

工夫次第では、作業を効率的に行うことができるデュアルモニター。しかし、「2台目のモニターが映らない」「デュアルモニターの設定が反映されない」などの不具合も起こり得ます。

規格の違いやケーブルの接続が悪いことが原因であることもあるので、一度ケーブルを接続し直してみましょう。それでも直らなければ、修理業者に相談するのがよいかもしれません。

おすすめは、「PCホスピタル」年中無休&全国対応しているパソコントラブル解決サービスです。

最短即日で修理してくれて、24時間WEBでの受付も可能。 修理方法は、持込修理出張修理宅配修理に対応しているので、パソコンの状況や生活スタイルにあわせて修理方法を選べますよ。

修理依頼の流れ

  1. まずはフリーダイヤル、またはWEBで相談
    ※電話受付時間 9:00~21:00(年中無休)
  2. パソコンで困っている内容を伝える
  3. 料金体系についての案内を受ける
  4. 希望の日時を伝えて訪問日時を決める
  5. 予約当日に現地で診断・見積り
  6. 見積り了承後に修理

利用者の口コミ

PCホスピタルの口コミを3つ紹介します。

  • その日のうちに復旧してもらえたので満足です。マイナス面もはっきり伝えてもらえたので逆に信頼できると思いました。
  • ネット異常のほかにもいくつか問題点が発見されたのですが、すべて親切丁寧に解決くださいました。作業自体も迷いなく迅速で、また作業員の方の気さくな人柄もあってとても安心してお願いできました。
  • 修理完了までの時間も早く、連絡もきっちりしていました。何より息子が安全に使えるよう配慮してくれている感じに好感がもてました。

出典:みん評

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PCホスピタルの口コミ・評判や料金体系についてはこちらでも紹介しています。併せてご覧ください。

デュアルモニターのカスタマイズ設定方法

デュアルモニターの設定方法とは?作業効率を上げよう

デュアルモニターをより使いやすくしたい場合、詳細設定が可能です。

  1. アイコンがない場所にて右クリック
  2. メニューの中の[ディスプレイ設定]を選択
  3. メニューのディスプレイのカスタマイズ画面が表示されたら、自身の好みに設定

詳細設定では、モニターに「1」と「2」と数字が書かれています。これらは2台のモニターを表すもので、もし検出されない場合は、[検出する]をクリックしましょう。

それでも画面が出力されない場合は、ケーブルを挿し直して、パソコンの再起動をしてください。

ここからは、カスタマイズ機能と操作方法について紹介します。

[識別する]

2つの四角形をモニターに見立てて、それぞれどちらのモニターか確認するときに使います。

どちらかわからない場合は、数字をクリックするとモニター上に「1」「2」と表示されます。

[テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する]

スライドバーを操作すると、「表示されるテキストの大きさ」「アプリ」「項目サイズ」が変更されます。

こだわりがなければ、推奨値に設定するのがおすすめです。ちなみに、推奨値はパソコンやモニターの機種によって異なります。

メインのモニター(アクティブウィンドウ) の確認方法

画面を拡張後、実際のモニター配置とWindows上のモニターの配置が異なるときがあります。異なっているかどうか確認するには、数字をクリックしてください。

[このディスプレイが現在メインディスプレイです。]となれば、そちらがメインモニターです。

メインで操作するモニターは別名、「アクティブウィンドウ」とも呼ばれます。タスクバーにあるCortana検索ボックスやアプリのタスクトレイアイコンは、メインのモニターに表示されます。

使いやすいモニターをメインモニターに設定し、[これをメインディスプレイにする]にチェックを入れて使用しましょう。

メインモニターを切り替える

別のモニターをメインモニターにしたい場合は、メインモニターにしたい四角形を選択します。

その後[これをメインディスプレイにする]にチェックを入れて、適用するをクリックしましょう。メインモニターが設定したモニターに無事変更されるはずです。

または、配置を変更したいモニターの番号アイコンをドラッグして、実際のモニターの配置に揃えましょう。配置ができたら、適用をクリックして完了です。

[向き][複数のディスプレイ]

[向き]と[複数のディスプレイ]では、ディスプレイの向きと2つのディスプレイの表示方法が変更可能です。ディスプレイの向きや配置関係は自由に設定可能ですので、使いやすいように設定してください。

ちなみに[複数のディスプレイ]は、[アクションセンター]の[表示]にて行える設定と同じです。

設定後は実際に使用してみて、違和感がないか確認しましょう。

マウスカーソルがモニター間を上手に移動しない場合、左右の設定が逆になっている可能性が考えられます。1と2の位置を入れ替えてみて下さい。

ディスプレイが検出されない原因と解決方法

デュアルモニターを設定してみても、「ディスプレイが検出されない」といったトラブルが起きる可能性があります。

その場合は、以下4つの対処法を試してみましょう。

ケーブルの接続を確認する

まずは、接続ケーブルが正しく接続されているか確認しましょう。

グラフィックボードが搭載されているパソコンの場合、マザーボード側ではなくグラフィックボード側のポートに接続する必要があります。

ほかの対処法を試しても接続ができない場合は、ケーブルの劣化・破損している可能性が考えられます。新しいケーブルを購入し、再度接続を試みましょう。

外部ディスプレイを検出してみる

ディスプレイによっては、パソコン側に自動で認識されない場合があります。

その場合は、手動でディスプレイの検出を行いましょう。

ディスプレイの検出手順は、以下の通りです。

Windows トラブルシューティングの手順
  1. タスクバー左下の検索ボックスに「設定」と入力し、アプリを開く
  2. [システム]を選択する
  3. 画面左側にある[ディスプレイ]をクリックし、[マルチディスプレイ]→[検出]をクリックする

