鍵業者によって、対応内容や料金体系に大きな違いがあります。中には、「作業の質が悪い」「費用をぼったくる」といった業者も存在します。
この記事では、悪質な業者・信頼できる鍵業者を見分けるポイントを詳しく紹介しますね。
この記事で分かること
INDEX
【緊急】悪質な鍵業者かを見分けるポイント
信頼できる&自分に合った業者選びは慎重に行うべきです。ただし、中には「急いで鍵開けを依頼したい」といった人もいるでしょう。
まずは悪質な業者かを見分けるために、「最低限これだけは確認すべき」というポイント3つを紹介します。
最低限確認すべき見分けポイント
ホームページの内容
ホームページは鍵業者の顔とも言えます。見やすさに加え、どれだけ情報が詳しく載っているかで信頼度が測れますよ。
ホームページの内容で必ずチェックすべき内容は以下の通り。
- 料金体系が明記されているか
- 作業の実績が紹介されているか
- URLが「https://」で始まっているか
中でも重要なのが料金に関する記載です。料金体系や症状・商材ごとの料金表があれば信頼性は高いと言えます。
実際の料金が書かれた作業事例があれば、なお安心です。
見積りへの対応内容
鍵業者は作業前に見積りを取ってくれます。見積りを取らず、すぐ訪問・作業しようとする業者には依頼すべきではないでしょう。
また、見積りの内容にも注意しましょう。以下のようなケースは、見積りと請求費用が大幅に異なる可能性があります。
- 最低料金しか教えてくれない
- 料金を断定する
見積りにかかる料金などは業者によって異なるため、併せて確認しておきましょう。
アフターサービス・保証内容
アフターサービスや保証が充実していれば、作業後にトラブルがあっても安心です。技術に対する自信の表れとも言えるため、質の高い作業を期待できます。
注意すべきなのは、アフターサービスや保証があるだけで安心しないことです。必ず内容や期間などについても確認しましょう。
【フロー別】信頼できる&自分に合った業者を見分けるポイント
作業中・後に悪質な業者だったと判明しても、できることは限られます。そのため、作業に取り掛かるまでに見極めることが重要です。
ここでは、よりよい業者を選ぶために、作業に入る前までに確認すべきポイントをまとめました。
1.ホームページで確認すべきこと
業者の情報を収集する中で、最も情報がまとまっているのが業者のホームページです。
デザインの印象で業者を決めてしまうのではなく、以下の項目に沿って1つ1つ確認していくのがオススメです。
それぞれの項目について、ポイントや注意点などを細かく解説しますね。
会社・店舗の基本情報
まず確認すべきは、会社や店舗の住所と営業時間です。
鍵開け・鍵交換などの場合、作業場所まで業者に来てもらう必要があります。そのため、できるだけ近くの業者に依頼した方が、出張料を節約できる場合がありますよ。
若干距離があると、「営業時間を過ぎてしまい対応できない」という場合もあります。営業時間も確認しておきましょう。
また実店舗があるのであれば、もし作業後のトラブルが起きても連絡を取りやすいので安心ですよ。
料金体系
ホームページのトップには、最安値や基本料金のみの金額が記載されていることも多いです。
それだけではなく、「対応内容・鍵の種類ごとの費用が記載されているか」「自分の場合いくらくらいになりそうか」もしっかり確認しましょう。
料金について明確に記載があればあるほど、信頼できる業者と言えます。悪質な業者を見分けるためにも、ホームページの料金表記は注意深く目を通しましょう。
料金の内訳として、「作業料金+出張料金+その他追加費用」といったケースが多いです。追加でかかる費用項目例をまとめたので、参考にしてくださいね。
- 部材費用
- 廃材撤去費
- 早朝・深夜の割り増し料金
- 出張料金
- 見積り費用
ホームページをSSL化しているか
「SSL(Secure Sockets Layer)」とは、ホームページのセキュリティを向上させる技術のことです。
ホームページのURLをSSL化するには費用がかかるため、「費用をかけてまで安全性を高めている業者」という捉え方ができます。
SSL対応しているかどうかは、アドレスバー(URLバー)の内容を確認するだけで誰でも判別できますよ。
URL | アドレスバー | |
---|---|---|
SSL対応 | https:~ | 鍵マーク |
SSL非対応 | http:~ | 「安全ではありません」 「保護されていない通信」 |
出典:総務省
作業・取引実績があるか
業者によっては、ホームページ上に施工例が掲載されている場合があります。口コミも一緒に載っているケースもあるため、依頼したときのイメージも湧きやすいかもしれません。
また、有名企業や官公庁との取引実績などを掲げている業者もいます。特に官公庁との取引実績は、信頼性の高い業者の証と言えますよ。
資格・対応できる鍵の種類
鍵開けや交換などは、資格がなくても対応できるものが多いです。一方、協会や組合が実施している民間資格もいくつか存在します。
技術力や知識量だと、民間資格を持っている業者の方が安心して依頼できます。必須ではないものの、資格を持っているかどうかは確認してみましょう。
また電気錠の施工には、国家資格である電気工事士が必要です。資格の有無で対応できる鍵の種類も異なるため、交換・取付した鍵に対応できるか確認しましょう。
- 鍵師(一級鍵師・二級鍵師・マスター鍵師)
- 錠施工技師
- 防犯設備士
- ロックスミス(Locksmith)
- 電気工事士
出典:日本鍵師協会、日本ロックセキュリティ共同組合、日本防犯設備協会、ALOA、電気技術試験センター
日本ロックセキュリティ協同組合に加盟しているか
「日本ロックセキュリティ協同組合」に加盟しているかどうかも、信頼できる業者を選ぶ基準の1つです。
日本ロックセキュリティ協同組合とは内閣総理大臣認可を受けている組合で、錠施工検定も実施しています。
実態がわかりづらい鍵業者ですが、信頼できる第三者機関から認定を受けていれば信用度もあがりますよ。
業者の公式サイトに記載がなくても、一度業者名で検索するのもオススメです。
アフターサービス・保証の内容
アフターサービスや保証があるか確認しておくことも重要です。
内容は業者によって異なります。例えば、鍵交換後1年間は無償で修理してくれるといった内容です。
アフターサービスがあれば何かトラブルが起きた際も安心です。また、アフター保証を提供しているということは、技術力に自信を持っているとも言えます。
仲介業者かどうか
インターネットで調べて出てくる業者が、全て自社で施工しているわけではありません。中には、依頼したい人と鍵業者を仲介している業者も存在します。
このモデルのメリットは、以下の点です。
- 信頼できる業者に依頼できる
- 依頼までの流れがスムーズ
仲介業者は審査基準を通った業者と提携しているケースが多いため、質の高い鍵業者に依頼できる可能性も高いです。
また、24時間対応のコールセンターで受付できるなど、依頼までの流れもスムーズな傾向があります。
一方、デメリットとしては以下の点が挙げられます。
- 料金が高くなる傾向がある
仲介業者を通している分、鍵業者側には手数料がかかります。そのため、作業費用自体は高くなる傾向にありますよ。
2.電話相談・見積り時に確認すべきこと
ホームページで依頼する業者の候補を選べたら、次は電話にて問い合わせてみましょう。
業者の多くが電話での無料相談・見積りに対応してくれます。
電話対応が丁寧か
業者に電話で連絡した際、受付をしてくれたスタッフの対応で、業者の大まかな質を判断できます。
丁寧な言葉遣いで真摯に対応してくれる業者なら、ある程度信頼できると考えられます。優良な業者は、現場で作業する職人だけでなく受付スタッフへの教育も徹底しているからです。
電話対応の丁寧さを判断する1つの基準として、「どのくらいヒアリングしてくれるか」も確認するとより安心です。
例えば賃貸マンションの場合、鍵も管理会社・大家さんの所有物になるため、作業をする際に承諾が必要です。
承諾の有無を確認せずに訪問した場合、後々トラブルが起きる可能性もあります。承諾したかどうかをヒアリングしてくれるかも確認しましょう。