出典:NEC LAVIE公式サイト

パソコンを再起動する

ディスプレイが検出されない場合、パソコンを再起動すると問題なく接続ができる場合があります。

簡単な不具合は再起動をすれば解消されるので、まずは試してみましょう。

パソコンを放電する

パソコンを長時間使用していたり、周辺機器を長時間接続していたりするとパソコンが帯電し、さまざまな不具合を引き起こします。

帯電が原因として考えられる場合は、次の手順で放電をしておきましょう。

放電の手順
  1. 挿入しているCDやUSBメモリ、外付けハードディスクなどの周辺機器を取り外す
  2. パソコンをシャットダウンして電源を切る
    ノートパソコンの場合は、底面のバッテリーも外す
  3. パソコン本体につながっている電源コードも抜き5~10分ほど放置する
  4. マウスとキーボードのみ接続し、電源をつけて確認する

詳しい放電の方法や仕組みは、下記の記事にてまとめていますので、こちらも参考にしてください。

知っておくと便利なディアルモニターの機能

Windows10から、デュアルモニターをより快適に使える機能が追加されました。

作業の効率を上げられるよう、ぜひ参考にしてくださいね。

スナップ機能で画面の端に吸着

ウィンドウを画面の端にぴったりとくっつく「スナップ機能」。Windows7より導入された機能ですが、Windows10からデュアルモニターでも使用できるようになりました。

くっつけたいウィンドウをドラッグして画面の端にくっつけるように移動すると、自動的に画面の半分の大きさとなり、端にぴったりと隙間なく吸着されます。

右にくっつけたければ右端に寄せ、左にくっつけたければ左端に寄せましょう。この機能を使えば余分なスペースが生まれないので、画面の大きさを最大限に活用できますね。

ウィンドウ画面を4分の1にしたい場合は、四隅にウィンドウを移動させましょう。

1つのウィンドウを選択して画面半分に吸着させると、もう半分の空いたスペースは、現在開いているウィンドウがサムネイルとして表示されます。この中からいずれかを選ぶと、空いている半分のスペースに広がり吸着します。

タスクバーのアイコン表示を変更

タスクバーのアイコンは、自分好みに設定できます。

設定変更手順は以下の通りです。

  1. タスクバーの上で右クリック
  2. 表示されたウィンドウの中の[タスクバーの設定]をクリック
  3. マルチディスプレイの項目にある[タスクバーのボタンの表示先]から、好みの設定を選択

[タスクバーのボタンの表示先]から選べる設定は、以下の3つです。

  • [すべてのタスクバー]
  • 使用中のすべての機能アイコンを両方の画面に表示させる設定

  • [メインタスクバーと、開かれているウィンドウのタスクバー]
  • メインディスプレイにアイコンを全て表示させ、2台目のサブモニターには、その画面のみ使用されているアイコンを表示

  • [開かれているウィンドウのタスクバー]
  • それぞれの画面にて使用しているアイコンを個別で表示

デュアルモニターで使えるショートカットキー

さらに作業効率を上げたいという方向けに、デュアルモニターで使えるショートカットキーを紹介します。

わざわざ設定画面を開かずに済むので、ぜひ一度試してみてください。

「Win+P」

デュアルモニターの表示方法に、[PC画面のみ][セカンドスクリーンのみ][複製][拡張]の4つがあることはすでにご紹介しました。例えば[複製]から[拡張]に切り替えたい際、「Win+P」のショートカットキーを使えばとても簡単に切り替えられるのです。

実際に「Win+P」を押してみると、表示方法を選べるページがすぐに出てきます。わざわざ[アクションセンター]に入って[表示]をクリックする必要もないので便利ですね。

「Win+Shift+←/→」

「拡張」モードの際、画面から画面にウィンドウを移動させようとすると「画面と画面の間に留まってしまう」など、うまくいかない場面もあるでしょう。

そんな時に「Win+Shift+←/→」を使うと、ウィンドウを拡張画面側に移動します。わざわざマウスでドラッグする必要がないので、作業がかなり楽になりますね。

まとめ

本記事ではデュアルモニターの設定方法、カスタマイズ、活用方法を紹介しました。

デュアルモニターの設定は、基本的に設定を開き、変更したいプルダウンメニューにて好みの方法を選ぶだけです。そこまで難しくはない設定ですので、パソコンが苦手な方でも本記事を参考にすればスムーズにできるでしょう。

ディアルモニターにすることで、複数の作業を同時にでき、モニターが大きく使えて作業効率がアップします。さらに、使いやすいように便利な設定もあり、自分好みにカスタマイズもできるので、使いにくさは軽減するでしょう。

もしもデュアルモニターの設定がうまくいかない場合は、「PCホスピタル」のようなパソコン修理業者に見てもらうのが最善です。

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