見積り内容
電話での見積りでは、どの程度まで教えてくれるかを確認しましょう。例えば、「料金は〇〇円です」と断定してくる業者には注意しましょう。
見積り予想はあくまで予想です。プロのスタッフでも現場を見ない限り、細かいところまでは分かりません。電話で話しただけで料金を決めてくる業者は、最初から決められている作業しかしないつもりなのかもしれません。
また、安めの最低料金しか提示されない業者は注意しましょう。これは悪質な業者の常套手段で、現地で依頼をした途端に料金が跳ね上がります。
見積り金額のことを言っても、「見積りは最低料金だから最大では数万かかる」などと、追加費用を請求するケースもありますよ。
料金相場を把握するには、複数の業者から見積りを取る「相見積り」が効果的です。ぼったくりなどの被害も防げるため、「相見積りをしたい」と伝えるのがオススメです。
3.作業前に確認すべきこと
電話で作業を依頼、または現地での見積りを依頼したら、接客対応を確認しましょう。
もしこの時点で「怪しい」と感じたのであれば、キャンセルしましょう。ただし、料金システム次第では出張料を請求される可能性もあります。注意してください。
駆けつけたスタッフが少人数か
鍵の作業は1人でも可能です。「作業内容が複雑」や「新人の研修」などの場合でも、2人以上のスタッフが来る場合はあまりありません。
「キャンセルしにくくする」「人件費分を多く請求する」といった可能性もあるので、作業に対してあまりにスタッフの人数が多くないかは確認しましょう。
自己紹介をしてくれるか
信頼できる業者であれば、ネームプレートや名刺などで自己紹介をしてくれます。
挨拶の有無に加え、会社名や資格などが記載されているかも確認できるとなお安心です。
作業前に見積りを取ってくれるか
すでに解説しましたが、見積りは業者の信頼度を測るために有効です。
見積りをせずに作業を開始されてしまうと、高額な金額を請求される可能性もあります。作業を始めようとしているのであれば、必ず見積りを出してもらうようにしましょう。
【相場は1万円~】鍵業者に依頼したときの費用相場
鍵トラブルにもさまざまなものがあり、それによって対応が異なります。
前もって相場を知っておくと、ぼったくり被害を防げるだけでなく、費用の節約にもつながりますよ。
- 鍵開け:鍵を無くしてしまった場合
- 鍵交換:防犯性の高い鍵に交換する場合
- 合鍵作成:合鍵を作りたい場合
- 鍵修理:鍵が折れた場合
4つのパターンを例に紹介すると以下の通りです。
対応 | 費用相場 |
---|---|
鍵開け | 10,000円程度 |
鍵交換 | 10,000円程度 |
合鍵作成 | 10,000円程度 |
鍵修理 | 9,000円程度 |
上記はあくまで相場なので、対応内容によっては高額になる場合もあります。
ぼったくりを防ぐためにも、高額になるケースも把握しておきましょう。
- 防犯性の高い鍵の作業(ディンプルキー、イモビライザーキーなど)
- 店舗から遠く出張費が高額になる
- 早朝・深夜に依頼し特別料金がかかる
性能が高い鍵の作業以外は、料金体系やオプションにより費用が上がるケースが多いです。
業者によって内容は異なるため、対応料金以外にどのような費用がかかるのかは事前に確認しておくのがオススメです。
また、それぞれの作業における費用感について細かく紹介している記事もあるので、併せてご覧ください。
実績豊富で信頼が持てるオススメ鍵業者2選!
ここまで、鍵業者の選び方を紹介してきました。自分に合った&信頼できる業者を選ぶには注意すべき点が多くあります。
「信頼できる業者をすぐに知りたい」という人もいるでしょう。そこでここでは、信頼できるオススメ鍵業者を2社紹介しますね。
カギ110番
出典:カギ110番
カギ110番は日本全国に加盟店があり、エリア内のスタッフが最速5分で駆けつけます。深夜・早朝でも駆けつけてくれるのはうれしいですよね。
また、玄関の鍵トラブルはもちろんのこと、車の鍵開けから金庫の開錠まで、他の鍵業者では対応できない鍵もOK!
事前に見積をしてくれるのに加え、出張費+作業費+部材のコミコミ価格なので安心です。カギ110番は口コミ・評判もよく、安心して任せられるオススメの鍵業者と言えます。
オススメポイント
ここでは、カギ110番の主なポイントを3つ紹介します。
- 低料金で安心!キャンセル料0円
- 1日の相談実績 約450件以上
- お客様満足度98%
最短5分で駆けつけてくれる上、鍵のプロが幅広い鍵トラブルに対処してくれるので、実績と信頼のある鍵業者と言えます。
低料金かつ見積り以上の金額はかからないので、初めて依頼する方でも安心ですよ。
料金一例
- 玄関の鍵交換 12,100円~
- 鍵開け 8,800円~
- 鍵作成 11,000円~
- 鍵修理 8,800円~
サービスについて詳しく知りたい方、お問い合わせフォームから無料相談したい方はカギ110番相談窓口からどうぞ。
カギ110番の口コミや評判についてまとめている記事もあるので、併せてご覧ください。
鍵の救急サポートセンター
出典:鍵の救急サポートセンター
年中無休の頼れる鍵交換業者「鍵の救急サポートセンター」。確かな技術でお客様満足度96.8%という実績を誇ります。
防犯などの専門知識を持つ「防犯設備士」が多く在籍しており、防犯に関する相談にも乗ってくれます。
電話相談や現地見積りを無料で対応してくれるため、業者に依頼するのが初めてといった方にオススメ。
「鍵の救急サポートセンター」3つのオススメポイント
ここでは、鍵の救急サポートセンターの主なポイントを3つ紹介します。
- 年中無休の営業
- 防犯設備士が多く在籍
- 電話での相談、出張費、現地見積り、キャンセル料が無料
鍵の救急サポートセンターは、年中無休で営業しています。電話で相談すれば直ぐに駆けつけてくれるのはうれしいですね。
電話相談、出張費、現地見積り、キャンセル料が無料なので、まずは電話や現地で専門家に相談することをオススメします。
料金一例
- 鍵開け:8,800円~
- 鍵交換:11,000円~
- 鍵修理:8,800円~
- 鍵作成:16,500円~
サービスについて詳しく知りたい方、お問い合わせフォームから無料相談したい方は鍵の救急サポートセンターからどうぞ。
実際に利用した人の意見を参考にしたいという方は、鍵の救急サポートセンターの評判・口コミも参考にしてくださいね。
業者とのトラブルに遭った場合はどうする?
もし「高額な費用を請求された」といった場合、重要なのは以下の2点です。
- 落ち着いて対応する
- 交換前の鍵や領収書を保管しておく
まず重要なのは、落ち着いて対応することです。過度に抗議すると身に危険が及ぶ可能性もないとは言い切れません。
心配な場合は、信用できる人にも立ち会ってもらえると安全です。もし少しでも危ないと感じたならば、警察を呼んでください。
費用は後日に支払う意思を示して、支払いを断りましょう。もし支払ってしまったとしても、場合によってはクーリングオフが適用できるかもしれません。
念のため、交換前の鍵や領収書を保管しておき、国民生活センターに相談しましょう。
出典:国民生活センター
まとめ
鍵業者の選び方に失敗してしまうと、相場よりもはるかに高い料金を請求され損をしてしまう恐れがあります。
「作業してもらっても直らない」といった可能性もあるため、業者は正しく選ばなくてはなりません。
今後鍵業者を選ぶことがあるときは、ここで紹介した内容を踏まえて選びましょう。時間に余裕がある場合は相見積りをするのがオススメですよ。
信頼できるオススメ業者を一部紹介しましたが、他にも数多くの優良業者は存在します。対応内容ごとにオススメの業者も紹介しているので、併せて参考にしてくださいね。